生きていれば、生活していれば、仕事していれば、
心穏やかな時間ばかりを過ごすわけではありません。
ときには、「ふざけんな!」と思うような事柄に出会うこともあるものです。
有名な心理学者のユングが、こんな言葉を残しています。
『他人に対して苛立ちを感じた時は、 自分について知るいい機会である。』カール・ユング
アンガーマネジメントのトレーニングをすると、
怒りを感じたときに、
自分の中に何が起こっているのか、
何に対して苛立ちを感じているのか、
自分はどうしてほしかったのか、
何があれば納得できるのか、と
自分の内面と会話ができるようになります。
私の場合は、怒りたくなったときは、
本当は「困っている」か「残念」と思っていることが多いです。
今日は、
相手に、残念だと思っていること、と、なぜ残念だと思っているか、
本当はどうしてほしかったのか、を、
伝えるかどうかを考えた末に、伝えることに決めて、伝えました。
伝えたからといって、思い通りになるわけでもないのですが、
伝えたことによって、自分が『自分自身を大切にした』という気持ちになりました。
大切なものを守ることができるのも、怒りのエネルギーです。
アンガーマネジメントは、怒らないことではありません。
「怒る必要のないものには、怒らずに済ませ、
怒る必要のあるときに、適切に怒ることができる」こと。
「怒りすぎる後悔、怒らなかった後悔、どちらの後悔もしない」のがアンガーマネジメントです。