12月11日土曜日。春日部からスペーシアに乗って東武日光へ。古~い車両だが、やっぱり雰囲気が好きだし、落ち着く。でもこれもそろそろなくなっちゃうんだろうか…? リバティはなんか、馴染めない。移動できればいい、新しければいいというものではない。
東武日光駅に着いて早めのお昼。コロナ下で車内で食べるのは気がひける。観光は時間がないのでできないが東照宮まで行ってみた。駅まで戻るのが案外遠くて速足になってしまった。
この日は特別編成のSL大樹が走っていて、東武日光から鬼怒川温泉まで運行する。後ろにはディーゼル機関車がつく。長い間乗れるのはいいな。SLにちゃんと向き合うのは初めてといっていい。このいかにも機械機械した重量感のある機関車、車輪の動く様、ゆっくり見られた。汽笛、煙、独特の匂いもわくわくする。小さい頃も乗ったことがなかったのに懐かしい感じがするのはなぜだろう?
窓ガラスのない展望車があり、みんなよくわかっていて、ビューポイントに近づくと混雑して、後から行っても写真なんか撮れない。初めからいると寒いし、子どもにいい場所を譲らないとね。
SLおたくというかマニアの方たち、もう常連のようで、乗務員も顔馴染みみたい。おー、どこにでもいるんだなぁと妙に感心した。
鬼怒川温泉駅で転車台の機関車を見る。入場、反転、出場を見届ける。泊まるのは日光なので、鬼怒川温泉からまた電車で東武日光まで戻る。迎えの時間には間に合わないので駅から歩く。遠い…しかもほとんど山登り。なぜかいつもこんな目に合う。
12月12日日曜日。朝は駅まで送ってもらって下今市へ。今度は鬼怒川温泉までSL大樹に乗る。チケットをとったのは前々日だった。その時はスカスカで、東武鉄道、大丈夫か?と思ったけど、乗ってみたらけっこう埋まっていて安心した。それは鬼怒川温泉からの帰りのスペーシアにもいえる。前々日にとれちゃうんだという驚きと貸切か?というほど空いてたのにまあまあ埋まっていた。
鉄道はやっぱり人で成り立っているんだな。機関車と客車の連結に人の手が不可欠だということを知った。SLを動かすのに何人の手が関わっているのだろう。そして駅員はもとより沿線の人や撮り鉄まで手を振ってみんなでSL大樹を盛り上げようとしている。ろくもんのしなの鉄道でも感じたが、東武鉄道も応援したい。