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華麗なる古都サンクトペテルブルグ 5 (古都をぶらぶら)

2011-10-27 | ロシア
この日のランチはイサク聖堂近くのレストランでお魚料理でした。
入口のРЕСТОРАHはお店の名前ではありません。ロシア語のアルファベットはB→Б、C→S、Р→R、H→N、И→I、П→PなのでРЕСТОРАHはRESTORANになります。
女性用トイレの入口には、女性を示すЖが書かれています。バーはБАР、パブはПАБ、アルファベットを覚えて読んでみれば意味は通じるのですが、まるで暗号解読しているみたいです。


お腹を満たしていざ散策へ。
まずは地図が必要です。


イサク聖堂付近を散策する人達はレストランからそのまま徒歩で、ネフスキー大通り付近を散策する人達はカザン聖堂までバスが送ってくれます。
私達はスパスナクラヴィー大聖堂に行きたかったので、カザンまで送ってもらいました。
夕方はフォンタンカ運河から出発して、ネヴァ川のクルージングなので、それまでのフリータイムです。
カザン聖堂はネフスキー大通りに面していて、144本のコリント式の柱が翼を広げたように並んでいます。


ファサードはカザン大聖堂のように煌びやかさはないですが、どっしりと重厚な感じ。


内部はあまり観光客もいなくて全体に暗い雰囲気ですが、大理石の床などなかなか素晴らしいです。


カザン大聖堂のネフスキー通りを挟んで向かいには、元シンガーミシンの建物(今は本屋です)があります。
ここのトイレは無料です。チェック


本屋さんの脇の運河の先に、目的のスパスナクラヴィー教会が見えます。
相変わらず運河脇の路肩には違法駐車の車がビッシリ


旧市街の建物は、どれを見ても素敵です。
何気ない建物の壁の彫刻や飾りもとても凝っていて溜息がでるほどです。


スパスナクラヴィー教会です。
モスクワの聖ワシリー寺院ににています。玉ねぎ一つ一つが違う模様、壁ごとのモザイクもバラバラなのですが、そのバラバラ全体が上手く調和して美しいフォルムを形成しています。 内部への期待が膨らみます。


この教会は農奴を解放したアレクサンドル二世の暗殺があった場所です。アレクサンドル二世は冬宮に運ばれて絶命しましたが、金色の屋根は暗殺現場に造られています。そして教会の名前がスパス・ナ・クラヴィー(血の上の救世主)になったそうです。


運河を振り返ってみます。


金色屋根の上の尖塔です。玉ねぎも金色


正面に回ってきました。


昨日は時間が無くて入れなかった教会内部に入ります。
チケット売り場はロシア人用と外国人用に分かれていますが、料金はどちらも同じ。このあたりが中国とは違います。


入口でチケットを出すと、ビニールの靴カバーと外国人には英語のパンフレットが渡されます。
教会内に欧米人ツアーの団体さは大勢いるのに、日本人は私達以外まったくいません。
みんな天井を見上げています。


その天井がこちら


正面の祭壇です。イコノスタスで一般信者と聖職者の場所が仕切られています。


祭壇の上のモザイク画です。


サイドの祭壇でしょうか?


教会内のすべての柱や壁は、旧約聖書や福音書を主題にしたモザイクで埋め尽くされています。窓からの光がモザイクで和らげられ、教会内を落ち着いた厳粛な雰囲気にしています。


ソ連時代には帝政時代のこの教会はジャガイモ倉庫として使われ、ポテトの教会とも呼ばれていたとか。なんてもったいない。


いつまでも見ていたい美しさです。


スパス・ナ・クラヴィー教会で時間を使い過ぎてしまったので、イサク大聖堂へは行かず、運河沿いの散策にいきます。
マルス広場の角にある街灯もお洒落です。


モイカ運河沿いの道です。もう黄葉が始まっています。


夕方クルージングで通る筈のフォンタンカ運河との合流点が見えます。
水位がかなり高くなってきています。あまり水位が高くなると船が橋の下を通れなくなっるそうで、ちょっと心配です。


