大阪のまちづくりぶろぐ

大阪でまちづくり活動をおこなっているみなさんの情報発信や交流を行うためのブログです。

『水都大阪フェス2011』が開催されています

2011年10月28日 | イベント
『水都大阪フェス2011』が開催されています。

10月22日(土)~10月30日(日)のチャレンジウィーク期間中、中之島公園や水の回廊の船着場を中心としたまちなかで、水辺のまちあそびをテーマにさまざまなプログラムが行われています。

参加者のみなさんが、水辺をどんな風に楽しんでいるのか気になったので、中之島公園の様子を見に行ってきました。

大噴水のある剣先公園では、「OSAKA BOARD GAME PARK」というプログラムが行なわれていました。これは、公園内のベンチや地面をゲームボードに模したチェック柄にして、オセロや将棋などのボードゲームを自由に楽しむことが出来るというアート作品です。

天神橋の上から眺めると、剣先公園のいろんなところがチェックになっているのが、良くわかります。

樹木の足元に敷き詰められた玉石もチェック状になっています。

レジャーシートに座って水辺でオセロや将棋ができます。

落書きもできるので、子どもたちが夢中で楽しんでいました。

芝生広場へ行くと大勢の人で賑わっており、親子で遊ぶ姿もたくさん見られました。

遊歩道沿いに設けられた多くのパラソルも賑わいづくりに一役買っていました。近くには大阪の料理やドリンクを提供する水辺食堂街と名付けられた屋台ブースも設けられており、飲み物や食べ物を手にしながら、パラソルや木の陰で思い思いにくつろぐ姿を見ることができました。

近くには、蒸気機関車をモチーフにした「銀河鉄道たちばな」というアートも展示されていました。乗って遊ぶことができるので、近くの幼稚園の子どもたちが、順番待ちをしていました。

バラ園ゾーンに入ると金魚の水槽になっている電話ボックスがありました!これは日本の伝統として培われてきた金魚の美を体感することを目的にした「テレ金」というアートです。

金魚が泳いでいる向こう側に電話機が見えます。見たことがない不思議な光景を一目見ようと周囲には人だかりができていました。

ちなみに、水の入れ替えといったメンテナンスも定期的に行われているようで、金魚のこともしっかり考えられたアートでした。

バラ園ゾーンにはおなじみの「ラバーダック」もいました。相変わらずの人気ぶりで、周囲には常に人だかりができていました。また、グッズ売り場にも行列ができていました。

バラの中から顔を覗かせる「ラバーダック」。これもまた不思議な光景ですが、なんだか癒されます。

近くには「ラバーダック」カーもありました。

バラ園の近くには特設船着場が設けられています。1時間ごとに「バラ園リバークルーズ」が実施されていて、船上からバラ園や大阪城を楽しむことができます。(有料プログラムです)

中央公会堂前ゾーンでも世界のビールで収穫祭をテーマとした飲食・物販ブースが出店しており、賑わいをみせていました。

この日は、天気が良かったこともあって、平日の昼間にもかかわらず、多くの人が中之島公園を訪れており、平素にはない賑わいを見せているのが印象的でした。みなさん、思い思いに大阪の水辺を楽しんでおられるように感じました。水都大阪フェス2011のプログラムがきっかけとなり、大阪に豊かな水辺の空間があることを知ってもらえればいいなと思います。

ここで紹介したプログラムは、チャレンジウィーク期間内であれば中之島公園で体験出来るものばかりです。この週末も様々なプログラムが実施される予定ですので、「水都大阪フェス2011のホームページ」で情報をチェックして、大阪の魅力の一つである豊かな水辺の空間へと足を運んでみてはいかがでしょうか?

なお、子どもたちに大人気のおもちゃの交換と防災体験プログラム等を組み合わせた「水辺でかえっこバザール」や色とりどりの紙袋とろうそくを使って幻想的な水辺の風景をつくりだす「水都大阪 灯明2011」、大阪の“うまい”を船ではしごする「大阪水辺バル」など、この記事を更新している10月28日(金)時点で終了しているプログラムもあります。これらの詳細は「水都大阪フェス2011 REPORTER BLOG」で紹介されていますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)受賞作品を見に行きました!

