さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

ポジティブ感情とネガティブ感情の黄金比3:1の疑惑

2015年09月22日 13時00分40秒 | アンガーマネジメント
アメリカの心理学者、マーシャル・ロサダ氏の研究で、
ハイパフォーマンス組織における、ポジティビリティとネガティビリティの比率の
転換点が、3:1で、
生産性を上げるには、5~6倍のポジティビリティがあるのが望ましい、というのが
過去にあって、

バーバラ・フレドリクソンの本で、広まったロサダライン。
(ロサダの法則などと言ったりもする)

このおかげで、褒めることを3、に対して、
改善点や叱るを1とか、にすると良い、なんていう話が
まことしやかに、広まったものだ。


ところが、2013年に、
この研究の計算方法が間違えていると、アラン・ソーカルが、反論した
論文が出されている。

以下、ウィキペディアより。
2013年、ソーカルはニコラス・ブラウンとハリス・フリードマンと共に、ポジティブ心理学でよく用いられる概念であるロサダ・ラインを否定する論文を発表した。提案者のマーシャル・ロサダにちなんで名付けられたこの概念は、個人の抱くポジティブな感情とネガティブな感情の比率の臨界域を意味するもので、この域を超えると人が適切な生活と職業的成功を得られる傾向が高まるとされる[2]。この臨界ポジティビティ比率という概念は、バーバラ・フレデリクソンのような心理学者たちによって頻繁に引用され、一般に広められた。ソーカルら三名による共著論文は『American Psychologist』誌に掲載されたもので、臨界ポジティビティ比率は誤った数学的推論に基づいており、妥当性を持たないと主張した[3]。

https://en.wikipedia.org/wiki/Critical_positivity_ratio


いままで、
3つ褒めて、1つ叱る、を信じてきた人たちは、
もう笑うしかない。。。


これが、最近、1:1が適切、という説もあるらしく。

まったく関係ない話だけど、
芸能人は、ファンとアンチの比率が、50:50の人が
スターになる、という暗黙知が、真実味を帯びてきた。。。(笑)。


どちらにしても、ネガティブが少なすぎる人は、伸びない。
それは正しいような気がする。

でも、1:1はちょっとシンドイなぁ。

ポジティブ2:ネガティブ1くらい・・・
いや、やっぱりもっと多いほうがうまくいきそうな気がするなぁ~~~。

マーシャル博士の、6:1くらいが、やっぱり気持ち良さげなんだけどなぁ(笑)。


コメント
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