ミハイル城です。門が固く閉じられ、見学は無理そう。
北と西を運河に囲まれたミハイル城は暗殺を恐れたパーヴェル1世が建てたそうですが、侵入を防ぐ筈のこの城内でパーヴェル1世は暗殺されたそうです


南側の正面にはピョートル大帝の騎馬像があります。


ぐるっと回ってネフスキー大通りに戻ってきました。


ガスチーニィ・ドゥヴォールという巨大なショッピングセンターをウロウロしてトイレを探しましたが見つからず、グランド・ホテル・ヨーロッパへ行きました。超豪華なホテルでした。


久々にゆったりトイレに入ることができました。
ホテル以外のトイレは便座が無い所が多く、ロシアに来てからはいつも空気イス状態で、ちょっとトイレ恐怖症です。便座は取り付けてもすぐ盗まれるので、付けないのだとか。。。
座ると痛そうなレストランのトイレ


ネフスキー大通りを横断する広い地下道のお店を覗きながら集合場所へ急ぎます。
やっぱりロシアと言ったら、マトリョーシカですね。


集合場所のオーストロフスキー公園です。陽だまりのベンチでみんなのんびりと過ごしています。これで夕方6時です。


中央にはエカテリーナ二世の像、奥には国立劇場があります。




ネフスキー大通り組のほとんどは、ショッピングをしていたようで、みんなお土産の荷物を持っていました。
ここからすぐ近くのフォンタンカ運河の船乗り場に向かいます。

華麗なる古都サンクトペテルブルグ 4 (エルミタージュ美術館)

2011-10-22 | ロシア

ネヴァ川から見るエルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館は、冬宮、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場の5つの宮殿から構成されています。


総面積は46,000m2、部屋をつなげると延長さは約25km 300万点の所蔵品があるエルミタージュのいったいどこが隠れ家なんでしょ。

今回の旅行のメインイベントエルミタージュ美術館に向かいますが、相変わらずの交通渋滞に、要人が来るらしく交通規制も入り、バスはなかなかエルミタージュ美術館に近づけません。


仕方なく、最後の数100メートルは徒歩です。
新エルミタージュのバルコニーを支えるアトラスがありました。首痛そう


そして見えてきましたエルミタージュ冬宮
もう入口には開館を待って凄い人の列です。


宮殿広場の遥か彼方に昨日みたイサク聖堂の黄金の屋根が見えます。


エルミタージュ美術館入館の列から外れると、どんどん割り込まれるので、列に並びつつ宮殿広場を撮影です。
宮殿広場の中央にはアレキサンドル円柱、そして広場を囲むように旧参謀本部があります。


この宮殿広場は、ロシア革命の12年前、パンを求めて集まった市民が、軍隊に無差別発砲された「血の日曜日事件」の現場だそうです。
凱旋門の上には栄光の馬車像が乗っています。


いよいよエルミタージュ美術館に入ります。
ん~チケットも素敵


こちらは1階部分の地図です。中央上の灰色になっている団体入場口から入ります。


2階部分の地図です。今は空中庭園が改装中で残念です。


美術館といっても、もともとはピョートル大帝の冬の宮殿に美術品が集められ、その後女帝アンナ、エカテリーナ2世によって次々に建て増しされた宮殿なので、内装も素晴らしいです。
何も無い廊下でもとても素敵


冬宮と小エルミタージュをつなぐ古代エジプト文化の間です。


旧エルミタージュの12本の円柱の間。この奥には、、トイレがあります。チェックです。


碧玉石で造られたコリヴァンの飾り鉢です。重さは19トンだとか


ローマ文化の間を通り抜けて、新エルミタージュの正面階段に向かいます。
かなり登りでがあります。


階段上の踊り場からです。


天窓の間(イタリア絵画の間)です。


オランダ絵画を見ながら小エカテリ-ナのパビリオンホールへ
この部屋はエカテリーナの寵臣オルローフ伯爵のために建てられた部屋だそうで、エカテリーナの私室と吊り橋で繋がっています。


