ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

Moon river and me

2010-07-25 19:45:16 | 映画
年に一度、書くか書かないかくらいの「映画」カテゴリー記事。
今日、だいぶ前にテレビでやってたのを録画したまま放置してた
『ティファニーで朝食を』を見ました。

有名な映画なのでどんなものかと思っていましたが、
率直な感想を言いますと、「何じゃこりゃ」といったところです。
主人公2人の万引きをロマンティックであるかのような描写にするのも
いかがなものかと思いましたし(私の頭が固いんでしょうか)、
最後のほうで名ゼリフっぽいのは出てきましたが、
言ってるキャラがキャラだけに「お前が言ってもなぁ~」
という感じになってしまったわけです。

でも、オードリー・ヘプバーンは綺麗だったし
猫もいい味だしていました。
劇中歌の「Moon River」も名曲ですね。

肉食半魚人

2010-02-06 09:40:12 | 映画
昨日、『崖の上のポニョ』がテレビで放送されていたので
録画しておいて今朝見ました。
初めて見た印象としては、
「今まで見た宮崎アニメの中で最も難解」
といったところでしょうか。
子どもが見たらまた別の印象を抱くのでしょう。
どんな感想を持つものか、興味がありますね。

そんなわけで、この映画を見るときのルールはただ一つ、

「考えないこと」

これに尽きます。

大丈夫であるように

2009-01-10 20:38:29 | 映画
2007年から2008年にかけて行われた Cocco のライブツアーを追った
ドキュメンタリー映画、『大丈夫であるように ― Cocco 終らない旅 ―』
を、渋谷まで見に行ってきました。
この先、映画の内容を含むのでご注意を。





ライブ映像やその舞台裏の他に、神戸や青森県六ヶ所村、広島、沖縄などを
訪れた際に Cocco が語った思い、ジュゴンの見える丘で語った、
生きていくことへの思いなども収められていて、想像していた以上に
見ごたえのある映画でした。
個人的には、「想い事。」の 写真展の限定ライブで披露された
『鳥の歌』を初めて聴けたのが非常に嬉しかったです。
シンプルで短いながら、とても綺麗な曲でした。

以下、雑感など。

・Cocco の口から「めぞん一刻」という言葉を聞くとは思いもよらなんだ。

・ライブツアーで披露された未CD化曲、『バイバイパンプキンパイ』は、
 神戸の「慰霊と復興のモニュメント」を訪れた際にできた曲なのだそうな。

・ファンレターを燃やすシーンで、自分の髪まではさみで
 ザクザクザクザク切って火にくべていたのにはたまげました。
 こ、これ、ドキュメンタリーなんだよね?

それと、歌をもっと上手に歌いあげるアーティストはいっぱいいるけれど、
やっぱり私には、 Cocco の歌が一番響くなぁ~
と、映像の中で歌う Cocco の歌声を聴きながら思いました。
エンドロールには『風化風葬』が流れ、これまた心に沁みました・・・

と、このまま穏やかに終るかと思いきや・・・・・・

エンドロールでは、2008年に起きた関連事項なども流れていたのですが、
その中で表示された4月の出来事。


  Cocco、拒食症の治療のため入院


えええええぇぇぇっ!!
全然知らなんだ・・・・・・

そりゃ確かに Cocco の腕とか見ると骨と皮だけみたいに見えますけど、
でもそれは前からだし、映画観てる時も、「相変わらず細いなー」
くらいにしか思っていませんでした。

これじゃあ、映画のタイトル「大丈夫であるように」が
まんま Cocco に向けて送るべき言葉みたいじゃあないか・・・・・・
何か、皮肉を感じてしまいました。

11月にあった筑紫哲也氏追悼番組では普通にインタビューに応えていたから
(何故かロンドン滞在中だった)、今はもう心配ないと思いたいところですが、
何にせよ、早く復活してほしいものです。

有罪率99.9%

2008-04-28 20:00:48 | 映画
GW映画特集(でもないですが)、第3弾。
今日は、『それでもボクはやってない』を見ました。
ご存知のとおり、痴漢の冤罪をテーマにしたものですが、
非常にリアルにシチュエーションが作られていて、
とても興味深く見ることができました。

実際に裁判で戦っていくこと、そして無罪を勝ち取ることは
自分が想像していたよりもずっと大変で難しいようです。
もし映画に出てきたような捜査が現実の警察でも行われているのだとしたら
非常に大きな問題だと思うのですが、それを変えようとするなら、
我々一般市民はどうしたら良いのでしょう?

