ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

ホスピス看護をカナダから。2013年大学院を卒業しました。カナダ人の夫とは14年たっても熱愛中。

当直

2011年06月27日 | 訪問看護
訪問看護を始めて6ヶ月がたった。最近は当直も始めた。訪問看護の時間帯は朝8時から夕方4時半まで。在宅緩和ケアは24時間の支援が約束されているので、残りの時間を誰かがカバーしなければならないのだ。訪問のオフィスによっては呼び出し制にしているところもあるが、うちのオフィスは当直制。12時半にオフィスに入って夜の9時まで勤務。4時半までは日勤者と同様、予定されている訪問をする。4時半以降は携帯に患者から電話が入るようになる。電話対応ですむ時と、必要性と安全な地域であれば、訪問に出かける時がある。ちなみに夜9時以降から朝8時まではBC州全体のテレ看護(電話による看護)につながり、必要があればCRNオンコールにつながるようになっている。こうして在宅緩和ケア患者に24時間の支援を行っている。

で、この当直はたった一人でするのだ。広いオフィスに4時半以降は一人ぼっち。寂しいし怖い。アクセスカードがなければトイレだって行けないこのオフィスビル。でも掃除のおばちゃんが来たり、ごみ集めのおじちゃんが来たり、警備の人が見回りに来たり、ドアが開くたびにどきどきする。オフィス全体が見渡せるなら良いけど、ドーナッツの形で4つある入り口をすべて見ることができるポジションはない。18階立てのビルの中働いているのは私一人。初日は怖くてたまらなかった。

日勤のときは外回りのサインを出しておいて時間通りに帰ってこなければ、オフィス内で働いているスタッフによって捜索の手順が開始される。一人で働いているから当直中に呼ばれて外回り中に何かあった時は誰も気づかない!なんてことになってしまう?!いえいえ、出勤前にどこどこ訪問へ行っているか、自分の名前や車の特徴ナンバープレートを留守電に入れるのだ。7時と9時に警備会社にチェックインをすることが義務付けられていて、それをしないと、できない状態にいると判断されて、捜索の手順が始まるようになっている。安全が確保されていてホットする。ビル内にいるときはパニックボタンも持ち歩くようになっているし、怖がることはないのだけれどね。呼ばれることがなければラッキーとたまっていた仕事をしたり、宿題をしたり、と有意義な勤務時間を過ごせる。呼ばれまくるときはすごいらしいが、、、。高台から見下ろす街明かりは素敵。今は夏だからガラス張りのビルが暗闇に包まれることはない。でもこれが冬だったら、、、4時には真っ暗できっともっと寂しいんだろうな~とついつい思ってしまう。

不安だったら地下の駐車場まで警備員の人にエスコートを頼むこともできる。最初はこれも怖かったが、今は平気になった。人間新しい環境に順応するのって本当に早いわね~

地下の駐車場といえば、ベンツを先日こすってしまいました。とても疲れていて、朝起きれなくて、10分遅れて家を出たうえに、ボーっとしていたせいか込んでいる高速に入ってしまい。のろのろ運転の末なんと30分の遅刻。あせっていつもはとめないような狭い駐車場を選んだうえに隣の車が斜め駐車ではみ出していてそれにぶつけないように気を取られていたら反対側の後輪付近をコンクリートの柱でガリガリっと、、、、。修理代12万円だって!保険でカバーはしてもらえるけど(自責は2万5千円)、あ~新車のベンツが、、、、と落ち込みました。疲れ焦り、よくない組み合わせですね。自分に優しく、、、、。

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