元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

リハビリ

2010-05-26 23:16:05 | 身体
昨夜の報道ステーションで、国枝慎吾さんの特集・・・感動しました。
車椅子テニス世界一の国枝さん。 
昨年秋からリハビリトレーニングを始めて、17年ぶりに立った!
これをテレビで放映してくれて、感動です。

ちょうど、本日初回のクライアント。
脳梗塞後のリハビリです。


昨日の国枝さんのリハビリを行っているトレーナーの方は アメリカで勉強し、アメリカで仕事をすることを望んでおられたようです。
しかし、わざわざ日本からリハビリを受けに来る患者さんが多かったので、日本での開業を決心したそうです。
また、その施設は 半年以上の待ち状態だそうです。
昨日の放送により、一層問い合わせが増えているそうです。


「どこへ行ったらいいか、分からなかった」


病院での保険適応によるリハビリは 発症から大変短い期間しかありません。
その短い間では なんとか日常生活を送れる程度のレベルの回復で、決して患者さん自身が満足できるレベルではなく、それでも「仕方がないのか」「もうこれで限界か」と諦める方も多いようです。

実際に「もう、この程度で仕方がないのかと思っていました・・・」とクライアントの方からのお話を聞きます


本日のクライアントも発症後、ご本人は「山登りができるまで」との希望がありましたが、ドクターの見解は普通歩行なら可能とのことでした。
そんな見解を受けながら、院内での治療期間が終了した時点で歩行は回復せず退院。
ご本人の希望で(希望しなければ??)、分院の人里離れたリハビリ専門病院にも入院し、リハビリをしたものの、「歩きたい」という希望に反して、ご本人いわく・・・

「脚を鍛える事は行って、良い方の脚より悪い方の脚の筋力の方が強くなったんですよ。
でも歩くために調整するようなトレーニングを一切してくれなかったんです。」

この方は トレーナーでもなく素人の方なのに先見の目があったな~?!
このままでは自分は歩けないと判断し、その病院を退院。

その後、自宅に理学療法士、柔道整復師、そしてご縁があって私を呼んでくださいました。
現在、2.5メートル歩くのに、手すりを持ちながらで12.6秒。
手すりなしで21.9秒。
歩けるのです。 もっと歩けるはずです。
ご本人がご指摘の通り、筋力ではなく、歩くための身体の再教育が必要でした。


私が来る前に、、

「なんだか怪しい人も来たのよ。
怪しいな~って思っていたら、最近では その人、自分で“自分は怪しい”って言い出したから・・・」

そんなこんな・・・
車いすまでは行かなくても、運動器疾患でお困りの方は 大勢いらっしゃいます。
運動器だから・・・良い種類の運動によって、回復の可能性がある方も沢山いらっしゃるでしょう。
(肩関節の患者さんで、「肩が痛いのに動かしていいんですか~?」と言うわれる方もいます。良い種類の運動をご紹介します)

だからと言って、怪しい職業が生まれ、高い費用が必要になるのでは また困った事です。
うまく循環すれば良いのですが・・・。



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