どろろろろ

2008-04-27 22:47:13 | 映画
また映画見てました。
今日は『どろろ』を見ました。
わりと面白かったです。
テーマは「親と子」といったところでしょうか。
キャラの心情描写とか、結構深かったように思います。たぶん。
アクションシーンは、すごいようなしょぼいような、
そんな感じでした。

飛び出せジョニー

2008-04-26 14:57:32 | 映画
特にすることがないので、
実家のHDDレコーダーに撮りためられていた
映画を見てみたり。

ということで、「ジョゼと虎と魚たち」というのを見ました。
なかなか面白かったです。コミカルな中にも考えさせられる面があったり、
ハッピーエンドとはいかなかったですが、決して後味が悪いものではなく、
うまくまとめられていたように思います。
役者さんも皆それぞれいい味を出していて、特に
池脇千鶴は非常に良かったです。

Life for

2008-02-09 09:50:42 | 映画
昨日テレビでやっていた「デスノート the Last name」、
録画しておいたものを今朝見ました。
非常に面白かったです。
原作とは結構違っている部分もありましたが、
十分楽しめる内容だったと思います。
Lの決断には、ちょっとぐっときました。

で、うまい具合に(?)スピンオフ作品「L change the WorLd」が
今日から公開のようですね。
「the Last name」を見た後だと、やっぱりちょっと気になってしまいます。

ゾンビパラダイス

2007-11-03 23:37:22 | 映画
めったに投稿しない映画カテゴリー。

テレビで「バイオハザードII アポカリプス」をやっていたので、
見ました。
前作は、ゲームには無い変な設定(?)が出てきたり、
ゲーム以上にきついシーンがあったりして
個人的にあまり馴染めなかったのですが、
今回の作品は、結構楽しめました。

アクションシーンなども、わりと見ごたえがあったかと思います。
ジルやカルロスなど、ゲーム中のキャラが出てきたり、
ゲーム中の場面を再現したようなシーンが出てきたりしてたのも、
なかなか面白かったです。
最後らへん、ネメシスが全然怖くなくなってしまったのは
ちょっと物足りない気もしますが、映画としては
あれで良かったのかもしれません。

ただ、テリーを一人で行かせたジルさん、
ちとヒドくないかね。

「バイオハザードIII」の冒頭7分間というのもテレビで
披露されていましたが、さすがにあれだけでは
なんやらわかりませんね。
映画を見に行けってことか・・・

映画「ひめゆり」

2007-05-26 20:23:37 | 映画
今日、「ひめゆり」という映画を見ました。
第二次世界大戦末期、沖縄で展開された地上戦に動員された、
「ひめゆり学徒隊」の生存者たちの証言によって構成された
ドキュメンタリー映画です。
この映画を見たところで、じゃあ自分に何ができるのかなんて
全然思いつかないのですが、せめて「ひめゆり」の生存者の方々の
思いが少しでも多くの人に伝わるように、ここで
この映画を紹介することにします。

もともと Cocco が毎日新聞のコラムで紹介していたのが
きっかけで映画のことを知ったのですが、今回東京でも
上映されることになったので、見てみようと思ったわけです。
場所は東中野にある"ポレポレ東中野"という映画館。
新宿から、JR総武線三鷹行に乗り換えて東中野駅で下車、
駅西口を北側に出て、左手方向に少し歩いたところに
それはありました。

到着したのは上映開始3分ほど前。実際に入ってみると
収容人数100人くらいの小さな劇場でしたが、
席の9割くらいは埋まっていました。

映画は、ひめゆり映画資料館内の映像から始まり、
途中戦時中の映像なども挟みながら、十数人の生存者の証言が
流されていく、というものでした。
印象としては、静かに淡々と進められていく感じでしたが、
生存者の証言の内容は、ある程度予想はしていたものの、
やはり非常に凄惨で過酷なものでした。
ただ、そこから通して伝わってきたのは、戦争の悲惨さ
ということももちろんあるのですが、それだけではなく、
そこに一人ひとり、それぞれに個性を持って生きていた
生徒や先生たちがいたということ、
「捕虜になるくらいなら自決を選べ」と教えられたきた時代に、
それでも生きたいと願う人達がいたということ、
そういった、『人々がその時に、そこに、生きていた証』
といったものを、証言者の方々は伝えたかったのかな、
と思ったりしました。

上映終了後は、この映画の監督である柴田昌平氏と、
生存者の一人である与那覇百子さんとの対談が
行われました。ここでの話も感動的なものがあったのですが、
時間がなくて途中で打ち切られてしまったのが非常に残念です。

もっといろいろ感想を書こうかとも思ったのですが、
私の拙い表現ではとうてい伝えきれないことばかりなので、
このあたりで止めておきます。
2時間10分にわたって、痛ましい証言や映像が
繰り広げられるのを見るのは辛い部分もあるかもしれませんが、
もし少しでも関心を持ったようでしたら、
是非劇場に足を運んでみてほしいと思います。

映画「ひめゆり」公式ホームページ:http://www.himeyuri.info/index.html

悲しくてやりきれない

2007-05-18 23:38:01 | 映画
久々に映画カテゴリーネタで。

「パッチギ!」を日本テレビでやっていたので、見ました。
けんかシーンが多いっす・・・。

全体的に、コメディタッチで描かれているわりには、
取り扱っているテーマ(民族問題?など)は
かなり深くて重いもんだったりします。
笑える場面の合間で、時折鋭く突きつけられる史実には
ギクリとすることもあり、考えさせられることも多いです。

映画内で使われている挿入歌が心に染みますね。