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日記と雑学、それからシトロエンC5について。
Just About C5



C6も全貌が明らかになってきましたが、CITROENET以外でもかなり詳しい情報が紹介されています。ここでは、内装の詳細(ドアポケットの開き方、サッシュレスドアのウインドウ開閉の様子)も取り上げられています。ちなみにドアポケットのフタは手前に倒れるのではなく、下にスライドする凝った開き方です。


・・しかし相変わらずエッジが尖ってて一種の凶器ですね。まあ大人の車ですからいいんでしょうが・・ぶつかったら鼻とヘソから同時に血が出そう。


goodjob-2005さんのブログに外観に関する面白いコメントがありました。

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ジュネーブでのモーターショー、やはり注目を集めていますね。

待望のビッグシトロエン、しかも優雅で繊細なスタイルを持つ「C6」のデビューはシトロエンとしては久方振りのビッグニュース。コアなファンのみならず一般の車好きの目にもかなり触れているはず。

もう実車も発表したわけですし、できれば1台、日本に持って来て有明に置いたらどうでしょうか? C4の発売開始までのつなぎにもなりますし。C5カールソンをこのまま置いておくより遥かに効果的だと思います。ジャーナリスト、一般の車好き、シトロエンのファン、みんな見に来ると思いますよ。

C4のサンプルもクサラのかわりに(有明だけでも)置いた方がいいと思います。是非!



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何はともあれ、新しい旗艦の誕生を祝いたい。

リアウインカーの造型を見て、以前乗っていたXmを思い起こしました。

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ようやくC6のまとまった画像が公開されました。
CITROENETで見ることができます。

エクステリア、インテリアともディテールはとても奇麗なクルマだと思います。走りもダブルウィッシュボーンのフロントサス(ついに復活!)、リアはマルチリンクで、可変ダンピングシステムと相俟ってどのような洗練された走りを生み出すのか、興味あるところです。時間はかかるかも知れませんが、このクルマのよさはやがて一定の理解を得られるようになると思います。



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私のシトロエン車歴は、初期型Xantia SX →後期型Xm →00年式Xantia SX →C5 2L。こうしてみると節操なく乗り換えているようだ。最初のXantiaで車に対する見方が変わってしまい、2台目のXmに6年乗るに至って完全にハイドロ以外の足周りは考えられなくなってしまった。

どうしてこうなったのか。その理由の一つは「ハイドロの魅力と不完全性」にあるのだと思う。最初の完全なハイドロ車であるDSにまで遡れば、半世紀に渡る改良を経たサスペンション機構である。なのに、乗っていたどの車も、それぞれに魅力を感じつつも、「もっと良くなる、次はどうなるんだ」という気持ちを強く抱かせた。つまり「もっと進化したハイドロ」にずっと乗ってみたくなる。「その先」を見届けたくなるのだ。

しかし私も一般サラリーマンなので、共働きだった時代が終わり子供が1人、2人と生まれるに至って、そうそう車にばかり血道を上げるわけにもいかない。

実は過去、本当に欲しくてたまらなかったが結局諦めたシトロエンが1台だけあった。おそらくその存在はあまり知られていないだろう。歴代のシトロエンの中で最も先進的なロール制御機構を備え、実験的サスペンションを装備した特別なXantia、"Xantia Activa"である。

この車は非常に徹底したロール制御のシステムを持っており、そのためだけに電子制御で断続がコントロールされるスフィアを2つ持っている。XantiaのHydractive2ではスフィアはメインの他に4輪に各一つ、アディショナルが前後に一つずつ、車高維持のために別に一つついているが、Xantia Activaはさらに2つ、全部で10個ものスフィアを搭載する代物である。

ロール制御の仕組みは比較的シンプルで、フロントとリアに極太のスタビライザーを装備し、シャシーとの間に油圧シリンダーとそれにバルブを介してそれぞれ1つずつスフィアを備えている。ボディのローリングが予測されると、バルブが切断されシャシーとスタビライザーが剛結された状態になる。実際、ほとんどロールが発生しないサスペンションで、異次元の操縦感覚を持っていたらしい。それでいて、ロール制御から解放された分、ソフトモードの設定を従来より柔らかくすることができたので、直線路の通常走行ではHydractive2よりもさらにゆったりとしたフラットな乗り心地を得ていた。話だけ聞くと、まさに理想のサスペンションである。

このXantia Activaについては、本国ではXantiaのスポーツモデルという位置付けで発売されたが、上述のごとくその内容は別物であった。1988年にパリショーで発表した"Activa"というサスペンションシステム実験用のコンセプトモデルがあり、そこで完成したシステムをXantiaに搭載したということだったと思う。

現行のC5は見かけや雰囲気はともかく、ハイドラクティブの能力向上に関しては開発に力の入った車で、全面的に電子制御を取り入れ反応速度の圧倒的な改善と(これによって走行中のリアルタイムの車高制御などが可能になった)モジュール化により信頼性も高めた「新世代」と言える内容を持つ。

