大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

嶺頭単叢(れいとうたんそう/りょうとうたんそう)

2005年07月28日 | お茶/中国茶

お茶を淹れるときのことなんですが、お湯を注いだ後に別のことを始めると、すっかりお茶を忘れていることがあります。…度々ある、いや、よくある(笑)。と、言うことで、抽出時間がかなり長くなってしまう訳なんですよ(笑)。

岩茶なんか淹れてた日にゃ、絶対飲めないんじゃないかなぁ…なんて思える、沼のような色になっていることがあったりして
まぁ、こんなお茶を良く飲んでいるので、パンチの効きすぎた濃いお茶も、割と好きです

そんな訳で、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)の類は、”嫌~な感じ”のエグ味を出すのが得意です。渋みだけじゃない、鳳凰単叢独特の、失敗した時の”+αなエグ味”ってあるでしょう(苦笑)。殊に若い木だとエグ味が出やすいじゃないですか、失敗しなくても出たりして(笑)。口では上手く言い表せないんだけど、あるんですよ。

さすがにこれは悲しいので、ここ一年程、鳳凰単叢系を淹れる時は、結構気合いが入ります。絶対に別の作業をせず、お茶を淹れることのみに集中します(…なるべく)。…一煎目だけですけどね(笑)。気合いで淹れた後、フルーティな香りと爽やかな咽越しに、ほーっとしたりして。この気合いの後のホッとした脱力感はたまりませんなぁ~。

最近暑さと忙しさで集中力がない為、淹れてなかったんですけどね。この前、気合いを入れなくても美味しく入るお茶に出会いました。

夏の大茶会2005の帰りに、浜松町のお茶屋さんでゲットした嶺頭単叢(レイトウタンソウ又はリョウトウタンソウ)は、激ウマです。爽やかでフルーティで煎が利きます。お湯で4、5回飲んだ後、水出し冷茶にしてもかなりイケます。

ちょっと長めに抽出しても渋みが出にくい。そりゃ抽出時間を長くすれば、渋味は出ますが、嫌な感じにはなりませんよ。この嶺頭単叢は、さっきお話した+αのエグ味部分が出ない感じかな。
夏を爽やかに過ごすのにピッタリなお茶だと思います

冷茶で持っていって、コミケの差し入れしようかなと思案中。…でも重いからなぁ…(笑)。