家族の応援歌

相談活動・短歌・シャンソン

つっちーの国語授業2

2021-01-16 22:40:08 | つっちーの国語授業

市川でももうこんなに紅梅が咲いていました。さて国語授業の思い出。
夜にお母さんたちと読書会をしたのを思い出します。
なぜしたのかというと、中学生は日々めざましく成長し、国語の授業
の中でも、素晴らしい作品を読解することによって成長するので、
お母様たちにも子供が今どんな作品を読んでいるのか知っていただけ
たらと思ったからです。
1年生の今頃はへルマンヘッセの[少年の日の思い出]です。
4月から授業をやってきて3学期の仕上げの頃はかなり深く読みこな
せるようになっていて教える方も楽しみにです。
この作品は原文もさることながら高橋健次さんの訳文も素晴らしい。
佳い文章とは朗読に耐える文章なのです。
少年のころのあやまちを回想で語る名文ですが、少年がどんなに蝶が
好きだったかを書かれた表現から読み取る醍醐味に授業は盛り上がり
に盛り上がったものでした。
それが読み取れてこそ、最後のクライマックスの友だちの言葉が少年
の胸に突き刺さるのです。
小説とは、そういう前置きをしっかり読み取れているかにかかってい
るのです。
お母さんたちも大満足の珠玉の名作です。
あなたにもぜひお薦めです。