最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●英語教育、ひとつの提言

2011-11-14 22:34:33 | 日記
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【講演会のお知らせ】

11月30日(水曜日)

午後6時30分開場
午後7:00~8:30

場所:浜北文化センターにて
主催:浜北区健全育成会

入場は自由(無料)

『こうすれば、伸びる3つの話し』

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【11月14日】(落ち込み)
浜北区での講演会に向けて……(浜松市内では今年度最後の講演会)

●時の流れ

 「時」は流れに沿って、すべてを変えていく。
つい先日までそこにいた人が、今は、いない。
反対につい先日までそこにいなかった人が、今は大きな顔をして、そこにいる。
モノにしても、そうだ。
つい先日までカタログでながめていたパソコンが、今は、目の前にある。

●64歳

 大切なことは、時の流れを感じたら、それに逆らわないこと。
やって来る人もいれば、去って行く人もいる。
モノにしても、いつまでもそこに「形」があるわけではない。
私自身にしてもそうだ。

 いつの間にか、64歳。
50代の記憶は、あるにはあるが、どれも断片的。
40代の記憶は、さらに断片的。
シワだらけの自分の手や顔を見る。
64歳であることを実感する。
しかしそんな「数字」に、どれほどの意味があるというのか。

●人来たりて、また去る

 フランスの詩人、ジャン・ダルジーはかつてこう歌った。

『……人来たりて、また去る
   人来たりて、また去る
   かくして、私の、あなたの、彼の、彼女の、彼らの人生が流れる
   あたかも何ごともなかったかのように……』と。

 詩の内容は、記憶によるものなので、不正確。
しかし私はこの詩の意味が、歳を経るごとに、よくわかるようになった。
「まさにそうだ……」というよりは、人生の悲哀感が、この詩の中に深くこめられている。
その悲哀感に、共鳴するようになった。

●失敗組

 率直に言えば、私は失敗組。
自分でもよくわかっている。
地位にも肩書にも、一生、縁がなかった。
いろいろやってはきたが、いろいろやってきたというだけ。
今の今だって、そうだ。

 虚勢こそ張らないが、……というか、張れるようなものは何もないが、私を飾るものは、何もない。
見たまま。
裸のまま。

●負け戦

 が、体質というのは、恐ろしい。
そうでありながら、まだどこかに、出世主義が残っている。
ときどきそれが顔を出す。
出して、こう言う。
「お前の人生も、たいしたことなかったな」、
「若いときは、あんなに偉そうなことを言っていたのに」と。

 この無念さは、いったい、どこから来るのか。
劣等感に近い。
それとも不完全燃焼感?
考えてみれば、いつも負け戦。
その連続だった。

●原因

 今夜の私は、落ち込んでいる。
理由がある。
浜松市のX区に、SN医院という医院がある。
かなり前から、別の同級生から、その医院の院長は、金沢大学出身と聞いていた。
学年も同じだった。
一度は、私はそれを確かめたかった。
同じ合唱団に、SNという名前の仲間がいた。
もしそうなら、ふつう以上に親しい間がらだった。
合唱団での練習が終わると、よく香林坊の盛り場を飲み歩いた。

 で、今夜いろいろあって、その医院に電話をしてみた。
夜、6時を過ぎていた。
自分なりに失礼でない時刻を選んだつもりだった。
が、電話口に出た、SN医師は、きわめて傲慢だった。
傲慢というより、強圧的。
威張っていた。
私の話をほとんど聞かないうちから、「どこのだれだ!」「何の用だ!」「用件を早く言え!」と。
私のほうがたじろいでしまった。
説明したくても、それができなかった。
SN医師は、私を何かのセールスマンと誤解したようだ。
ワイフはあとで、そう言った。

 SN医師は、一方的に電話を、そのままガチャンと切った。
私もこういう性格だから、かなり頭に来た。
そこらのヤワな男とは、ちがう。
しかし自分を抑えた。
抑えて、怒りを鎮めた。

●無念さ

 怒りはしばらくすると、収まった。
が、それと反比例する形で、無念さが、胸の中に充満してきた。
「どうしてあんなバカな電話をしたのだろう?」と。
と、同時に、自分がかぎりなく小さくなっていくのを感じた。
自分のしていることが、かぎりなくつまらなく思えてきた。

●SK君

 金沢市にSK君というのがいる。
同じ法科出身。
合唱団でもいっしょだった。
そのSK君だったら、SN君のことを知っているはず。
私はそのあとしばらくしてから、電話をした。

私「SN君というのがいたよな?」
S「ああ、彼なら金沢市で開業しているよ」
私「金沢でか?」
S「そうだよ」
私「ナーンダ」と。

 しばらく話していると、話が混乱してきた。

S「林君ねえ、君ねえ、SN君とNT君をまちがえているんじゃないか」
私「……ああ、そうだ、NT君だ。今、思い出した……」
S「君が言っているのは、NT君だよ。ほら、NT君」
私「そうだ、あいつだ。同じ名前だったから、それでまちがえた」
S「あのNT君も、金沢にいるよ。今は、金沢大学の付属病院で、院長をしているよ」