2011年10月25日 | その他
先日、このブログでもご案内した通り、2011年10月27日(木)に、御堂筋odona2Fにある、まちづくりの情報発信施設「アイ・スポット」において、平成22年度の第30回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)講演会が開催されます。

受賞作品は次の8作品です。
・認定こども園 あけぼの学園(大阪府知事賞)※
・日本生命 新南館(大阪市長賞)※
・永元寺蕪坐離庵(大阪府建築士会長賞)※
・四天王寺学園小学校・四天王寺大学藤井寺駅前キャンパス(緑化賞)※
・安中新田会所跡旧植田家住宅(特別賞)※
・逸翁美術館(奨励賞)
・エスリードビル本町(奨励賞)
・ろうきん肥後橋ビル(奨励賞)
・土佐堀ダイビル(奨励賞)

講演会ではこのうち※印のある5作品について、設計者による講演が行われます。

講演会に先立って、受賞作品を見学してきました。建築に興味はあるけれど講演会はちょっと敷居が高い?とお考えの方に、興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。

・認定こども園 あけぼの学園(大阪府知事賞)
設計者:竹原義二/無有建築工房
施工者:村本建設株式会社



古木の門扉と両側に配された大きな木が印象的なエントランスを抜けると、ロッジ風の建物や遊具が迎えてくれます。あけぼの学園はマンションが建ち並ぶ街中にありますが、その奥に続く木々に溢れた空間は、まるで鎮守の森の様で、どこか懐かしい感じがします。園児にとっては森の中にいるように感じられ、安心して遊ぶことができるのではないでしょうか。園内には畑もあり、夏に訪れた時には園児が育てているのか朝顔が育っていました。

・日本生命 新南館(大阪市長賞)
設計者:株式会社日建設計
施工者:株式会社大林組・株式会社鴻池組・株式会社藤木工務店共同企業体


丸みを帯びた白い花崗岩の外壁が美しく、近接する日本生命本館の建物と統一感があり、周囲の建物にも馴染んでいます。側面は重厚で貫禄すら感じられますが、エントランス側はルーバー上の外壁材が軽やかに感じられました。全体的に統一感がある中にも、壁面ごとの表情の違いがまちなみに心地よい変化やリズムを与えているように感じられました。また、ビルの周囲に植えられた木々の緑が、外壁の白色を際立たせているのが印象的でした。

・四天王寺学園小学校・四天王寺大学藤井寺駅前キャンパス(緑化賞)
設計者:株式会社高松伸建築設計事務所
施工者:鹿島建設株式会社


藤井寺球場跡地に建つ四天王寺学園は、コンクリートのグレー、レンガの茶色を基調にして、白、黄色、赤など鮮明な色をアクセントにしたモダンな印象の建物です。建物を取り囲むように芝生や農園が設けられているため、視覚的には開放されているのですが、外部とは別空間が作り出されているように感じられました。ここに子ども達が動き回ることで、様々な色が加わり、生き生きとした空間になるのだろうと感じました。

・安中新田会所跡旧植田家住宅(特別賞)
設計者:株式会社内藤建築事務所
施工者:株式会社乾工務所



旧植田家住宅はJR八尾駅からほど近く、離れて建物の全景を写せる場所がないほど、狭い生活道路に囲まれた街中にあります。渋川神社が近接していることもあり、建物も街にしっくりと馴染んでいます。建物は博物館として公開されているので、内部を見ることもできます。昔ながらの間取りの室内空間には、昔の生活用品が展示されているほか、ギャラリーも設けられており、様々な企画展が開催されています。

・逸翁美術館(奨励賞)
設計者:株式会社竹中工務店
施工者:株式会社竹中工務店



逸翁美術館は、上り坂が続く閑静な住宅街の一角にあり、周囲の落ち着いた雰囲気に溶け込みながらも、端正なたたずまいが目を惹く建物でした。正面にはカフェの大きな窓があり、美術館の内と外の両方を楽しむことができる空間になっていました。街の風景と調和した居心地の良い美術館だと感じました。

・エスリードビル本町(奨励賞)
設計者:株式会社竹中工務店
施工者:株式会社竹中工務店


建物の正面側は、自然採光と熱負荷を抑える自然通風機能を備えているそうです。ランダムに見えるルーバーと窓の配置、コンクリート打ちっ放しの壁など、機能面から求められているものがデザインにも活かされており、外観のアクセントとなって、まちなみに心地よい変化を与えているように感じました。

