大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

龍井寺の龍井茶

2012年06月11日 | お茶/中国茶

話が前後して申し訳ないが、龍井寺喫茶所の特級龍井茶 80元(1040円)。
特級龍井茶を注文すると ↓ 写真左の「清虚静泰」閣でお茶が飲めます。 

↓ 「清虚静泰」閣の内部
お茶受けはピーナッツのみで、80元はちと高いですが
中国人が居ない分、とっても静かで、表の喧騒を考えると癒されて良いかな…。 

「清虚静泰」閣といっても、
軒下に「清虚静泰」という扁額がかかっているので勝手にこう呼んでいるだけ。
「清虚静泰」とは心が「清く静かな様」…竹林の七賢、ケイ康の養生論から(?)か。

特級以外の龍井茶は、軒下かオープンテラスでお茶を楽しめます。 


龍井泉

2010年11月15日 | お茶/中国茶

曲院風荷脇の楊公堤(ようこうてい)から
龍井路(ロンジンロ…日本語読みだとリュウセイロ)を上がっていくと
茶葉博物館を過ぎたあたりから山道になる。

山道といっても、今は舗装されているので歩きやすい。
きついカーブを2、3曲がった右側(山側)に龍井寺がある。


~龍井寺(龍井)の牌房~ここの階段下ると龍井がある

龍井は三国の末期、呉の赤烏年間(238-250年)にはすでに知られていたそうだ。
岩場から湧き出した泉水は甘く、四季を通じて涸れないらしい。

どんな旱魃時も涸れないもんだから、土地の人は、
この泉は海に通じ、龍神の棲む泉と信じて、龍井と呼んだそうだ。

龍井の水は表面張力が強いのか(?)、棒でかき回すと、
その波紋が普通の水面と違うらしい。
今回はなかったが、波紋を起こすための棒が置いてあったりする。
以前、何度か試してみたところ…波紋の違いは判らなかった(笑)


三潭花鳥庁(サンタンカチョウテイ)2010

2010年10月24日 | お茶/中国茶

小瀛洲の喫茶店、三潭花鳥庁2010年版ですが、特級龍井がなんと40元(520円)。
…しかも茶請けなし(笑)。観光地価格なんですねぇ
我々は小市民なので、一級龍井を注文(笑)。一級でも充分美味です。



2002/9は特級龍井が最高で15元、現在はその上に新茶なるものが…。
9月に新茶と言われても有難味はないですが(笑)80元ですって…。
しかし、たった8年で2.7倍の上昇とは、とほほって感じ。
内装がだいぶ綺麗になっているから、それによる便乗なのか、観光地の物価上昇率が高いのか。
中国人民の給料はそれなりに上がっているのか、人事ながら気になってしまいます。





西湖国際茶人邨(ちゃじんとん=茶人村)

2010年10月13日 | お茶/中国茶



西湖国際茶人邨は西湖沿いの南山路にある茶館。
浙江省茶葉産業協会が茶館普及のため、作ったお店だそうで…



館内はシックでレトロ。
19世紀末~20世紀初頭の上海の租界もかくや、というような
エキゾチックな雰囲気はかなりイケてます。
抑えた照明と静けさは、中国であることを忘れてしまうほど。
観光地の喧騒に疲れた身には値千金のスペースです。



と、器の素晴らしさもさることながら、ここで特筆すべきことは、お茶の美味しさ。
ここでは茶壷を使うお茶は、茶芸師さんが自分のスペースで淹れてくれて
お客には茶海で提供されます。
茶海が空に近くなると、茶芸師さんが更に淹れてくれるシステムです。
このお茶が、なんとまあ、美味しいこと!!!
茶葉の素晴らしさもあるのでしょうが、この美味しさは茶芸師さんの腕ですね。
なんたって、一煎目から五煎目まで、ほとんど味が変わらなかったんですから。
そんなこと出来っこないと思っていたことが、ここでは起こりました。
中国でこんなに美味しいお茶を提供されたのは初めてだったので、本当に感動しました。
ああ、やっぱりお茶の国なんですねぇ。
日本でもこんな風に美味しく淹れてくれる茶館があれば、毎週通うのに…。