私「院長か?」
S「そうだ。ほら、あのNT君は、MBさんと結婚したよ。合唱団のMBさんだよ」
私「ああ、その話なら覚えている。MBさんが好きだという話は、NT君から直接、聞いていた」
S「そのあと、結婚したんだよ」と。

 それを知って、少しだけだが、胸がスカッとした。
SK君はある都市銀行の取締役まで務めた。
今は定年退職し、金沢大学で教壇に立っている。
 
●しょせん……

 ……とは、書きつつ、しょせん、私も、この程度。
今夜は、それがよくわかる。
わかりすぎるほど、よくわかる。
わかるから、落ち込んでいる。

 朝までの元気は、どこへ消えたのか。
……ということで、これからサイクリングに行ってくる。
時刻は午後9時。
一汗もかけば、気分も収まるだろう。

●サイクリング

 今夜は、思いっきり全力で道路を走った。
薄着だったが、寒さは感じなかった。
途中、何人かの人を、追い抜いた。
が、足を休めなかった。

 近く大きな講演がある。
その講演に向け、体力をつける。
整える。
浜松市内では、今年最後の講演。
真剣勝負で臨みたい。

2011/11/14夜記

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【講演会のお知らせ】

11月30日(水曜日)

午後6時30分開場
午後7:00~8:30

場所:浜北文化センターにて
主催:浜北区健全育成会

入場は自由(無料)

『こうすれば、伸びる3つの話し』

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【英語教育、ひとつの提言】

●小学校での英語教育が今、デッドロックに乗り上げている。
どう乗り上げているかは、みなさんすでにご存知の通り。
そこで私はそれを打開するため、ひとつの方法を提案する。
「英会話」ではなく、「言葉として英語を教える」。
その具体的な方法を、今週は年長児、年中児のみなさんで試してみた。
「英語の前に日本語」とか、「論語を教えろ」という暴論もある。
この方法なら、そういう人たちも、反対をしないはず。

(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●抄訳の翻訳

2011-11-14 11:31:38 | 日記
●英訳(英文の抄訳)(日本語→グーグル翻訳→訂正→友人の推敲)

 原稿に、英文の抄訳をつけてほしいという。
ある出版社からの依頼である。
そこでまず、和文の抄訳を書く。

「子どもを知ることによって、私たち自身を知ることができる。あのワーズワースは、『子どもは人の父』といった。私たち自身にも子ども時代があり、その時代に私という人間が作られていった。子どもの心の形成過程を、乳幼児期から思春期まで、段階的に追いかけてみた。自分発見の手がかりになればうれしい。」

 まずグーグルの翻訳サービスを使って、おおまかな翻訳をしてみる。
つぎのが、それ。

By knowing your child, we can know ourselves. That Wordsworth, the "father of the children," and. There is also our own childhood, that I were a human being made in that period. Formation process of the mind of a child, from infancy to adolescence, I pursued in stages. Once your happy to discover clues.……(1)

つぎにこの英文に手を加える。

By knowing children, we can know ourselves better. W. Wordsworth once wrote, "A Child is Father of the Man". We all were once that children and our mind was formed through these ages. Here in the article I write about the process of how the minds of children are formed from the age of infancy to adolescence. I hope this article would be some of your help to know yourselves better.……(2)

 ここでワーズワースの言葉を取りあげたが、原文を知らなければならない。
本当に「A Child is Father of the Man」のままでよいのか。
私の書いた原稿のどこかに、それが書いてあるはず。

 それも「はやし浩司 子どもは人の父」で検索をかければ、すぐわかった。
原文では、つぎのようになっている。

●The Child is Father of the Man

My heart leaps up when I behold
A rainbow in the sky :
So was it when my life began,
So is it now I am a man,
So be it when I shall grow old
Or let me die !
The Child is Father of the Man :
And I could wish my days to be
Bound each to each by natural piety.

●子どもは、人の父

イギリスの詩人ワーズワース(1770~1850)は、次のように歌っている。

  空に虹を見るとき、私の心ははずむ。
  私が子どものころも、そうだった。
  人となった今も、そうだ。
  願わくは、私は歳をとって、死ぬときもそうでありたい。
  子どもは人の父。
  自然の恵みを受けて、それぞれの日々が、
  そうであることを、私は願う。

 正しくは、この原文からもわかるように、「The Child is Father of the Man」である。

 そこで(2)の英文を、書き改める。

By knowing children, we can know ourselves better. W. Wordsworth once wrote, "The Child is Father of the Man". We all were once that children and our minds were formed through these ages. Here in the article I write about the process of how the minds of children are formed in stages from the age of infancy to adolescence. I hope this article would be some of your help to know yourselves better.

また、名前はW.Wordsworthでよいのか。
ウィキペディア百科事典で調べると、「William Wordsworth」となっていた。
つまり、これでOK。

 で、この英文を、オーストラリアのモナーシュ大学にいる友人に送る。
いつも私の英文を添削してくれる。
その結果は、またあとで……。

(追記)

 30分後、オーストラリアの友人から、添削が届いた。
英語の勉強になった。

By knowing children, we can know ourselves better.
William Wordsworth once wrote, "The Child is Father of the Man".
Once we were all children and our minds were formed during this age of childhood.
In this article I have written about the process of how the minds of children are formed in stages from the age of infancy to adolescence.
I hope this article will be of some help to you in getting to know yourselves better.