シャンデリアが凄いです。
撮影する角度とカメラの機種(妹と私:IXY)の違いで、色合いがまったく違います。


この部屋にはエカテリーナの元へ集う寵臣達のための控えの間がありました。
とっても豪華でかわいらしい一角です。


これがパヴリン 今は止まっていますが、黄金の仕掛け時計です。
テレビ番組で動いているのを見てから、ずっとこの目で見たかったんです。


パビリオンホールの床です。この床の上は立ち入り禁止でした。


このホールにはモザイクのテーブルも展示してありました。


旧エルミタージュの会議の階段には孔雀石の大きな花瓶が置いてありました。
普通に人が入っちゃいそうな大きさです。


これはルネッサンスの間です。


ダヴィンチホールは大人気
とにかくエルミタージュ美術館は広~いので、ツアーでは目玉の絵画だけをピックアップして見ていきます。海外を含めどのツアーもみな同じようで、有名絵画の前には人だかりができています。
その代わり、それ以外の場所はガラ~ンとして写真撮り放題です。


ダヴィンチの絵画、「ベヌアの聖母」と「リッタの聖母」がこの部屋の目玉です。
 

ダヴィンチホールは金箔がふんだんに使われ、天井には填め込まれた装飾画があります。綺麗~


扉も金箔が埋め込まれていて豪華です。


ダヴィンチホールの隣はティツィアーノの間です。「悔悛するマグダラのマリア」が展示されています。


エルミタージュ劇場への渡り廊下です。この劇場で夜のバレー鑑賞がオプショナルツアーであったのですが、残念ながら成立しませんでした。 この夜はボレロが上演予定でした。


ラファエロの回廊です。人が来る前に急いで一枚 


ラファエロの間です。


ここにはミケランジェロの「うずくまる少年」が展示してありました。


こちらの部屋は天井がとてもかわいかったです。何の間だったか…


幾部屋も続く展示室を蛇行しながら進むように椅子とロープが張られています。
ショートカットさせて・・・


カラヴァッジオの「リュートを弾く若者」がありました。


新エルミタージュを抜けて冬宮の三階に向かいます。
近代美術の展示がありました。マチス、ゴッホ、シニャックなど。。
マチスの大作「ダンス」の巨大さにビックリです。描かれている人達は実際の人より大きいんです。


気に入った絵画を少しだけアップです。
シニャックの「マルセイユ湾」


モネの「庭の婦人」


ゴッホの「ライラックの木」


セザンヌの「テーブルの上のりんご」


ピカソ  題名は??


冬宮三階の見学を終えて下りる途中、アレクサンドルの間がありました。展示品は移動中のようで、何も置いてありません。


壁の漆喰の彫刻が素敵です。


エルミタージュ美術館には橇も展示してありました。
聖ゲオルギウスの竜退治の場面を彫った橇です。


冬宮の二階、孔雀石の客間です。白と金に孔雀石の緑がアクセントになって、豪華でありながら落ち着いた感じです。


天使達に見守られてこの椅子に座ってみたいです。


アレキサンドル・ネフスキーの銀製の霊廟です。18世紀のものなので銀も酸化されてくすんでます。


最後にエルミタージュ美術館と言ったら必ずパンフレットの写真に乗っている「大使の階段」へ向かいます。
ラッキー あまり人がいません。今のうち 


階段踊り場の壁もキラキラ


人がいないうちに、階段を反対側へ上って全景を


上からも下からも団体が来て、あっという間に人が増えました。大使の階段を後に、集合場所へ向かいます。


3時間半のエルミタージュ美術館見学でしたが、本当に駆け足で全体の半分も見られなかったような気がします。
また、来たいな。。。

あまりに写真を撮ってメディアがいっぱいに。SDメディアを探してミュージアムショップの周りをウロウロ、売店のお姉さんに言ってSDメディアを出してもらったのですが、ルーブルが足りずUSドルでのお買い物。ロシアは普通にドルで買い物ができます。でもお釣はすべてルーブルです。37ドル45セントを37ドルに値切ったのですが、さすがに美術館の売店では無理でした。 
ランチ後のフリータイムにワクワクです。











