Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

D-LUX5かLX5か、それが問題だ

2011年03月07日 | Camera


ライカ社がつくった最初のコンデジは1998年に出た「digilux」というモデルで、縦長の妙なフォルムのカメラであった。
35ミリ換算で35ミリF3.2という単焦点レンズが付いていたが、そのレンズがなんとフジノン。
つまり富士フイルムのOEM機であったわけだ。
その後、富士フイルムとの関係は約3年間づつくが、2002年からはパナソニックとの共同開発になる。
今では完全に定着した観のあるDシリーズ(上級者向けコンデジ)をはじめ、Cシリーズ(初心者向け)やVシリーズ(一眼レフタイプ)もすべてパナソニックのOEM機である。

Dシリーズについていえばすでに5型にまで成熟し、そのライカD-LUX5という機種はライカらしい形の魅力的なカメラに仕上がっている。
悩ましいのはパナソニックからも同じスペックのモデル「ルミックスLX5」が出ており、実勢価格でいうとライカの約4割で買える。
レンズは両機とも同じバリオ・ズミクロン24-90ミリF2-3.3(35ミリ換算)だし、バッテリーやアクセサリーも共通だ。
ただ、出てくる絵は若干味つけが異なるようで、ライカはライカらしいやや暖色系の落ちついた色調にチューニングされているらしい。
つまり画像処理のしかたがパナソニックとはちがうという。
これはライカジャパンのある担当者から直接聞いた話なのでまちがいない。
M8の産み出す画像に心酔しきっているわたしとしては、その絵づくりを踏襲したD-LUX5を手にしたいと思うのは当然である。



きょう、ある用事で心斎橋にあるライカショップを訪れたときに、ついD-LUX5のカタログを手に取ってしまう。
26ページにもおよぶ分厚いカタログのなかには、ホントにこのカメラで撮ったの? と驚くくらい美しい写真が掲載されていた。
ライセンス生産だとしても、バリオ・ズミクロンの名はダテじゃない。
帰りにビックカメラでLX5のカタログも見たのだが、こちらはルミックスシリーズ7機種の載る総合カタログで、LX5のページはたったの4ページ、写真は2枚だけだ。
ページ数だけでなく、紙の品質や印刷のクォリティ、写真の内容など、すべての面においてお金のかけかたがちがう。
これが2倍以上の価格差になっているわけか。
さあ、あなたならどちらを選ぶ?



[きょうの夕食]
・ホウレン草のごま和え
・小エビのてんぷら
・鶏もも肉とブロッコリーのトマト煮
・ひじきと大豆の煮もの

ブロッコリーはすぐに柔らかくなって食感がなくなるので、煮こみ時間のさいごの3分に入れる。

最新の画像もっと見る