 「さすが!」と驚くのもどうかと思うが、これで完ぺきになった。
英語の勉強に役立てばうれしい。

●韓国・中央日報の被害妄想とねつ造記事

2011-11-14 11:18:26 | 日記
●韓国・中央日報のウソ記事(한국 중앙 일보의 거짓말 기사)

++++++++++++++++++++

중앙 일보의 거짓말 기사는 싫증 난다.
오늘 아침 (11.14) 기사에는 이렇게이다.

"일본 총리 한국 중국 견제위한 TPP 참여를 결정"라고.

언제 어디에서 일본의 노다 총리가 "한국 견제 위해"라는 말을 사용나요?
즉 중앙 일보는 이런 기사를 한국 국내에 보도하여 한국 국내의 반일 감정을 선동 세우고있다.

항상 상투 수단이다.

한국 국내 BLOG에 이대로 게시합니다.

++++++++++++++++++++

中央日報のウソ記事には、うんざりする。
今朝(11・14)の記事には、こうある。

『日本首相、韓国・中国牽制のためTPP参加を決定』と。

いつ、どこで日本の野田首相が、「韓国牽制のため」という言葉を使ったか?
つまり中央日報はこうした記事を韓国国内で報道することによって、
韓国国内の反日感情をあおりたてている。

いつもの常套手段である。

韓国の国内のBLOGに、このまま投稿する。
2011/11/14

Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●電子マガジン(11-14)2011

2011-11-14 08:28:29 | 日記
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.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 11月 14日
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どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。)
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http://bwhayashi2.fc2web.com/page008.html

メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【私は私】「私とは何か?」(山荘の朝、居間で)

●山荘の居間

 こたつの天板の上には、昨夜飲んだ、チューハイの缶、ひとつ。
まだ半分、残っている。
ほかに、パソコンのモニター、ピーナツの袋、テッシュペーパー、お盆、それにメガネ・
ケース。
無造作に散らかっている。

 コップにミネラル・ウォーターを注ぎ、それを飲む。
パソコンに電源をONにする。
時計を少し前に見たが、針は6時半を示していた。

 昨夜遅く、この山荘にやってきた。
着くとすぐ、ワイフは、DVDを見始めた。
私は、その横で、それをいっしょに見た。
星はつけようもないほど、つまらない映画だった。
途中で、ギブ・アップ。
猛烈な睡魔に襲われ、そのままふとんの中に。
寝たのは、午後11時ごろでは、なかったか。

●肉食

 まだ外を見ていないが、今日は、雨とか。
窓は薄暗く、外は静か。
鳥のさえずりも、コオロギの鳴き声も聞こえない。
ときどきやってくる、大きなあくび。

 昨夜食べたハンバーグが、腹の上のほうで、まだタプタプしている。
併せて食べた、エスカルゴがよくなかったかもしれない。
月に、1、2度、油っこいものを食べる。
そのたびに、腹の調子が悪くなる。

私の体は、90%が、ベジタリアン。
残りの10%が、肉食系。
肉類は嫌いではないが、どうも体に合わない。
胆嚢の機能が低下している?
自分では、そう思っている。
半年前にエコーで検査してもらったら、「胆石がありますよ」と。
ドクターは、そう言った。

 今日は、朝食を抜く。
昼と夜は、ソバ類。
今、そう決めた。

●脳(さて、本題!)

 ところで、昨日、こんな経験をした。
仕事に出かける前、私はこう思った。
「今日は、ヘルメットをかぶっていこう」と。
たしかに、そう思った。

 が、その出かける前、あれこれと雑務がつづいた。
教材を用意し、身支度を整えた。
その間中、私は、ヘルメットのことを忘れていた。
まったく忘れていた。
が、家を出る、その瞬間、私はヘルメットをさがした。
いつもなら勝手口の手すりに、それが掛けてある。
が、そこにはなく、床の下にころがっていた。

 私はヘルメットを拾いあげ、頭にかぶった。

●自転車 

 自転車にまたがりながら、こう考えた。
「雑務をしている間、『ヘルメットをかぶっていこう』という思いは、どこに消えていたの
か」と。
脳のどこかに、記憶としては、あったはず。
しかし雑務をこなしている間には、それが脳から消えていた。
ヘルメットのことは、まったく忘れていた。

 が、家を出る瞬間、ヘルメットのことを思い出した。
床にころがっているヘルメットを拾いあげ、頭にかぶった。

●別の脳

 最近の脳科学によれば、私たちが(自分の意思)と思っている意思にしても、意識とし
てそれを認知する前に、すでに脳の別の部分が決定しているという。
もう少しわかりやすく説明しよう。

 たとえばあなたが台所へ行く。
冷蔵庫からペットボトルを取り出し、それを飲む。
あなたは一連の行為、つまり(台所へ行く)→(冷蔵庫を開ける)→(ペットボトルを取
りだす)→(水を飲む)という行為を、自分の意思でしたと思っている。
だれかにそう聞かれれば、あなたは、そう答える。
「私は私の意思で台所へ行き、私は水を飲んだ」と。

