ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

ホスピス看護をカナダから。2013年大学院を卒業しました。カナダ人の夫とは14年たっても熱愛中。

ばいばいMissyちゃん

2012年10月31日 | 家族


Missyはうちの猫ちゃんです。AJの10歳の誕生日に我が家へやってきました。

私動物が苦手なんです。旦那は以前飼っていた猫の死に方がいやで動物はもう飼わないと言っていました。でもあまりにAJが強請るので、誕生日プレゼントとして承諾しました。時期的に子猫は見つからず、猫のシェルターを訪れました。そしてMissyと出会いました。他の猫や動物とまったくそりが合わず、展示場へもつれていくことができず、一人でひっそり座っていた彼女。目が合ったときからピーンと一目惚れ。その夜夢に出てきたくらいで、翌日引取りに行きました。

家族の一員となり、いろんなエピソードがありました。昔は丸々と肥満ではないかと思われていたのに、すっきりと痩せてきて、缶詰からオーガニックの生肉に変えたからかな、と思っていました。ここ数ヶ月吐く回数が増え、食べた後はお腹が痛いのか、うなるような泣き声をしていました。で、先週の金曜日からまったく飲まず食わずとなり、おしっこもまったくなし。土曜日に獣医へ連れて行って、血液検査や尿検査、そして点滴をして帰宅。再び水を飲むようになり、食事も少しずつ食べるようになったし、おしっこも出るようになった(失禁だったけど)。お腹に腫瘍のようなものがあるし、腎機能が低下していると、水曜日エコー下でバイオプシーをする予定でした。

火曜の夜は落ち着きがなく、歩くこともおぼつかないのに私たちのベッドの横に作った特別ベットから抜け出して、ずりずりとどこかへ行こうとする彼女。痛いのかうめき声もひどくて、、、眠れない夜でした。痛そうなのにさすってあげること意外何もできなくて、そばに行くとずりずりと動こうとするし、、、エコーしてももう遅いかも、、、と実習へ行くのもキャンセルして一日付き合うことにしました。

エコーは朝9時。エコーはしなくても、痛み止めとか、もしかしたら安楽死について獣医と話がしたいと、予定通りでかけることにしていた。旦那が絵里佳を学校に連れて行っている間に、私は一人でMissyのそばに居ました。夜中と違って体を持ち上げることもできない彼女。私の涙がポテポテ落ちてきたら急に彼女が頭をスリスリしてきたと思ったら、急に呼吸が変わって、、、あっという間でした。抱き上げて旦那が運転する車に乗り込んで近所のクリニックに向かいました。下顎を使って一生懸命最期の一息を吸い込む彼女。人間とまったく同じなのね。獣医の待合室で彼女は私の腕の中で動かなくなりました。

土曜日の時点で腎石や感染、もしくは慢性の腎機能不全だったら治療ができるけど、癌だったら安楽死を勧めますねといわれていた。12歳の彼女。まだまだ若いから希望は捨てないでと、迷いながらのエコーの予約でした。AJも絵里佳にも朝そばにいるか学校に行くかどっちがよいか選択をあげました。二人とも学校へ行くことを選びました。

獣医もクリニックのスタッフもとても親切で、まるでホスピスにでもいるような気分でした。個室を用意してくれて、旦那と交代で抱っこしながらMissyにお別れをしました。

火葬か埋葬か、旦那の希望で個別火葬で遺灰を受け取ることにしました。一週間ぐらいかかるそうです。ばいばいMissyちゃん。






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知らぬ間に

2012年10月02日 | NP大学院
3ヶ月以上ブログを更新していないと、画像設定が変わっていました。

そう、とても忙しい日々を送っています。今日、今期初の試験も終わり、午後からは堂々プレゼンを終わらせて、ホット一息。いつもは勉学に勤しむ通学時間。頑張ったご褒美に今日はインターネット検索をしていました。あと8ヶ月で卒業。筆記と実技試験に合格すればナースプラクティショナーになれるまであと一年。

終わりのない長いマラソンを走っている気分ですが、頑張るの一言に限ります。

さ、2週間後の締め切りのペーパーを今夜から始めるかー