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プサとダルの日々~時々鉄子

GもDもわからない音楽ド素人がハンマーダルシマーとプサルタリーの2つの楽器に挑戦中!
どうなることやら…

佐々木活字展 

2017-12-01 18:49:25 | その他見聞録

12月1日金曜日。仕事終わってそのまま早稲田へ。なんの関係もないが佐々木活字店100周年の展示会に行ってみた。ちょうど文選の作業が見られる時間に着けた。印刷会社にいたとき、活版部門もあったけどそこには1回しか入ったことがない。なのでその知識はほとんどない。でも興味はあるので実際に見てみたかった。

展示は100年の歴史がわかるもの、実際に組んだ版と刷り上がったものなど。活字を作る、文選、組版、印刷と流れてゆく。活字の組版はたいへんなんだなー。決められた大きさのなかでどう組んでいくか、直しのことを考えて簡単に組んでいるという。複雑にするとたった1文字の挿入削除でたいへんなことになるのはわかる。
活字の棚から1文字ずつ拾って手元の箱に収めてゆく文選作業。ベテランは速い。縦組み横組みで向きを変える。どうせなら簡単な組版作業も見たかったな。あとから聞きたいことがいっぱい出てきた。なんだかますます興味が湧いてきたぞ!

  

  

 


ケルト市とワークショップと街歩き 浅草

2017-10-10 17:38:47 | その他見聞録

10月9日月曜日、体育の日。浅草でやってるケルト市なるものに行ってきた。アイリッシュな雑貨やCDや食べ物飲み物が売られている。ライオンスタジオ、初めて行ったけど、はっきり言って狭い。もっと広々を想像していたので、なんだかがっかり。1階を見て回るのも人が入り乱れて誰がスタッフだかわからない。しかも狭いのですぐ見終わってしまう。2階はカフェなのだがここもいっぱいで座る場所もなく、食べ物もほとんど売り切れ状態。結局居場所がなくて出たり入ったり。近くに北海道のアンテナショップがあったので、そこにも行ってみたり…。ワークショップの受付は30分前で整理券をもらうのだが、そこからが長かったなー。時間まで結局うろうろしていただけで、つまらなかった。そして5分前に整理番号順に入ると言われたのだが、行ってみると階段にみんな並んでいる。まだ呼ばれてないのかと思って列の後ろについたら、上のほうで番号を言っている。え~、もう過ぎてるじゃん。まるで整理番号の意味がない。しかも友だち同士みたいだったから席譲っちゃったし。まー、声が聞こえればどこでもいいんだけど。後ろだけど、かえって真ん中になってよかった気がする。

 

とイメージ的には悪かったが、歌のワークショップはとってもよかった。面白かった。歌は3曲。よく弾いてる曲、知ってる曲、知らない曲。講師の先生がまず歌って、メロディを弾いて、そしてみんなで歌ってみる。なんとなく歌えたけど、英語の発音が……( ;∀;) 知らない(読めない)単語は先生やみんなのを聞いてそれらしく…。2曲目は音に単語をはめるのが難しかった。日本語ならなんとかなるけど英語だからほんとに難しい。それでも何回か歌ってるとそれなりに形になってくるものだ。3曲目は初めて聞く曲。でも有名らしい。街に銅像があるとか。これも繰り返し歌うと歌えるようになる。英語の歌詞の下に日本語の意味があるので、歌詞の背景を思いながら歌えるのがいいね。それらの曲にまつわる話もしてくれて、意味がわからない英語の歌もこういうことを知ると歌える気がする。英語の歌詞は韻を踏むのがリズムにのれて歌いやすいなー。
先生は奈加靖子さん。ハープ奏者だが、今回はハープの演奏はないので残念。最後に1曲、ゲール語で歌ってくれた。その土地の言葉で歌うのがほんとはいいのだけど。難しすぎ。

 

終了後、屋上に上がってみると、セッションやってた。風も気持ちいいし。なんだ、はじめからここに来ればよかったんだ。と思ってたらセッション終了してしまった。あーあ。

そのあと、久しぶりに浅草をぶらつく。公会堂(子どもの卒業式で行ったっけなー)で勘亭流の展示を見て飲み屋街を歩き、五平餅で一休み。知らない間にまるごとにっぽんという施設ができていて、何も買わなかったけど、とりあえず覘いて一回り。せっかくカメラをもってったので、いまや珍しくもないスカイツリーや雷門を撮る。そうそう、結婚式後の新郎新婦、その家族と思しき人たちが一輪車、もとい人力車に乗って移動していた。みんなからおめでとうと声をかけられて、こんなのもいいなー。駅に向かう途中、フクロウカフェが。あ、たぶんテレビで見た。ぬいぐるみが2つと思ったら、一人は本物だった。儲かっているのか首がよく回るので、なかなか顔を撮らせてくれない。撮った瞬間にふっと180度。何回撮ればいいんだ~。時間があったら中に入ってたかもね。客引きお疲れ様。

 

 

  

 

 


