「環境にやさしい交通をすすめるプロジェクトみなと」では港区の小学校5年生を対象にフードマイレージを扱った「買い物ゲーム」を行ってます。
フードマイレージとは食べ物が生産地から消費される食卓まで輸送される際の環境負荷のことで、「距離×重さ」で表されます。「買い物ゲーム」を通じて、お店で売られている食材は産地からの距離に応じて環境負荷がかかっていること、また、買い物に行く際も交通手段によっては多くのCO2を排出していることを学び、日常生活と環境問題の関係について考える機会としています。
(授業の様子)
授業は次の様な手順で進行します。
はじめに5~6人の6つのグループに分かれ、
・夕食の献立を考え、予め用意された食材カードの中から使用する食材を選びます。
・必要な食材をどのお店に、どのような交通手段で行くかを決めます。
(食材選びの様子1)
(食材選びの様子2)
その後、食材ごとに設定されたフードマイレージの大きさにもとづいて、購入した食材が食卓に運ばれてくるまでに排出されるCO2量を計算するとともに、買い物の際の移動によるCO2排出量と合わせて、各グループの買い物によるCO2排出量を計算します。
そして、グループごとのCO2排出量を発表し合ったあと、他のグループとの違いを比べながら、自分たちのグループの買い物がどうだったのかについて話し合いを行います。
(発表の様子)
子どもたちの話し合いと発表を通じて、
・買い物に行く時には自家用車を使うのではなく、バスや電車などの公共交通機関を利用したり、近くなら徒歩や自転車を使ったりすることでCO2排出量を減らすことができる。
・産地が近い食材を選ぶことでフードマイレージを減らすことができる。
ことなどに気付いたようでした。
「フードマイレージを扱った買い物ゲーム」は平成20年度よりはじまり、毎年1~2校で実施してきました。学習後に行ったアンケートでは参加した先生・子どもたちから高い評価を得ており、家族や周囲の大人への波及効果も期待できる内容となっていることから、今年度は港区内の全小学校へ呼びかけを行い、7校で実施することとなりました。
このような取り組みは継続して実施することが大切ですが、「フードマイレージ」や「買い物ゲーム」についてはまだ経験のある先生の数が少なく、プロジェクトメンバーが中心となって授業を行っているため、現在のところは部分的な取り組みにとどまっています。
今後は、できるだけ多くの小学校で取り組んでいただけるように働きかけを行うとともに、授業の実施を通じてその担い手を増やしていくことで、この取り組みが広がっていくことを目指して、「環境にやさしい交通をすすめるプロジェクトみなと」では活動を続けていきたいと思います。
なお、買い物ゲームの詳細については、過去に紹介しているので、詳細については下記をご覧ください。
フードマイレージを学ぶための買い物ゲームの紹介
フードマイレージとは食べ物が生産地から消費される食卓まで輸送される際の環境負荷のことで、「距離×重さ」で表されます。「買い物ゲーム」を通じて、お店で売られている食材は産地からの距離に応じて環境負荷がかかっていること、また、買い物に行く際も交通手段によっては多くのCO2を排出していることを学び、日常生活と環境問題の関係について考える機会としています。
(授業の様子)
授業は次の様な手順で進行します。
はじめに5~6人の6つのグループに分かれ、
・夕食の献立を考え、予め用意された食材カードの中から使用する食材を選びます。
・必要な食材をどのお店に、どのような交通手段で行くかを決めます。
(食材選びの様子1)
(食材選びの様子2)
その後、食材ごとに設定されたフードマイレージの大きさにもとづいて、購入した食材が食卓に運ばれてくるまでに排出されるCO2量を計算するとともに、買い物の際の移動によるCO2排出量と合わせて、各グループの買い物によるCO2排出量を計算します。
そして、グループごとのCO2排出量を発表し合ったあと、他のグループとの違いを比べながら、自分たちのグループの買い物がどうだったのかについて話し合いを行います。
(発表の様子)
子どもたちの話し合いと発表を通じて、
・買い物に行く時には自家用車を使うのではなく、バスや電車などの公共交通機関を利用したり、近くなら徒歩や自転車を使ったりすることでCO2排出量を減らすことができる。
・産地が近い食材を選ぶことでフードマイレージを減らすことができる。
ことなどに気付いたようでした。
「フードマイレージを扱った買い物ゲーム」は平成20年度よりはじまり、毎年1~2校で実施してきました。学習後に行ったアンケートでは参加した先生・子どもたちから高い評価を得ており、家族や周囲の大人への波及効果も期待できる内容となっていることから、今年度は港区内の全小学校へ呼びかけを行い、7校で実施することとなりました。
このような取り組みは継続して実施することが大切ですが、「フードマイレージ」や「買い物ゲーム」についてはまだ経験のある先生の数が少なく、プロジェクトメンバーが中心となって授業を行っているため、現在のところは部分的な取り組みにとどまっています。
今後は、できるだけ多くの小学校で取り組んでいただけるように働きかけを行うとともに、授業の実施を通じてその担い手を増やしていくことで、この取り組みが広がっていくことを目指して、「環境にやさしい交通をすすめるプロジェクトみなと」では活動を続けていきたいと思います。
なお、買い物ゲームの詳細については、過去に紹介しているので、詳細については下記をご覧ください。
フードマイレージを学ぶための買い物ゲームの紹介