 しかしそれ以前に、・・・時間的なことはわからないが、30分とか1時間前に、すでに
別の脳が、一連の行為をするように決めているという。
ばあいによっては、5分前かもしれない。
が、そのとき、私という「私」は、まだそれを意識していない。
つまり私たちが自分の意思と思っているものにしても、その大半が、・・・というより、そ
のほとんどが、すでに別の脳で作られている。
「もうすぐのどが渇く。お前は台所へ行って、水を飲んでこい」と。

 わかりやすく言えば、「私の意思」と思っているその「意思」にしても、別の脳に操られ
ているだけ。

●ウソ発見器

 ひとつの例としてよくあげられるのが、ウソ発見器。
いくら言葉でウソを並べても、ウソ発見器は、別の脳の中の反応を観察している。
自分の意思では、その(別の脳)までは、ごまかせない。
だからウソ発見器は、ウソを見破ることができる。

 ・・・というふうに考えていくと、どこからどこまでが「私」なのか、よくわからなく
なってくる。
ほとんどの人は、「私は私」と思って、行動している。
しかしそのほとんどは、別の脳がそれ以前に、勝手に決定している。
「私」という部分は、それに従って、行動しているだけ。

 先のヘルメットの話にしても、そうだ。
私は「今日は、ヘルメットをかぶっていこう」と、思った。
自分の意思で、そう決めた。
が、雑務の中で、そのヘルメットのことは忘れた。
「かぶっていこう」という意識さえなかった。

が、出かける瞬間、私はヘルメットをさがし、それを頭にかぶった。
それは私の意思だったのか。
それとも無意識のまま、別の脳に操られただけだったのか。

●レストランで

 昨日は、ほぼ1か月ぶりに、ハンバーグを食べた。
が、それとて、その意思は、昨日の昼過ぎには、別の脳が決めていたのかもしれない。
昨日は、朝食と昼食をかねたブランチを食べただけ。
しかも、いつもの半分。

 その一方で、このところ運動を毎日、2単位こなしている。
1単位は、30~40分。
ランニング、ウォーキングマシン、それに自転車。
全身がひと汗、ザッと出る程度を、1単位としている。

 仕事に行く前から、空腹感があった。
たぶん、そのときすでに別の脳が、「今夜はハンバーグ」と決めていたのかもしれない。
私はそれを意識として、意識することはなかった。
が、別の脳は、そう決めていた。

 仕事が終わり、その帰り道。
私とワイフは、いつもの行きつけのレストランに寄った。
「何を食べる?」「何にしようか?」「ハンバーグにしよう」と。

●ワイフ

 今、雨の音が聞こえてきた。
雨あしが強くなった。
ボタボタと雨どいをあふれて落ちる水の音がする。

 秋の今ごろは、いつも、近くのスギ林の枯れ枝が、雨どいを塞ぐ。
雨どいを詰まらせる。

 ・・・たった今、ワイフが寝床から起きてきた。
「おはよう」と言ったようだったが、私は何も答えなかった。
めんどうだった。
「風呂はどうする?」と、ワイフが聞いた。
「うん・・・」と気のない返事。

 私はこうしてパソコンのキーボードを叩いていたい。
それには理由がある。

●最後の砦(とりで)

 このところ自分の住む世界が、どんどんと小さくなっていくのを感ずる。
体力、気力、思考力、集中力・・・。
それらがどんどんと弱くなっていく。

 そこで私はいくつかのことを自分に決めた。
目標とか、そういった甘いものではない。
「義務」として、位置づけている。

 その第一。
どんなことがあっても、毎日、BLOGだけは、発行する。
週3回の電子マガジンだけは、発行する、と。

 BLOGについては、1日、10枚の原稿と決めている。
電子マガジンのついては、1回分20~30ページと決めている。
それは言うなれば、私の最後の「砦(とりで)」。
この砦を打ち破られたら、明日の私は、ない。

 市内の自宅に帰るまでに、何としてもその10枚を書きたい。
・・・何としても、書きあげたい。

●性欲からの解放

 話を戻す。

 私の脳の中に、別の「私」がいる。
それが裏から、私を操っている。
そのことは、60歳を過ぎると、よくわかるようになる。

 ・・・というか、私は、55歳前後に、それがわかった。
その前後に、私は「男の更年期」というのを経験した。
医学的に実証されたものではないが、そのころ、急速に性欲の衰えを覚えた。
いや、性欲はあったが、「女体」への関心が、ほとんどゼロになった。

 たとえば週刊誌に載っているようなヌード写真を見ても、どれも肉塊にしか見えなかっ
た。
ときに豚の脂身(あぶらみ)のように感じたこともある。
そのときのこと。
それまでの私が、いかに性欲の奴隷であったかが、わかった。
だから私はある日、ワイフにこう言った。

「今のぼくならね、女湯にだって平気で入れるよ。裸の女の人と、湯船につかって、平気
で世間話ができるよ」と。

 が、それはすがすがしいほどまでに気持のよい、解放感だった。

●性的エネルギー(リビドー)

