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日記と雑学、それからシトロエンC5について。
Just About C5



日記がわりに勝手な予測をしてみよう。

ハイドロ車の魅力にハマり、抜け出せずにいるのだが、一方で5年後のハイドロ・シトロエンがどうなっているか、この点についてはかなり悲観的な予想をしている。

シトロエンがC5の開発において成し遂げたことは、<ハイドロサスペンションをある程度信頼性の高いモジュールとして最適化すること>であり、それまでのステアリングやブレーキのコントロール系を切り離してサスペンションのみのシンプルな構成としたのも、開発のベクトルがそこに向かっていたからに他ならない。
このモジュール化の目的のひとつは、「ハイドロ車⇔それ以外の車」という区分ではなく、ある車種における「ハイドラクティブサスモジュール搭載モデル⇔非搭載モデル」というような設定を現実のものとしようとしているように思える。

ハイドロ車=オンリーワン、という位置付けではない。敢えて言えば「単なる付加価値の一つ」に過ぎないということである。

次期C5の開発はもう始まっていると思うが、ひょっとすると5年後のラインナップとしては、ハイドラクティブ搭載モデルは最上級グレードのみとなり、普及モデルはハイドロサスのみ、もしくはコンベンショナルなサスペンションの設定となるような気がしている。

C6は一握りの高所得層を狙った車で、外観や内装には当然、相応の個性が与えられているが、ハードウェアはC5のプラットフォームから派生しており、ハイドラクティブを始めとした内容もC5のそれと基本的には変わらず、かつての旗艦たちとは成り立ちが異なっている。

一方、C5の足周りをハイドラ、バネサスと2系統もたせることについては、これもプラットフォームを共有するプジョー407のコンポーネントを流用することで現実性を帯びる。

C4以下のラインナップにハイドロの足周りを求める声は一部に根強く存在するが、余程のことが起こらない限り(例えば新C5が急に世界中で爆発的に売上げを伸ばすとか)今後のハイドロ・シトロエンを巡る状況は上述のように推移していくことだろう。

註)
現在我が国でこの問題に関心を抱いている方は気を失う程少数だと思われる。
その1人として5年後に読み返すつもりでここに以上の個人的見解を記す。

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ピークは過ぎたが、「NAVI」などいくつかのクルマ雑誌で今月もマイナーチェンジしたC5についてのレポートが紹介されている。これまで紹介された試乗記には的確なものもいくつか(ブックマーク参照)あるのだが、中には「??」なものもある。特に乗り心地について触れているもので気になる点がある。

「新C5の2Lは旧C5のソフトとハードの中間くらいの固さ」だとどこかで読んだが、このレポーターは旧C5に本当に乗ったことがあるのか疑問に思う。新旧の2L同士を比較すれば、明らかに新C5の方が劇的に柔らかく、「よく揺れる」。同乗者を酔わせないために、運転に気を使わなくては!と試乗した時思った位である。
私としては、新旧を通じてC5の乗り心地は概ね好ましいものだと思う。ただし、試乗などのチョイ乗りで分かりやすいのは新C5の2Lのほう。上述の通り旧来からのハイドロのタッチはこのクルマが一番明確に保持している。

旧C5も悪くない。時速60km以上の高速長距離の移動では、あらゆる状況で常に車体の揺れ幅が最小に押さえられ、このクルマのハイドラクティブが本当に「走り」を重視して設定されていることが良く分かる。
ただ、良く見るとユニークなのだが一見鈍重そうなスタイル、分かりやすい「揺れ方」をしないため実際の路面への当たりは実にうまく制御されているにも関わらず、高められた各部の剛性も相俟って「固く」感じられるサス設定、チープな内装、頭の悪いATなどが災いし、これまでのハイドロファンにはそっぽを向かれる一方、かといって新規の顧客にアピールすることも出来なかった不運なクルマといえるだろう。

素晴らしいのは新C5のV6車。このクルマのタッチはかつてのビッグシトロエンそのもので、かつ歴代のどのクルマより洗練されている。このクルマを走らせると、「うーん」と唸ってしまう。初代XM以来のハイドラクティブが、ここにきてようやく完成の域に達している。クルマとしては2Lの分かりやすさとは違う意味でかなりクセがある。低速で異様に軽いステアリング、直線での極めて長周期の揺れなど。しかしそうした個性への馴れが必要なところはビッグシトロエンのお約束である。

このクルマについても残念ながらあまり的確とは言えないレポートが散見された。評論家連中が箱根の芦ノ湖スカイラインなど(タイトなコーナー、アップダウンが多く、路面も荒れている)を走り回ってインプレを書いているが、そうした場所でスポーツカーまがいの走りをした上で、中には「リアから低級音がする」「ハードモードで走ったがバタバタした」などと見当外れなレポートを平気で書いている人がいる。

C5はあのような場所で、法定速度を大幅にオーバーした速度域で振り回すようなクルマではない。さらにあれだけ大柄な車体でハッチバックなのだから、そんなスピードで路面の悪いところを立て続けに飛ばせば「リアから低級音が」するのは当然だろう。自分のクルマでそんな走りをするか普通、と思ってしまった。それとハードモード云々はハイドラクティブを理解していないが故に出てくるコメントだろう。まったく。評論家ってものはもっと注意深く行動して欲しい。箱根で試乗、ってのは招待されたのか、彼らが希望したのかは分からないが、もっとそのクルマを評するのに適したシチュエーションで取材し、書くべきだと思う。

