借景

●遠くの山などのけしきを、その庭の一部であるかのように利用してあること。そういう造園法。

お盆ですよぉ。

コタロウが見下ろしているのは裏の空き地の緑です。雨と太陽の恵みを受けてご覧のように素晴らしく蒼々しております。見通しも良く、我が家の庭と思えば、何もないこの空間も借景といえるのでしょうか。
ところで、雨と言えば昨日の東京の雨と風は凄かったらしいですね。と、東京に住んでいるのに他人事口調なのは、丁度外出していたにもかかわらず建物の中にいたからなのでした。そこに辿り着くまでは照りつける太陽と、どんよりと湿った空気に包まれ1ミリも風が吹いていないかに思われましたが、用を済ませ出口へ向かうと・・・外はさっきとはうって変わって灰色の風景。大粒の雨が横殴りに降っている。雷鳴とどろき、とても外に出られる状態ではありませんでした。とはいってもよくある夕立のようなものだろうとタカをくくっていました。建物の中に戻りしばらくブラブラしていると、どうやら雨も上がった様子。バスに乗るべく停留所まで歩いていると、自転車はあちこちで倒れているし、駐車場の蛇腹式の柵が道路まではみ出ている。商店街の店の看板は根こそぎ剥がれ、お巡りさんまでが出動している。・・・まるで怪獣が通った痕みたい。私が考えていたよりもはるかに強烈だったのです。
これはもう夕立なんて可愛いものじゃなくて熱帯地方のスコールです。日本は熱帯の国に移りゆこうとしています。
本日お盆の入りなので、お墓参りに行って来ました。やっぱり今日も暑かったぁ。です。