・ろうきん肥後橋ビル(奨励賞)
設計者:株式会社日建設計
施工者:株式会社錢高組


側面が印象的な建物です。細い柱が何本も並び、その柱と窓ガラスとの間にはクロスのスチール材が見え隠れしており、見る角度によって異なる表情が楽しめました。ダブルスキンとラチスウォールという、省エネと耐震のために用いられた建築手法が、建物としての意匠にも活かされているところがおもしろいと思いました。夜にライトアップされる様子も綺麗です。

・土佐堀ダイビル(奨励賞)
設計者:株式会社日建設計
施工者:株式会社竹中工務店・株式会社大林組・株式会社鴻池組共同企業体


資料には「深い緑」色とありますが、グレーにもベージュにも見えるモザイクの外壁の美しさが印象的です。この外壁材の一部は、中之島ダイビル建築の際に発生した外装材の端材をリサイクルしたものだそうです。エントランスホールにも外壁と同様の石が使われており、吹きぬけの空間や開口部から見ることができる外部の木々や緑と相まって、落ち着いた空間となっています。

なお、大阪府建築士会長賞を受賞した、堺市美原区にある永元寺蕪坐離庵は、残念ながら今回は見学することができませんでした。

資料を読むだけでなく、まちなみの中にある建物を実際に見ることで、機能的なことだけでなく、まちなみに対しても様々な配慮がなされていることに気が付きました。日頃は個々の建物に注目することはありませんでしたが、いろいろな発見があり楽しいと思いました。みなさんも身近なものでもいいので、建物やまちなみに注目してまちを歩いてみてはいかがでしょうか?

建物を見るにも、どの様に見ればいいのかわからないという方もおられると思いますが、大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)講演会に参加し、設計者のお話を聞くことにより、建物を見るときのヒントが得られるのではないかと思います。ご興味のある方は、講演会に是非参加して下さい。


御堂筋Talkin’About inアイ・スポット「スポーツによる地域活性化」の御案内

2011年10月24日 | 御堂筋Talkin'About
2011年10月26日(水)に、御堂筋odonaの2階にあるまちづくりの情報発信施設「アイ・スポット」において、御堂筋Talkin’About inアイ・スポット「スポーツによる地域活性化」が開催されます。

御堂筋Talkin’Aboutとは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集まり語り合う“サロン”です。

2011年9月26日(月)には「大阪のモノづくり」をテーマに開催されています。その時の様子はこのブログでも紹介しています。詳しくは下記のページをご覧ください。

御堂筋Talkin’About inアイ・スポット「大阪のモノづくり」レポート

今回のテーマは「スポーツによる地域活性化」です。

御堂筋界隈の企業では、かつて野球・陸上・ラグビーなどで一線を張っていた往年の名プレーヤーが数多く働いておられます。彼らアスリートが現場で培ってきた精神力、チームワーク、コミュニケーション能力、人を育てる能力は、企業の中だけでなく、地域の活性化にも活かされる資源ではないでしょうか?今回のサロンでは、こうした視点から、スポーツによる地域活性化の可能性について考えます。

この場での交流がきっかけとなって、新しいネットワークやアイディアが生まれるかもしれません。ご興味のある方は是非アイ・スポットに足を運んで下さい。

概要は下記の通りです。

日 時:2011年10月26日(水)午後7時~午後9時

会 場:アイ・スポット(大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona 2階)
    ↓場所は下記をご覧ください。
    http://www.city.osaka.lg.jp/keikakuchosei/page/0000018184.html
話題提供:石井 智(大阪ガス)

ナビゲーター:生駒 伸夫(生駒ビルヂングオーナー)
       小川 清(平岡珈琲店店主)
       山納 洋(大阪ガス)

参加費は無料です。事前に申し込みの必要はありませんが、定員は30名です。(先着順)受付は当日の午後6時30分からになります。

都島区、鶴見区、住之江区、平野区で「都市景観資源」の募集されています

2011年10月21日 | お知らせ
都島区、鶴見区、住之江区、平野区において、平成23年8月15日(月)から10月31日(月)まで、各区のわがまち自慢の都市景観を募集しています。

