なんだかクタクタ。
今日は山下第二小学校の校長先生とPTAの会長さんとお話をしてきた。
要件は、卒業式について。
要望として、
「卒業式を山下第二小学校であげたいんだ。」
という話をトシユキから聞いていたから。
避難指定区域内の学校だから物理的に無理だと聞いていた。
横断幕、電源、ピアノ、音響、照明・・・。
なんにもねぇんだって。
「そんなもん、なんとでもなるじゃねぇか!」
とトシユキに俺が言う。
「いやぁ、そうなんすよね。了さん、やってあげたい?」
「当たり前だろう。本人達がやりてぇっつってんなら。」
「色々、問題もありそうだから、調べてからにしましょう。」
「そうじゃの。」
「電源は?」
「ある。」
「ピアノは?」
「なんとでもなる。何なら弾こうか?」
「横断幕は?」
「俺の母校に土下座。」
「照明は?」
「工事用のでも何でもあろうよ。」
「音響は?」
「俺、バンドマンだから、大丈夫。」
「やれますね。」
「だから言ってるじゃん。」
「了さん達がそこに招待されちゃったりしてね。」
「行きたくねぇよ、そんなの。恥ずかしい。」
「いやぁ、【かっこいい大人】代表とかっつって!」
「じゃあ、お前もだな!」
「俺は、メカニックだから、一歩引いて了さんを支えてたいんす。」
「じゃあ俺も行かないよ。まっぴらごめんだ。そんなの。」
そんな話をして、トシユキが進めてくれていた。
最近はずっとトシユキがスコップの段取りをしている。
「この家やって、その次はここ、来週はこんな感じで。」
全て彼が段取りをする。
そんな訳で、PTA会長を通じて校長と会ってきた。
PTAの会長も同席。
我妻もトシユキも安田工務店のタケシさんも同席。
結果は・・・。
ダメだった。
大人の都合ではなく、校長先生は本当に素晴らしく子どもたちの事を考えている方。
その上で、安全性、トラウマ、諸問題・・・
総合的に見て難しいだろうという事だった。
「そうか。一人でも怖がる生徒がいるのであれば俺達のエゴになっちゃうからやめよう。ごめんね校長、余計なお世話だったね。」
校長先生も、自分の学校で卒業式をしたいのだ。
「沢山の方から、本当に沢山の救いの手を差し伸べて頂きました。こんなに真剣に子ども達のことを考えて下さってありがとうございます。」
そう言ってくれた。
残念だった。
でもよぉ。
続きがあんだよ。
ホラ、諦めが悪いんだよね。
「写真だけでも正門で撮るのはどうじゃろ?」
「え?」
「入学式はそこで家族と撮ったんだろう?出る時もそこで撮りたいと思うんだ。俺は子どもだったから知ってるんだ。親の気持ちも知ってるんだ。今は。」
「・・・。」
「個人的にそこに行く事は可能なんでしょう?」
「問題ないです。可能です。」
「PTAの会長の粋なはからいで、正門の前だけでもそれらしくしたって事だったらどうじゃろ?」
「それならば・・・問題ないですね!」
「決まりだ。」
【もう一つの卒業式】は、正門の前で写真を撮ってもらうってことだけ。
結局スコップ団のやれる事は少ない。
でも俺だったら、本当の自分の学校の前で撮った写真をアルバムには仕舞いたい。
あの時、粋なPTA会長が正門をキレイにしてくれた。
花壇には泥じゃねぇ、花が似合うと言って花も植えていてくれた。
「卒業式」って看板も出していてくれた。
周辺の泥も草も、何もなかったみたいにキレイにしてくれていた。
そう思ってもらえれば良かろう。
手柄は全部、会長に託そう。
これを、どうにかしよう。
広いぜ?
津波で剥げてんなら、ペンキで塗ればいい。
タケチン、カツヤ、お前らの出番じゃろう?
やろうか、スコップ団。
会長は安田工務店の社員。
友達のタケシさんのスタッフだったら、俺達も友達じゃろう。
そこになんの問題も、手伝わない理由もない。
いつか。
子ども達が大きくなった時に分かるだろう。
「諦めの悪い人達がいたよねぇ。」
って、きっと友達や親と笑うだろう。
地震なんかに負けねぇんだ。
10年後。
彼等がその写真を見る時に、俺は何をしてるんだろう?
今日、一番嬉しかったのは、俺が、
「決まりだ。」
と言った瞬間に、トシユキが、
「やった!!!!!!」
とデッカイ体で小さなガッツポーズをしたこと。
外に出て、
「了さん、話をまとめて下さってありがとうございます!諦めない!さすがです!!!」
と言ってきた。
何言ってんだ。
優しくて素敵な話しって【もう一つの卒業式】のことじゃない。
この間から頑張ってた、お前のことだぜ。
お前のことだ。
ありがとう。
トシユキを連れて来てくれた坂田にもありがとう。
やってやろうじゃねぇか。
どうってことねぇ。
花壇には花だろう?
泥じゃねぇ。
枯木に花を咲かせましょ!!
再来週の週末は山下第二小学校。
先日行ったイチゴ農家の子ども。
俺に膝蹴りしてた彼。
彼も言っていた。
「世界で一つだけの学校なんだよ!」
って。
知ってる!!
