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韓国民団、文科相の歴史教科書発言を批判

2004年11月30日 | 政治
在日本大韓民国民団(韓国民団)中央本部は29日、中山文部科学相が27日のタウンミーティングで、日本の歴史教科書の記述に関し「従軍慰安婦とか、強制連行とかが減ってきたのは本当に良かった」と述べたことについて、「中立性を欠く無責任極まりない発言に驚きを禁じ得ない」と非難する談話を発表。また、韓国民団の青年会中央本部は29日、文科相の歴史認識を尋ねる公開質問状を文科省に提出した。

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………………どの面下げて言いやがりますか、と訊きたい。もう本気で訊いてみたい。なんで日本の近くにはこんな厚顔無恥な国しかないのかなーもう。
と、いうのも。この記事が書いているページを一枚めくったら、国際関係のページなんですけどね。最近、連載しているアジア各国の歴史教科書についての特集(タイトルはずばり「歴史教科書」)があるんですよ。中国(文革まるまるすっ飛ばし)、チベット(中国とのせめぎあい)、台湾(中国の歴史を『世界史』で教えている=台湾としての意識)、韓国(中国との高句麗問題)などが取り上げられていまして、今日で7回目なのに4つについてしか思い出せないという問題があったりなかったりなんですが。今日はタイミングよく韓国の歴史教科書についてなんですよ。サブタイトルが「民族主義 激しく描く」。当然中身も反日教育について。
中山文科相の発言について文句を言う韓国の人たちは、自分達の国での強烈な民族主義教育についてはどう思っているんでしょうね。韓国がテロリストを英雄扱いして、「屈辱的な歴史を克服するため、国、民族を愛する志を学ぶ」ための歴史館を作って、親日反民族法なんて作って過去に日本に関わった人たちをあぶりだして、おかげで学校の創立者の銅像まで「過去日本軍に関わっていたから」という理由で撤去するのは良くて(今日の特集「歴史教科書」(7)より)、日本の政治家が「反省するのは大事だが自虐的すぎるのはよくない」と発言するのはダメなんですか。
なんていうか…アホじゃなかろーか。だいたいこの「中立性を欠く」という批判がそもそも意味不明というか…どういう状態が中立なのか、不明ですよね。ていうか、教科書についてどういう発言をしても、その発言内容に沿う団体について偏っている、といえますから、いっそのこと何も言わないでいるしかなくなると思うのですが。
それとも、自分達の意に沿わない意見を「中立ではない」と批判しているだけだったりするんでしょうかねぇ。それはそれで短絡的というか…国が違えば当然、同じ事件に関しても認識が違ってくるわけですから。これはどちらが正しいという問題ではなく、この国からはこう見える、というだけの問題です。なんでそんな当たり前のことがわからないで、いちいち文句をつけてくるのか不思議です。よっぽど暇なんでしょうね。
今「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が随分と問題になってますが、肝心の文句をつけてくる韓国や中国の教科書に比べると、まだまだ相当に生温いと思いますよ。いっそのこと、贔屓の引き倒しとか誉め殺しとかそんなかんじで、歴史教科書のあたまからケツまでとにかく「日本はすばらしい」一色、都合の悪い部分はすべてなかったことにして時間をすっ飛ばす、中国と韓国から文句をつけられたら「お宅みたいに『国定』教科書でやってるわけではありませんので」と言って白を切る、それぐらいやってみたらどうでしょう。…そんなこと、絶対にないと思いますけどね。
…随分と文章が乱暴になってしまいましたが、結論としては「筋違い」の一言で。韓国民団に対しては「他人の振り見て我が振り直せ」の格言を謹んで進呈したいと思います。
 
ちなみに、韓国民団て「みんだん」と打つと「民潭」てなるんですが、これは記事が誤植なのか、民団と民潭は別の組織なのか、「潭」の略字が「団」になるのか、どれなんだろう…。