地図のない街

日々金欠に

エイプリルフールにあったホントのはなし。ガリガリ君、値上げ。

2016年04月02日 09時16分39秒 | 雑記
赤城乳業株式会社の看板商品『ガリガリ君』が値上げしました。
今年度から値上げした商品は各社から、数知れずその中に『ガリガリ君』もあったわけです。

この、値上げの際に4月1日と本日(2日)に、TVCMで値上げのお知らせが流れるそうです。

そのCMで使われている歌が高田渡の『値上げ』というものです。

YouTubeでもTVCMがみれます。
このCMを見て、「いいCMだ!」と思うか「バカにしている!」と思うか、あなたはどちらでしょう。

この歌は歌詞が肝心です。
歌詞を転載するわけにはいかないので、『高田渡』『値上げ』で検索してみてください。


高田渡のライブ盤のCDで「誤解されるならされたい。誤解されるほうがまだいい」と話してる箇所があります。
高田渡の歌は誤解されやすいものが多いです。
逆説的だったり、詩の全体を見渡さないと意味が捉えられなかったりと。
上っ面だけ掬い上げて、皮肉や揶揄を真に受ける人がいたそうです。

高田渡の自伝的エッセイ『バーボン・ストリート・ブルース』なかで、
『自衛隊に入ろう』という歌を聴いて、自衛隊に入隊してしまった人のことや、
この歌を自衛隊で歌って免職になった人のことが書かれています。
タイトルと歌詞の本意は真逆にあるのですが…。


今回、TVCMに使われた『値上げ』という歌は。
映画(?)で紹介していたのかな(?)。
「新聞の見出しをならべると、実はこういうことになります」と。

CMは、新聞の見出しをならべた、歌を使って、
見た目美しい絵面を見せて、巧みに値上げしてごめん!と伝えようとしています。

値上げしなければ、立ち行かないだろうことは「ああ、そうなんだろうな」と感じとれます。
でも、なんでこの歌なの???


商品や製品、はたまた税金を値上げするときは、こういう「言い訳」をしますよ~、という歌を、逆手にとって、
企業が堂々と言い訳ソングにしてしまってるのは、ひらきなおっているなあと、いう印象を受けます。

この歌をこういう風に使われるのは、残念だなあ。

追記。
赤城乳業では、謝罪の歌ということになってるようですね。


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