最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●声で子育て論byはやし浩司

2011-06-30 11:04:01 | 日記
【子育てポイント】

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新しい試みとして、音声で、子育て
ポイントを、送ります。

++++++++++++++++++

(1)子どもの横に立つ

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(2)幼児教育の誤解

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(3)あと始末とあと片づけ

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Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司
(4)

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(5)


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(6)


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(4)

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●マガジン(6-29)E=Magazine June 29th 2011 byHiroshi Hayashi

2011-06-29 10:08:30 | 日記
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 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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q 0―0 MMMMM ∩ ∩ MM m
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凸/Σ▽乃q ・ ・ p ̄Σ▽乃 ̄` /
\   /(″ ▽ ゛)\    厂 ̄偶
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      6月   29日号
 ================================  
★メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
★2009年、2010年、連続、カテゴリー部門・人気NO.1に選ばれました。

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http://bwhayashi2.fc2web.com/page028.html

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●今日は6月10日、ワイフの誕生日

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今日は6月10日、ワイフの誕生日。
ワイフは、満xx歳になる。

仕事の帰りに、弁当とケーキを買った。
家に帰って、息子と3人で祝った。
が、すぐ外出。
今夜は、『X-Men』の先行上映会があった。
午後8時から。

ワイフの誕生日プレゼント(?)をかねて、それを観た。
星は、3つの★★★。

その映画の帰り。
今夜は田町(浜松市の中心街)にある、
クレタケ・インというビジネスホテルに
泊まることにした。
誕生日には、特別割引ということで、
一泊2800円で泊まれる。
それにポイント割引が200円ついて、
2600円!

2人で、2600円。
クレタケ・インさん、ありがとう。

・・・ということで、今、この原稿を
そのホテルの中で書いている。

時刻はまもなく11時になるところ。
ワイフは、風呂に入っている。

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●出かける(=外出する勇気)

 先日、近くの温泉で出会った男性が、こう教えてくれた。
70歳くらいの男性だが、精悍な顔つきをしていた。
「秘訣は何ですか?」と聞くと、こう教えてくれた。
「出かける勇気をもつことです」と。

私「出かける勇気?」
男「そうです。出かける勇気です。年を取ると、出かけるのがおっくうになります。でき
れば家の中で、ゴロゴロしていたいと思うようになります。そういう自分にムチを打って、
あえて出かけます。その出かけるとき、勇気がいります。だから出かける勇気なのです」
と。

 ナルホド!
その通り!

 年を取ったら、あえて外出する。
その努力を怠らない。
用がなくても、外出する。
その勇気を失ってはならない。

 実は、今夜もそうだった。
「X-Men」(ファースト・ジェネレーション)については、あまり観たいという欲求が
起きてこなかった。
似たような映画はたくさん観た。
「アイアンマン」もそのひとつ。
しかしあえて外出。
映画は、ボケ防止によい(?)。
証明された事実ではないが、そんな気がする。

●ミュータント(突然変異体)

 猿人に対して、人類がいる。
その人類に対して、ミュータント(突然変異体)がいる。
人類とミュータントの関係をわかりやすく説明すると、そうなる。
そのミュータント。
さまざまな超能力(特殊能力)をもっている。……そうだ。
映画「X-Men」の中では、そうなっていた。

 が、観ているうちに疑問、また疑問。
ただの娯楽映画なのだから、楽しめばよい。
それはよくわかっているが、疑問、また疑問。
で、結論はこう。

 「あんな程度のミュータントたちが出現したら、世界は大変なことになる」と。
「あんな程度」というのは、あんな程度。
そこらのチンピラに少し毛が生えたような人間(?)。
欲望のかたまり。
仮にそんな能力があったとしても、安易に使ってもらっては困る。
映画の中で、ミュータントたちはこう言う。
「我々が王となって、世界を支配する」と。

 しかし、だ。
私なら人間の世界など相手にしない。
冒頭に書いたことを思い出してほしい。
こう書いた。

「猿人に対して、人類がいる。
その人類に対して、ミュータントがいる」と。

 猿が島へ行って、猿の「王」になったところで、どんな意味があるというのか。
あんな猿どもを相手にし、王様気分になったところで、それで満足できるというのか。

 たとえば私の山荘近辺には、数10匹もの野生の猿が住んでいる。
動物は嫌いではないが、猿たちといっしょに生活しろと言われても、私にはできない。
断わる。

 ミュータントにしても、そうだ。
自由に空を飛べる。
すさまじい破壊力で、ビルごと吹っ飛ばすこともできる。
どんな人間にも変身できる。
そんなミュータントが、人間の世界など、相手にするだろうか。
相手にされる人間だって、困る。

 つまり脳みそのレベルは、そのまま。
人間のまま。
だから「世界はたいへんなことになる」。

●「お茶にすれば、8分の1」?