世界の民族音楽を聴く~アイルランド音楽の魅力 守安功 明大リバティアカデミー

2017-07-17 13:33:56 | その他見聞録

7月15日土曜日、湯河原からの帰り、お茶の水へ。明大リバティアカデミーの守安さんの講座。2回目だ。前回は講座室だったが今回は人数が多いのかグローバルホールで。

始まる前に最前列の女性と話して、前半の内容を決めてた。後半もその場で。一見関係なさそうな曲から展開していく。話があちこち飛ぶのでときどきついていけなくなりそうになるが、ちゃんと本筋に戻してまとめている。
バッハもキャロランもその作曲とされているものをこんなものを作るわけがない、とばっさり。聴いただけでそんなことわからないよ~ 説明されてもなんとなくわかるようなわからないような… 
民族音楽はインターネットで検索して楽譜を出してはいけないとかいわれてしまったね~。違う旋律でも同じ曲とか同じ旋律でも違う題名とか気が狂いそうになるけどそれがあたりまえで、ある日ふとついてゆけるようになるそうな。うーん、私には想像できない。
その土地の特色とか時代背景とかわかるとその曲の思いが伝わる。調べてみると面白いかも。
キャロランはあまりハープは上手くなかったらしい。でもそのおかげで作曲の才能が開花したのだからなにが幸いするかわからない。シーベグ・シーモアがそんなふうに生まれたとは知らなかった。彼のひととなりが興味深い。

いつも思うけど急に演奏を始めるのにすぐ対応できる雅子さん、素晴らしいな。話す内容によって思いつく曲を吹いていくのでリハーサルもしてないし、その場で話す内容を決めているので打ち合わせさえもしてないのに。

写真は講座開始後は撮れないので少ないな。私の位置からだとハープの上部に雅子さんの顔が隠れてしまう。

 

 

 

 

 


狂言 万作・萬斎の世界 埼玉会館

2017-04-17 17:23:21 | その他見聞録

4月16日日曜日、狂言を観に埼玉会館へ。狂言なんて何十年ぶりだろう。機会があれば観たかったのだが、能楽堂は気後れするし大体高すぎる。今回は埼玉会館のリニューアル記念で野村万作の狂言が観られるし、無料で狂言講座もついている。
その狂言講座に、そんなにいないだろうと思ってたらなんと9割がた参加していた。 なんでみんなそんなに熱心なんだ。講座の間は自由席ということで割と前のほうの真ん中をゲット。素人にもわかりやすい狂言についての説明と演目のちょっとした解説、そしてワークショップ。講師の後をついて小唄と小謡をみんなで謡う。小唄は流行歌のようなものなので覚えやすくできてる。小唄はなんとかついていけたが、やはり小謡は難しい。最初に教わる小謡だということだが、謡は普段聞かないし、独特の節が覚えにくい。声の高さも合わないので低いところは出ないし。初めて知ったが、最初に出す地謡の頭の声に合わせるのでその時々で高さが違うという。えー、音域も広くないとだめじゃん。それに合わせて舞も覚えなければならないのだから演者を尊敬する。しかもすべて口伝だ。一朝一夕にできるものではない。

演目は武悪と二人袴。武悪は名乗りもなく始まるので、あらすじをあらかじめ頭に入れておいて、一瞬で集中しないと。機嫌の悪い主のイライラが伝わってくる。太郎冠者は上手く立ち回ろうとして失敗することが多いのだが、これは存外に上手くいく。後半の主の豹変ぶりが滑稽だ。幽霊に早く消えてもらいたいのに話を最後まで聞くのは悪いことをしたと後悔してるから? ちょっと最後はかわいそうになった。
二人袴は本当は父親なのだが、萬斎が父親では無理があるというので兄という設定に変わった。兄と弟でも全然おかしくはない。これは名乗りから始まり、定石のせりふも多く、わかりやすい。この中で講座でやった 花の袖という小謡が舞われる。とても同じ謡とは思えない。私たちがやったのは謡ではなかった…ははは… これは笑い声も目立ち、後味もよかった。
2つとも初めて観る演目だったのでちょっと緊張したが、 解説もあって楽しめた。講座でやった小唄が出てくる二人大名も観てみたいな。

 

 


ヨーヨー・マと旅するシルクロード シネスイッチ銀座

2017-03-10 18:21:24 | その他見聞録

3月9日木曜日、銀座に映画を見に行った。新聞の広告で見つけて見たいと思った。珍しくドキュメンタリーなのだが。

内容が思ってたのと大幅に違ってた。これは邦題の付け方が上手くないなーと思う。勝手な思い込みだけど、シルクロードを旅しながらそこで出会ったいろいろな民族楽器たちとヨーヨー・マのセッションが見られると期待していたのだが全然違った。 

シルクロードプロジェクトなるものが行われていたのも知らず、シルクロードアンサンブルなる存在ももちろん知らず。主役はヨーヨー・マのチェロではなく、シルクロードプロジェクトそのものなのだった。しかもこの活動は16年にもなるらしい。楽器演奏だけでなく歌手やパフォーマーも混ざっている、そしてその時々でメンバーが違うそうだ。
プロジェクトにはつながるのだろうが、演奏より人となりに焦点をあてている。アンサンブルメンバー数人のインタビューと活動や国に対する思いまでカメラが追う。それとともにヨーヨー・マの思いが本人と息子のインタビューで語られる。時系列でもなく、ひとりずつ順番に掘り下げていく、というのでもなくあちこち飛ぶので戸惑ってしまった。最初と最後にメンバーでの演奏場面がでてくるが、結局主題が見えずに消化不良だった。

このプロジェクトを知ったことはよかった。全編音楽が流れていたのもよかった。どんな楽器が登場するかと思ってたがサントゥールとハーディーガーディーだけだった。あとは中国で影絵をやっているおじさんたち、というよりおじいさんたちかな。楽器が珍しく、手作りのように見えた。影絵の人形を作るのにお金がかかるらしい。手間もかかるだろう。後継者はいないという。影絵劇だけでなくあの楽器や歌もなくなってしまうのだろうか。こういう市井の人たちが奏でる民族楽器とヨーヨー・マのチェロとの絡みが見たかったな。各地の独特な楽器を愛して演奏して守って伝えていくプロの存在も大事だけど、音楽好きな素人のちからは大きい。