ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

お別れ

2012-03-29 00:45:55 | ささやき
今朝(って、もう日付変わってしまいましたが)、祖母が他界したとの
連絡が入りました。
悲しいですが、以前にも危険な状態になることがあったりしたので、
今朝母から電話がかかってきたときも、ある程度の覚悟はできていました。

思い返してみれば、意外と会った回数はそんなに多くない気がしています。
小さい頃(中学、高校くらいまで?)にお盆や正月など親戚が集まる時に
会ったくらいかもしれません。
祖母を思い出すとき、浮かんでくるのはいつも穏やかに笑っている顔です。
ここ数年は会うこともできませんでしたが、せめて安らかな最期で
あったことを願います。
そして、長い間介護を続けていた叔父さん家族には、
本当にお疲れ様でしたと言いたいです。

というわけで、今年は喪中になります。

杜の都へ - 後編 -

2012-03-25 14:29:39 | イベント
仙台・松島旅行記後編。
既に前編の後半部分になるにつれブログ更新の疲れが見てとれるかと思いますが、
後編も頑張って書きます。

旅の2日目、20日(火)の朝食はホテルのバイキングを頼みました。
種類も多くバイキングとしては申し分なかったと思いますが、
通路スペースの関係で全体の品ぞろえが見えにくかったのがちと残念でした。
あと、さすがに牛タンは無かった。

ホテルは8時過ぎくらいにはチェックアウトしました。
仙台駅から電車に乗り、塩竈というところに。
この日の予定として、塩竈から遊覧船で松島に向かうことは決めていましたが、
塩竈についたのは確か9時頃。遊覧コースが始まる10時まで時間があったので、
塩竈にある鹽竈神社(しおがまじんじゃ)に行きました。
そこに牛の像があったので、牛タンのお礼も込めてお賽銭を上納。
ひととおり敷地内を見て回った後、遊覧船の発着場となっている
マリンゲート塩釜に移動。着いたのが10時5分前くらいだったので
結構ギリギリでした。チケット買って慌てて乗船。

我々が乗ったのは塩釜湾の島々を抜ける形で1時間弱かけて
松島へ向かうコース。

こんな感じの島がいくつもありました。それぞれに名前もついていましたが
さすがに覚えていません。
それらの島の近くを通るたび遊覧船内の自動アナウンスが解説してくれるのですが、
船内の乗務員さん(?)によると、その内容も震災前のものとのこと。
(乗務員さんは別の観光客グループに説明していて、私はそれを拾い聞きしていただけですが。)
松島近海には島だけでなく、海苔や牡蠣の養殖場もあって、自動アナウンスでは
それぞれ(記憶が間違っていなければ)30億円、60億円くらいの売上があると
言っていましたが、実際のところ現在ではそれぞれ震災前の 3割、1割くらいに
売上が落ちてしまっているのだとか。養殖場が受けた被害の大きさを感じました。

松島に到着したのは11時頃。お昼を食べようと決めた店は11時半開店らしかったので、
それまで観光ポイントを巡ることに。まずは発着場のすぐ近くにある五大堂に、
その後瑞巌寺というところに行きました。ただ、瑞巌寺は現在修繕工事中で、
一部の建物しか見ることができませんでした。工事の騒音にも雰囲気をかき乱され
ちょっと残念。訪れたタイミングがよくなかったですね。

瑞巌寺を見終わった頃には12時くらいになっていたので、当初決めていた店へ。
この店も、震災による影響があったのか、ガイドブックに載っていた写真とは
雰囲気が違っていました。ともあれ、牡蠣料理を注文。

これにごはんがついて 1,580円。牡蠣3つだけでこのお値段。高い!
3種の味付けがしてあって美味しかったけど!
ぜんさんは牡蠣のそぼろ丼みたいなものを頼んでいて、それも美味しそうでした。
今にして思えば、牡蠣の創作料理のお店だったのでしょうか。

昼ごはんを食べ終わり、今度は伊達政宗歴史館というところを目指しました。
この頃には小雨がパラパラと降りだしていた気も。傘が必要というほどではありませんでしたが。
途中、松島さかな市場というところがあったので、寄ってみることに。
市場の名にふさわしく、いろんな魚介を売っていました。
また、市場の片隅では丼物や串物などを売っている店があったので、そこで
めかかつバーガーなるものを注文しました。めかじきのカツを挟んだもののようです。
ぜんさんは牡蠣バーガーを注文。他の観光客でも賑わっていて店の人は
たいそう忙しそうでした。10分くらいしてようやくバーガーを受け取れたので
市場の2階に移動して食べました。

