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遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

金工15 銀製鶴形菓子皿

2020年05月09日 | 金工

先回に続いて、銀器です。

鶴の形をした菓子皿、5枚です。

やはり、数年ほど、棚にしまったままでした。

   13.6㎝x8.7㎝、高 0.3㎝、重 37g(5枚、181g)

1㎜ほどの薄い銀板を型押し成型した物でしょう。5枚とも全く同じ形です。そのため、ぴったりと重なり、隙間がありません。

 

一番上の鶴皿は真っ黒。他の皿は周囲だけ黒くなっています。互いに隙間なく重なるため、間に入っていた皿の黒化は少ないのでしょう。

 

まず、一番黒い皿を磨いてみました。

 

まるで、別物になりました。

 

5枚とも、ベッピンさんの鶴に(^.^)

 

今回の品は、初めから銀器として入手しました。

それにしても、小さな刻印です。虫メガネが必要(^^;

 

せっかく銀の菓子皿が出て来たのですから、生かしてやらねば。

先回のギンギラ銀の茶托にのせる茶碗は・・・・銀の主張が強いので、取り合わせがなかなかむずかしい。

 

おーそうだ、いっそ透明にしてしまおう。

 

オープンしている菓子屋さんをさがしあて、季節のそら豆饅頭をゲット。

 

懐石盆の上にのせて・・・・・・・・さあ、どうぞ(^.^)


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2020-05-09 09:14:28
今回は、初めから銀器として入手したんですか。
それでは、掘り出しではないんですね(^^;

案外、銀器は使い方が難しいですよね。
ギンギラギンの主張が強すぎて、、、。
でも、この取り合わせは成功ですね(^-^;
赤の懐石盆との組み合わせもいいですね(^-^;
お茶にお菓子、美味しくちょうだいいたしました(^-^;
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Dr.Kさんへ (遅生)
2020-05-09 10:28:22
掘り出し物なんて、そうそうはないですよね。
柳の下を狙っても、ドジョウの代わりにせいぜいミミズ、下手すると毒蛇(^^;

銀器、光っていない方が使いやすいかも知れません。わざわざいぶし銀にするほどですから。西洋では、このギラギラがゴージャスでいいんですね。
美的感覚の違いは銀でわかりますね(^.^)

下戸ですから普段から菓子食べ過ぎ。
コロナでさらに拍車がかかって、これは何とかせねば。
そんな時、うつわ談義に花を咲かせれば、胃の中へ入る物をセーブできるはず ・・・・ コロナで相手がいませんでした(^_^)
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Unknown (みゃー大工)
2020-05-09 12:34:55
よく見ると、裏にも鶴の目、瞼?が彫ってあるんですね。感動。

組み合わせは難しそうですが、
鏡のように映すから綺麗なのだと思っています。
お菓子は和風洋風、水ようかん、ゼリーでも良さそうですが、
本当に合うお茶碗は難しそうですね。
でも、この茶たくはシンプルで好きです。
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Unknown (みゃー大工)
2020-05-09 12:36:19
目は打ち出した跡だったらごめんなさい。
でも、素敵です。
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みゃー大工さんへ (遅生)
2020-05-09 14:12:51
この品は、薄い銀板をグッと型で押して成型しています。薄いので、目や瞼が裏側にも出ます。羽根も薄く裏に出ています。よく見ると、頭のブツブツも。

銀が鏡のようなので、茶碗の色、模様が映ってしまい、落ち着きません。白無地の品ならましかと(^^;

お菓子はいろいろ行けると思います。鶴皿の地が艶消しになっていて、主張しすぎないためでしょうか。
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こんにちわ遅生さん (たか)
2020-05-09 17:06:40
品の良い素晴らしい銀器ですね。
乗せた和菓子が映えますね。
一段と美味しそうです。
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たかさんへ (遅生)
2020-05-09 18:31:25
コメント、ありがとうございます。

私のガラクタの中では例外的に、こういう品は、女性に受けが良いです。

日本料理もそうですが、和菓子は、なぜか器と一体で賞味しますね。どういう組み合わせが良いのか、なかなか難しいです。
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Unknown (tkgmztちゃぐまま)
2020-05-09 20:50:58
わあっ、最初から最後まで何も言えません。
お見事な起承転結に( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

最初の写真で何と滑らかなデザインと感動。
それが磨かれてピカピカに。みにくいアヒルの子が白鳥に変身!
最後は買い求めた季節の和菓子と磨き抜かれた銀器。にくいですね~。
コロナ禍から、しばし距離を置く時間。大切ですねぇ。
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tkgmztちゃぐままさんへ (遅生)
2020-05-09 21:56:08
この鶴、どこかで見たような気もするのですが。
応挙?若冲?芦雪?蕭白?
デザインとして、完成度が高いですね。
しかも表面の照りを抑えてあります。
そのため、色々なお菓子との相性がよいです。
茶托の方は、ギンギラギンに光ります。案外、合う茶碗は少ないです。

コロナであり余る時間を、こういうプチ贅沢に使うのは、まあよろしいのではないでしょうか(^.^)
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