スチャラカランナーの日々

運動部経験なし、40代マラソンランナーの趣味日記。ランニングも趣味のひとつですから。

映画「ダ・ヴィンチ・コード」ロン・ハワード/監督

2006年05月20日 | 映画
 映画「ダ・ヴィンチ・コード」ロン・ハワード/監督観てきました。

 言うまでもなくダン・ブラウンの大ベストセラー小説の映画化です。

 ストーリーは、ルーブル美術館の奇妙な死体のメッセージからラングドンは事件に巻き込まれることに。残されたメッセージを暗号解読官のソフィーと追っていくが・・・、という話。
 原作にかなり忠実にストーリーを進めています。

 キャストはロン・ハワード監督とは「スプラッシュ」や「ロード・トゥ・パーディション」などで組んでいるトム・ハンクス、「アメリ」のオドレイ・トトゥ、ジャン・レノなど。

 原作は文庫版で3分冊の長編ということで、映画も約2時間半とかなり長い映画です。シナリオはなかなかうまく省くところは省いて時間内でストーリーを進めていますが、それでもストーリーを追うのがやっとという状態です。

 従って、登場人物の背景がほとんど見えず、キャラクターの立場が良く分からない。もちろん何故そういう行動をとるのかは見えてきません。

 話の特性上、謎が何層にもなっており、そのことが話の面白さを出している大きなポイントなのであまり省くこともできず、人物を描く部分や例えばロマンス的な要素をある程度犠牲にすることは止むを得ないでしょう。

 ストーリーの進行上はシナリオはとてもうまくできていると思いますが、話の背景になる団体や知識が基本的に教養として欠けているのでなかなか話がつかみづらい。

 少々忘れかけているとはいえ、原作を一応は読んでいますが何しろ人物がめまぐるしく現われてくるのでどの人物だったか混乱してしまいました。また、あまりにも速いテンポで話が進むので、本来意外性のある謎の人物がほとんど意外性というか、謎の人物について考える暇もないしサスペンスが盛り上がる演出をいれる間さえない。

 謎解きの話なので、まさか1、2という作りにするわけにもいかないでしょうから、話の大きさと時間の関係からするとこれ以上はどうしようもないという気はします。
 まじめな話映画を観てみると、よくこの時間内に収めたと感心します。シナリオはよくやったと思いますが、映画の出来としてはどうでしょうか?

 詰め込みすぎるくらい詰め込まれているので、2時間半という時間は全く感じません。

 読んでから見るか、見てから読むかはまあともかく、原作を読まないとちょっときついですね。

 出だしはかなり好調のようですが、もしかすると現在の予測よりは伸び悩むかも、という気がしました。

 そういえば、一瞬ジョン・ウーかというシーンもありましたね。

 「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン/著読みました

 「ルーブル美術館」 パリマラソン旅行日記①

「黒い太陽」新堂冬樹/著

2006年05月20日 | 
 「黒い太陽」新堂冬樹/著読みました。

 著者の作品は「無間地獄」を読んでいたので、救いのない後味の悪い作品を勝手に想像しつつ読んでいたので、もっと悲惨な結末を予想していました。

 話の舞台はキャバクラです。
 お金のためにキャバ嬢がいろいろなこと(営業努力)をしたり、スタッフがどんな形でお客を扱っていくかなどの裏話的なものも伺えますが、細かくやっているんだなと思うこともありますが、まあそんなものでしょうと言うこともあり、それ程衝撃的な何かがあるわけではないと思う。こういう所に行かないので、実際の場面を見ていないため却って、冷めて考えているのかもしれませんが、これは何ともいえません。

 ところで、主人公は最初に入ったキャバクラのオーナーと対決していくことになるのですが、互いにいろいろな陰謀を仕掛けていきますが、意外と合法的というか、それなりにし仁義を守って勝負をしています。
 こういった業種が裏社会とつながっているという予断が私にありすぎたのかもしれません。もっとヤクザが出てきたりするものかと予想していました。

