Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

昭和のにおいのする深夜食堂

2011年10月14日 | Life
午前中、F中学校で3年生のグループ写真を撮る。
雨が降ったり止んだりでどうなるかと心配であったが、なんとか無事に撮りおえることができた。
帰宅して、録画しておいた「深夜食堂2」を観ながら遅い昼食をとる。

きのう(正確にはきょうの早朝)からはじまった「深夜食堂2」は、原作はコミックだが、2年前にテレビでドラマ化された話の続編。
昭和のにおいがするような、ほろっと泣かせる話がわたしの琴線に触れた。
深夜食堂のマスター役の小林薫がいい味を出しているが、なんといってもヤクザ役の松重豊がいい。
この人はどんなドラマに出てきても、不器用だけどまっ直ぐに生きている、なにか悲しい背景をもっている役どころが多い。
深夜食堂でもまさにそんな役で、あの眉間にシワをよせたときの、コワモテだが朴訥な表情に惹きつけられる。
きょうの話はラスト1分で出てきた「おきよめ塩」によって、わたしの涙腺は決壊した。



息子のバイトの時間に合わせて、夕食を17時半から食べれるようにつくる。
わたしはあまり腹が減ってないので、妻の帰りを待つ。
夜、注文していた箱入りのワインが届く。
夕食をたべながら、妻ともう一回「深夜食堂」を観ようと思う。


マウントA12と恋におちるか

2011年10月13日 | Camera
カメラを買うという行為は、恋愛に似ていると思う。
まずその相手の容姿に惹きつけられ、声色やしぐさが気になってくる。
気がつくとその人のことばかり考えていて、ほかの仕事が手に付かないところもそっくりだ。
若いころはその気持ちが一直線に盛りあがって、いきおいでカメラを買うことが多かった。
多大なムダ遣いを経て、恋愛に慎重になったわたしは声色やしぐさよりも、その人(カメラ)の性格(操作性と産み出される画像)や考え方(システム性やアフターケア)などを知り、できるだけ長く付き合う(コストパフォーマンス)ことを考えるようになった。
これはもはや恋愛とは呼ばない。

さて、先月の発表から気になっているリコーGXRの交換レンズユニット「マウントA12」である。
これまでのわたしならカタログを見た時点ですぐに予約していたかもしれないが、ライカレンズが使えるとなると、やや本気モードで慎重にならざるを得ない。
量販店で二度ほど触ってみた印象は、残念ながら「使えない」という感じだ。
懸念していた背面モニタでのピント合わせがとてもやりにくいのである。
フォーカスアシストなる機能をファンクションボタンに割り当て、ボタンを押すとモニタ中央に2~8倍に拡大した画面が出てくるのだけど、それを使ってもなお合わせるのはたいへんだった。
おおよそのところはすぐに合うのだが、光学式のファインダーに慣れてしまってる者にはピントの山がわかりづらいのだ。
なので、さいごの「ここだ」という場所が決められなくて、撮ったあとでいちいち確認しないと不安でつぎのシャッターが切れない。
これではサクサク撮るどころか、シノゴと同じくらい時間がかかってしまう。

本妻(M8)が「甲斐性なしは浮気なんてするものじゃないわよ」と笑っている。

土の道を走るたのしさ

2011年10月12日 | Life
今朝、妻が両手に大きな荷物をもっているので、それで満員電車の通勤はムリだろうと思い、会社まで車で送る。
かえり道に木津川にかかる通称めがね橋(千本松大橋)を渡り、長居公園へ向かう。
途中で気が変わり、大和川の河川敷へ行く。



ここは12年まえに毎日走っていた場所だ。
久しぶりに河川敷を走ると、そのデコボコした土の感触が足の裏から伝わってくる。
何カ所かある少年野球のグランドを横切り、ケモノ道のような小石と砂の道を走り、道が途絶えて背の低い草の中をザクザクと進むと、また土の道が現れる。
走りにくい道だけど、その変化をたのしむというか、ほんの少し自然にかえる感じがいい。

