良い子の歴史博物館

訪れたことのある博物館、歴史上の人物、交通機関についての感想、小論など。

オートバイ

2006年02月16日 | 交通機関
台北市内の道路では、各種オートバイが非常に多く走っている。

圧倒的にスクーターが多い。
しかも2人乗りが普通で、3人乗り、4人乗り(夫婦と子供2人が1台のバイクに)まであった。

運転は乱暴で、子供を抱っこしながら横断していたら、
いきなり前後を十数台のオートバイが走り抜けていく。
(ほんとに怖かったよぅ)

規制ばかり多い日本とは異なる「バイタリティ」を感じる。

東南アジアを初めとする多くの発展途上国では、オートバイは貴重な交通機関だ。
値段は手ごろで、省スペース、燃費も良い。

台北で感じたのだが、省スペースというのも、バイク利用の重要な要素だと思う。
バスや電車の窓から見た限りで、日本で見かける木造一軒家に相当するものを見かけなかった。
圧倒的に集合住宅住まいが多いのだろう。
それぞれの集合住宅の建物の入り口に管理人(警備員?)が常駐していたりする。
人口密度が高く、当然、自家用車を置く駐車場のスペースが足りないと思われる。
建物横の道路際にはバイクがびっしりと停まっていることが多い。

経済的に豊かになるにつれ、台北でも自家用車も増えるだろう。
しかし地球環境を考えれば、自動車よりバイクを選択することは正しい。

バイクが庶民の足として定着できたのは、本田技研を初めとする、
日本メーカーの成果と言える。
今では、現地メーカーも成長しているだろうが、
日本メーカーの努力があってこその、バイク隆盛なのだ。