宝塚歌劇100周年記念イベントが三日連続であった。
私は、体調も良くなかったので、全て欠席としていたんだけど
同期会に強く誘われて、断りきれず参加してきたが、
やはり、体力気力共に落ち込んでいて、とても疲れてしまった。
次の日の私の姿をイラストにしてみた。
次の日は式典が大劇場であり、盛況だったようだ。
新聞の一面に、現役の方々が大階段に並んでコーラスしている写真があった。
それを見て思い出した。
私達は50期なので、50周年記念セレモニーがあり
音楽学校の卒業式は、宝塚大劇場でしてもらったこと
又そこでソロをさせていただいたこと
当時の現役の人たちが袴姿で全員で記念写真を撮ったことを・・・・。
全員で並んだ時は最上段から2つ目で、憧れの上級生の方々が
下の方に並んでられて、同じ所に袴姿で一緒におられることが幸せで
誇らしかったのを、今でもハッキリと思い出す。
きっと昨日の式典でも音楽学校の生徒や劇団の下級生たちは
さぞ嬉しく、誇らしかったことだろう。
とてもよくわかる。
あの日から50年・・・半世紀が過ぎていったなんて・・・・。
時のたつのがなんと早いことだろう・・・・。
今は同期会だけに参加しただけで疲れてしまうほど
体力も精神力も失われている自分に時間の流れを感じる。
50年・・・・すごい時間だ。
その間、様々なことがあり、様々な体験をさせてもらった。
親も看取った、結婚もした、子供も育てた、そして、末っ子を天国に送った。
何回も外科手術もした。大地震で家の下敷きにもなった。
癌にもなった。そしてウツにもなり、パニック症にもなった。
孫の顔を三人も見ることが出来た。もっともっと、いいことも悪いことも取り混ぜて
様々なことがあった。
5月が来れば70歳になる私。
あと何年生きられるか、どんな経験をするか、神様だけがご存知だけど
これからは、身体の健康もだけど、もっともっと心優しく豊かにすごしたいと願う。
この世的には何の楽しみもないけれども、
天国に希望を持つことができる幸いを与えられた。
なによりの感謝なことである。