 まず民間の販売会社から、指摘をされた。
それを受けて、県側はこう言った。
「混乱を招くから、公表を差し控えてほしい。県も独自で検査をするから」(中日新聞)と。

 その結果、静岡県の本山茶から、基準値以上の放射線が観測された。
それを受けて、県側は、「出荷自粛を要請した」。

 が、このあとの説明が、ヘン!
「検査したのは、5倍に濃縮された荒茶。お茶にしてのむときは、(湯で薄められるので)、
8分の1になる」と。
だから「基本的には安全」(静岡県知事・談話)と。

 私はこれを読んだとき、「日本の数学教育は何のためにあるのか?」と、思わず考え込ん
でしまった。
微分や積分の問題は解けても、簡単なかけ算ができない?
もう一度、よく読んでみてほしい。
製茶組合(=県)の言い分は、こうだ。

(1)5倍の濃縮した荒茶で検査したのだから、放射線濃度も5倍になった。
(2)しかし飲むときは、お湯で薄めて飲むので、8分の1になる。と。

●放射線量に「しきい値」はない

 しきい値……つまり「これ以下の量なら、安全」という基準は、こと放射線に関しては
ない。
ほかの薬物、毒物には、それがある。
しかし放射線に関しては、ない。
つまり「20ミリシーベルト以下なら安全」という、言い方そのものが、ナンセンス。
それを百も承知の上で、「8分の1になるから、安全」とは?

 では、同じお茶を8杯飲んだら、どうなるのか。
お茶というのは、毎日、飲む。
飲む量にも、個人差がある。
多い人だと、(私のばあい)、1日に1~2リットルも飲む。
体内に蓄積される放射性物質は、当然、その分だけ、多くなる。

●10シーベルトで即死

 10シーベルトの放射線を浴びたら、即死と言われている(「原発事故」宝島社)。
もう少し正確には、こうある。
(ベクレルとシーベルトちがいについては、何度も書いてきたので、ここでは省略する。)

『4シーベルトで、50%が急性傷害死。
 これは国際放射線防護委員会(ICRP)の認めた(半数致死)に相当する。
 ちなみに、2・2シーベルトで、5%が、急性傷害死、9・3シーベルトで、99%が
 急性傷害死する』(同書、P24)と。

 もう少し数字を整理してみよう。

2・2シーベルト…… 5%が急性傷害死
4シーベルト  ……50%が急性傷害死
9・3シーベルト……99%が急性傷害死

 そこで問題なのは、では1シーベルトなら安全かという問題。
もちろん答えは「NO!」。
「急性」から「晩発性」へと移行するだけである。
仮に1シーベルトの放射線を受けた人が、平均1年後に死亡したとする。
では、半分の0・5シーベルト(500ミリシーベルト)の人はどうなるのか。
単純に計算すれば、2倍の平均2年後に死亡することになる。
「しきい値はない」というのは、そういう意味である。

●風評?

 すでにオーストラリアでは、「静岡県も汚染された」というニュースが飛び交っている。
さっそく、オーストラリアのK君からメールが入った。
「静岡県も汚染されたというニュースが流れているが、これは誇張なのか、それとも事実
なのか」と。

 私はこう返事を書いた。
「残念ながら、事実だ」と。

 こうした事実を、何とか「風評」とした片づけたがる県や製茶業界。
気持ちはわかるが、これはもう風評の段階を超えている。
風評というのは、根も葉もないデマをいう。
つまりもうデマではない。
事実である。

 そこで重要なことは、事実は事実として受け入れた上で、たとえばこうする。

(1)これから出荷するお茶については、すべて検査し、それがもつ放射線量を表示する。

 今のように、(たまたま販売会社から指摘され、県が検査した製茶工場だけをさして)、「ほ
かの製茶工場では、基準値を下回っていました」では、国民は納得しない。
言い換えると、こういうごまかしを繰り返すから、国民は不信感をもつ。
政府の言うことを信用しなくなる。
結果として、風評(?)だけが、ひとり歩きするようになる。