中国ではお茶を頼むと、かなりの量のお茶請けが登場します。
茶館によってはバイキング形式のお茶請け食べ放題もありますが、
ここは三種のフルーツに四種の乾き物が出てきました。
↑お茶は宋種芝蘭香と安渓観音王。一律100元(1300円)。



お茶のあまりの美味しさに、翌日も9:30に襲撃。
この時は、大紅袍と杭州の紅茶・九曲紅梅を注文。
九曲紅梅は蓋碗で提供されたので、茶芸師さんの力量は感じられず(笑)。
ここでは茶壷を使うお茶を注文した方が良いと思います。



南山路の入口/路からは直接見えないので、この茶人邨という岩が目印
西湖博物館と柳浪聞鶯門の間にあります。


杭州~星巴克(スターバックス)

2010年09月30日 | お茶/中国茶

お約束の…スターバックス。
相変わらずその場の雰囲気に同化しております。
昆虫の擬態のようです(笑)。

コーヒーメニューと価格は日本とほぼ同じです。
ご当地ものはスターバックスブランドの龍井茶、碧螺春(へきらしゅん)、東方美人
中秋節に向けて月餅セットが…(笑)


う~ん、早く故宮のスターバックスが見てみたい。
行く前に無くなりませんように…。
…故宮のスターバックス、ネット検索したら撤退してました

 


清水茶寮・羊羹の会 其の五~その③

2010年02月24日 | お茶/中国茶

北原堂製菓・第二弾、金目川(かなめがわ)。前述の葛葉川はこの金目川の支流です。
写真では判りにくいと思いますが、小豆餡の中にに栗が入った羊羹です。
練り羊羹なんですけど、虎屋のぎゅっと詰まったような重い感じでなく、なんとなく栗蒸し羊羹の風情が
あって、私はこれがイチオシでした。

…栗羊羹が大好きなので(笑)。

金目川は下流を花水川というんですよね。
字面で見ると素敵な名前ですけどね、子供の頃は”鼻水川”だと思っていたんですよ(笑)。
子供のイメージって…

花水の由来は”川辺に桜が咲き乱れるから”ということらしいですよ。

栗羊羹には日常。釜煎りの香ばしさと、さらっとしつつも奥深い味わいが素晴らしいお茶です。
あー、源流の次に好き(笑)。お煎餅、練りきり等、どんなお菓子にも合うお茶ですよ。
日本の釜煎りって味わい深くて、優しくて、本当美味しいんだから~!!!!

話は脱線しますが、写真の湯のみ、青みがかった白がとても美しくて程よい大きさ。
凄く素敵なんて、ゲットしようと狙ってるところです。

北原堂製菓・最後の羊羹は水無川(みずなしがわ)。
白井さん曰く、水無川には弘法大師伝説があるそうですよ。

概要は、弘法大師が心優しい人を探そうと、敢えてみすぼらしい身なりで
村人に水を所望してみたところ、誰も水を恵んでくれなかった。
身なりで人を侮る村人に怒った弘法大師は、この川の水を消してしまったそうな。
という訳で、この川は水無川と呼ばれるようになったとか。

…美女と野獣の魔女のような話ですが、さすが弘法大師、伝説も説教くさい(笑)。
村人がみな親切だったら、どんな奇跡を起こしてくれたんでしょうかねぇ。

話し戻って、水無川は落花生入りの小豆羊羹。
写真では全く判らないかも知れませんが、落花生の粒が入ってます。
口に含むと落花生の良い香り。イメージ的に云うと、落花生の甘納豆が羊羹に入っている感じ(?)
落花生は秦野の特産品なんで、これが一番秦野らしい羊羹ですね。
なんとなく、癖になりそうな味わいです。


清水茶寮・羊羹の会 其の五~その②

2010年02月22日 | お茶/中国茶

写真は今回のラインナップ。真ん中から右側が神奈川県秦野市北原堂製菓の秦野羊羹3棹。
右から水無川、金目川、葛葉川(全て秦野市を流れる川の名前)。
この秦野羊羹は白井さん秘蔵の羊羹だそうです。

真ん中から左が佐賀県小城市村岡総本舗の小城羊羹3棹。
左から黒豆羊羹、抹茶羊羹、栗羊羹。

………はだの羊羹????