 主人公が店を出したすぐそばに、店を出してきたりしますが、コンビニなどでも対抗のチェーンがすぐそばに店を出店してきたりすることは普通で、結果として共倒れになってしまうことも珍しくない。

 この作品でもちょっと泥仕合的な展開になり、互いに金銭的にも精神的にも傷ついただけであまり得ることのない結果になっているが、こんなものかなと思えばこんなものというところ。

 このところ帯の推薦文のことを良く書いていますが、これを書かれたら商売がやりにくいと言うようなことが書いてありますが、このくらいのことはそんなに困るとは思いにくい。
 帯で期待しすぎて却って勝手な幻想を抱いて少々失望感を感じることがこのところ少なくない。

 ほどほどに期待させてください。

 意外と青い人たちの話でした。


長野に出張してきました

2006年05月19日 | 走る&徒然日記
 さて昨日今日と長野に出張していました。

 写真は今井という駅の横にある住宅です。この写真だと分かりにくいのですが、直角ではない角度で部屋と部屋の角度が作られていたり、何とも凝ったつくりになっていてヨーロッパかどこかのアパートのようでした。

 この駅にはしばしば来ていたのですが、いつもは電車で降りてそこから徒歩で目的地へ行っていたのですが、今日はレンタカーのカーナビの調子がおかしくて道が分からなくなり、一旦駅に行ってそこからいつもの徒歩の道を行くという手段をとったところこの住宅のなかに迷い込みました。

 塀に長野県教職員住宅とあり、またか・・・と思いましたが、長野オリンピックの選手村だったものを県職員の住宅や教職員住宅、民間への貸し出し用などアパートとして再活用しているとの事でした。
 もっとも、民間向けに割り当てられている部分は少ないのかもしれませんが。

 選手の滞在ようにつくられているということで、間取り的にも広く人気があるようです。概観はほんとにかっこよかったです。

「辺境・近境」村上春樹/著

2006年05月18日 | 
 「辺境・近境」村上春樹/著読みました。今日は長野に出張中です。

 イースト・ハンプトン
 無人島
 メキシコ大旅行
 讃岐
 ノモンハン
 アメリカ大陸横断
 神戸まで歩く

  7つの旅に絡む紀行文を収録しています。

 村上春樹さんはかつては最も好きな作家の一人で出るもの全てを読んでいた時期があった。ここ数年で読んだのは短編集の「東京奇譚集」「地球のはぐれ方」の2冊。

 何故か伊坂幸太郎さんの作品を読んでいたら、村上さんの作品が読みたくなり、たまには紀行文を読んでみるかと読んでみました。
 どうも何かが合わない。

 神戸の震災やオウム事件以来、村上さんの書くものや姿勢が少し変わったような気がしていますが、この作品は前と後どちらだったのか。

 自分が年を取り、何かが変わってきているのか?

 それでもメキシコ旅行でのとんでもない中身はそれなりに面白いが。体験そのものがなかなかできるようなものではないという理由で。
 何気ないものにちょっとした面白さやおかしさを感じたものだったのだが。

 別に本のできの問題でないですが。

「小泉よ日本を潰す気か! 佐高信の「異議あり!」の思想 1 」左高信/著

2006年05月18日 | 
 「小泉よ日本を潰す気か! 佐高信の「異議あり!」の思想 1 」左高信/著読みました。

 現在国会では共謀罪や教育基本法などの問題が論議されています。

 こういう本を読んでいると、愛国心とあんたらにいわれたくないよな、と思う。

 留学していたという小泉首相のあの英語などをテレビで流れているものを聞く、あれが努力した人のものなのか?、会社もいろいろ発言など、地盤看板の恩恵を最大限に受けてきた人に、格差は努力や能力の差で当然だと思ってもあんたには言われたくないと思わない人はいるのか?

 だいたい愛国心の国とは何なのだろうか?それは同胞と言う意味での家族や友人などが代表する仲間としての国民なのか、領土なのか、法人としての国家なのか、政府なのか?