●数学

 ともあれ、お湯に溶かして飲むから、8分の1の放射線濃度になるというのは、インチ
キもよいところ。
繰り返すが、そういうお茶を、8杯飲んだら、同じ。
どうしてこんな簡単なかけ算も、できないのか?
言い換えると、学校教育というのは、何のためにあるのか。

 計算はできる。
問題も解ける。
しかし自分で考える力がない。
またそういう力を育てていない。
だからこういう説明を受けると、そのまま鵜呑みにしてしまう。
「5倍に濃縮したのだから、放射線量が5倍になって当たり前」
「お湯に溶かすから、8分の1になるから、安全」と。

 繰り返すが、荒茶であろうが製茶であろうが、私たちはそれを「お茶」という。
私たちは、そのお茶を飲む。
「濃縮したから、放射線量が5倍になった」というのは、言い訳にもならない。

 ともあれ、福島第一原発では、多くの人たちが事故処理の作業に当たっている。
今の今も、大量の放射線を、全身に浴びながら、作業に当たっている。
そういう人たちには、本当に頭がさがる。
申し訳ない気分にすらなる。
が、「どうかがんばってください」と言ったところで、言葉が詰まってしまう。

 つまりそういう人たちと比べると、私たちが心配している放射線の量などというのは、
微々たるもの。
それに10年後、20年後にがんになるとしても、ちょうどそのころ平均寿命も尽きる。
たいへん悲しいことだが、そこまで割り切らないと、この先、お茶すら飲めなくなる。
ただ一言。

 政府も自治体も、ウソや隠しごとをしないで、「事実」をありのまま公表してほしい。
あとは私たち自身が、自分で考え、行動する。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 X-MEN 放射線と致死量 ワイフの誕生日 はやし浩司 出かける勇
気)


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●失われた存在感、父と母(「家族崩壊」の問題)

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韓国の作家、申京淑氏の書いた小説、『ママをお願い』が、フランスで話題になっていると
いう(韓国・東亞日報)。

申氏は、在フランス韓国文化院での出版記念館で、つぎのように述べている。

『「家族崩壊をいち早く経験した西洋人が、果たして韓国文化や情緒を理解できるだろう
か」という質問に対し、「文学においては、同質であることが必ずしも良いものではない。
見慣れないものとコミュニケーションを図り、それを受け入れる開かれた気持ちで共感す
ることが、より重要かもしれない』(以上、東亞日報より抜粋)と。

ここで出てくる「家族崩壊」という言葉に注意してほしい。
「家庭崩壊」ではなく、「家族崩壊」である。
けっして他人ごとではない。
この浜松市でも、東海随一の工業都市でありながら、一度東京などの都会へ出た子どもは、
戻ってこない。
「戻ってきても、10人に1人くらいかな」(浜北H中学校校長談)。

浜松市でも、家族崩壊は起きている。
いわんや過疎地と言われる地方の町や村では、この傾向は、さらに強い。

が、申氏は、そのことを言っているのではない。
申氏は、こう述べている。

『その後、「私たちは何時も、母親からの愛を溢れるほど受けてばかりいながら、何時も『ご
めんね』という言葉を聞かされて育った。私たちが当たり前のように耳にしながら育った
この言葉は、いざ両親に対してはかけたことがない。言葉の順番が変わるべきだという気
がした』(同)と。

つまり「家族崩壊」の背景には、この「一方向性」がある。
親から子への一方向性。
親はいつも子のことだけを考える。
が、子は、親のことは何も考えない。
だから「一方向性」。
またそれが原因と考えてよい。
それが原因で、家族は崩壊する。

申氏は、「親はつねに子どもたちに対して、『ごめんね』と声をかける。
しかし子どもの側から、そうした言葉が発せられたことはない。

今朝は、この問題について考えてみたい。
2011/06/12

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●保護と依存性

 日本では、親のことを、「保護者」という。
韓国でもそうだと理解している。
しかし保護と依存の関係は、申氏が指摘するように、つねに一方向的なもの。
保護する側は、いつも保護する。
依存する側は、いつも依存する。
そして一度、この保護・依存の関係ができあがると、それを変えるのは容易なことではな
い。
それを基盤として、人間関係が構築されてしまう。