しかし今から振り返ると「過渡期の試作品」であったかもしれないが、"Activa"にはシトロエンの熱い思いが込められており、当時のライバル車である3シリーズ、AUDI A4などのライバルとはその独自のサスペンションシステムによってまさに「1線を画していた」。一部の情報によると新しいC6には、この"Activa"で培われたノウハウが受け継がれているとのこと。もしそれが本当だとすると、このクラスのVIP車として再びライバルと「1線を画す」操縦性を持っている可能性があり、内装/外装のテイストが保守的になってしまったことを差し引いてもこれは本当に楽しみである。(当時のライバルとの比較記事はブックマークを参照)



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C6のデビューをきっかけに興奮ぎみだった頭の中を、少し整理してみた。

シトロエンとしてもXmに代わるトップレンジはずっと欲しかったに違いない。99年のリナージュ発表以降も、なかなか開発にGOサインが出ないまま試行錯誤を続けていたのであろう。

ドイツや日本の強力なライバルが支配する今の高級車市場で採るべき戦略を考えたとき、過去の遺産をモチーフとして取り込む方向性はシトロエンとしては当然浮上するアイデアであり、その際DSにまで遡ることが余りにも冒険であると判断したとすれば、よりモダンなCXを選択することは自然な流れとして理解できる。

しかし、今のシトロエンのポジションにおいて、トップレンジ構築上最も重要なことは、「世界に二つとない高級車を創造すること」(少なくともそのイメージを獲得すること)であり、現状考え得る最良の戦略としても、これに尽きると思う。

今回のC6には、従来よりさらに対応範囲を広げて俊敏性と快適性を両立させたサスペンション、各種安全装備、ディレクショナルヘッドランプや速度によって展開するスポイラーなどのギミックも満載されている。だが、このセグメントで成功するにはそれでもまだ不十分だと思う。

半世紀を経て完成された独自のサスペンションシステム、今日的水準にアップデートされた装備類、過去の遺産と伝統を現代にマッチさせたデザイン。これ以上何を望むのか、と問われそうだが、このセグメントにおける戦いは熾烈であり、ドイツの2強に加え、AUDI、ジャガー(フォード)、キャディラック(GM)、VW、レクサス、ホンダなど強力なメンバーが常にブランド、プロダクトを通じて強烈にアピールしている世界である。そこに割って入るには、シトロエンの実力では「得意なこと」だけを並べていては不十分であり、「不得意なこと」を何らかの戦略によって、逆に「強み」に変える程のアイデアと実行力が不可欠だと思う。

具体的に言えば、トヨタとの提携による「ハイブリッドシステム」の採用を決断すべきであったと思う。このセグメントにおいて、伝統ある仏製高級車への採用はビッグニュースになり得ただろうし、トヨタにとっても戦略的に歓迎すべき動きだろう。

電子化されたシトロエン・ハイドラクティブモジュールと、トヨタ・ハイブリッドシステムの結合は理想的なカップリングであり、マーケットに対して新しい高級車像を構築し得たのではないか。私はプリウスというクルマには乗ったことがないが、あのクルマが近所の路上でまったくの「無音」で路肩に寄せ、停まったのを見て大変な新鮮さを覚えたことがある。シトロエンの旗艦C6が(ホントはリナージュのデザインのままが良かったが)、同様に「無音で、未来の宇宙船のように」発進していく様を想像すると、そのカッコ良さに痺れる思いである。

それがベンツやクラウンではなく、シトロエンであることに意味があるのだ。

無い物ねだりなのは自覚しているが、余りにも惜しいと思ったのでつい書きました・・

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リナージュコンセプト(後ろ上方から)






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99年のジュネーブショーで発表された「リナージュ」コンセプトである。願わくば、この形で復活を遂げて欲しかった。

プロポーションはほぼ同一だが、フロント、リアのデザインのディテール、あるいはピラーの角度など、重要なポイントに変更が加えられた結果、C6は凡庸な印象に落ち着いてしまったと思う。

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Xmの発売終了以降、永らく空席だったトップレンジ復活である。

このクルマの原型となった「リナージュ」コンセプトは、全体のプロポーションはCXに極めて似通っている。しかし単なる懐古趣味ではなく、モダンな繊細さと優美さを兼ね備えており、発表時かなり良い印象を抱いた。しかし今回のC6は写真を見るとアウディやメルセデスCLSなど最近のドイツ車にかなり近い雰囲気になっている。色々事情はあったと思うがオリジナルの魅力をもう少し再現して欲しかった。「似て非なるもの」というのが率直な感想。

サイズはかなりのもので、既にC5もマイナーチェンジでXmより大きなクルマになってしまったが、C6は我が家の駐車場には無難に収まらないほど巨大である。(全長4.9m×全幅1.87m×全高1.47m)

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