 若い人たちに、いくらこんなことを言っても、理解されないだろう。
その渦中にある。
が、男性にしても、24時間、頭の中は「女」でいっぱいという人がいる。
そういう人にしても、自分が性欲に操られているだけとは思っていない。
自分の意思で、そうしていると思い込んでいる。
が、実際には、どの人もみな、別の脳で操られているだけ。
ついでに言えば、男がスポーツで目立ちたいと思うのも、女が化粧をするのも、別の脳に
操られているだけ。

 その原点にあるのが、性的エネルギー(フロイト)ということになる。
そのエネルギーが、脳の奥深くから、・・・最近の研究によれば、視床下部あたりから、パ
ルス信号として発信されているらしいが、そこから発信されている。

 このことは、ほかの動物を見れば、わかる。
動物だけではない。
植物にしても、そうだ。
どの生物も、生きる目的を、種族の存続に置いている。
種族の存続にはじまり、種族の存続に終わる。
残りのもろもろの行動は、言うなれば、「雑務」のようなもの。

●ドラマ

 が、だからといって、それが無駄とか、無意味とか言っているのではない。
それがあるから、人生も、また楽しい。
あの映画『タイタニック』にしても、もしジャックとローズがいなければ、ただの船の沈
没映画。
沈没再現映画。
ジャックとローズがいたから、人々を感動させ、涙を誘った。

 人生も、また同じ。
私たちがもし、無機質なまま、種族の保存だけを考えて生きていたとしたら、そこからは
ドラマは何も生まれない。
もちろん感動も、生まれない。

 言い換えると、その「ドラマ」にこそ、生きる意味がある。

●予期せぬ変化

 先に、私は、私たちは別の脳に操られていると書いた。
それはその通りだが、その別の脳が、混乱するときがある。
たとえば別の脳が、その人の方向性を決めていたとする。
が、その方向性が、乱されたようなとき。

 それが他人との接触ということになる。

 「そろそろ喉が渇いてきた。台所へ行って、水を飲んでこい」と。
別の脳がそう決めていたところへ、突然、電話がかかってきた。
友人からの電話である。
「今、近くに来ているから、ちょっとそちらに寄るよ」と。

 とたんあなたは、行動計画を変更する。
「あと10分で、仕事の準備を終え、居間を片づけなければならない」と。
つまりそう考えたとき、あなたは別の脳の支配から、抜け出る。
あなたはあなたとして、行動を開始する。

 それを「ドラマ」という。

 やがて友人がやってきて、居間のソファに座る。
友人にお茶を出し、自分もお茶を飲む。
渇いたのどを、お茶でうるおす・・・。
ついでに友人のおもしろい話を聞いて、笑う。
それが「私」ということになる。

●生きる意味

 私はEメールの署名のところに、こう書いている。
「Life is full of Dramas」と。
だれかの言葉だったが、だれの言葉だったかは、忘れた。
「人生はドラマでいっぱい」と。

 で、「なぜ生きているか」と聞かれれば、私は迷わず、こう答えるようにしている。
「ドラマを残すため」と。

 言い換えると、私がなぜ「私」であるかと言えば、そのドラマを残すからということに
なる。
別の脳に操られるままでは、ドラマは生まれない。
そこに「私自身の意思」を注入することによって、私は「私」を取り戻すことができる。
それがドラマということになる。

 さらに言い換えると、ドラマのない人生ほど、味気なく、つまらないものはない。
そのことは、10年を1日にして生きる老人、20年を1日にして生きる老人を見れば、
わかる。
意味もなく、また意味を持たせることもなく、毎日同じことを繰り返している。
そういう人生からは、ドラマは何も生まれない。

●感動

 が、ドラマにも、軽重がある。
振幅の大小と言い換えたほうが、正確かもしれない。
さらにわかりやすく言えば、感動のあるなし。
感動の大きさが、ドラマのスケールを決める。

 近所の人に会い、立ち話をするのも、感動。
しかしその一方で、たとえばワールドカップで、ゴールを決めるのも、感動。
さらに言えば、喜怒哀楽の世界で、人を愛するのも、また憎むのも、これまた感動。
日々に葛藤し、もがき、苦しむのも、これまた感動。
そうした無数の感動を通して、私たちは身の回りに、ドラマを築きあげていく。

 それが「私」であり、生きる意味ということになる。

●ザマーミロ

 話が繰り返しになってきたので、この話はここまで。
今もはげしい雨が、外で降っている。
雨どいからこぼれ落ちるボタボタという音は、そのまま。

 気がつくと、ワイフがいつの間にか、私の横で眠っている。
動くものは、何もない。
いや、私がキーボードを叩くたびに、ペットボトルの水面が、かすかに、小刻みに揺れる。
それが蛍光灯の光を受け、チラチラと光を放つ。

 ・・・こうしてものを考え、キーボードで文にしているときだけ、私は私でいられる。
別の脳に支配されない、私。
きっと別の脳は、・・・もともと人間というのは、基本的には怠け者だから、こう叫んでい
るにちがいない。

 「せっかくの土曜日なのだから、横になって休め」と。

 が、私はあえて、それに逆らう。
逆らって、私は自分の意思で、私の文を、こうして書いている。
「ザマーミロ! お前の言いなりになってたまるか!」と。
別の脳に向かって、そう叫ぶ。
それが私にとっては、楽しい。

