Rスズキの毎日が大食い

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寿司一貫は1個か2個か

2005年11月17日 | 大食い早食い
きのうは「ラジかる!」と言う番組で寿司の大食い記録に挑戦していたとのこと。
白田信幸くんは30分で190カンの寿司を完食、泉拓人くんは148カンでした。

寿司一個をなぜ一貫と呼ぶのでしょうか?
カキ氷に使うあの角氷は、氷屋さんでは2個で一貫と言ってました。一貫の氷は3.75キログラム、これをニ等分したので二個で一貫、これははなはだ分かりやすい。

ところが寿司一個は一貫目もあるわけはないですよね。シャリの重さはせいぜい20gといったところ。

ここでは「江戸時代の銭1貫文相当の穴あき貨幣をひもでくくったものと寿司1個分が同じ大きさであったという説」を紹介しておきます。江戸時代時、一文銭96枚を銭さしに通してまとめると100文として通用したそうです。これを「銭さし100文」と呼び、10個集めた960文を「銭さし一貫」と呼んでいたという。この「銭さし100文」の重さが360gで、当時の寿司1人前の重さと同じだったところから、寿司を一貫と呼んでいたというのが始まりだそうです。この頃はまだ四角い押し寿司ですね。
その後握り寿司が登場してからは、1個のシャリの重さが40gのものを9個そろえて一貫揃いと呼んでいました。それからこの一個を一貫と呼ぶようになったのです。のちにさらに半分にしてシャリ20gの一口サイズのものを2個で一貫として出すようになりました。カウンターでお寿司を注文すると必ず2個ででてくるのもこんなところから来ているのかな。

昭和後期に入ると2個で一貫と呼んでいたはずの寿司が、いつのまにか1個で一貫と呼ぶようになりました。回転寿司などはほとんど1個=一貫です。

ウィキペディア 寿司 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BF%E5%8F%B8