 合法的な節税として毎年1月時点でアメリカに住所を置き日本に税金を払わなかった竹中さんが大臣を努めている政府。
 世界的にも労働時間が長くまじめに働いている国民ほど愛国心にあふれている国があるのか?
 大体合法的だから問題ないという答弁をしている人間が倫理の問題を語るかね。合法なら問題ないなら倫理何か関係ないということでしょ。
 ほんと言われたくないよな。

 「私に聞かれても、戦闘地域か私に分かるわけがない」と平気でいいながら、アメリカ出すら認めている大量破壊兵器の問題を未だに認めていない。

 「私に聞かれても、どこに国も問題があるか私に分かるわけないでしょ」って所でしょうか?何か「パンがなければ、ケーキを食べればいい」と言った真理^アントワネットのようです。

 左高さんの意見もどうかと思うことが実は少なくないが、この本はかなり納得できました、私にとってはですが。
 

「陰陽師 安倍晴明と蘆屋道満」繁田 信一/著

2006年05月17日 | 
 「陰陽師 安倍晴明と蘆屋道満」繁田 信一/著読みました。

 夢枕獏さんの小説「陰陽師」(とコミック版)で知られる安倍晴明が何故にそれ程の知名度と超人性を得たのかや平安時代の貴族社会を中心に、陰陽師がどのような役割を果たしたかを書いています。

 安倍清明は小説「陰陽師」で初めて超人的な人物として描かれたと言うわけではなく、昔の文献でも超人的な人物として描かれていたということで、それは陰陽道で最も有力であった賀茂家への対抗策であったというのはなかなか面白い。

 平安時代ではやたらと方向が悪いとか日が悪いとかのために方違えやお祓いを行ったり、出廷をしなかったりなどいろいろな対応をしている。一方できりがないのでその重大性に併せてその対応を変えるなど意外と現実的な事も行っている。

 もしかすると休むための口実で、暗黙の了解で方向が悪いとか日が悪いとかを本心では信じていないながらも受け入れていたのではないかなどと思ってしまいました。

 昔の文献に基づくいろいろな出来事や人物に関しては知らないことも多いのですが、その役割など陰陽師と言うものの位置づけなどでは、もともとどこから陰陽師というものが出てきたのかについても記述して欲しかったところ。

 「東京百鬼 陰陽師・石田千尋の事件簿」を読んだ所だったので、ついでに読んでみました。

「東京百鬼」浦山 明俊/著

2006年05月16日 | 
 「東京百鬼」浦山 明俊/著読みました。

 もともとライター業をしていたらしい、著者の初の小説集です。5編の短編を収録しています。
 いずれも実際に現在も活躍している陰陽師「石田 千尋」さんを主人公にした作品です。実は実在のと解説や帯にあるので、実在と書きましたが正直言うと、石田さんと言う陰陽師のことは全く知りません。

 文庫の解説で書いているほどに信じられないような達者さとは思いませんが、それなりに楽しめる小説集であるとは思います。

 現存の人物を主人公に据えていることや陰陽道に関する記述などを考えると恐らく、著者は何らかの形で主人公である石田さんと知り合い、構想を得たのではないかと思われます。

 私にはこの石田さんに関する知識が全くありませんので、現代を舞台にして架空の人物を設定されているのと変わる所はありませんが、少々気になるのはこういった本が現存する人物を、ありがたみのある人物として描くことで、本来フィクションであるはずのものにもかかわらず、PR誌になりかねないと言うことです。

 帯や解説はちょっとほめすぎだとは思いますが、それなりに楽しめると思います。推薦もちょっとやりすぎるとどうなのか。

 ところで一つ疑問がありますが、自分を主人公に小説をという、もしくは石田氏自ら語ったものを文章にしたものがこの作品の骨格になっていないかと言うことです。

 実際はどうなんでしょうか?
 
