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30過ぎから腰痛持ちでした。
IVH挿入など、前かがみの姿勢が続くと、たまらなく腰が痛くなって処置を続けることが困難になることが何度もありました。その頃は、体操をしたりロキソニンなどのNSAIDSを服用したり、湿布を張ったりなどして、症状を緩和しながら何とか前かがみの処置を続けていました。
今では電動ベッドが普及して、ベッド面を上げることが出来ますから、あまり前かがみにならなくても処置が可能です。
数年前から何もしなくても日常的に腰痛があるのが普通になり、両下肢の痺れもあるのが当たり前の毎日になっています。
腰痛にはいろいろな原因があり、原因が特定できない慢性腰痛が多いことは分かっていました。
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しかし、両下肢の痺れ感、腰部から下腿にかけての疼痛などがあり、腰部脊柱管狭窄症だろうなと考えていました。
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1年ほど前に整形外科を受診し、MRI検査をしてもらいました。腰部脊柱管狭窄症、かなり来てますよ。と、言われました。手術を受けられるなら、3か月程度のリハビリが必要ですと言われました。3か月も仕事を休むのは到底無理です。それで、何とか短くなりませんかと言いました。そうですねぇ、いくら短くしても最低一週間の入院は必要でしょう。と、言われました。今の仕事、一週間穴をあけるのは相当に困難です。それで、腰痛から解放される保証があるなら、その選択肢もあるでしょうが・・・・・効果は、やってみなければわからないと言われました。
そんなぁ!!!、 まぁ、正直な意見なのでしょうねぇ・・・
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というわけで手術は選択できないという結論に至りました。
となると薬物療法が次の選択肢です。
となると薬物療法が次の選択肢です。
整形外科医の指導の下、以下の3種類の薬を選びました。
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先ずはこの薬の説明から
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リマプロストアルファデクス:この薬は血管平滑筋に直接作用して末梢血管を拡げるほか、血小板の凝集を抑制することにより、血流を改善し、手足のしびれや痛み、冷感などの症状を和らげます。
1日3錠服用しています、最大量です。(と言っても飲み忘れることが相当に多いです。特に昼)
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タリージェ:中枢神経系において神経細胞を興奮させるシグナルとなるカルシウムイオンの流入を抑え、興奮性神経伝達物質の過剰な放出を抑えることで鎮痛作用などをあらわす薬 です。
1日6錠を朝夕2回に分けて服用しています。最大量です。
1日6錠を朝夕2回に分けて服用しています。最大量です。
似た薬にリリカ(プレガバリン)があります。リリカ(プレガバリン)はジェネリック薬があり、安くて、使える量の幅も25㎎から600㎎と広いのが利点です。
タリージェはジェネリックがまだ出ていないので高いです。そして使える量の幅が一日2.5㎎から30㎎と狭いです。
リリカ(プレガバリン)、タリージェ、どちらも最大量で試したのですが、眠気などの副作用が少ない点でタリージェを選びました。記憶障害の副作用もタリージェのほうが少ないのかなと思えたことも原因です。
最後がこの張り薬です
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この張り薬、慢性的な腰痛に対しては2枚までしか使えません。普通の湿布薬の様に痛い部分に適当に貼る事が出来ません。貼る場所は特定されています。
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痛い場所に貼るわけではないのです。皮膚から痛み止めが吸収されて、全身に効くわけです。ですから、口から飲むNSAIDS非ステロイド性消炎鎮痛解熱剤とバッティングします。併用できません。NSAIDSというと、ロキソニン、ボルタレン、セレコックス、ナイキサン、アスピリンなどが有名です。ジクトルテープは2021年5月に販売開始された新参者です。
ジクトルテープ、NSAIDSのなかで一番強力とされているボルタレンと同じ成分の張り薬です。腰痛などの慢性頭痛と癌性疼痛に使える薬です。私がジクトルテープを選択したのは、経口薬のボルタレン錠やボルタレンSRカプセルに近い強い鎮痛効果を持ちながら、血中濃度が安定していることにより、胃潰瘍とか腎臓に対する負荷などの副作用が少ないことを評価しました。そして実際に使ってみて、いいなと感じています。私のような慢性頭痛には1日2枚まで、がん性疼痛には1日3枚まで使えます。がん性疼痛にも積極的に使っており、麻薬と併用することが多いです。薬が飲めなくなった患者さんにも使えるので、重宝しています。
私はこの薬も最大量の1日2枚使用しています。
腰痛に対して、上記3種類の薬をいずれも最大量使用。それで何とか腰をさすりながら毎日仕事が出来てはいます。症状がなくなったわけではなく、随分マシになってはいます。相当にハードな現在の仕事がいつまで出来るのかはまったくもって不明です。私と同じような症状を訴え、整形外科に掛かりながら、手術を受ける前に急激に症状悪化し、下半身不随になった患者さんがおられました。今も車いすで通院されています。そうはならないと願ってはいますが、そうなる可能性も否定はできません。しかし、一週間も仕事を休む事は出来ないです。それが私の生きる道。しびれる足を引きずりながら、今日も6件の訪問診療に行ってきました。そして、朝夕の外来患者さんは120人以上。こんなくそ忙しい診療所にバイト医師来てくれませーン!!困ったものです!!!
今後も、腰痛、足の痺れをごまかしながら働いていくしか道はなさそうです!!
何処までも行こう と、歌いながら、走り続けたいと思っています。
I feel with you . This is a conundrum
Wish you the best of luck !