華麗なる古都サンクトペテルブルグ 3

2011-10-16 | ロシア
旧市街へ戻る途中で、スイカの販売所を発見です。
囚われの実のスイカ達


サンクトペテルブルグでの最初のランチは、サワークリームの入ったボルシチのコース。
黒パンとサラダです。黒パンがボッソボソで、口の中の水分をすべて吸い取っていきます。ただウォッカには合うらしく、酒好きな人はボルシチに行く前にウォッカで黒パンを平らげていました。


こちらはボルシチ


そして半分以上食べてしまっていますが、メインディッシュのお肉です。
黒パン以外は、どれも美味しかったです。


午後は旧市街の観光です。
最初に訪れたのはイサク聖堂があるイサク広場です。広場の中心にはニコライ一世の馬上像があります。


ニコライ一世と向かい合うようにニコライ聖堂があります。


ドーム展望台からはサンクトペテルブルグを一望できるイサク聖堂には、、入らず その脇を抜けてデカブリスト広場へ向かいます。
デカブリスト広場脇の道路にはリムジンが沢山止まっていました。




ロシアの結婚は役所に届けを出して、リムジンでビュースポットを回って記念撮影をするのだそうで、ネヴァ川に面したデカプリスト広場とピョートル1世の騎士像は撮影スポットの一つのようです。ラブラブの新婚さんがいました。
これから冬に向かい、今がウェディングドレスで外に出られる最後のシーズンとあって、駆け込み結婚が多いとか。と言っても気温は12℃。
きっとラブラブで寒さなんて感じないんだ。
それなのに離婚率80% 寒さを前に駆け込みで結婚して、こんなはずではなかった‥‥という事かしら。
なにはともあれ、お幸せに


ネヴァ川河畔にはスウェーデンを威嚇するように、スウェーデンを蛇に見立てて踏み潰すピョートル1世の騎士像があります。


次に向かったのはネヴァ川を渡ったワシリー島にある、船首のオブジェがニョキニョキと突き出したロストラの燈台柱です。なんとも奇妙な形


対岸にはここまで引いても入りきらないエルミタージュ美術館が見えます。明日入館予定です。


船着場にはエジプトから贈られたという一対のスフィンクス像がありました。


サンクトペテルブルグ発祥の地、ペトロパヴロフスク要塞
要塞の周りには大砲が並べてありました。




サンクトペテルブルグの旧市街は、全ての建物が18世紀に建てられたもので、どの建物も凝った装飾です。 そのため、ドフトエスキーの舞台がそのまま残っています。
ソーニャが出てきそうな運河沿いの道
よ~く見ると、奥の橋の上にウェディングドレスの新婚さんがいっぱい

エカテリーナ2世がエルミタージュより高い建物を禁止したため、どの建物も高さは30m以下に抑えられていて、街の景観はとても素敵です。
空が広いわ~

次に見えて来たのは、スパス・ナ・クラヴィ教会。血の上の教会という恐ろしい別名を持つ教会ですが、見た目はお菓子の家のようです。
見学コースには入っていなかったのですが、たまたま近くを通ったのでバスを10分だけ止めてもらって、教会まで200mを写真を撮りつつダッシュです。


サンクトペテルブルグの渋滞は酷いです。道の両側はもちろん、交差点の中にも車が詰っていて、その車には人が乗っていない。
交差点内で動けなくなって乗り捨てたのか、駐車スペースが無くて停めたのか?

