横浜中華街の中でも、とくに人気の路地がある。それは香港路。テレビや雑誌に登場する有名店が並んでいるので、平日でも多くのお客さんで賑わっている。 そんな中華な路地に、和風のお店が2軒ある。一つはとんかつの「つね勝」。ここの揚げ物は、ほんとうにウマイ。いい素材を使っているんだろうね。たまに、煮魚などで「ん?」というのもあるが、フライに関しては、ほとんどハズレがない。 ご主人は、旨いものを旨く出すことにこだわっているようだし、奥方はいかにも定食屋のおばさんといった雰囲気で、いい感じなのである。 そして、もう一軒が甘味処の「ひな」。クリームあんみつ、安倍川もち、トコロテン、白玉ぜんざいなどがショーケースを飾っている。 なかに中華まんと烏龍茶のセットがあるのは、ご愛嬌かもね。 もちろん店内の装飾類は、こんな和風のものがいっぱい。これで畳敷きだったら、ここは鎌倉かと錯覚するほどである。 ただ、鎌倉と違うのは、ほとんどお客さんが入っていないことだろう。古都というシチュエーションなら、確実に満杯となるはずなのだが、ここは横浜中華街のド真ん中。来街者の大半は中華料理を食べにきているお客さんだ。 でも、なかには常連さんや、ここを目指してくる方もいる。 私も、時々ここで静かな時間を過ごさせていただいているお客の一人だ。 今日は、懐かしい“豆かん”を注文。ついでにビール。 お通しの柿ピーを食べながら飲んでいるうちに、注文の品が来た。 黒蜜もタップリ付いている。嬉しいねぇ。 窓の外は香港路の喧騒。だが、店内にはまったく外の音が聞こえてこない。静か~だ。 春節で騒々しいこの時期、中華街のド真ん中でこんなに豊かな時間が過ごせるなんて、素晴らしい! ところで、この甘味処は雛形ビルの1階隅にあるのだが、1,2階の大半は「順海閣新館」が占めている。その「順海閣新館」が最近、どうもヘンなのである。 「ひな」のおばさんに、そのへんの事情を聞いてみた。 「順海閣」には本館・別館・新館とあるのだが、どうやら新館が閉店となるようだ。だからバイキングが本館に移転していたのか。 これからは本館・別館でやっていくのだろう。崎陽軒にシウマイの製法を伝授したという老舗の「順海閣」。縮小しても頑張ってほしいものだ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ |
採青の写真を撮っていて疲れると、ひなで磯部巻きで小腹を満たすのがいつものパターン。
そこへお獅子がやって来て…というのも狙ったりして…
豆かんも好きなので頂いたことあり。
空いてても注文した品が出てくるのにちょっと時間がかかるのが玉に瑕かな。
あるいは、いい加減にやっているのではなく、ちゃんと作っているからなのでしょうか。
でも、ゆったりとした時間を過ごすんだから、何の問題もありません。
渋すぎですっ (笑)
ビールのつまみにあいますよ。