 「陰陽師 安倍晴明と蘆屋道満」繁田 信一/著などを読むと、何故「安倍清明」が一人陰陽師として超人的な存在として知られるようになったのかなどのことが書いてありますが、この本はどうなのでしょうか?

今日は10キロ

2006年05月15日 | 走る&徒然日記
 久しぶりにLSDで1時間10キロ。
 2時間50分を切るどころか、サブスリーを滑り落ちてしまったので、とりあえず北海道マラソンでは3時間切りを目標に当面はLSDのつもりです。

 7月から30キロのペース走に入るようなスケジュールで行きます。

 ところで今日ビデオ屋に行くと「電車男」の舞台版のビデオがあったので、レンタルして観てみました。
 「マンダレイ」と比べるとむしろこちらの方が映画的なつくりというか装置になっている。
 
 北海道マラソン申し込みました。

映画「マンダレイ」ラース・フォン・トリアー/監督

2006年05月14日 | 映画
 映画『マンダレイ』観てきました。

 名古屋では5月6日公開で19日までの僅か2週間の公開。

 ラース・フォン・トリアー監督は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「ドッグヴィル」そして自身が提唱者の一人であるドグマ95の純潔の誓いに沿って作られた「イディオッツ」そしてテレビシーズの「キングダム」などの監督です。

 トリアー監督のアメリカ3部作(現在まで2作目の本作までの制作?)の2作目で、キャストは変わっている部分が多いものの、「ドッグヴィル」の続編です。
 ちなみにこの監督、アメリカには行ったことがないそうです、ほんとでしょうか?キングダムも監督しているのに。

 ストーリーですが、ドッグビルをギャングの父と離れたグレースは途中あることからマンダレイに立ち寄ったが、廃止されたはずの奴隷制度が残っていることを知り、奴隷を解放、父と別れ町に住むことにするが・・・、と言う話です。

 「ドッグヴィル」でのセット?が衝撃的だったので、3部作シリーズということで今度の趣向はと実は少し楽しみにしていましたが、ドッグヴィルとほぼ同様の手法を採っています。今回はより動きが少ない設定で、ほとんど舞台と言ってもいいくらい。尤もこのシリーズ2作は演劇にしていない理由が分からないような作品ですが。

 継続している作品なので二コール・キッドマンで行ってほしかった所です。今回の女優はブライス・ダラス・ハワードという人らしいのですが、キッドマンに比べると単なるいい人っぽい感じで、グレースが前作で見せている人間の表と裏というか2面性が出ている感じがしない。

 前作のドッグヴィルがアメリカと言うよりも人間の闇を描いた感じになっていることを考えると、今回の方はかなり直接的にアメリカを風刺していると言う感じはします。

 グレースが知るラストは衝撃的という人もいあるようですが、アメリカへの皮肉と考えれば痛快と言えなくもない、また父との関係では漫画的でもありました。

 ところでこの監督、ヨーロッパ3部作とか黄金の心3部作とかやたらと3部作が好きな人のようです。

雨に煙るミッドランドスクエア

2006年05月13日 | 走る&徒然日記
 今日は雨だったので、想定どおり走りませんでした。観たい映画がかなり多くなっているので、午前中に仕事をした後映画のハシゴ。

 「陽気なギャングが地球を回す」

 「グッドナイト&グッドラック」

 映画館のハシゴの移動中に、現在建設中のミッドランドスクエアが見えました。
 雲を突きつけて伸びていくようです。
 なかなか幻想的な風景でした。

映画「グッドナイト&グッドラック」ジョージ・クルーニー/監督

2006年05月13日 | 映画
 映画「グッドナイト&グッドラック」観てきました。

 監督はジョージ・クルーニー、プロデュースは「エリン・ブロコビッチ」などの監督のスティーブン・ソダーバーグ。
 「オーシャンズ11」などではジョージ・クルーニーがプロデューサーを務めたりしていましたが、コンビのようによく組んでいます。

