県警は「不審な船や人物、漂着物を見かけたら近づかず速やかに１１０番してほしい」と呼び掛けている。
秋田魁新報社一部抜粋（掲載2018年11月12日 更新）
秋田市浜田の海岸に漂着した木造船を調査する秋田海上保安部の職員ら＝１２日午後２時１８分
１２日午前１１時半ごろ、秋田市浜田の海岸で、漂着した木造船が見つかった。船内は無人で、船首にハングルのような文字と数字が赤く書かれていた。秋田中央署は朝鮮半島から来たとみている。
同署によると、船は全長約１１・９メートル、幅約２・４メートル、高さ約１・４メートル。転覆した状態だった。同署や秋田海上保安部の約２０人が付近を調べたが、人が上陸した跡や船籍を示す物は見つかっていない。
現場は浜田浜海水浴場の北約１キロ。通り掛かった同市の２０代男性が船を見つけた。付近の７０代男性は現場で「よく散歩する場所で驚いた。昨年に続き今年も相次いで漂着しないか不安」と話した。
秋田海上保安部によりますと、今年度、県内での木造船の漂着は、先週、潟上市の海岸で木造船の一部が見つかったのに続き、これが２件目です。