スチャラカランナーの日々

運動部経験なし、40代マラソンランナーの趣味日記。ランニングも趣味のひとつですから。

「神のはらわた」ブリジット・オベール/著

2006年05月31日 | 
 「神のはらわた」ブリジット・オベール/著読みました。

 ブリジット・オベールのハヤカワミステリ文庫作品は気付くと既に10冊になっていた。結構この作家は好きな作家なので、まめに読んでいたつもりだったのですが、気が向いた時に本屋による程度だとこんなものです。

 それにしても、気付かなかった後半の5作品はあまり本屋でも見かけない、というかそもそもハヤカワミステリ文庫自体かなり本屋では穴だらけの状態で本屋では並んでいる。

 「神のはらわた」は「死の仕立て屋」につづくシリーズ第2作だそうですが、「死の仕立て屋」を読んでいない、しかも本屋でも見かけない。

 前作を読んでいなくても話としては問題ないとのことですが、キャラクターが今一歩たたないせいかコメディ調の作品の面白さがもう一つ伝わってこない。ユーモアの感覚そのものがかなり違うような気がします。

 オベールはその分野の多様さや作風の幅広さなどが特徴の一つだと思えます。そこがこの作家の好きなところでもありますが、この分野はちょっとあわなかったのかもしれません。
 それほどおかしい作品(連続猟奇殺人もので変ですが)でもなく、そんなにサスペンスも感じませんでした。やはりキャラクターがつかみづらいせいでしょうか?それともフランス人のユーモア感覚があわないのか。

 「死の仕立て屋」を探して読んでみます。
 

徒歩で出勤

2006年05月31日 | 走る&徒然日記
 日曜の野球のため筋肉痛で体がバリバリです。体は相変わらず疲れが抜けないので、北海道マラソンに向けてあまり時間はありませんが、まずは徒歩で通勤しています。

 片道約5キロくらいを朝晩で往復。
 今日もレイトショーで「間宮兄弟」を見終わった後も歩いて帰宅、0時過ぎでした。

 ところで今週のアエラに昔の村上春樹作品への愛着に関する記事があるようだ。まだ読んでいないので何ともいえないが、私も最近の村上春樹作品には今一歩乗れないと言うようなことを書いていて、年のせいで感覚が昔とは違ってきているのかな、と思っていたが必ずしも私だけではないらしい。

 「村上ラヂオ」村上春樹/著読みました。

 「辺境・近境」村上春樹/著読みました。

 たまたま同時期にそういった記事が出ているのは何とも面白い。当事者だけですけど。

映画「間宮兄弟」森田芳光/監督

2006年05月31日 | 映画
 映画「間宮兄弟」観てきました。

 今日は仕事を早く上がり、レイトショーへ行きました。

 上映開始の5分前に着きましたが、整理券の番号は85番。ロビーには人があふれていました。既に若い番号から入場が開始されていましたが、レイトショーでこれだけの人はほとんど見た事がなかったのでかなりびっくり。

 一体何事と考えて場内へ入場し、いつもの最前列に向かうとそこには関係者の貼り紙が。ドランクドラゴンの舞台挨拶がありました。私は全くそのことを知りませんでしたのでラッキーでした。


 撮影は禁止でしたので、その旨を告げる映画会社の人の写真様子です。

 ドランクドラゴン2人の挨拶(+質疑応答)の後、サプライズが。

 森田芳光監督がお忍びできていました。自腹だそうです。森田監督も加わり挨拶、終了後劇場を出る時のマイクが「びっくりした~」という声を拾っていたのでドランクドラゴンの2人も知らなかったようです。
 そういえば、今日観客動員が10位になった、と言っていました。全国で40館の上映とのことでした。ちなみに「ダ・ヴィンチ・コード」は850館あまり。

 森田監督は監督名で劇場に行く、数少ない監督の一人なので、正直ドランクドラゴンの2人を見たよりもはるかに感激しました。

 ストーリーですが、兄弟2人で暮らしている間宮兄弟の日常を弟の知人の女性教師と、ビデオ屋の女性店員と絡めて描いている作品です。

 原作は江國香織さんの同名小説。

 キャストは佐々木蔵之介、塚地武雅、常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、中島みゆき、戸田菜穂、高島政信など。

 オタクっぽい兄弟の様子をほのぼのと描いていて、爆笑と言うことはありませんがユーモラスでとても感じのいい映画です。ただこういう兄弟が現実に居たらこんなにほのぼのと受け入れられるのかは疑問ですが。 女性陣のリアル?さとの対比も面白い。兄弟かどうかはともかく、現実に兄弟ではないこんな男は結構多そうです。オタクたちの日常は見ようによったらこんなもんという気がしないでもない。(一つにはくくれませんが)

 いい人って、どうでもいい人なんですよね。

 弟の徹信が鉄道オタクでテッチャンといわれているのは、たぶん原作どおりでしょうが、なかなか笑えます。

 もちろんこの兄弟二人もいい感じなのですが、沢尻エリカさんと北川景子さんの姉妹もとてもいい。最近の沢尻エリカさんの演じるキャラにははずれがない。
 次は姉妹でもやって欲しいくらい。

 中島みゆきさんが登場しているのも珍しい。ナチュラル(本当にそうらしい)にいい味を出している。

 森田監督の作品では「それから」が最も好きで、「メインテーマ」「(ハル)」も好きな作品ですが、とても好きな作品の一つになりました。このところ「間がない」と映画に関して書いているケースが多いような気がしますが、この作品は「間」でおかしさが出ている作品だと思います。

 自分自身がオタクなのでそういうこともポイントの一つにはなっているかもしれません。

 「ま~みや」で写真撮影を客席に向かって行いました。「マミヤ兄弟」の部ブログに掲載とのことだった。

 →端だったので切れていました。