(はやし浩司 2011-10-22記)


Hiroshi Hayashi++++++++Oct.2011+++++++++はやし浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【今日、あれこれ】(10月22日)

●放射線物質汚染

 政府の発表で、どうしても納得できないのが、これ。

茶葉から規制値を超えた放射線を観測したとき・・・「お茶でも、飲むときはお湯で薄める
から、問題ありません」、
乾しシイタケから、やはり規制を超えた放射線を観測したとき・・・「乾しシイタケだから、
料理したときには水分で薄められるから、問題ありません」と。

 つまり「濃度を薄めれば、問題なし」と。

 その延長線上にあるのが、表土のすき返し。
放射線物質で汚染された表土と、その下の土とを入れ替える。
それを「除染作業(?)」という、と。

●非論理

 どうしてこういう非論理的なことを言うのか、私には理解できない。
土を入れ替えるといっても、それは土をかき混ぜるだけ。
わかりやすく言えば、濃度を薄めているだけ。

 お茶にしても、10倍の水で沸かして飲めば、濃度は10分の1になる?
乾しシイタケにしても、料理にして食べれば、濃度は何分の1かになる?

 いくら濃度を薄めても、その分だけの放射性物質は、体内に取り込まれる。
いくら土の汚染濃度を薄めても、放射性物質は、そこに残ったまま。
どうしてそれを「除染」というのか。

 もしこんな非論理がまかり通るなら、規制値など、必要ない。
こう言えばよい。
「魚でも野菜でも米でも、みんな水で薄めて食べれば安全です」と。

●拡散

 この先、この日本では、大悲劇が始まるだろう。
福島の第一原発周辺の人たちだけではない。
東京都の人も、そしてこの浜松市の人も・・・。
がん性の病で、バタバタと人が死んでいく。

 「拡散」というのは、それをいう。
事実すでに、たとえば魚類にしても、約50%の魚から放射線が観測されている(日刊「ゲ
ンダイ」紙・10・21号)。
とくに北海道方面から、南下してくる魚の汚染度が高いという。
この先、100%になるのは、もはや時間の問題。
 
 その一例を、日刊「ゲンダイ」からここに転載する。

●スーパーで検出された魚(日刊ゲンダイ紙より)

イオン店・・・茨城 イナダ(48ベクレル)
カツオ(13ベクレル)
       千葉 カツオ(22ベクレル)
       宮城 カツオ(14ベクレル)
          マイワシ(19ベクレル)(単位は1キログラムあたりの量)
(以上、日刊ゲンダイ紙より)

 この数値を見て、気がついたことがある。
たとえばカツオの放射線量をよく見てほしい。
茨城でも千葉でも、また宮城でも、放射線量が、13~22ベクレルの範囲にあるのがわ
かる。
産地はそれぞれ、宮城、岩手となっているが、魚の産地ほど、あてにならないものはない。
水揚げした港が、産地となる。
仮に福島県沖で取れた魚でも、御前崎港と水揚げすれば、「御前崎(浜松)産」となる。

 で、こうして数値を並べてみると、イオンのばあい、同じ産地の魚を全国に流している
疑いが出てくる。
もちろんこの浜松でも、同じ魚が売られている可能性が高い。

 つまりこうして放射性物質は、全国に拡散されていく。
「私は浜松市に住んでいるから、だいじょうぶ」などと、高をくくっていると、たいへん
なことになる。

 ちなみに他店におけるカツオの放射線量をここに載せる。

(参考)カツオについて

 イトーヨーカー堂  カツオ(8~17ベクレル)
 ユニー       カツオ(8~20ベクレル)
 ダイエー      カツオ(6~15ベクレル)
 西友        カツオ(5~11ベクレル)
(以上、茨城、千葉、埼玉、東京で測定)  

●正確な情報

 私たちが今、いちばん必要としているのは、正確な情報である。
イオンならイオンでもよい。
それぞれの魚に汚染度を、しっかりと表示してほしい。
あるいは店先に、放射線測定器を置いてほしい。

 売る側は、「風評被害」という言葉を使う。
しかし食べる側は、「健康被害」という。
この先予想される健康被害を考えるなら、風評被害など、何でもない。
健康被害は、「命」の問題。
風評被害は、「金(マネー)」の問題。

 風評被害程度のことで、ガタガタ言う方が、おかしい。

●大本営発表

 政府の立場もよくわかる。
今ここで、「日本は終わりました」と認めると、国そのものが、崩壊してしまう。
だからウソでも何でも、「日本はだいじょうぶ」という体裁を取り繕わなければならない。
今が、そのとき。

 だから政府(文科省)は、そのつど、放射線想定値を、低め、低めに発表する。
この手法は、あの大戦中の大本営発表と、何ら変わらない。

 あの大戦においても、軍国主義を先頭に立って推し進めたのが、ほかならぬ当時の文部
省であった。
本来なら学術の府として、良識を旗印に、国民を先導すべき文部省だった。

 今、文科省は、その愚を再び犯そうとしている。
政府側にべったりと寄り添い、政府側のつごうのよい情報だけを流す。
つごうの悪い情報は、必要最小限にして流す。
ウソまでは言わないが、本当のことも言わない。
その前に、どうして文科省なのか?
どうしてこうした発表をするのが、文科省なのか?

