大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

香港帰りの女~ラプサンスーチョン~

2005年07月12日 | お茶/中国茶

これもまだ私が若かりし頃の話し。香港帰りの友人が香港土産のお茶と共に、サランラップに包んだお茶を持ってきた。意味ありげに微笑みながら。
ラップに包まれたお茶は、ラプサンスーチョン(正山小種)。
(ラプサンスーチョン自体は香港で買ったものではないらしい。)
………らぷさんすーちょん???どこの国のお茶さ!

異質な響きに、漢字もアルファベットも浮かばず、しかも茶葉から漂う香りは「正露丸」(爆)。淹れてみると更に正露丸臭かった。蓋碗にも匂いが染み付きそうで嫌(笑)。

………この香りを元にアールグレイが出来た?????

………こんな香りにしびれるイギリス人っていったい…

正露丸の瓶を渡したら、もりもり食べるんじゃないだろうか(^_^;)。虫歯に正露丸を詰めても平気で居られる人種かもしれない。
オリエンタルな香り?もともと東洋人だしねぇ、西洋人が思う東洋的な香りは理解できないのかも…。お貴族さまと庶民の感覚は違うのだろうか。それとも、イギリスの水はこんなキッツ~イ香りを消してしまう位強力なのか?

正山小種よりもさらに燻して香りを強くしているという、イギリス向けのラプサンスーチョン。本場イギリスの水で淹れると美味しくなるものなのか、いつか試してみたいものです。