砂や小石堆積、木々茂る 由利本荘市の鳥海ダム建設予定地
あきた魁新聞より抜粋(2018年9月24日 13時12分 掲載)
鳥海ダムの建設予定地。奥に山積みされているのが試験的に掘削された砂や石
林道沿いにはダムサイト右岸上部から見たダムのイメージを記したパネルも
秋田県由利本荘市鳥海町百宅(ももやけ)地区への建設が計画される鳥海ダム。2028年度の完成を目指し。
好天に恵まれた18日、ダム建設で水没する百宅集落の東側から市道百宅線で法体(ほったい)の滝方面へ向かった。のどかな田園風景が広がり、住民の姿もちらほら。ここがあと10年ほどでダム湖に沈むとは、にわかに信じがたい。
移転に伴う補償対象家屋は37戸70人(3月末現在)で、百宅線をはじめ、水没する市道や林道13路線は、いずれも付け替え道路を整備する予定だという。
鳥海ダムは、砂や小石にセメントと水を混ぜて造る「台形CSGダム」という新しい型式のダムになる。掘削で生じた砂や小石もダムの材料として再利用するため、環境に優しく、コスト縮減にもつながるそうだ。
2018年8月11日 掲載
総事業費が1100億円に上ることを明らかにした。
13年度に行った試算では総事業費を863億円としていた。240億円近く膨らんだことについて同事務所は、労務費や資材価格の高騰、消費税率の引き上げが要因としている。