この日最後の見学場所は、ネフスキー大通りです。サンクトペテルブルグの銀座通りといったところでしょうか。明日のフリータイムの集合場所になる公園を中心に、ネフスキー大通りをウロウロしました。




明日はいよいよエルミタージュ美術館です。 その後はフリータイム
今夜は、今日ザックリと回った中で、翌日のフリータイムでじっくり見る場所と回り方をホテルで妹とミーティングです。





華麗なる古都サンクトペテルブルグ 2 (エカテリーナ宮殿)

2011-10-15 | ロシア
サンクトペテルブルグのホテルは旧市街からちょっと離れた「プリバルチスカヤ」
「バルト海に面した」という意味だそうで、部屋の窓からバルト海が見えます。


早朝のプリバルチスカヤ
この時、気温9℃。寒いです。


朝食のレストランです。1000人以上入れそうな巨大レストラン。


特にこれがロシアという料理はなく、ごく普通のブッフェ。でも美味しかったです。



ホテル内でも荷物の盗難があるとのことなので、すべてスーツケースに詰め込んでカギを掛け、スーツケースベルトも掛けます。
防寒対策をバッチリして、エカテリーナ宮殿へ向かいます。
渋滞に巻き込まれながらもギリギリ開園時間に到着です。


近くでバスを下りて、200m程歩いていきます。
それほど寒くなかったので、コートは置いていきました。
歩道にはプチ楽団がいます。


おぉ~、金色のタマネギがあります


宮殿のまわりは、白と青のボーダーの柱に黒と金の柵で囲まれていました。




金のタマネギの内側に入ってきました。


宮殿への入場予約は10時です。正面入口には入場を待つ長蛇の列ができています。


入場を待つ間、また別の楽団が演奏をしてくれています。私達日本人が前にくると、日本の曲を演奏してくれました。


寒くないと思ってコートを着ずに来たのですが、吹きっさらしの日陰で待たされること20分、身体の芯まで冷えてきて、できるだけ団体の中心に入って寒さを凌ぎます。
いよいよ入場。まずは、靴カバーを履きます。


宮殿内での写真撮影 のために50Pを支払います。
二階に上がる階段の壁には日本や中国の陶器の壷や皿がディスプレイしてあります。


外から見た時、正面で赤く映っていたのはこの階段上のカーテンでした。


階段を挟んで廊下に一つずつある対のキューピットの彫刻です。登って行った方には「目覚めるキューピット」、反対側には「まどろむキューピット」があります。
朝日を浴びて目覚めるキューピットがキュートです。


こちらは西側にあるまどろむキューピットです。


鏡の間と呼ばれるエカテリーナ宮殿の大広間です。金の装飾と鏡でもうキラキラです。


天井画も凄いです。


どこまでも続くピカピカの部屋
エカテリーナ宮殿には廊下がなく、すべて部屋のつながりでできています。


この大広間では1997年のソフィー・マルソー主演の『アンナ・カレーニナ』の舞踏場面が撮影されました。憧れのショーン・ビーンが主演男優です。
キンキラの壁に落ち着きを与えるかのような木の床のモザイクが素敵です。


こちらの陶器でできた塔は暖炉です。真冬は最高気温が氷点下になるサンクトペテルブルグでは必須のものですね。


陶磁器の壷です。細工の細かさが半端無いです。いい仕事してますね~


この宮殿には色々な色をテーマにした食堂や部屋があります。
これは「白の食堂」です。


「赤柱の間」です。


この部屋には、赤と白のチェス盤が置いてありました。


「緑柱の間」


「緑の食堂」です。この部屋だけキンキラでなく、ちょっと異質な感じです。


壁一面が絵画になっている部屋もありました。


いよいよ「琥珀の間」です。
8トンもの色々な風合いの琥珀が壁一面に組み込まれ、琥珀の色の濃淡を使って模様を造っています。想像以上の美しさです。
部屋の中にいると、心なしか身体が温まってきた気がしました。
ここだけは撮影禁止 そこで部屋を出た後、背伸びして