小城は以前の会で、羊羹の町(こんな地図が(笑))って知ったんですけどね。
まさか隣町の秦野に隠れた銘菓があったなんて、全然知りませんでした。

しかも、お菓子のプロ(試食のプロかも(笑))白井さんイチオシの羊羹だなんて
地図を確認したところ、自宅から北原堂製菓は車で20~30分の距離ですよ。
これにはホントびっくりでした。

北原堂製菓・第一弾は、試食のプロ・白井さんイチオシの葛葉川(くずはがわ)。
白隠元のさっぱりした羊羹で、とても美味しゅうございました
私見ですが、羊羹苦手な人でもイケそうな感じです。

羊羹の会・其の五のお茶一発目は、春節でお目出度いということ(?)で、
これまた、すばらしく華やかな香りでさっぱりした感じの「丘の虹」と「玉蘭」のブレンドです。
この二つは本当に日本茶??と思ってしまうほど、薫り高いお茶なんですよ~。
凡人にはこの二つをブレンドするなんて思いもよらなかった。さすがは、ブレンダー白井さん。
お正月に相応しく、贅沢で華やか。

玉蘭(イーラン←イはイとユの中間音でウムラルト)というと西太后、若き日の懿貴人を連想するので、
更に華やかなイメージなんだろうな。
話は脱線しますが、学生時代に見た人民中国万歳的な終わり方の中国映画、「西太后」の劉暁慶は
素晴らしく美しかった訳ですよ。
西太后は怖いおばさんに描かれてますけど、実際はそうでもなかったみたいで、結構好きですね。
そういえば、今BShiで「蒼穹の昴」やってますよねぇ。
田中裕子、写真の西太后に結構似てるんで嵌ってます。

話は戻りますが、日本茶「玉蘭」はとんでもなく素晴らしい香りなので、気になる方は是非
清水茶寮さんのお茶会にどうぞ。白井さんのことだから、きっと試飲させてくださるでしょう…多分。
引き出物なんかでもらった美味しくない緑茶も、玉蘭をちょびっと加えるだけで、とても美味しいお茶に変わるのでこの使い方は是非お勧めです。
…ここに至るまで三度も書き込んだデータを飛ばし、心が折れてしまったので本日はこれまで


清水茶寮・羊羹の会 其の五~その①

2010年02月21日 | お茶/中国茶

またまた、ご無沙汰しております。紫でございます。

しかしまぁ、月日の流れの早いこと早いこと。
(…歳をとると余計に早く感じるのは気のせいでしょうか。)
いつの間にか、新年も明け、鬼も外に出て行き、旧正月になってしまいましたねぇ。

とりあえず、何はともあれ、目出度い訳ですよ!!
目出度いついでに(?)、本日は清水茶寮さんのお茶会の話です。
電気屋のお茶会、その名も”羊羹の会 其の五”!!!

清水茶寮さんの日本茶は全て美味しいことに間違いはないのですが、お茶会といいつつ、
今回のメインは羊羹(笑)。
早い話が、羊羹好きが集って日本各地の羊羹を食べ尽くすというような、素晴らしい(?)
趣旨の会ってな訳ですよ。

…そう、よくお気づきになりましたねぇ。さすがあなたは通でいらっしゃる。
其の五ってことは過去に4回も、同じ会が開催されている訳です。
もう羊羹好きには堪らない会なんですねぇ、これが。

清水茶寮主の白井さんはお茶も詳しいけど、それ以上に(?)お菓子にも詳しいときているから、
これがまた素晴らしい(笑)

と言う訳で、明日から羊羹の会レポートです。
(…レポートといっても、見分けのつかない羊羹の写真アップするだけなんですけどね(苦笑)。)


9月のお茶会

2009年09月12日 | お茶/中国茶

本日は駒場の前田侯爵邸和館で清水茶寮さんのお茶会でした。


■茶室の庭■

お茶会というと…
和服を着たお上品なオバサマ方が居て、参加しようものならずーっと正座でお行儀よくしていないといけない、肩のはる、これ私の足ですかっ???って感じに足の感覚が皆無になる、堅っ苦しいものを想像しますが、そんな敷居の高いもんじゃぁないんですよ。