任せとけ!!!!!
今日は山下第二小学校の校長先生とPTAの会長さんとお話をしてきた。
要件は、卒業式について。
要望として、
「卒業式を山下第二小学校であげたいんだ。」
という話をトシユキから聞いていたから。
避難指定区域内の学校だから物理的に無理だと聞いていた。
横断幕、電源、ピアノ、音響、照明・・・。
なんにもねぇんだって。
「そんなもん、なんとでもなるじゃねぇか!」
とトシユキに俺が言う。
「いやぁ、そうなんすよね。了さん、やってあげたい?」
「当たり前だろう。本人達がやりてぇっつってんなら。」
「色々、問題もありそうだから、調べてからにしましょう。」
「そうじゃの。」
「電源は?」
「ある。」
「ピアノは?」
「なんとでもなる。何なら弾こうか?」
「横断幕は?」
「俺の母校に土下座。」
「照明は?」
「工事用のでも何でもあろうよ。」
「音響は?」
「俺、バンドマンだから、大丈夫。」
「やれますね。」
「だから言ってるじゃん。」
「了さん達がそこに招待されちゃったりしてね。」
「行きたくねぇよ、そんなの。恥ずかしい。」
「いやぁ、【かっこいい大人】代表とかっつって!」
「じゃあ、お前もだな!」
「俺は、メカニックだから、一歩引いて了さんを支えてたいんす。」
「じゃあ俺も行かないよ。まっぴらごめんだ。そんなの。」
そんな話をして、トシユキが進めてくれていた。
最近はずっとトシユキがスコップの段取りをしている。
「この家やって、その次はここ、来週はこんな感じで。」
全て彼が段取りをする。
そんな訳で、PTA会長を通じて校長と会ってきた。
PTAの会長も同席。
我妻もトシユキも安田工務店のタケシさんも同席。
結果は・・・。
ダメだった。
大人の都合ではなく、校長先生は本当に素晴らしく子どもたちの事を考えている方。
その上で、安全性、トラウマ、諸問題・・・
総合的に見て難しいだろうという事だった。
「そうか。一人でも怖がる生徒がいるのであれば俺達のエゴになっちゃうからやめよう。ごめんね校長、余計なお世話だったね。」
校長先生も、自分の学校で卒業式をしたいのだ。
「沢山の方から、本当に沢山の救いの手を差し伸べて頂きました。こんなに真剣に子ども達のことを考えて下さってありがとうございます。」
そう言ってくれた。
残念だった。
でもよぉ。
続きがあんだよ。
ホラ、諦めが悪いんだよね。
「写真だけでも正門で撮るのはどうじゃろ?」
「え?」
「入学式はそこで家族と撮ったんだろう?出る時もそこで撮りたいと思うんだ。俺は子どもだったから知ってるんだ。親の気持ちも知ってるんだ。今は。」
「・・・。」
「個人的にそこに行く事は可能なんでしょう?」
「問題ないです。可能です。」
「PTAの会長の粋なはからいで、正門の前だけでもそれらしくしたって事だったらどうじゃろ?」
「それならば・・・問題ないですね!」
「決まりだ。」
【もう一つの卒業式】は、正門の前で写真を撮ってもらうってことだけ。
結局スコップ団のやれる事は少ない。
でも俺だったら、本当の自分の学校の前で撮った写真をアルバムには仕舞いたい。
あの時、粋なPTA会長が正門をキレイにしてくれた。
花壇には泥じゃねぇ、花が似合うと言って花も植えていてくれた。
「卒業式」って看板も出していてくれた。
周辺の泥も草も、何もなかったみたいにキレイにしてくれていた。
そう思ってもらえれば良かろう。
手柄は全部、会長に託そう。
これを、どうにかしよう。
広いぜ?
津波で剥げてんなら、ペンキで塗ればいい。
タケチン、カツヤ、お前らの出番じゃろう?
やろうか、スコップ団。
会長は安田工務店の社員。
友達のタケシさんのスタッフだったら、俺達も友達じゃろう。
そこになんの問題も、手伝わない理由もない。
いつか。
子ども達が大きくなった時に分かるだろう。
「諦めの悪い人達がいたよねぇ。」
って、きっと友達や親と笑うだろう。
地震なんかに負けねぇんだ。
10年後。
彼等がその写真を見る時に、俺は何をしてるんだろう?
今日、一番嬉しかったのは、俺が、
「決まりだ。」
と言った瞬間に、トシユキが、
「やった!!!!!!」
とデッカイ体で小さなガッツポーズをしたこと。
外に出て、
「了さん、話をまとめて下さってありがとうございます!諦めない!さすがです!!!」
と言ってきた。
何言ってんだ。
優しくて素敵な話しって【もう一つの卒業式】のことじゃない。
この間から頑張ってた、お前のことだぜ。
お前のことだ。
ありがとう。
トシユキを連れて来てくれた坂田にもありがとう。
やってやろうじゃねぇか。
どうってことねぇ。
花壇には花だろう?
泥じゃねぇ。
枯木に花を咲かせましょ!!
再来週の週末は山下第二小学校。
先日行ったイチゴ農家の子ども。
俺に膝蹴りしてた彼。
彼も言っていた。
「世界で一つだけの学校なんだよ!」
って。
知ってる!!
任せとけ!!!!!