 ストーリーは、赤狩りが行われていた当時CBSテレビのキャスター「エド・マロー」は急先鋒であるマッカーシー上院議員を批判的に報道、権力と対決することになっていく・・・、という話です。

 実話をベースとしている話で、ハリウッドでの赤狩りは未だに尾を引く問題として残っていますが、正直その実情を知っているわけではありません。
 
 映画はほぼ全編がテレビ局内というかスタジオ内で描かれます。そういったこともあり赤狩りそのものの実態や現実が分かるとは言いがたいつくりになっていますが、閉塞的な空間で話が進むせいか妙な緊張感と圧迫感が出ています。もちろん意図的なものかもしれません。

 また、赤狩りの歴史がアメリカでは当然の常識になっていてそれ程描く必要がないということなのかもしれません。そういえば赤狩りという言葉で若い人は分かるのかな。

 日本のマスコミがどうとか、アメリカのマスコミがどうとかと言うことではなく、こういう人物がいるということは凄いことですが、番組の製作者や会長もやはり人物だったと言うことですね。

 ちなみにモノクロ映画です。

 ジョージ・クルーニーがこういう映画を監督するとは・・。もしかすると俳優よりも監督の才能があるのかもしれません。

 「フル・ティルト・ブギ メイキング・オブ・フロム・ダスク・ティル・ドーン」でテレビ俳優から映画俳優になって浮かれているクルーニーのようすとからかわれていたことを思うと、アメリカンドリームと言う感じです。

映画「陽気なギャングが地球を回す」前田哲/監督

2006年05月13日 | 映画
 映画陽気なギャングが地球を回す観てきました。

 ストーリーですが、ふとした事件で知り合った4人が銀行強盗団を結成、それぞれが特別な能力を持った4人は銀行強盗を行っていたが、ある時お金を奪った所を襲われて・・・、と言う話です。

 4人組を大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市の4名が演じていますが、なかなか豪華なキャストと言っていいのではないでしょうか。私のイメージからは佐藤浩市と大沢たかおが少々年齢差が有りすぎるような気がしますが。

 饒舌なキャラクターがいるなど原作でも台詞の部分が面白かったりすることや、キャラクターがたった作品であり映画に向いている作品だったのでしょう、退屈しないできにはなっていると思います。

 ただ、ビジュアルで見ているせいか、正確な体内時計を持つ女、相手の嘘が分かる男というキャラクターの特殊能力は本当はそこにはなく、ドライビング能力であったり、頭脳であったりすると見える。それが本当の所だろうけど。

 また原作とは少々話が違っていますが、詳しくは映画を観て下さい。映画を見た方は是非原作を読んでください。話が違っているせいもありますが、こうして画で見ると、これでは逃げ切れそうもないです。

 シネコンの切符売り場にこの作品の宣伝用のポスターが。
 

 オフィシャルのホームページのデザインはいい感じです。

 「陽気なギャングが地球を回す」
 「陽気なギャングの日常と襲撃」
 「ラッシュライフ」
 「グラスホッパー」
 「オーデュボンの祈り」
 「死神の精度」

急に観たい映画が

2006年05月13日 | 走る&徒然日記
 先週日曜日はあまり見たい映画がないと思っていたら、13日からいきなり観たい映画が増えてきた。

 「アンジェラ」 「マンダレイ」 「陽気なギャングが地球を回す」 「グッドナイト&グッドラック」 「戦場のアリア」 「RENT レント」 「ブロークン・フラワーズ」 「ナイロビの蜂」など

 20日からは「ダ・ヴィンチ・コード」も始まるし、上映期間に注意して観にいかないと。

 走るブログから映画と本のブログのようになっていますが、そろそろ「北海道マラソン」に向けて練習に入ります。

 白馬合宿では疲れきっていましたが、少々走ったので疲れが出たことで疲れが抜けてきたような気がします。

 明日は走るつもりですが、雨が降りそうです。降ったらもちろん休みですが。

「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎/著

2006年05月13日 | 
 「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎/著読みました。

 明日5月13日はシリーズ第1作の「陽気なギャングが地球を回す」の映画の公開日です。

 もともとは別に書いた短編だったのものを大幅な加筆訂正で1つの章にするなどを行っているとの事ですが、映画の公開に合わせるためのものでしょうか?このキャラクターシリーズの短編集というものも読んでみたかった気もします。

