大阪のまちづくりぶろぐ

大阪でまちづくり活動をおこなっているみなさんの情報発信や交流を行うためのブログです。

港区築港エリアを歩いてきました!(2)~都市景観資源探訪その8~

2012年08月28日 | 都市景観資源
 前回に引き続き港区築港エリアを紹介します。

○天満屋ビル
 地下鉄の中央線をコスモスクエア方面へ乗っているとトンネルに入る前に見えるレトロな外観のビルです。1936(昭和11)年に建築されたビルで、アールを強調した外観と丸窓やスクラッチタイルを用いたデザインが印象的です。現在は飲食店等で利用されてます。入口に大きな段差があるのは1950(昭和25)年に周辺道路が嵩上げされたためです。そのため、1階部分が半地下となり、ビルの入口が2階になってしまったという歴史があります。また、隣接する商船三井ビルも軒線などの水平ラインや外壁タイルの色などが良い感じに調和しています。建物全体の写真を撮るポイントがないのが残念ですが、是非とも後世に残したい建物です。

(天満屋ビル/右に見えるのが商船三井ビル)

(天満屋ビル/見上げ)


○天保山渡船場
 
天保山公園(山頂付近)に渡船場はあります。船に乗ると安治川を渡り、桜島(USJ)方面へ行けます。通常は1時間に2便、ピーク時は4便往復しており、料金は無料です。
 私の乗船したときは、近所に住んでいると思われる普段着姿の乗客を中心に自転車に乗って往来していました。船からは近くの観覧車や天保山の観光施設、弁天町のタワーはもちろん、遠くに梅田・中之島のビル群が見えます。暑い日でしたが、海風が大変気持よく感じられました。

(天保山渡船場)

(渡船中)

(船からの景色/遠くに梅田・中之島のビル群)

(桜島側の渡船場)

○おわりに
 
港区のベイエリアと言えば天保山の海遊館や観覧車が有名ですが、周辺には今回紹介した場所のほかにもさまざまな探訪スポットが隠れていると思います。天保山に来た際には、いつもより少し足を延ばし、まちあるきを通じて新しい魅力探しに挑戦してみてはいかがでしょうか?


○今回紹介した都市景観資源
所在地
・天満屋ビル
大阪市港区海岸通1丁目5番28号

地 図

(※)都市景観資源について
大阪市では景観的に優れた、新しい建物や歴史的建造物、橋や樹木等を「都市景観資源」として登録しており、現在、162件が登録されています。「大阪のまちづくりぶろぐ」では「都市景観資源」を取り上げ、大阪の魅力を紹介していきます。詳しくはHPをご覧ください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。