 が、悲劇はそのあとにつづく。
当初は感謝していた依存側も、それがしばらくつづくと、「当然」になり、さらにつづくと、
今度は依存側が、保護する側に向かって、それを請求するようになる。
親子関係とて、例外ではない。

 ある息子氏は、結婚式の費用を親に請求した。
が、そのとき親は定年退職をしたあと。
貯金はあったが、老後資金としては、じゅうぶんではなかった。
それもあって「なら、半分くらいなら……」と答えた。
が、この言葉が、息子氏を激怒させた。
「親なら、結婚式の費用くらい、負担してくれてもいいだろ!」と。

 以後、息子氏は、親との縁を切った。
「2、30年後に、許してやる!」と
親が言ったのではない。
息子氏が、「許してやる」と言った。

 その親は、私にこう言った。
「息子が学生のときは、生活費のほか、毎月のようにお金を貸しました。
『就職したら返す』と言っていました。
で、東京の大手運輸会社に就職しましたが、当初の2年間は、『給料が少ない』と言っては、
毎月のように、お金を借りに来ました。
『車を買うから、お金を貸してほしい』と言ってきたこともあります。
100万円でした。
『特殊車両の運転免許を取るため、30万円貸してほしい』と言ったこともあります。
そのつど『給料があがったら、返す』と言っていました。
が、縁を切った(?)ことをよいことに、以後、ナシのつぶてです。
もう3年になります」と。

 この話は事実である。
というのも、こうしたエッセーで(話し)を書くときは、その本人とわからないように書
く。
いくつかの話しをまとめたり、あるいはフィクションを混ぜて書く。
が、あまりにも非常識な話しなので、あえて事実を書いた。
つまりこれが「家族崩壊」である。

 家族崩壊の根底には、保護・依存の関係がある。
それがいびつな形で増幅したとき、ここに書いたようなできごとが起こる。

●家族崩壊

 申氏には悪いが、申氏は、ひとつ事実誤認をしている。
申氏には、欧米の家族が、「家族崩壊」に見えるかもしれない。
しかし欧米では、伝統的にそうであり、それが社会の中で、「常識」として定着している。
だからたとえばアメリカ映画などをみても、そこにあるのは、両親と子どもだけ。
祖父母がからんでくることは、まず、ない。

 そのため社会のシステムそのものが、それを包む形で完成している。
たとえばオーストラリアでは、どんな小さな町にも、「オールドマン・ビレッジ(Old Men's
Village)」というのがある。
老人たちは、そこに集まって生活をする。
たいてい町の中心部にある。
幼稚園や小学校の近くにある。
 
 そのビレッジで自活できなくなったら、その横の、日本で言う「特養」へ移動する。
わかりやすく言えば、「家族崩壊」を前提として、社会のしくみが、完成している。
フランスでも、事情は同じである。

 が、この日本では、そうでない。
若い人たちの意識だけが、先行する形で欧米化してしまった。
社会のシステムが置き去りになってしまった。
そのため多くの老人や、老人予備軍の退職者たちが、言うなれば「ハシゴをはずされてし
まった」。

 前にも書いたが、こうした悲劇は、地方の町や村で顕著に現われている。
北信(長野県北部)から来た男性(75歳くらい、元高校教師)はこう言った。
「過疎化なんて言葉は、一昔前のもの。私にも息子と娘がいますが、娘とは、もう20年
以上、会っていません」と。

●2つの解決策

 家族崩壊に対して、2つの解決策がある。
ひとつは、予防。
もうひとつは、事後対策。

 予防というのは、「親の存在感」の復権ということになる。
たとえば私たちが子どものころは、魚でも、いちばんおいしい部分は、祖父母。
つぎに父親。
私たち子どもは、そのつぎの部分を口にした。
テレビ番組でも、祖父母が、「これを見たい」と言えば、私たちは何も言えなかった。
(それでもチャンネルを取りあって、結構、喧嘩をしたが……。)

 が、今は逆。
魚でも、いちばんおいしい部分は、子ども。
つぎに父親であり、母親。
祖父母と同居している家庭は、ほとんど、ない。
また同居していても、祖父母が口にするのは、(残り物)。

 つまり「復権」というときは、根本的な部分から、一度、ひっくり返すことを意味する。
が、今となっては、それも手遅れ。
親自身が、すでに、「親の存在感」を喪失している。