めかかつバーガー、白身魚のようなチキンのような、
ちょっと不思議な感覚でしたが美味しかったです。
この市場では海苔もお土産用として買っておきました。

伊達政宗歴史館は、この松島さかな市場のすぐ隣にありました。
市場を出て左手を見るとすぐそこに見えたのでびっくり。
歴史館には伊達政宗の生涯がろう人形を使って解説されており、
なかなか見ごたえがありました。
進むにつれ人物や領地の相関が複雑になっていき頭がついていけなくなりましたが。
でも、伊達政宗について結構詳しいことが勉強できると思います。

伊達政宗歴史館を後にして、今度は福浦島へ。
福浦橋という赤い橋で陸と繋がった島です。
だが、橋のたもとにある休憩所まで来た時に驚愕の事実が判明。
なんと、福浦橋が工事中のため島には渡れないとのこと。
これも震災の影響ですね。がっくし・・・
今回の仙台・松島旅行にあたって、震災の被害を感じるような場面は
実はそれほどありませんでした。
ただ、この福浦橋など修繕をしている場所はまだあったり、
海岸沿いのブロックなどは壊れたままになっているなど、依然
爪跡が残る箇所はそこここに残っているようではありました。
また、案内所や観光地点に貼られた震災直後の写真などを見ると
当時の被害がいかに凄まじいものだったかを垣間見ることができ、
逆に言えばそんな状態からよくここまで持ち直したものだと感嘆したりもしました。
震災被害や復興の状況も場所によって大きく違うだろうから
仙台・松島だけを見て全体を把握できるわけでもありませんが、
それでも被災地状況の一端を自分の目で知ることができて良かったです。
これからも何らかの形で支援を続けていこうと思います。

旅行のほうは以上のような感じで、この後は仙台に戻ってお土産を買ってから
新幹線で東京まで戻ってきました。
美味しいものを食べて色んなところを見て、非常に充実した旅となりました。
ぜんさん、改めて同行ありがとうございます。
仙台・松島もまた行きたいし、東北地方の他のエリアも行ってみたいですね。

杜の都へ - 前編 -

2012-03-25 12:35:54 | イベント
先日簡易報告しましたが、19(月)・20日(火)と
1泊2日で仙台&松島に旅行してきました。
なんで仙台旅行なのか、と言うと実はこれといった理由はなかったのですが、
19日に休暇をとると連休になるし、ちょうど誕生日付近だし、という感じで
以前から旅行でもしようかとはぼんやり考えていました。
で、どうせなら東北に行ってちょっとでも様子を見てこようと。
そんなテキトーな思いつきでぜんさんを道連れにして行ってきました。

東京駅に集合して9時頃の新幹線に乗り、仙台駅に到着したのが
11時過ぎくらい。お昼も近かったので、まずは腹ごしらえしようと
ガイドブックに載っていた牛タン屋さんを目指しました。
仙台と言えばやっぱ牛タンですよね。
ちなみに、仙台市街は"るーぷる仙台"という観光バスが走っているので
仙台市内の移動には主にそのバスを利用しました。
最初に載った観光バスの運転手さんがまた面白い人で、
たまたま運転手席の近くに立っていた我々にも気さくに話しかけてきました。
車内での注意事項や案内のアナウンスにもユーモアを効かせるなど、
ただ運転するだけではない、観光案内を担うプロとしての心意気を感じました。

だいぶ話がそれましたが、仙台と言えばやっぱ牛タンですよね。
我々が向かったのは、牛タン発祥のお店と言われる「味 太助」。
やはり有名なのか、到着したときには既に何組か並んでいました。
しばらく待ってようやくありついた牛タンセットがこちら。

牛タン、ぶ厚かったです。焼肉店などで出てくる薄い牛タンとはわけが違います。
厚い分、噛み切るのもちょっと大変でしたが。
一緒についてくるテールスープもなかなか美味しかったです。

