ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

杜の都へ - 後編 -

2012-03-25 14:29:39 | イベント
仙台・松島旅行記後編。
既に前編の後半部分になるにつれブログ更新の疲れが見てとれるかと思いますが、
後編も頑張って書きます。

旅の2日目、20日(火)の朝食はホテルのバイキングを頼みました。
種類も多くバイキングとしては申し分なかったと思いますが、
通路スペースの関係で全体の品ぞろえが見えにくかったのがちと残念でした。
あと、さすがに牛タンは無かった。

ホテルは8時過ぎくらいにはチェックアウトしました。
仙台駅から電車に乗り、塩竈というところに。
この日の予定として、塩竈から遊覧船で松島に向かうことは決めていましたが、
塩竈についたのは確か9時頃。遊覧コースが始まる10時まで時間があったので、
塩竈にある鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に行きました。
そこに牛の像があったので、牛タンのお礼も込めてお賽銭を上納。
ひととおり敷地内を見て回った後、遊覧船の発着場となっている
マリンゲート塩釜に移動。着いたのが10時5分前くらいだったので
結構ギリギリでした。チケット買って慌てて乗船。

我々が乗ったのは塩釜湾の島々を抜ける形で1時間弱かけて
松島へ向かうコース。

こんな感じの島がいくつもありました。それぞれに名前もついていましたが
さすがに覚えていません。
それらの島の近くを通るたび遊覧船内の自動アナウンスが解説してくれるのですが、
船内の乗務員さん(?)によると、その内容も震災前のものとのこと。
(乗務員さんは別の観光客グループに説明していて、私はそれを拾い聞きしていただけですが。)
松島近海には島だけでなく、海苔や牡蠣の養殖場もあって、自動アナウンスでは
それぞれ(記憶が間違っていなければ)30億円、60億円くらいの売上があると
言っていましたが、実際のところ現在ではそれぞれ震災前の 3割、1割くらいに
売上が落ちてしまっているのだとか。養殖場が受けた被害の大きさを感じました。

松島に到着したのは11時頃。お昼を食べようと決めた店は11時半開店らしかったので、
それまで観光ポイントを巡ることに。まずは発着場のすぐ近くにある五大堂に、
その後瑞巌寺というところに行きました。ただ、瑞巌寺は現在修繕工事中で、
一部の建物しか見ることができませんでした。工事の騒音にも雰囲気をかき乱され
ちょっと残念。訪れたタイミングがよくなかったですね。

瑞巌寺を見終わった頃には12時くらいになっていたので、当初決めていた店へ。
この店も、震災による影響があったのか、ガイドブックに載っていた写真とは
雰囲気が違っていました。ともあれ、牡蠣料理を注文。

これにごはんがついて 1,580円。牡蠣3つだけでこのお値段。高い!
3種の味付けがしてあって美味しかったけど!
ぜんさんは牡蠣のそぼろ丼みたいなものを頼んでいて、それも美味しそうでした。
今にして思えば、牡蠣の創作料理のお店だったのでしょうか。

昼ごはんを食べ終わり、今度は伊達政宗歴史館というところを目指しました。
この頃には小雨がパラパラと降りだしていた気も。傘が必要というほどではありませんでしたが。
途中、松島さかな市場というところがあったので、寄ってみることに。
市場の名にふさわしく、いろんな魚介を売っていました。
また、市場の片隅では丼物や串物などを売っている店があったので、そこで
めかかつバーガーなるものを注文しました。めかじきのカツを挟んだもののようです。
ぜんさんは牡蠣バーガーを注文。他の観光客でも賑わっていて店の人は
たいそう忙しそうでした。10分くらいしてようやくバーガーを受け取れたので
市場の2階に移動して食べました。

めかかつバーガー、白身魚のようなチキンのような、
ちょっと不思議な感覚でしたが美味しかったです。
この市場では海苔もお土産用として買っておきました。

伊達政宗歴史館は、この松島さかな市場のすぐ隣にありました。
市場を出て左手を見るとすぐそこに見えたのでびっくり。
歴史館には伊達政宗の生涯がろう人形を使って解説されており、
なかなか見ごたえがありました。
進むにつれ人物や領地の相関が複雑になっていき頭がついていけなくなりましたが。
でも、伊達政宗について結構詳しいことが勉強できると思います。

伊達政宗歴史館を後にして、今度は福浦島へ。
福浦橋という赤い橋で陸と繋がった島です。
だが、橋のたもとにある休憩所まで来た時に驚愕の事実が判明。
なんと、福浦橋が工事中のため島には渡れないとのこと。
これも震災の影響ですね。がっくし・・・
今回の仙台・松島旅行にあたって、震災の被害を感じるような場面は
実はそれほどありませんでした。
ただ、この福浦橋など修繕をしている場所はまだあったり、
海岸沿いのブロックなどは壊れたままになっているなど、依然
爪跡が残る箇所はそこここに残っているようではありました。
また、案内所や観光地点に貼られた震災直後の写真などを見ると
当時の被害がいかに凄まじいものだったかを垣間見ることができ、
逆に言えばそんな状態からよくここまで持ち直したものだと感嘆したりもしました。
震災被害や復興の状況も場所によって大きく違うだろうから
仙台・松島だけを見て全体を把握できるわけでもありませんが、
それでも被災地状況の一端を自分の目で知ることができて良かったです。
これからも何らかの形で支援を続けていこうと思います。

旅行のほうは以上のような感じで、この後は仙台に戻ってお土産を買ってから
新幹線で東京まで戻ってきました。
美味しいものを食べて色んなところを見て、非常に充実した旅となりました。
ぜんさん、改めて同行ありがとうございます。
仙台・松島もまた行きたいし、東北地方の他のエリアも行ってみたいですね。

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2 コメント

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仙台は (('A`)
2012-03-26 11:56:15
あんまり被災地って感じじゃないかなと。
イメージ的には(あくまでイメージ)阪神大震災の頃の、姫路くらいのイメージです。

去年東北行って実際に見た絶望的な状況と、今年の3/17時点ではなんも変わっないみたいです(気仙沼の話ですけどね)

仙台からも2-3hかかるのでちょっと足を伸ばすのは遠いですけど、肉球さんも行って見たらよかったかなと思います。
いつか (にくきゅう)
2012-03-27 06:59:56
やはり津波の被害が大きかった地域は
復興も遅れ気味なのですね。
気仙沼や石巻、陸前高田なども気になったのですが、
1泊2日の日程では厳しかったです。
またどこかの機会で行ければとは思うんですが。

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