ゆったりと時の流れる癒しの空間で、お茶好きが集まって、美味しいお茶を飲んでお菓子を食べるって感じのものでね。
足なんか崩しちゃってますよ。
日ごろの雑事を忘れて、まったりできるんで、本当に癒されて帰ってきます。
お茶会は煎茶メインなんですが、時々ハーブもあったりして、リラックス効果満点ですよ。

今回は小柳さんのお茶を堪能する会。
小柳さんというのは静岡で拘りのお茶を作っていらっしゃる方で、その品種の持ち味を顕著に出し切る…というか、これが日本の緑茶!!!???と、驚くほど薫り高いお茶を提供してくださるんですよ。
氏の「玉蘭」を初めて飲んだ時の衝撃は言葉に出来ない。
華やかな花の香りがたちこめるお茶で、本当にびっくり!でしたよ。
中国茶にも負けない香りの日本茶…こういうだけで凄いでしょ?
それまで日本茶も中国茶もガブ飲み派だった私が、たった一杯で満足してしまった、ということ自体かなり衝撃的ですよ。
今は息子さんの代になってて、お父さんの作られた香りが前面に出るものとは少々違って、より日本茶的なんですが、それでも小柳家のお茶だって香りがある。


■小柳さんの紅蘭■

小柳家のお茶は皆美味しいので"何をかいわんや"なんですが、今回印象的だったのは、紅茶の紅蘭。
紅茶って、渋みというのか何というのか、飲んだ後の口の中がイガイガする感覚が嫌なので、
杭州の九曲紅梅は別として個人的にはほとんど飲まないんですよ。
(九曲紅梅はこっくりした甘さと、よく味わってみると龍井茶のような感じがある上、後味も良いので好きです。…あー、杭州でまったりしたい。)

この紅蘭は紅茶のトゲトゲしい部分が無くて、後味に鼈甲飴のような優しい甘さが残る。
日本の紅茶って優しい味が特徴だと思うのですが、この紅蘭は後味に優しいお茶の甘さが凝縮されて残るように感じましたよ。
「こうあるべき紅茶」が好きという人から見ると駄目なのかもしれませんが、私はかなり好きな感じですねぇ。


■菊花せんべい■↑表と↓裏
生姜の香りがしてとっても美味しいんですが、裏側も気を抜いていないところが和菓子の凄さ!!


五月のお茶会

2007年05月06日 | お茶/中国茶

四月のお茶会を更新する前に、五月のお茶会になってしまいました(^_^;)

今回はお茶ではなく、お菓子が主役のお茶会…。
ゴールデンウィークの食っちゃ寝生活で大幅に重量増しの我が身を鑑み、ダイエットの決意も新たにした矢先に、早くもくじけてしまいそうな位、美味しいお菓子が出てしまいましたよ~(笑)。

…ダイエット生活は明日からにします。

先ずは、生ハーブのブレンドティ。パイナップセージがメインでミントとレモングラス(かな?)が少々。スッキリ爽やかな感じのブレンドティ。
生のハーブティを淹れる時は、乾燥ハーブの3倍程度の量が必要だとか。

採取するのも雨天と晴天では味(香り)に違いが出るそうです。
今朝は恐ろしい豪雨でしたが、雨にぬれたハーブは水分が多くて宜しくないそうで、
亭主の白井さん曰く、”失敗した~”

でも、美味しかったですよ。ハーブはよく判らないんですが、冷やして夏の清涼飲料代わりに飲みたい感じです。砂糖がしこたま入った清涼飲料水は当分封印して、今年の夏はハーブで頑張ろう。

…なんたって、ダイエットの決意を新たにす!ですから。

そして、ダイエットの決意を粉砕する美味しいお菓子1号がこの「あんずタルト」。
見てお分かりのように、あんずがたっぷりで、素材にこだわったお菓子作家さんの作品だそうです。

タルトとかパイってパサパサして好きじゃなかったんですが、これは激美味です
なんてったって、お代わりしたかったくらいですから。
タルトというお菓子を今日見直しました!!
多分、過去に食べたタルト、パイがロクなモンじゃなかったんでしょうね(笑)。