 説教強盗団4名のキャラクターのシリーズな訳ですが、この4名のキャラクターがたっているので作品としては楽しめますが、ちょっといつもの伊坂作品に比べると前半でバラバラだったそれぞれのエピソードやキャラクターが後半に行くにしたがって交錯していく面白さが今一歩と言う気がします。
 短編として書いたものを大幅に手を入れたとはいえ、ちょっと構成上妙味がだしずらかったのかもしれません。

 多くのおかしなキャラクターが登場するものの、その姿が消えてからのフォローがないために、話の展開ごとにその都度キャラクターが登場してくるだけのような形になっているように見える。
 短編で完結しているものを繋いでいるわけだから無理もないけど。この続編を書いてそれぞれのキャラクターたちのそれなりの結末をつけたものを読んでみたいですね。

 この作品をより楽しむために、シリーズ第1作の「陽気なギャングが地球を回す」は必読といっていいでしょう。
 
 「陽気なギャングが地球を回す」
 「ラッシュライフ」
 「グラスホッパー」
 「オーデュボンの祈り」
 「死神の精度」

オルセー美術館 パリマラソン旅行日記④

2006年05月11日 | 旅(結局マラソン関連が多いですが)
 オルセー美術館にも行きました。
 場所はルーブル美術館とはセーヌ河をはさんでほとんど対岸にあります。もともとオルセー美術館は駅として使われていた建物を美術館に転用したと言うことです。
 トップの写真はオルセー美術館の時計(駅として使われていたので時計がたくさんあります)裏から、ルーブル美術館を撮ったものです。

 ルーブル美術館へはパリ到着の翌日に朝から並びましたが、こちらは土曜のパリマラソンのブレックファーストランから帰った後行ったところ、大混雑で断念。結局日曜のパリマラソン完走後にホテルで着替え一休みした後に行きました。
 翌日の月曜早朝には日本へ出発のスケジュールだったのでお土産を買ったりして、着いたのは17時過ぎでした。

 サマータイムになったばかりで結構明るかったのですが、実はオルセー美術館の開館は18時まで(毎週木曜は確か21時までで火曜が休館日だったと記憶しています。ルーブルが月曜休館。入れ違っているかもしれません)で17時以降の入館はできないことになっていました。

 何も知らない私は切符売り場がないなと思いつつ回りを歩き回りましたが、入り口でチケットのことを聞いた所、そこを見ろと示され入場時間が過ぎてしまったことに気づく始末。ところが、諦めて回りを撮影していた所、先ほどの警備員に呼ばれ無料で入場をさせてもらいました。17時10分過ぎでした。多分見る時間がないのでサービスをしてくれたのだと思いますが、普段からやっているものなのか、たまたまなのかは分かりません。



 この角度から見るとかつて駅として利用されていたことが髣髴とされます。


 セーヌ河対岸から


 ここの注意書きに営業時間が書いてありました。





 混雑の様子。実はミュゼカルテがあれば、チケットを買う必要がないのでこの列に並ばず入場できたのですが、前日に1日のものを買っていて、この日は持っていなかったため列に並ばなければいけない状況でした。(結局この日は諦めました。この後エッフェル塔へ行きましたが、そこも大混雑で上るのに数時間かかる有様で結局エッフェル塔には上りませんでした)


 館内からモンマルトルの丘を

 以下は展示物ですが、こちらはルーブル美術館以上に急いで見るしかなかったので適当に挙げておきます。薄暗くて手ぶれしたものが多かったこともあります。

























 ルーブル美術館
 ノートルダム寺院
 パリの夜
 パリマラソン