カンボジア 時空を超えて 3 <トンレサップ湖クルーズ>

2012-02-11 | カンボジア
これは2000年春に旅した時の記録です。
現在のシェムリアップは観光地として整備され、まったく様変わりしているようです。

午後2時45分、フロントからの電話で起こされるまで、二人で爆睡です。 
午後3時、トンレサップ湖に向けて出発
椰子の木が茂る町らしき所を抜けると、背の低い木が生い茂るジャングルです。
所々に木の枝と椰子の葉で作られたほったて小屋がありました。ちゃんと人が住んでいます。


トンレサップ湖までの道のりはおよそ1時間。ゴミ溜の中のガタガタ道を、ペットボトルの水も飲めないくらい揺られながら進みます。頭を固定していないとむち打ちになりそうです。
トンレサップ湖は乾季で3万km3、雨季にはその3倍にもなるそうです。
4月末は雨季直前。一番湖が狭い時期です。ゴミ溜の中の道は、湖底の道なのかしら。

船着き場に到着し、一歩バスの外へ出ると、生臭い臭いが充満し、足元はぐちゃぐちゃ。
50人近い団体だし、クルージングと聞いていたので、ある程度大きな船を想像していけど、そこにあったのは12人乗りの汚い小舟。


現地の子供達に腕を支えてもらい、泥水に渡された丸太の上を歩いて小舟に乗り移りました。
舟の操舵はまだ10才位の子供二人。よく聞くと17才でビックリでした。


トンレサップ湖には1万5千人の水上生活者がいるそうです。




ボート小屋の中を縫うように舟は進んで行きます。その貧しさに驚くとともに、他人の家の中を覗いているようで、観光とは言え気が引けます。


延々と水上を進むこと30分、ペリカンのいる一軒の水上土産物店に到着しました。






4~5mの子供のニシキヘビを膝に抱えて遊んでいる子がいました。
満腹状態だと言うので、ちょっと抱かせてもらいました。 皮は意外にサラッとしていて、骨が指にあたります。


トイレに行ってみると、ちょっとした囲いがあって水上に板が二枚渡してありました。
人が立つと影を感じてか、魚がうじゃうじゃ寄ってきます。
これって、昼に食べたカンボジア料理のナンプラーの原料でしょうか。。。
天然の水洗トイレです。


水上生活者のゴミは湖に捨てられているようで、湖の中もゴミだらけ。
ボートのスクリューにゴミが絡まって運航不能に
その度に操舵している子が湖に飛び込んで、絡まったゴミを取り除きます。
透明度ゼロなので気付きませんでしたが、湖は思いのほか浅いです。


この子達が私達の舟を操縦してくれました。ありがとう。


 

コメント
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