つづいて、チコリコーヒーのカフェ・オ・レ。

チコリコーヒーって名前は聞いた事ありましたが、いただくのは今回が初めて。
多分、「チコリコーヒー」って単語は白井さんから聞いたんだと思います。

チコリってハーブの根っ子で出来た代用コーヒー。カフェインレスで、水溶性の食物繊維が豊富で、とにかく身体に良いそうです。
自然の甘味と、さっぱり感がいい感じです。
少量のきな粉を加えるとコクが出るということで、二杯目に入れてみましたが、さっぱりした感じがチコリコーヒーの特性だと思うので、私はそのままが良いです。

本日の主役第二段、イチジクとくるみのケーキ。甘さ控えめな大人のケーキ。
あんずタルトも美味しかったですが、私はこちらの方が好みでした。
たっぷりのイチジクとたっぷりのくるみの塩梅が絶妙です。
タルト生地もサクサクしてて、生地だけ食べても美味しいんです。

お茶3品目、手作り釜炒り茶。
やはり日本茶はホッとする優しさがありますよねぇ。
5、6年前のものなので焙煎してありますが、焙煎前の茶葉はまだ青く綺麗で、びっくり。葉をカットしないで作っているお茶は力強いんですねぇ。
しかし、山に自生していたお茶の木から、素人さんがみようみまねで作ったものだというので更にびっくり。さすが、農業やってる方は違います。

食べかけですが、塩クッキー(左)とアーモンドクッキー(右)。
塩クッキーはその名の通り、塩味のクッキー。固めるために表面に砂糖がまぶしてありますが、塩味が利いてて、味は表現しがたい不思議なクッキーでした。
ちょっとクセになりそうな美味しさです。

お菓子主役のお茶会というのも、一風変わっていてよいですね。

でも、明日からは炎のダイエッター(笑)。


熊切茶

2007年04月10日 | お茶/中国茶

本日は土曜代休でお休み。
おやつに、お初の「熊切」茶を淹れてみました。

先週、土曜出勤の帰りに銀座松屋の茶の葉でゲットしたものです。
そろそろ屋久島あたりの新茶が入ってくる頃かな~と、寄ってみたんですが、まだでしたね(笑) 。
店員さんのお話では、新茶は今週あたりかららしいです。

新茶はまだでしたが、常飲している源流がなくなってしまったので、来週のお茶会までのつなぎに、馴染みの無いものを選択しました~。
天竜川の上流で栽培されているお茶らしいのですが、強めの渋みとほのかな甘味のバランスが絶妙で、これはいいものに巡り合ったって感じです

源流のように朝晩飲むといったタイプではありませんが、休日の気分転換にお菓子と共にいただくのに向いてるかな。
濃い目のお茶が好きな人にお勧めです。


熊切/100g 1050円

 


桜餅考

2007年04月08日 | お茶/中国茶

春といったら桜餅!!

花より団子がモットーなので、桜の花よりも桜餅。

ピンク色の薄皮に桜の香りがほんのり移って、なんとも素敵なお菓子ですよねぇ。
ああ、和菓子って素敵

しかし、道明寺はNG。あのベタベタしたもち米が馴染めない。私の中では道明寺は桜餅ではなく、あくまで「道明寺というお菓子」という位置付けなんですよ。
桜餅買ってきた~、と言われて道明寺を渡されたら、かなりガッカリします。

私のイメージする桜餅といったら、長命寺系の焼皮桜餅のみ。
フワッとした中にも、モチモチッとした、腰のある感じの小麦粉(?)の焼皮は絶品だと思います。

今までみんながそう考えていると思っていたのですが、最近、全く逆の考えをお持ちの方がいらっしゃることが判って、ちょっとビックリしました。
生まれ育った地域、環境で違うんですねぇ~。