 サッカー賭博を始めたときも、そう感じた。
どうして文科省なのか?

●自分で守る

 ともあれ、自分の「命」は、自分で守るしかない。
「健康」ではない。
「命」。

 ・・・ということで、私も放射線測定器を購入することにした。
今まで迷ったが、最近は国産のもので、安価なものが手に入るようになった。
(従来は、中国製、ロシア製のものが多かった。アメリカ製については、入手が困難だっ
た。)

 魚類はもちろん、口にするものは、自分で調べてから食べる。
またそれくらいのことをしないと、「命」は守れない。
死ぬのがこわいわけではない。
アホなことで、「命」を無駄にしたくない。
その報告は、今日の昼にでもできると思う。
(現在は、山荘にいて、ネットがつながらない状態にある。)

【追記】(放射測定器についての報告)

 放射線測定器について。
どの製品にするか。
それを選ぶのがむずかしい。

 その瞬間の空間の放射線を測定する製品がある。
しばらくONにした状態で、1時間あたりの積算量を表示する製品がある。

 が、私がほしいのは食品の放射線量を測定する製品。
しかしこちらは装置がおおげさで、価格も100万円前後。

 空間放射線量については、この浜松市では、必要ない。
多くても少なくても、今のところ、どこかへ引っ越すつもりはまったくない。
だから調べても無駄。

 どうしようか?、と、今も悩んでいる。


Hiroshi Hayashi++++++++Oct.2011+++++++++はやし浩司

●映画『カウボーイ&エイリアン』

+++++++++++++++++++++++++

ハリロン・フォードとダニエル・クレイグ。
その2人が主演。
しかも西部劇とSF映画の合体。
そんな映画、見ないわけにはいかない……ということで、
先ほど、『カウボーイ&エイリアン』を見てきた。
今日が公開日。

で、星は、私が3つ、ワイフが、4つの、★★★+。

おもしろかったが、どこかデタラメ。
矛盾だらけの、ボロボロ映画。
『OK牧場』あり、『プレデター』あり、『宇宙大戦争』あり、
『駅馬車』あり……の映画。
最後は、『荒野の用心棒』風に、ダニエル・クレイグが町を去っていく。

むずかしく考えないで、気楽に楽しめば、それでよい。
そういう映画。

来週からは、『三銃士』が始まる。
楽しみ!

+++++++++++++++++++++++++

【日韓スワップ協定(10-22)】

●「?」の300億ドル

 韓国紙の中央日報は、日韓スワップ協定について、こう考えている(同紙、10月20
日)

『9月末現在の外貨準備高額は、3034億ドル』ある、と。

 が、韓国でいう「外貨準備」には、多額の有価証券が含まれている(詳細は不明)。
日本とは、いろいろな意味で、経済の算出方式も異なる。
だからそのまま額面通りに、受け取ることはできない。

 中央日報紙(=韓国紙の中でも、もっとも反日姿勢の強い新聞)は、こう書いている。

『韓日両国が合意した700億ドルの通貨スワップ規模は現在の130億ドル水準の5倍
を超える。当初市場が予想した規模より大きかった。その上世界的安全資産のドルで借り
ることができる300億ドル規模の通貨スワップが新しくできた。2008年の金融危機
の際に韓国は米国と300億ドルの通貨スワップを締結し、その後韓日、韓中とも通貨ス
ワップを締結した』(同日)と。

 私には、これ以上のことはわからないが、記事の中には、こうある。
「300億ドル」という数字に注意してほしい。

『……その上世界的安全資産のドルで借りることができる300億ドル規模の通貨スワッ
プが新しくできた』と。

 これはどういう意味なのか。
日韓スワップ協定で決められた700億ドルの一部が、300億ドルということなのか?
ふつうスワップ協定といえば、日韓の間なら、(円)と(ウォン)の交換を目的としたもの
をいう。
が、中央日報紙は、「ドルで借りることができる300億ドル」と書いている。
そのまま読めば、「300億ドルを、緊急時には貸します」と。
日本政府は、本当に「ドルを貸します」と言ったのか?
つまりもし何かのことがあれば、日本政府は、300億ドル、韓国に貸しますよ、と。
その額、300億ドル!
日本円で、約2兆4000億円!
まさか、アメリカを救済するため?

●まず日本の債権者を守る

 韓国経済が破綻すれば、日本の金融機関が、大きな傷を負う。
貸し金が焦げ付いたり、貸し倒れになったりする。
それは私にもわかる。
だったらその時点で、日本の金融機関を保護、補償すればよい。

 これについて日本政府側は、韓国には、日本企業が多数進出しているから、そういった
企業も保護しなければならないというようなことを言っている。
しかし本当に、そうか?