 で、事後対策。
今が、そのとき。
できること、やるべきことは、山のようにある。
そのヒントが、バートランド・ラッセルの言葉。
イギリスのノーベル文学賞受賞者。
家族崩壊を、とうの昔に経験したイギリスの哲学者である。

いわく、

『子どもたちに尊敬されると同時に、子どもたちを尊敬し、必要な訓練は施すけれども、
けっして程度を越えないことを知っている両親たちのみが家族の真の喜びを与えられる』
と。

●3つのポイント

 順に考えてみよう。

(1)子どもたちに尊敬される

(2)子どもたちを尊敬する

(3)必要な訓練は施すけれども、けっして程度を越えない

 が、現実は、きびしい。

★父親のようになりたくない

 平成10年度の『青少年白書』によれば、中高校生を対象にした調査で、「父親を尊敬し
ていない」の問に、「はい」と答えたのは54・9%、
「母親を尊敬していない」の問に、「はい」と答えたのは、51・5%。
また「父親のようになりたくない」は、78・8%、
「母親のようになりたくない」は、71・5%であった。


★親のめんどうをみない

第8回世界青年意識調査(2009)によれば、「将来、親のめんどうをみるか?」という
質問に対して、「どんなことをしてでも親を養う」と答えた若者は、

  イギリス  66.0%、
  アメリカ  63.5%、
  フランス  50.8%、
  韓国    35.2%、
  日本    28.3%、であった。

 もう何もコメントする必要はない。
ここにあげた数字をじっと見つめているだけでよい。
それだけで、「家族崩壊」というのが、どういうものか、わかるはず。
同時に、今、私たちが親としてしていることの(愚かさ)に気づくはず。

●あなた自身のこと

 こう書くと、若い父親や母親は、こう言う。
「私たちの世代は、だいじょうぶ」
「私は子どもたちの心をしっかりとつかんでいる」
「私たち親子は、強い絆で結ばれているから、問題はない」と。

 が、そう思っている親たちほど、あぶない。
またここに書いたことは、50代、60代の私たちのことではない。
30代、40代の、若い親について書いたことである。
つまりあなた自身のことである。
それに気がついていないのは、あなた自身ということになる。

 では、どうするか?
結論は、すでに出ている。

『必要な訓練は施すけれども、けっして程度を越えない』(バートランド・ラッセル)。

 子どもに尊敬されようなどと、思わないこと。
またその必要もない。(この日本では……。)
子どもを尊敬しようなどと、思わないこと。
またその必要もない。(この日本では……。)

 へたに子どもに媚(こび)を売るから、話しがおかしくなる。
親は親で、親としてではなく、1人の人間として、好き勝手なことをすればよい。
自分の道を生きればよい。
子育ては重要事だが、けっしてすべてではない。
また(すべて)にしてはいけない。
それが『けっして程度を越えない』ことに、つながる。

 先日も、「ファミリス」(静岡県教育委員会発行雑誌)上で、こんな相談を受けた。
「子どもが勉強しない。どうしたらいいか」と。
それに答えて私はこう書いた。

 「子どもの勉強の心配をする暇があったら、自分の老後の心配をしなさい」と。

 へたに「勉強しろ」「勉強しろ」と言うから、親はその責任を負わされる。
中には「親がうるさいから、大学へ行ってやる」と豪語する学生すらいる。
そういう子どもが社会へ出れば、どうなるか。
たぶん、こう言うようになる。

「親なら、結婚式の費用くらい、負担してくれてもいいだろ!」と。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 本末転倒 家族崩壊 はやし浩司 家族崩壊 家庭崩壊 保護と依存 
はやし浩司 ラッセル 父親のようになりたくない 親のめんどうをみる)


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●静岡県茶が、出荷自粛?

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静岡県内で生産された製茶の一部から、
国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出
されたという(6月9日)。

「とうとう」と書くべきか。
「ついに」と書くべきか。

しかし記事の内容をよく読むと、おかしな点が
いくつかある。

(1)民間の販売店からの検査が先?