四国の釜炒り茶~源流

2007年03月25日 | お茶/中国茶

本日のおやつはミニ豆大福と四国の釜炒り茶「源流」。
「源流」は昔懐かしい香りのする、日本茶です。
四万十川の上流で栽培されたお茶なんですかね。

子供の頃からお茶が大好きで、伯母にはよく「茶飲み娘」なんて云われてましたが、
最近参加させていただいているお茶会でこのお茶を紹介されて

……そうえいば子供の頃に飲んでいたお茶ってこんな感じだったなぁ

なんて記憶が蘇ってきたんです。

「源流」は多めの茶葉で長めに淹れても(淹れてることを忘れて放置しても(笑))渋くならないんですよ。もちろん薄めにさっぱり淹れても爽やかで美味しいです。

最近の日本茶といえば「やぶ北」ばかりで、自宅で飲んでいたものもそうでしたが、
こういうさっぱりした優しい香りのお茶も大好きです。

この源流に巡り合ってからは、朝晩のお茶は専らこればかり。
中国茶のように華やかではないけれど、"日本人でよかったなぁ~"と思える旨みと余韻が良いのです!!


かなり濃く淹れても、美味しいのです

 


お茶の発掘…

2007年03月21日 | お茶/中国茶
………なにこれ?
とある日、職場の袖机から謎のお茶を発掘…。
いや、本当に謎って訳じゃないんですけどね。
だいぶ前に職場で飲んでて、そのまま忘れてたってもんです。

茶筒の蓋を開けてみると、太平猴魁(たいへいこうかい)。
見分けのつく茶葉でよかった(笑)。
これが岩茶だったら、淹れて飲んでも判らない茶葉だらけだろうなぁ(笑)。
鉄羅漢と白鶏冠位は判るかな…。

話戻って太平猴魁。多分これは2年半~3年前のお茶と思われる。
当時仕事が悲惨な状況だったので(今も大して変らないが…)、お茶の時くらい優雅にリフレッシュと、蓋碗を使って淹れていたのです。

………なにこれーーーーっ(滝汗)!!

自宅冷蔵庫の上、電子レンジの陰から、14年ほど前に買ったであろう安渓鉄観音を発掘…。
黄色い茶缶に入った鉄観音は一缶10元程度(だったと思う)。現在の安渓鉄観音と違い焙煎が強いタイプで、私は割と好きだった。
ちょっと嵩張るけど、友人、ご近所の中国土産に重宝だった。
一般の認識では中国=烏龍茶だった(今でもかな?)から。

何故14年前と断定できるのか?といえば、それ以後の旅行では、ちょっとお茶に興味が沸いてきたので、お茶屋さんで量って買うようになったからだ。…14年モノより古い可能性もあるが。

………果たして14年モノの安い中国茶は飲めるのであろうか…

昔、職場で、7年モノのカルピスを発掘したことがある。私が入社するはるか以前に、お中元にもらったものらしい。

………7年モノのカルピスって…

………元々発酵してるんだから、カビてなきゃ飲めるんじゃないの?

瓶からコップに移してみると、乳白色で見た感じ普通。香りも普通。カビの繁殖もなし。心なしか、ちょっとトロミ度(粘度)が上がっている感はあるが、平気そう。職場で協議の結果、飲んでみようということになった。

………味も普通のカルピスじゃん

ワクワクして飲んでみたものの、なんら変るところ無きカルピスだった。
が、数分後、一人真っ赤になった男性社員が居た。

………発酵が進んでアルコールになっていたのか

………そういえば、馬乳酒を飲んだ先輩が、まずいカルピスみたいだったと言ってたなぁ

………牛乳酒かな

極度にお酒に弱い彼は、それ以後アルコール検知器と呼ばれるようになった。
カルピスはお酒になった。

では、鉄観音は????

………カビの胞子が充満してたらどうしよう

………結構直射日光に当ってたかもなぁ、この缶。保存状態最悪なんじゃないの?

恐る恐る缶の蓋を開けてみると、特にカビている様子はない。茶葉の色も普通だ…多分。さすがに十数年放置していただけあって、ちょっと香りが飛んでいるが、それでも火の強い鉄観音って香りは残ってる。

変質していたら嫌なので、蓋碗で淹れてみた。色も普通、香りも普通。飲んでみると、

………まろやかで、美味しい

14年放置した…いや、寝かせた鉄観音は、ただの陳年茶だった(笑)。