外車の試乗会って、伝統的に「接待」ぽいよね。フェラーリやポルシェのニューモデルを箱根で乗り回すのなら分かるけど。良識あるジャーナリストの仕事とは思えませんでした。

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は間違いなく日本で一番エライK君。国会での再質問に応じず、怒った野党がボイコットしたら、「審議拒否は民主主義の根幹に関わる問題だ」みたいな発言。アゴが外れるかと思った。実は彼は武闘派2ちゃんねらーか?

それともう一つ。数日前、どこかの警察で定年真際の巡査部長が不正を内部告発。記者会見で「負ければ死ぬ覚悟」と直立不動で言い放ったらしい。これだけ聞くと「カッコエー!」しかし県警もさるもので、すかさず彼を左遷。現場から内勤の閑職(たぶん)へと移動命令が出された。当然、かの元巡査部長「報復人事だ!」「訴訟だ!」と声を張り上げるも、県警「え~ 本人から話を聞きましたところ、『負けたら死ぬ覚悟』とのことでしたので、万一のことを考えまして、え~ 拳銃不所持の部署に配置転換しました。」という秀逸なコメントが出された。これには笑った。

(こんなことで我が国の将来は大丈夫なんだろうか? いや大丈夫なわけ、ないと思う。)

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先週C5を売却したのだが、実は次のクルマもC5。ということで少しその内容を。

やはりかつてのC5のデビューには失望していた向きが多かったのか、ニッチな仏車の中でもさらに希少車といえる車種のマイチェンであるにも関わらず、各サイトや専門誌で試乗記がたくさん紹介された。実は、今回のマイチェンについては大幅な改良と同時に価格もアップしているという見逃せない弊害があるのだが、各メディアともそれには全く触れず、概ね非常に好意的である。(こちらについてはブックマークを参照)

ビッグマイナーで変わったところは数多いが、主として外装、内装、サスペンションの改良、安全装備の追加が行われている。外装と内装については詳しくは省くが、要するに別のクルマかと見違う程、カッコ良くなっている。例えるなら、中学の頃不細工で目立たなかった同級生が、同窓会で芸能人みたいに変身していてビックリ、という感じだ。

サスペンションについては、セッティングの見直しとリファインがされている。特にV6モデルではかつてのXmを彷佛とさせる、うねりのある直線路での極めて長周期の揺れ(実際はほとんどのシチュエーションにおいてフラットでロールも少ないのだが)が戻って来ており、クルマとしての他の部分の機械的洗練と合わせて、これまで乗ったどのシトロエンよりも理想的なクルマだと感じた。

色は「サーブルドラングリュヌ」(何のことやら)=金色。
特注色だそうで、現物が確認できないまま想像だけでオーダー。あまりにも不安でネットで検索しまくった結果、イギリスの某(全く知らない店です)販売店HPに写真があった(上)。納車は数カ月先とのこと。

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息子(1号)が描いた潜水艦の絵。


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息子(1号)が描いた戦車の絵。


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昨晩高熱で眠れず、先週観た「ハウルの動く城」の
Y掲示板トピを読んだ。
映画は昨年11月の公開だが、
4月から通算1800以上の書き込みがあった。
皆さん熱心だなと感心した次第。しかしそれを最初から
全部読んで投稿してる人がいて
それにもびっくり。
私も挑戦しましたが途中で諦めました・・


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3年乗った「シトロエンC5」を売却。
2Lのセダンで、約3万Km走った。

Xm、Xantiaとは似ても似つかないデザイン。クジラ類の持つ滑らかさとボリューム感を彷佛とさせる。これはこれで良いのだが、少々固く締まり過ぎた感のあるサスペンション設定もあってか、シトロエンの旗艦としてはコアなファンには受け入れられず、少なくとも販売にはまったく貢献しなかったようである。

乗ってみれば、上下方向にもルーミーな室内、60km以上なら乗り心地抜群、しかも安心感があり、高速長距離の移動における疲労の少なさでは国産セダンのみならず、かつての旗艦Xm、乗り心地では名車と誉れ高いXantiaと比較してもダントツである。

ハイドロ系シトロエンとしては格段に向上した安全性と信頼性、電子ネットワーク化によるハイドラクティブ・サスペンションの最適化など見るべきところは多いが、急速な進化を遂げるドイツ車や日本車の中にあって、仏車としては外観デザインの魅力に乏しいC5は、ルノー、プジョーと比べても国内ではきわめて苦戦を強いられているようだ。

・・という訳で特に不満もなく、この3年間このC5に乗っていた。ところが意表をついたビッグマイナーで滅茶苦茶、良くなっちゃった。外観デザインも、内装も、サスセッティングも一新し、私としては今のところ全く文句のない理想のクルマに生まれ変わったのだ。

それで次のクルマもシトロエンC5。
さよなら旧C5。

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