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ガヴリリュク@所沢市民文化センターミューズ

2011-06-19 | ●コンサートに行きました
先週の日曜日、
ガブちゃんが所沢でプロコ7番ってエサつけて釣り糸を垂らしていたので
食いついてきました♪
…なんか毎回ガブちゃんのこのテに引っかかってる気がする…。
彼は私の好きなエサをよく知ってるのよね…(-_-;)

プログラム
ベートーヴェン/ピアノソナタ第14番
ショパン/幻想即興曲、ノクターンop.48、スケルツォ第1番
ラフマニノフ/楽興の時
プロコフィエフ/ピアノソナタ第7番
アンコール
スカルラッティ/ソナタ ト長調
メンデルスゾーン(ホロヴィッツ編)/結婚行進曲
ショパン/エチュードop.25-7


前半は…月光第三楽章の速さに目が覚めたくらいで
半分くらいは意識がもうろうと…(^_^;)
ベートーヴェンは私が苦手なせいだとしてほっとくことにしても、
ガヴリリュクのショパンは、私とは波長が合わないみたい…。
(ちょっとデミジェンコのショパンを思い出してしまった…ウクライナテイストがいけないのか?!)
丁寧に弾いているのはわかりました。
主催者側に弾かされたわけじゃないなと(笑)。
特に幻想即興曲。好きなんですかね?前もアンコールで弾いてたな。

一転して後半、ラフマニノフは
ショパンではしっくり来なかったものがガシッとはまった。
指の回り方や音量にストレスがない上、
ラフマニノフでは絶対に欲しい暗い紫の色気というようなものが立ちのぼっていて
ガブちゃん大人になったのねぇ!とか思ってしまった(←あんた…(-_-;))
続くプロコフィエフ、こちらはきっちり四角く、カドの出た精悍なプロコフィエフ。
個人的にはプロコフィエフにも色気が欲しいというか、もっと泥臭い方が好きだなぁと思ったけど
後から思い返してみたらこんなプロコもアリかもと思った。
カッコいいんだもん。
本当は第一楽章は最初の弾き始めのテンポで弾ききってほしかったとか
第一楽章と第三楽章が強烈な曲なので第二楽章はもっとゆったり・・・とか
色々言いたいことはあったんだけど、
この日のプログラムで不思議と一番印象に残ったのはプロコフィエフだった。
一番良かったのはラフマニノフ。印象に残ったのはプロコフィエフ。

ガヴリリュクの演奏技巧って『曲芸』って感じもしないし、かといってストイックな感じもしない。
スゴいんだけど親しみやすくて、
そこに彼の誠意と人柄を感じます。

あと、このホールはよく響くので
音の大きいガヴリリュクが音数の多いラフマニノフとかプロコフィエフとか弾いたら
えらいことになりそうだと思ったけど
全然そんなことはなかった。
少なめペダルが知的に聴こえました。

アンコールのスカルラッティが素晴らしく軽やかで綺麗だった。
結婚行進曲は、最初のところでホロヴィッツ編曲のヤツだってわかったけど
ずいぶん音が増えてたような…途中から別の曲になっていた(^_^;)
最後にうっかりショパンの静かな曲を持ってきちゃうあたりがガブちゃん(笑)。
結婚行進曲の勢いが残ったままなんだもーん。



今回の来日でガヴリリュクはN響とプロコフィエフのコンチェルト2番を弾いたんですね。
うそん、知らなかったー
7月10日のN響アワーで放送されるようで楽しみです。
うふうふ~、プロコ2番~(←エサ)
ちなみにこの放送ではまゆこたんのプロコも放送予定。




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