花は桜木・山は富士

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「他人への安心した社会」

2006-04-12 16:15:38 | 日本の良い話
日本人の場合は、まず緊張から始まり、それを徐々に解いてリラックスして
行く事になる。この緊張感が比較的長く続く所に、日本人が他の外国人と
比較して「礼儀正しい」といわれる理由もあるように思う。

また「かたい」とか「オープンでない」と言われるのも、
同じ理由によっているのではないだろうか。
それでは、多くの非日本人が、まずは緊張を解く事から人間関係に
入ろうとするのに対して、日本人はなぜ緊張から入ろうとするのだろうか。

それは、一見逆のように聞こえるかもしれないが、
日本の社会が他者に対する緊張をほとんど必要としない社会として
出来ているからだと思う。だから、対人関係に緊張をもたせる形を
とらなくてはならないのである。

(略)

握手したり抱き合ったりするのは、早く緊張を取るためで、
イスラム系の人々や中国人や韓国人が、同性どうしで手を繋いだり
肩を組んだりするのも、そうした心理が無意識に働いているからだと思う。

それに対して日本の社会では、最初から他者への安心があるから、
そのままでは相互依存の甘えた関係になりがちだ。
そこで、逆に距離を取り、一線を引き、緊張から入っていくやり方を
取ることになるのである。

「『脱亜超欧』へ向けて」呉美花 著
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なるほど、よく外国人から「日本人は恥かしがり屋」と言われるのは、
このような意識状態があるかもしれませんね。
日本に住んでいれば日本人とだけ会い、会話をするので気付き難い事です。
逆に他国では日常は常に緊張の中にあって、リラックスしなければ
信頼関係を気付けないとも言えます。

日本は治安が良いと言われます。
最近は猟奇的な事件などが多いですが、それでも世界的に見れば安全なく国だと
言えるでしょう。
国民全てが身内の感覚がある日本だからこそ、良い治安が保たれていると考えると
納得してしまいます。

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