遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ガラス28 ガラス湯飲み

2021年03月01日 | ガラス

先回は、ガラスの急須を紹介しました。

一般的に、時代の古い急須は薄造り、新しくなるにつれて分厚くなります。

ただ、時代をうるさく言わなければ、ガラスの急須は入手することができます。

となると、次に欲しくなるのは、ガラスの湯飲みです。

ところが、普通に目にするのは冷茶用のガラス湯飲みばかり・・・・・・らしいガラス湯飲みは・・と探しまわって、15年程前にゲットしたのがこの品です。

 

透明ガラスの蓋付湯飲み、5客です。

 

 

高 10.1㎝、径(蓋) 6.2㎝。昭和初期。

 

グラビールで、素朴な模様が彫られています。

 

 

よく見ると、もう一種類、模様違いの品があります。

 

どちらもアールデコデザインです。5客の内、右が3個、左が2個です。

 

蓋のつまみ部をよく見ると、型の跡が筋になっています。プレスガラスですね。

 

本体の方はというと、底にむらむらとポンテ跡を処理した様子が見えます。これは、吹きガラスですね。

 

先回のガラス急須にお茶を入れました。

 

注ぎ口も調子がよく、ガラスの湯飲みにきれいにお茶がつげました。

 

ガラス器が地味なので、皿類はキンキラ銀器を使ってみました。

銀茶托銀製鶴銘々皿

菓子は、岐阜銘菓(というほどでも(^^;)の白寿柿。

これで、気分だけは長生き(^.^)


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2 コメント

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遅生さんへ (Dr.K)
2021-03-01 09:16:05
ガラスの急須も今回のガラスの湯飲みも、耐熱ガラスなのでしょうか?
ガラスのものとなると、熱湯を使うのは躊躇してしまいますよね。

確かに、ガラス器は地味ですから、「皿類はキンキラ銀器」が合うかもしれませんね(^-^*)
「鶴は千年」の銘々皿に白寿柿を載せていただけば、長寿間違いなしですね(^-^*)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-03-01 09:53:09
この時代の品は、耐熱ガラスはないと思います。
熱湯はやはりヒヤヒヤしますから避けたいです。

菓子の命名は早い者勝ちですから、どんどんつけてしまえばいいんですよね。ただ、それに見合った風格や効能があるかといえば、大いなる???(^^;
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