大阪市では、市民のみなさんが日頃良いと感じておられる魅力的な建築物や橋梁、樹木といった都市景観のうち、ご応募のあったものの中から、広く親しまれ、景観的に地域のシンボルやランドマークとして認められるものなどを「都市景観資源」として登録しています。

対象となるものは、建築物および建築物群や工作物(橋梁などの土木構造物を含む)から、公共施設(道路、公園、河川他)、樹木、モニュメントで、誰もが日常的に見ることができるものに限ります。

今回は、都島区、鶴見区、住之江区、平野区で募集が行われており、市民のみなさまからご応募のあった都市景観について、大阪市都市景観委員会にて審査を行い、来年秋ごろに「都市景観資源」としての登録される予定です。

応募方法等の詳細については、大阪市の都市景観資源募集のホームページをご覧ください。

募集の締め切りは10月31日と迫っておりますが、各区に住んでおられる方だけでなく、どなたでも応募が可能ですので、お気に入りの景観がある方は、ぜひこの機会にご紹介いただけたらと思います。

CITEトークセッション2011第2回「エンタテインメントの歴史と現在」レポート

2011年10月18日 | CITEトークセッション2011
2011年9月27日(火)に開催されたCITEトークセッション2011「エンタテインメントの歴史と現在」に参加しました。

今年度は5回シリーズで開催され、その第2回目となる今回は、大阪樟蔭女子大学学芸学部国文学科教授、雑誌『上方芸能』編集代表の森西真弓氏がゲストスピーカーとして登場され、「エンタテインメントの歴史と現在」をテーマとした講演をされました。

(会場の様子)

森西教授は、放送や出版など幅広いメディアを通じて伝統芸能への案内役を務めておられ、著書には『上方芸能への招待』などがあります。また、文化庁文化審議会委員などを歴任されるとともに、1993年には「咲くやこの花賞」を受賞されています。

(今回のゲストスピーカー:森西教授)

伝統芸能とはなにかという解説にはじまり、大阪との関わりや現状と課題についてまで及んだ森西教授のお話は、次のようなものでした。(以下はお話の要約です)

・伝統芸能とは?
大阪において伝統芸能と呼ばれているものには、「能楽」、「歌舞伎」、「文楽」、「地歌・上方舞」などがある。現在は伝統芸能と呼ばれているこれらのものも、生まれた時点ではそう呼ばれてはいなかった。

「能楽」は室町時代に生まれ、江戸時代までは現在でいう公務員にあたる人たちが従事していた芸能であったが、明治維新により大名につかえていた家元に当たる人たちが、いわばリストラされたことにより凋落していった。その後、家元に近い人たちが復興に向けて動き出すとともに、海外視察でオペラなどの文化サロンを体験した当時の知識層(元大名など)が、能楽による文化サロンをつくったことをきっかけに復興した。

「歌舞伎」や「文楽」などは江戸時代に生まれたが、自ら興行を行っていたため、明治維新の影響を受けることなく興行を続けることができた。しかし、主に時事を題材にした演劇を見せる新派と呼ばれる劇団が大阪で旗揚げし、人気を奪われたことなどから衰退が始まった。歌舞伎は新派の演目を取り入れるなどの取り組みを行うが、人気の回復に失敗し、明治40年頃以降は伝統を意識して純化していくことになる。

このように「能楽」は貴族的芸能であり、「歌舞伎」、「文楽」、「地歌・上方舞」、は庶民の芸能であった。明治以降に新たな芸能が生まれたことなどにより衰退したものの、その後に復興を遂げたことから、昭和20年頃以降に文化として認識されるようになり、伝統芸能と呼ばれるようになった。

・大阪のまち・人との関わり
「能楽」については、豊臣秀吉が自分を主人公にした演目をつくらせている。豊臣家の没落後は上演されることもなくなったが、いくつかは再上演されている。また、大阪市内には能楽堂がいくつもある。

「歌舞伎」は、江戸幕府の始まった西暦1603年に京都で生まれたが、元禄(1688年)以降は大阪で盛んになり、道頓堀に歌舞伎座が5つあった。なお、歌舞伎で舞台転換のために使われる回り舞台は、大阪で発明されたもの。

