日本人には死ぬまで勉強したいという人がたくさんいますよね。
よく公演などで呼ばれるのですが、いろいろな勉強会というのが全国にあります。
そこで驚くのは、すでに現役を退いたお年寄りがが
かなり参加されているということです。
日本人の”勉強好き”は前々からよく知っていながら、それにしてもいったい
何のためにやっているのだろうと思いました。お聞きしてみると、
とくに「何かのため」ということではないのです。
韓国では勉強は「何かのため」にするんですね。
出世するためとか、将来何になりたいからとか。
日本人の場合は「生涯学習」という言葉がありますが、
”学ぶことに終わりはない死ぬまで勉強だ”のような感覚があります。
日本に来て間もないころ、日本人に韓国語を教えていたことがありますが、
八十歳をかなり過ぎた男性が毎週一回、ずっと通って下さっていました。
その方は、視力がかなり落ちていたうえに足腰も衰えていて、
ゆっくりとしか歩けないんです。「のんびりとやってほしい」と仰ったので、
授業の進め方も遅いペースで行ない、文字も大きく書いたりしました。
その方に、「韓国と何か関係がおありなんですか」と聞いても、
何も関係ないということです。そこで、「なぜ韓国語を勉強するのですか」と聞くと、
趣味として何か一つ勉強してみたいということです。
「周りの同世代者たちのなかには、何もしないで一日中ぼけーっとしているのが
結構いるけれど、自分はずっと何かを学んでいたい」と仰っるのです。
「日本の文化力が世界を幸せにする」日下公人・呉美花 著
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日本人ならば、自己の探求心のために仕事と関係ない所での勉強という姿勢に
共感出来るんではないでしょうか。(たとえ自分がそうではないとしても)
私自身、語学を勉強していますが特に仕事には使いません。
それと共に日韓、日中、近現代史、国防、外交などが最近勉強している所です。
外国人から見たらきっと奇異に見られるんでしょうかね?
何事も合理的、金銭的に考えたら無意味な事なのかもしれませんが、
心の充実感を大事にする意識が日本人にはあるんではないでしょうか。
隠居する生活というのは、まだ随分先の話ですが、何かの勉強に費やせたらと
思っています。
「死ぬまで勉強」というのは好きな言葉の一つです。
よく公演などで呼ばれるのですが、いろいろな勉強会というのが全国にあります。
そこで驚くのは、すでに現役を退いたお年寄りがが
かなり参加されているということです。
日本人の”勉強好き”は前々からよく知っていながら、それにしてもいったい
何のためにやっているのだろうと思いました。お聞きしてみると、
とくに「何かのため」ということではないのです。
韓国では勉強は「何かのため」にするんですね。
出世するためとか、将来何になりたいからとか。
日本人の場合は「生涯学習」という言葉がありますが、
”学ぶことに終わりはない死ぬまで勉強だ”のような感覚があります。
日本に来て間もないころ、日本人に韓国語を教えていたことがありますが、
八十歳をかなり過ぎた男性が毎週一回、ずっと通って下さっていました。
その方は、視力がかなり落ちていたうえに足腰も衰えていて、
ゆっくりとしか歩けないんです。「のんびりとやってほしい」と仰ったので、
授業の進め方も遅いペースで行ない、文字も大きく書いたりしました。
その方に、「韓国と何か関係がおありなんですか」と聞いても、
何も関係ないということです。そこで、「なぜ韓国語を勉強するのですか」と聞くと、
趣味として何か一つ勉強してみたいということです。
「周りの同世代者たちのなかには、何もしないで一日中ぼけーっとしているのが
結構いるけれど、自分はずっと何かを学んでいたい」と仰っるのです。
「日本の文化力が世界を幸せにする」日下公人・呉美花 著
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日本人ならば、自己の探求心のために仕事と関係ない所での勉強という姿勢に
共感出来るんではないでしょうか。(たとえ自分がそうではないとしても)
私自身、語学を勉強していますが特に仕事には使いません。
それと共に日韓、日中、近現代史、国防、外交などが最近勉強している所です。
外国人から見たらきっと奇異に見られるんでしょうかね?
何事も合理的、金銭的に考えたら無意味な事なのかもしれませんが、
心の充実感を大事にする意識が日本人にはあるんではないでしょうか。
隠居する生活というのは、まだ随分先の話ですが、何かの勉強に費やせたらと
思っています。
「死ぬまで勉強」というのは好きな言葉の一つです。