牛タン後は市内観光。最初は瑞鳳殿というところを目指しました。
ところで、るーぷる仙台は各観光名所近くを巡るコースになっており、1日乗車券も
売っているので便利なのですが、難点も何点か。
まず、時計回り方向にしか周回していないこと。市街を1周するのに1時間以上かかる
コースなので、1か所だけ行ってすぐ戻る、といったことはできません。
その場合は普通の市バスかタクシーを利用することになると思います。
そして、運行本数が30分に1本と、あまり多くないこと。この制限があるために、
名所での滞在時間に注意する必要が出てきてしまいます。まあ、本数多くするのは
採算面から見ても難しいかもしれませんが。
とはいえ、旅行したこの日は風が強く、とにかく寒かった・・・。
空は晴れており青空も見えてはいましたが、時折粉雪が舞うような天気でした。
北国の寒さに慣れていない私にとって、バスの待ち時間は非常に辛かったです・・・

それはともかく、瑞鳳殿。かつて仙台地域を統括した武将、伊達政宗公を祀る
霊廟(mausoleum)です。日差しに照らされた霊屋が綺麗でした。
そうそう、ここを含めいくつかの観光地点では、るーぷる仙台の1日乗車券を見せると
観覧料・参拝料などを割引してくれます。
瑞鳳殿の敷地をひと巡りしてバス停まで戻っていったのですが、
あと少しというところでバスが発車するのを見送ることになった我々は、
近くの茶屋に入ってずんだ餅を食べながら待ち時間を過ごしました。
仙台と言えばやっぱずんだ餅ですよね。

枝豆の風味のきいたずんだが美味しかったです。

すんだ餅も食べたところで、次の観光ポイント、仙台城跡へ。
城跡ということで、あまりお城らしい部分は残っていませんでしたが、
代わりに(?)飲食処やお土産屋さんが充実していました。
青葉資料展示館というところではCGシアターがあり、
仙台城築城時の迫力ある様子や伊達政宗が辿った人生の怒濤のような展開を
すずめのゆるキャラがぶち壊しながら紹介されていきます。
また、天守台には有名な像も置かれています。かっこいいです。

そして、この天守台からは仙台市街を一望でき、眺めが壮観でした。

さて、ここまで瑞鳳殿と仙台城跡を訪れたわけですが、実はこの日は月曜日で
ほとんどの観光名所が定休日のため行けませんでした。残念。
他に開いているのがメディアテークというところくらいだったので
再びるーぷる仙台に乗ってそこへ向かいました。
メディアテークは見たところ文化センターのようなところで、特に
観光地点というわけでもないようでしたが、その中で
震災後の市内や海岸地域の様子を写した写真が展示されているスペースがありました。
現地の人々の言葉と共に掲げられた写真は、当時から今に至るまでの変遷や様子を
生々しく伝えており、見ていて言葉が出ませんでした。
しかし、知っておくべきことだと思いました。

メディアテークを出た後、いったんホテルに向かいチェックインを済ませました。
禁煙部屋を取ったつもりが間違って喫煙部屋にしてしまっていたようで、
ぜんさんには申し訳なかったです。
部屋の中よりも、部屋のある階の廊下が煙草の臭いが強くきつかった・・・

この時点でだいたい17時くらいだったのですが、他にやることも無いので
夕食に向かいました。牛タンもずんた餅も食べたので何にするか迷いましたが、
ガイドブックによれば仙台は海鮮も美味しいらしかったので、
ガイドブックに載っていた老舗の寿司屋に行きました。幸い、ホテルから
歩いてすぐのところにありました。
17時過ぎくらい入り18時半頃に出たと思いますが、その間我々の他に
お客さんは来ませんでした。でも美味しかったですよ。
結構おなかも膨れて満足でした。

このあと2人で散歩がてら、商店街を歩いて駅のほうへ向かいました。
商店街に入ってる店はどこにでもあるファーストフード店やカラオケ店や
携帯ショップなどで、特に観光となるような目新しいものはありませんでしたが、
買い物などには不自由しなさそうでした。
それにしても、仙台駅前付近はこの商店街のある通りが何本か交差していて、
それぞれに似た風景となっているので、結構迷いました・・・
駅まで行って戻ってくるときも、何度かアーケードの下を往復した気がします。
そんなこともあって、加えて昼間の旧跡巡りの疲れもあってか、
部屋に戻ってすぐぜんさんはばたりとベッドに倒れ込んでしまいました。
そんなわけで、この日は22時半くらいには就寝とあいなりました。

長くなったので、2日目の旅の様子は後編で。

仙台旅行

2012-03-20 23:06:24 | イベント
昨日、今日と仙台旅行に行ってきました。
詳細についてはまた後日に(気力があれば)書こうかと思いますが、
とにかく良い旅になりました。いろいろ楽しかったです。
付き添ってくださったぜんさん、ありがとうございます。