「文楽」は約400年前に大阪で生まれ、大阪で育った芸能。道頓堀に当時の文楽を代表する竹本座があったほか、3大名作と呼ばれる『菅原伝授手習鑑』、『義経千本桜』、『仮名手本忠臣蔵』といった演目も大阪で生まれた。

「地歌・上方舞」は遊郭を中心に流行し、大阪の町人文化を代表する芸能であった。町人の娘は三味線や踊りを習ったりしていた。

このように、伝統芸能と大阪のまちや人との関わりは深く、まちおこしに活用できるのではないかと思う。

・近代化の影響、現状と課題
大正時代は、芸能の曲がり角とも呼べる時期であった。工業化が進み人々忙しくなるとともに、機械化が進んで映画、レコード、ラジオなどが登場したことから、かつて空間と時間を共有するものであった芸能は、家で楽しめるものへと変わって行った。このような流れに影響を受けて、文楽などの伝統芸能は衰退し、これに従事する人も少なくなるなど、産業として成り立たなくなってしまった。

現在の大阪では、伝統芸能を守るために民間の人が立ち上がり、様々な取り組みが行われている。大阪市中央区にある山本能楽堂では、毎月第1・第3土曜日に「上方伝統芸能ナイト」という伝統芸能になじみのない初心者でも気軽に楽しめるようなイベントを開催しているほか、文楽応援団という民間のボランティアグループにより、大阪市中央区にある国立文楽劇場での演目解説などが行われている。

芸能はライブで見ると良い。定期的な上演ができるようになると従事する人も増えるので、伝統芸能を守ることになる。伝統芸能にふれる機会は、増えているので是非活用して欲しい。

伝統芸能にふれるとなると、理解しなくてはという思いにとらわれて難しく考える人もいるが、歌舞伎役者の所作のカッコ良さや衣装の色彩の美しさといった視覚的な良さを感じることから始めても良いのでは?
物語を理解したくなれば、解説本や劇場でのイヤホンガイドなどの助けを借りることもできる。楽しみ方も様々なので、良いと思うところを見つけて、気軽に体験して欲しい。

森西教授のお話から、現在において伝統芸能と言われているものは、大阪にかかわりの深い魅力の一つであり、かつては娯楽として観覧したり、習ったりしていたエンタテインメントであることが良くわかりました。また、せっかくの魅力を活かすためにも、伝統芸能に向き合う際には肩の力を少し抜いて、自分なりに楽しむことが大切なのではと感じました。

伝統芸能にご興味のある方は、山本文楽堂や上方芸能ナイト、国立文楽劇場、文楽応援団のホームページをご覧の上、是非とも劇場に足を運んでみて下さい。



第3回CITEトークセッション2011「大阪とエンタテインメント」は、ゲストスピーカーに同志社女子大学教授の影山貴彦氏をお迎えして、10月24日(月)に開催されます。テーマは「大阪のメディアエンタテインメント」です。
放送の現場で豊富な経験を積んだ後、大学教員としてメディア研究に携わるゲストスピーカーに、大阪のメディアエンタテインメントの特色や歴史を聞きます。同時に、まちづくりとは切っても切れない情報発信の側面から、在阪メディアの元気のなさや大阪イメージの偏りなどの課題を指摘してもらい、その中で今後、メディアエンタテインメントが目ざすべき方向性などについて共に考えます。

ご興味のある方は是非ご参加ください。

なお、参加費は無料ですが、事前にお申し込みが必要となりますのでお気を付けください。(定員は30名・先着順)
みなさまのお申し込みをお待ちしています。


CITEトークセッション「大阪とエンタテインメント」
◆第3回(5回シリーズ)◆



日時:平成23年10月24日(月) 18:30~20:30
会場:i-spot<淀屋橋odona>
ゲストスピーカー:影山貴彦氏(同志社女子大学教授)
テーマ:「大阪のメディアエンタテインメント」
主催:CITEさろん/(財)大阪市都市工学情報センター共催
参加費:入場無料
定員:30名(要事前申込み・先着順)
参加者ならびに連絡先(電話またはメールアドレス)を明記の上、メール、電話、FAXのいずれかで下記までお申し込みください。
(Mail)cite-salon@osakacity.or.jp、(Tel)06-6949-1911、(Fax)06-6949-1925
詳細:「CITEトークセッション2011 第3回のお知らせ」