宮殿から外に出て庭園から大広間を臨みます。


わ~、撮影する角度によって空の色が全然違います。雲がえらいことになってる。


芝生には黒とグレーのパンダ柄のカラスがいました。白いカラスという童話もあながち嘘じゃなかったりして


大広間へ上がる大階段の前を通ってエカテリーナ宮殿を後にしました。








華麗なる古都サンクトペテルブルグ1

2011-10-14 | ロシア
2003年サンクトペテルブルグが300周年を迎え、まさに旬のサンクトペテルブルグ
ただその後、モスクワのホテルでの自爆テロ、航空機2機の爆破テロ、学校占拠爆破テロ、モスクワ周辺地下鉄駅の自爆テロが相次いで、2005年の秋の9月初旬、やっと念願のロシアへ行くことになりました。

ロシア旅行ではビザ取得時に往復の飛行機、宿泊先のホテルなどをあらかじめ予約したバウチャーが必要です。バウチャーの内容が合っているか行く先々でチェックされるのでかなり面倒。ロシアはなかなか個人旅行は難しいですね。
ということで、いつもは大使館に行ってビザの申請をするのですが、今回はすべて旅行会社にお任せです。


今回の旅は、サンクトペテルブルグとモスクワにそれぞれ3連泊、2都間の移動は飛行機を使用です。
9月のモスクワの気温は5〜15℃。一方東京は30℃。
とにかく寒い思いはしたくないので、壊されてもかまわないボロのスーツケースに、脱ぎ着が出来る冬物を詰め込み、スーツケースベルトを縦横に締め準備完了です。

成田空港の受付カウンターに行くと、ガムテープが置いてありました。これでグルグル巻きにしろってことです。どれだけ泥棒の多い国なんだ
そして出来上がったスーツケースです。


初めてのアエロフロートです。
飛行機は2・3・2の小型機。心なしか座席も狭いです。隣はすごく大きいロシア人のおじさん。おじさんの足は、大きく通路にはみ出していました。

機内アナウンスはロシア語、英語、そして日本語らしいアナウンスでしたが、「みなしゃま…ありがとごぜぃますた」しか理解できないで、英語の方がよっぽど分りやすいです。

ずっとガタガタ、ガタガタしてましたが、ほぼ定刻通りにモスクワ、シェレメチェヴォ空港に到着し、機内からは割れんばかりの拍手が起こっていました。


次はサンクトペテルブルグへの国内線に乗り継ぎです。
バスで国内線空港へ向かい、ビルの入口でコートと靴を脱いでボディーチェック
そこで目にしたのが、カイコになったスーツケース
まるでエイリアンに捕まった人間みたいです。


国内線の機内は真中通路の二人掛けシートで、背もたれはちょっと押すと前にバタンと倒れ、まるで補助席のようです。
天上の荷物入れには蓋も仕切りも無くて、離陸時や着陸時には、荷物が前や後ろに流れるし 旋回では荷物が落ちてくるのが心配で、荷物入れを見上げていたので、首が疲れました。

国内線の離陸が2時間遅れたので、ホテルチェックインは深夜でした。
ホテルに到着してロビーでカードキーと滞在カードを渡され、代わりにパスポートは没収です。人質にとられたような感じ

添乗員さんがチェックインでバタバタしている間に、ロビーにある銀行で50ドルをルーブルに換金です。
止まりそうなエレベーターに乗って部屋へ向かうのですが、エレベーターホールから部屋まで、何重にも重いガラス扉があり、最後はカードキーで開ける廊下のドアがありまいた。


部屋に入って驚いたのは、ベッドの小ささ。
寝返り打ったら落ちちゃいます。
小柄な私達ですら小さいと感じるのに、欧米人はこんなところで寝られるのかしら・・・
それとも、ここは日本人特別仕様??


あ~もう日付が変わってしまいました。長い24時間でした。