ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

杜の都へ - 前編 -

2012-03-25 12:35:54 | イベント
先日簡易報告しましたが、19(月)・20日(火)と
1泊2日で仙台&松島に旅行してきました。
なんで仙台旅行なのか、と言うと実はこれといった理由はなかったのですが、
19日に休暇をとると連休になるし、ちょうど誕生日付近だし、という感じで
以前から旅行でもしようかとはぼんやり考えていました。
で、どうせなら東北に行ってちょっとでも様子を見てこようと。
そんなテキトーな思いつきでぜんさんを道連れにして行ってきました。

東京駅に集合して9時頃の新幹線に乗り、仙台駅に到着したのが
11時過ぎくらい。お昼も近かったので、まずは腹ごしらえしようと
ガイドブックに載っていた牛タン屋さんを目指しました。
仙台と言えばやっぱ牛タンですよね。
ちなみに、仙台市街は"るーぷる仙台"という観光バスが走っているので
仙台市内の移動には主にそのバスを利用しました。
最初に載った観光バスの運転手さんがまた面白い人で、
たまたま運転手席の近くに立っていた我々にも気さくに話しかけてきました。
車内での注意事項や案内のアナウンスにもユーモアを効かせるなど、
ただ運転するだけではない、観光案内を担うプロとしての心意気を感じました。

だいぶ話がそれましたが、仙台と言えばやっぱ牛タンですよね。
我々が向かったのは、牛タン発祥のお店と言われる「味 太助」。
やはり有名なのか、到着したときには既に何組か並んでいました。
しばらく待ってようやくありついた牛タンセットがこちら。

牛タン、ぶ厚かったです。焼肉店などで出てくる薄い牛タンとはわけが違います。
厚い分、噛み切るのもちょっと大変でしたが。
一緒についてくるテールスープもなかなか美味しかったです。

牛タン後は市内観光。最初は瑞鳳殿というところを目指しました。
ところで、るーぷる仙台は各観光名所近くを巡るコースになっており、1日乗車券も
売っているので便利なのですが、難点も何点か。
まず、時計回り方向にしか周回していないこと。市街を1周するのに1時間以上かかる
コースなので、1か所だけ行ってすぐ戻る、といったことはできません。
その場合は普通の市バスかタクシーを利用することになると思います。
そして、運行本数が30分に1本と、あまり多くないこと。この制限があるために、
名所での滞在時間に注意する必要が出てきてしまいます。まあ、本数多くするのは
採算面から見ても難しいかもしれませんが。
とはいえ、旅行したこの日は風が強く、とにかく寒かった・・・。
空は晴れており青空も見えてはいましたが、時折粉雪が舞うような天気でした。
北国の寒さに慣れていない私にとって、バスの待ち時間は非常に辛かったです・・・

それはともかく、瑞鳳殿。かつて仙台地域を統括した武将、伊達政宗公を祀る
霊廟(mausoleum)です。日差しに照らされた霊屋が綺麗でした。
そうそう、ここを含めいくつかの観光地点では、るーぷる仙台の1日乗車券を見せると
観覧料・参拝料などを割引してくれます。
瑞鳳殿の敷地をひと巡りしてバス停まで戻っていったのですが、
あと少しというところでバスが発車するのを見送ることになった我々は、
近くの茶屋に入ってずんだ餅を食べながら待ち時間を過ごしました。
仙台と言えばやっぱずんだ餅ですよね。

枝豆の風味のきいたずんだが美味しかったです。

すんだ餅も食べたところで、次の観光ポイント、仙台城跡へ。
城跡ということで、あまりお城らしい部分は残っていませんでしたが、
代わりに(?)飲食処やお土産屋さんが充実していました。
青葉資料展示館というところではCGシアターがあり、
仙台城築城時の迫力ある様子や伊達政宗が辿った人生の怒濤のような展開を
すずめのゆるキャラがぶち壊しながら紹介されていきます。
また、天守台には有名な像も置かれています。かっこいいです。

そして、この天守台からは仙台市街を一望でき、眺めが壮観でした。

さて、ここまで瑞鳳殿と仙台城跡を訪れたわけですが、実はこの日は月曜日で
ほとんどの観光名所が定休日のため行けませんでした。残念。
他に開いているのがメディアテークというところくらいだったので
再びるーぷる仙台に乗ってそこへ向かいました。
メディアテークは見たところ文化センターのようなところで、特に
観光地点というわけでもないようでしたが、その中で
震災後の市内や海岸地域の様子を写した写真が展示されているスペースがありました。
現地の人々の言葉と共に掲げられた写真は、当時から今に至るまでの変遷や様子を
生々しく伝えており、見ていて言葉が出ませんでした。
しかし、知っておくべきことだと思いました。

メディアテークを出た後、いったんホテルに向かいチェックインを済ませました。
禁煙部屋を取ったつもりが間違って喫煙部屋にしてしまっていたようで、
ぜんさんには申し訳なかったです。
部屋の中よりも、部屋のある階の廊下が煙草の臭いが強くきつかった・・・

この時点でだいたい17時くらいだったのですが、他にやることも無いので
夕食に向かいました。牛タンもずんた餅も食べたので何にするか迷いましたが、
ガイドブックによれば仙台は海鮮も美味しいらしかったので、
ガイドブックに載っていた老舗の寿司屋に行きました。幸い、ホテルから
歩いてすぐのところにありました。
17時過ぎくらい入り18時半頃に出たと思いますが、その間我々の他に
お客さんは来ませんでした。でも美味しかったですよ。
結構おなかも膨れて満足でした。

このあと2人で散歩がてら、商店街を歩いて駅のほうへ向かいました。
商店街に入ってる店はどこにでもあるファーストフード店やカラオケ店や
携帯ショップなどで、特に観光となるような目新しいものはありませんでしたが、
買い物などには不自由しなさそうでした。
それにしても、仙台駅前付近はこの商店街のある通りが何本か交差していて、
それぞれに似た風景となっているので、結構迷いました・・・
駅まで行って戻ってくるときも、何度かアーケードの下を往復した気がします。
そんなこともあって、加えて昼間の旧跡巡りの疲れもあってか、
部屋に戻ってすぐぜんさんはばたりとベッドに倒れ込んでしまいました。
そんなわけで、この日は22時半くらいには就寝とあいなりました。

長くなったので、2日目の旅の様子は後編で。

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