スチャラカランナーの日々

運動部経験なし、40代マラソンランナーの趣味日記。ランニングも趣味のひとつですから。

「東京奇譚集」村上春樹/著

2005年10月12日 | 
 東京からの帰りの新幹線で読みました。

 思えばほぼ4年ぶりの村上春樹さんの本です。「シドニー!」2001年1月発売以来です。

 タイトル通りの短編集です。最初の話の枕に著者のちょっとした偶然の奇妙な、奇跡のような体験が語られ、実際に知人から聞いた奇妙な偶然の話が書かれています。
 そんなコンセプトの短編集かと思って読み出しましたが、他の作品は通常の小説(フィクション)のようです。
 通常と言うのもなんか変ですが、いつもの村上春樹作品という印象でした。それが何かと言われても困りますが。このくらい変わらない人と言うのも珍しい気がします。

 思えば「風の歌を聴け」以来(映画も観ました)「ノルウェイの森」あたりまではほぼ全てを読んできたつもりでしたが、小説は随分久しぶりです。

 村上春樹さんはボストンマラソンにも参加したマラソンを趣味(現在もジョギングをしているのでしょうか)にしています。

 コラムやエッセイではマラソンの話なども出てきます、ベストセラー作家ですから多くの方は読んでいると思いますが、一度どうぞ。この作品中でもマンションの階段をジョギングする人なども登場します。

「シドニー!」以来の村上春樹作品と書きましたが、「地球のはぐれ方」東京するめクラブ/著をそういえば読んでいました。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kame)
2005-10-13 01:26:50
TBありがとうございました。以前、村上春樹が何かのエッセイで「自分は昔のような作品は書けない。でもそれはそれでいい」みたいなことを書いていましたが、人間の本質ってそんなに変わるものではないですよね。だから読者は何かしらの村上ワールドを嗅ぎつけることができるのかもしれないです。TB返させて頂きました。



マラソンされてるんですね。頑張って下さい。

今後も読ませて頂きます。
返信する