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民主・落選組が「前議員の会」 定年制阻止などで結束

2005年11月15日 | 政治
民主・落選組が「前議員の会」 定年制阻止などで結束 (朝日新聞) - goo ニュース
総選挙で議席を失った民主党の前議員79人のうち43人が14日、都内で集まり、「民主党前議員の会」(代表、中野寛成・前衆院副議長)を結成した。来週に予定される次期総選挙の1次公認発表に向け、党執行部を牽制(けんせい)する狙いだ。出席者からは前・元職の「65歳定年制」などを盛り込んだ候補者選定基準に批判が集まった。
党執行部は次の総選挙までに約3分の1の小選挙区で候補者を入れ替える方針。26日に65歳となる中野氏は「我々がそろってカムバックしなければ民主党政権はあり得ない。民主党をあきらめずにがんばろう」と結束を呼びかけた。
「定年制」について、ベテラン前議員らから「年齢で切るのは差別」「執行部は大衆迎合的」との不満が噴出。65歳未満でも小選挙区で3回連続落選した前・元職を原則公認しない方針にも「自民党の強い地盤で票を伸ばした人も切るのか」「地方組織が育たなくなる」との意見が出た。
執行部からただ一人出席した鳩山由紀夫幹事長は「公認基準には例外規定もある。できるだけ高度な政治判断をしていく」と火消しに回った。 →情報源

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正直、だから民主党は勝てないんだと思います。つか、以前民主党の定年制についても取り上げましたが(→前回)、なんていうか…案の定というか。
この「前議員の会」の平均年齢をぜひとも知りたいものです。全員が定年で引っかかる年齢だったらもう、笑いものですけれども。こういうのって、結局はわが身かわいさかよ、と思わずにはいられないというか。
もちろん、民主党の定年制すばらしいとは口が裂けてもいえません。正直なところ、3回スリーアウト制もそうですけれども、『勝てる候補者』を立候補させようというずぼらさが気に食わないのです。勝てる候補者探しよりも、公約を掲げ『実行』し、有権者の信頼を勝ち得ることが先に必要なんじゃないかと言いたくなります。あんまり自前で若手を育てず、札束で他所から4番を引っこ抜く巨人と同じことするなよなー…。
それにしたって…「我々がカムバックしなければ民主党政権はありえない」という言い草がまずありえないというか。その自信がどこから来るのか不思議です。
あと、鳩山幹事長の発言も、どうかと思いますけどね。高度に政治的な判断ってどんななんでしょうね。そもそも、最初から「例外」を想定する規約ってどうよ。しかもその基準が曖昧だとすると、何ですか、金でもつかませりゃ「高度に政治的な」判断をしてもらえるのか、と思われて、余計ぐだぐだになりかねないと思うんですけども。
前原代表がこうした『抵抗勢力』と戦い、良かれと思って発案したことを本当にやり遂げることができるかどうかで、民主党の今後もだいぶ変わるんじゃないでしょうかね。少なくとも、前原代表個人に関しては、今までの代表よりは突っ込みどころが少ないので、がんばってほしいものです。

…ところで、定年制に反対している人に、「貴方だけは特別に例外ということで…」と囁いたらどうなるんでしょうね。ぜひともやってほしい。