途中、草むらに座って写真を撮っている男性(30歳後半?)を発見。
平日の朝っぱらからこんなところで写真なんて、リストラされた元サラリーマンか、土日出勤になった大企業のサラリーマンか、どちらかだろう。
なんか10年ほどまえの自分の姿とダブってしまう。
45分で7.6キロほど走る。



今週はまだ19キロだが、先週はトータルで39キロ走った。
だいたい1週間で走った距離がレースで走れる距離だというから、もう少しがんばればフルマラソン完走も夢ではない。
今年の目標は30キロ走破なのだが、30キロマラソンというのがないので、とりあえず今年もハーフマラソンの大会に出ようと考えている。
できれば去年のタイム(128分)よりも速く走りたいものだ。

風呂あがりに自分の足をながめていると、よくもこんな細い足で走れるものだと思う。
でも、確実に去年よりも走る量は増えているし、単位時間の走行スピードもあがっている。
膝の調子もいまのところ悪くない。
そろそろ新しいシューズとウェアを買う時期かもしれない。

Adobe RGBを忘れるな

2011年10月08日 | Life
10月の週末といえば運動会と結婚式が重なるので、全国で?カメラマンがもっとも不足する時期である。
いつもは運動会を撮っているわたしも、たまたま空いていたので、結婚式の撮影依頼がきた。
久しぶり(何年ぶり?)の撮影なので、クライアントとていねいな打ち合わせをし、本番にのぞむ。

10時に式場のあるホテルに入る。
結婚式場と披露宴会場を見て、照明の種類と明るさを確認する。ISO800で十分撮れそうだ。
ご家族さまの控え室へ行き、ごあいさつする。
それから新婦さんのメイク室へ行って、メイクシーンを撮る。
なんとJRが事故で止まっているので、新郎さんはまだ会場に到着していないとのこと。
リハーサルぎりぎりに新郎さんがやって来て、そのままリハへ。
きょうはビデオカメラも入っているので、お互いのカメラ位置を簡単に確認する。

式がはじまるとあとはもう自動的にどんどん進行されるので、いちいち考えてる余裕はない。
とにかくいい絵を撮るためにシャッターを切りまくるだけだ。
クライアントに指示されたものはすべて撮り、さらに思いついたカットも盛り込んで、約900枚撮影する。



ところでカメラの設定で「色空間」というものがあるが、最近の一眼レフカメラには「sRGB」と「AdobeRGB」の二つの設定がある。
簡単にいえば「s」よりも「Adobe」の方が記録できる色域が広い。
でも、ふつうのPCモニタやプリンタで再現できる色域は「s」に近いので、「Adobe」で撮っても再現できない色が出てくる。
なので、わたしはふだんの撮影では「s」を使っている。
データ処理の環境が「Adobe」で統一されている会社から撮影依頼のあるときのみ、「Adobe」で撮るわけだ。
で、きょうの撮影はその「Adobe」であった。



「s」から「Adobe」に設定を変えるのはべつに難しいことはなにもない。
カメラのメニューから「色空間」(またはカラースペース)を呼びだして、変更するだけでよい。
だが、ふだん使っていない設定を変えると、もとにもどすのを忘れがちだ。
つぎの撮影で「s」ではなく「Adobe」で撮ってしまうと面倒なことになるので、ぜったいに忘れないようにカードのフタのところにシールを貼っておく。
もう失敗はこりごりだからね。

忙しいときにこそ

2011年10月07日 | Life
ありえない失敗をして1週間がたった。
この間、CFカードのデータ復元を何度も試みたが、結局、復元はできなかった。
きのうの夕方、学校へ行って事情を説明し、再撮をお願いする。

カメラやコンピュータの不具合なら機械のせいにできるけど、今回は完全に自分の確認ミスだから、なおさらへこんでしまう。
失敗というのは往々にして人的なミスで、しかも思いもかけない簡単なところに潜んでいるものだ。
何事も完璧にやろうと思うのなら、100パーセント以上の注意力をもって事にあたらなければならない。
忙しいときにこそ、その注意を怠ってはならないことを身をもって知る。

ジョブズ氏曰く「私がこれまでくじけずにやってこれたのは、ただひとつ。自分がやっている仕事が好きだという、ただそれだけなのです」。
きょうのわたしにはこの言葉が励みになる。