 この浜松市にも韓国に工場などを移転した企業は多い。
しかし大半は、現在、撤退している。
韓国で、韓国人を従業員にして工場を経営することについては、ほかの国にはない困難さ
がつきまとうらしい。
それもあって、韓国に残ったのは、もともと在日韓国人の経営していた企業が多い。
在日韓国人のN氏自身(浜松で工場経営)が、そう話してくれた。

 で、中央日報紙は、『……9月末現在の外貨準備高額3034億ドル、中国との通貨スワ
ップ260億ドル相当を含め4000億ドル水準の外貨流動性を確保した』と書いている。

 しかし中韓のスワップ協定は、この11月末で、期限が切れるはず。
それはともかくも、韓国の外貨(?)の3034億ドル+日韓スワップ協定で決まった7
00億ドル=3734億ドル。
中国との協定を含めて、約4000億ドル。

●どうして?

 中央日報紙は、前回(2008年)の金融危機のときも、日韓スワップ協定はあったが、
日本の世話にはならなかった。
アメリカの世話にはなった。
今回も、日本の世話にならないだろうというようなことを記事の中でにおわせている。
あくまでも韓国ウォンの安全策のため、と。 

『……2008年の金融危機の際に韓国は米国と300億ドルの通貨スワップを締結し、
その後韓日、韓中とも通貨スワップを締結した。だが、実際に通貨スワップを活用して金
を借りた先は米国だけだった』(同紙)と。

 だったら、疑問が振り出しに戻る。
それほどまの外貨があり、貿易も順調なら、韓国政府は、そもそも日韓スワップ協定など
必要ないはず。
にもかかわらず、なぜ協定を求めてきたのか、と。

●世界は見抜いている

 今回の日韓スワップ協定で、韓国の総合株価は、2日連続で上昇している。
(日本を含め、アジア各国の株価は、2日、連続で下がっている。)
つまり今回のスワップ協定は、韓国国内ではプラスに働いた。
(=韓国国内では、通貨危機への不安が、和らいだ。)

 が、ウォンについては、こう書いている。

『……韓日通貨スワップ拡大のニュースにウォン相場は1ドル=1130ウォン台まで上
がった(日本式に言えば、下がった)。19日のソウル外国為替市場でドルに対するウォン
の相場は前日より13・70ウォンのウォン高(安)ドル安(高)となる、1ドル=11
31・90ウォンで取引を終えた。これは先月16日の1112・50ウォン以来の高値
(安値)水準だ』と。

が、日韓スワップ協定のあとも、韓国ウォンは、1ドル=1130ウォンにまで下落。

 ついでながら、韓国では、通貨の上下を、逆に表現するので注意。
「これは先月16日の1112・50ウォン以来の高値水準だ」は、「これは先月16日の
1112・50ウォン以来の安値水準だ』と読む。

 今日(10月22日)現在、1ドル=1153ウォン。
この2日間で、さらに22ウォンも下落したことになる。
つまり世界は、韓国の経済危機をしっかりと見抜いている。
わかりやすく言えば、外資の逃避がいまだにつづいている。
(外資が逃げるときは、ウォンを売って他の国の通貨に乗り換える。
だからウォンが下がる。)

●お人好しはやめよう!

 日本よ、もうこれ以上のお人好し外交はやめよう。
ついでに大国意識も捨てよう。
こんなことを繰り返していたら、日本の企業は、本当に消えてしまうぞ。
こういうお人好しばかり繰り返しているから、日本人はどんどん、職場を奪われていく。
鉄鋼、造船、土木、そして電子産業……。
昨日、日本のパナソニック社は、1000人の人員解雇を発表した。

 3・11大震災のとき、アジア株は、韓国をのぞいて、すべて下落した。
韓国だけは数日後から大上昇。
それが「日本の大地震をお祝い(し)ます」という、あの垂れ幕事件へとつながった。
(韓国側サポーターは、「日本の旭日旗はどうなのか」と、反論しているが……。)
もう一度、その株価を示すグラフをここに掲載しておく。
3・11日以後、韓国の株価がどのように動いたか。
またどうしてか?
それをみなさんの目で、しっかりと確かめておいてほしい。

韓国の株価.gif

●日韓友好

 日韓友好が重要なことは言うまでもない。
私も1967年から、してきた。
しかしおかしなことに、韓国という国は、それをすればするほど、反日に傾いていく。
日本を攻撃する材料がなくなると、秀吉の朝鮮出兵や、ベトナム戦争まで持ち出す。
今度は、従軍慰安婦問題。

 この状態は、恐らくこれかもつづく。
日本側の問題ではない。
韓国側の問題。
ゆがんだ民族主義と国粋主義。
これが改まらないかぎり、野田首相が求めるような「未来志向型の両国関係」など、育つ
はずがない。

 政治はどこまでも現実的に。
国際政治は、さらに現実的に。
甘いロマンをいだき、国際外交を推し進めてはいけない。
「これだけのことをしてやったのだから、相手もそれに応じてくれるだろう」などという
幻想は、もってはいけない。
そんな甘えは、日本を一歩でたら、通用しない。
とくに韓国には通用しない。

 きびしい意見ばかり書いているが、私は私なりに40年間、日韓関係を外からながめて
きた。
これが私の現在の結論ということになる。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 日韓関係 日韓スワッ
プ協定)


Hiroshi Hayashi++++++Oct. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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