いまさら桜の話で恐縮ですが、パソコンの調子が悪くなり下書きにしていたのを忘れていたので改めて投稿しました。
まだ少し寒いお彼岸の中日に久留里線に乗ってきた。房総半島も久しぶりだし、ましてや久留里線は初めてで、わくわく
千葉から外房線に乗り、木更津へ。ロングシートだったので、少々がっかり。でも前を見るとボックス車両もあった。
木更津で駅弁を購入。同行者は潮干狩弁当、漁り弁当を、私は菜の花弁当を。
いよいよ久留里線に乗車。1両だった!都電か!単線で家々のすぐ近くを走り、感覚としてはやっぱり江ノ電か? 電車のドアは自分で開くボタンを押して開ける。雪国ではよく見るが…? ワンマン運転なので、無人駅に着くと運転手さんが切符や運賃の回収をする。そのため、ドアは運転席に近い一つしか開かないようになっている。乗務員室のドアは常に開いていて、下半分は運賃箱を置いてあるのでもちろん中には入れないが、“運転中に話しかけないで”との注意書きが貼ってあるのが納得。
下郡の手前で面白い光景を見た。踏切から駅寄りのすぐ横に自転車が数台置かれていた。駐輪場ではなくただの叢なのに、整然と並んでいた。踏切から駅のほうに順番に停めるルールになっているのだろう。停めていい場所かは知らないが
久留里で下車。久留里城へ。けっこう道路っ端を歩く。山のほうへ曲がるとトンネルがあった。それをくぐり、山道へ。森林体験交流センターのところに杖が置いてあったので借りることにした。かなりな急勾配で上るのはいいが、下りは怖そうだな…しばらく行くと久留里城址資料館が。無料そこから少し上ると久留里城だが、大雪で屋根瓦が落ち、立入禁止になっていた。残念 景色のよいところで駅弁を広げた。Tさんのホイッスルで食後の優雅なひととき。
やっぱり下りは怖かった。ところどころ花も咲いていたが、花より足元を見ないと、こけたら下まで前転で転げ落ちる交流センターまで戻って、そこから違う道で駅まで戻ることにした。駐車場のところからずっと桜が咲いていて、こっちの道のほうが良かったかな
商店街を通ったのだが、あまりお店らしいお店はなかった。水の町として有名で、あちこちに湧水がある。多くは個人所有らしいのだが、誰でも汲んでいいことになっている。重いので持って帰らなかったが、ペットボトルで汲みに来ている人も多かった。
駅に戻ると天気が怪しくなり、とうとう降り出してしまった。振らないって言ってたのに…とりあえず終着の上総亀山まで行き、その折り返しで木更津まで戻ることにした。久留里からは3両だった。下校時間にしては少し早い気もするが、折り返すのだからこの時間なのだろう。線路を歩ける駅はめったにない。ローカル線の良さだな。みんな電車との記念写真を撮っていた。せっかくなので車止め(?)のところまで線路を歩いて行ってみた。
木更津の発車メロディーは證誠寺の狸囃子。たぬきのモニュメントも駅前に。風が強くなっていたけど雨が止んでいたので、やつるぎ神社経由で海まで行ってみた。やつるぎ神社で、ご当地ヒーロー鳳神ヤツルギのおみくじをひいてみたところ、なんと大当たり大凶でした運がいいんだか悪いんだかわからない。しかも二兎追う者は一兎も得ずなどと書いてある。二つの楽器は無理だってことかな…一つにしなさいってことかな。するとTさんが3つやればいいんじゃないとのたまう。そんな無茶な…
港のほうに行くと、また風が強くなってきた。港に行く途中でたぬきが楽器を弾いているのを発見。どう見てもバンジョーとコンサルティーナに見える。おおこんなところに同好の士がなんか因縁めいてる。
島(公園)に向かう橋を渡ろうとする同行者。ただでさえ高いところ苦手なのに、この強風のなかあの橋は渡れない。結局見るだけになりほっと一息。近くのお土産屋で風よけがてら買物。駅に戻るともう旅も終わったも同然。なかなか面白かった。1日が早く感じた。