まず静岡県は、民間による自主検査からの指摘を
受けたあと、調査したという点。
つまり民間の販売店から、「基準値を超えている」という
指摘を受けたあと、静岡県は検査をした。
もし民間の販売店からの指摘がなかったら、静岡県は
再検査などしなかったであろうし、汚染された静岡茶は
そのまま市中へ流通していたであろう。

(2)静岡県は、安全圏ではなかったのか

文科省の放射線測定データをみるかぎり、
この静岡県は、「安全圏」に入っているはず。
日々の観測データには、ほとんど変化はない。
3月11日以来、一時、0・05マイクロシーベルトを
越えたことはあったが、それ以後は、0・04
マイクロシーベルト前後(最大平常値以下)を推移している
(文科省調査・中日新聞)。

この測定結果は、岐阜県や愛知県、福井県での測定結果
よりも、低い。
なのに、どうしてこの静岡県で?
ならば岐阜県や愛知県はどうなのか?
福井県はどうなのか?

(3)飲む場合には、影響はない?

これに対して製茶業界は、「安全」宣言を
繰り返している。
「飲む場合には、影響はない」と。
その論法が、おかしい。

製茶業界の言い分はこうだ。

  (1)基準値を超えたのは、ある特定の製茶工場にすぎない。
  (2)荒茶にすれば、濃度は5倍になる。製茶の段階でも5倍。
     5倍になった状態で、国の基準値を超えた。
     しかし実際に飲用するときには、お湯で薄めるので、8分の1になる。

が、すべての製茶工場で検査したという事実はない。
にもかかわらず、「特定の」という言葉を使ってよいのか。

また「薄めて飲むからだいじょうぶ」という論法は、
こと放射性物質に関していえば、ナンセンス。
もしこんな論法がまかり通るなら、どんな放射性物質も、
素通りになってしまう。

逆に言えば、こうだ。
いくら飲むときに薄められても、体内では逆に濃縮される。
内部被爆を引き起こす。

(4)放射性物質は、本当に福島第一原発から来たものなのか。

静岡市のすぐ近くには、御前崎原発がある。
今回、基準値を超えた放射性物質が検出された「本山(ほんやま)茶」
の産地である、静岡市葵区から、浜岡原発までは、
直線距離にして、たったの43キロ(グーグルアース上で測定)。

その御前崎原発は、停止措置を取ったとたん、冷却装置の
故障が起きている。

+++++++++++++以下、TBS-iより+++++++++++++++

 静岡県内で生産された製茶の一部から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出さ
れました。静岡県はこの製茶を生産した工場に対し、出荷の自粛を要請しました。

 静岡県によりますと、静岡市藁科地区の工場で生産された「本山茶」から国の暫定規制
値の1キログラム当たり500ベクレルを超える679ベクレルの放射性セシウムが検出
されました。

 民間の販売店による自主検査で規制値を超えたとの報告を受け、県が同じ製茶工場で再
検査をして確認しました。

 「飲む場合には健康に影響はないと考えている」(静岡県の担当者)

+++++++++++++以上、TBS-iより+++++++++++++++

●茹(ゆ)でガエル

 こうして私たちは少しずつ、情報に対して、敏感に反応しなくなる。
こうした心理状態は、『茹でガエル』理論によって、説明される。

生きたカエルをいきなり熱湯に入れれば、カエルは飛びはねて逃げてしまう。
しかし最初は水の中に入れ、徐々に熱を加えていけば、カエルはそれに気づかず、最終的
には茹であがってしまう。……という。

 これが茹でガエル理論だが、実際には、こういうことはないそうだ。
カエルは水温があがれば、そこから逃げ出してしまうそうだ。
ともあれ、私たちは今、その茹でガエルの状態にある。
つい先日、神奈川県の足柄茶で、放射性物質が検出された。
東京を越えて、神奈川県で!

が、今度は伊豆半島を一気に越えて、この静岡県で!
やがてこの浜松市(三方原茶)でも、放射性物質が検出されるようになるだろう。
時間の問題というよりは、福島第一原発からの放射性物質は、今の今も、たれ流されたま
ま。
事態は、悪化の一途をたどっている。

●風評被害

 「風評被害」という言葉をよく耳にする。
しかしこの言葉は、不愉快。
あたかも私たち一般庶民が、加害者であるかのような印象を受ける。
風評か、風評でないかは、そんなことは一般庶民が決めること。
いくら県側が「基本的に安全」(静岡県知事)と言っても、私たちは「本山茶」は買わない。
飲まない。
そこに別の産地のお茶が並んでいれば、そちらを買う。

 つまりこれは「風評」の問題ではなく、「選択」の問題。
また「風評」というのは、根も葉もない「デマ」をさす。
今回の放射性物質の発見は、その「デマ」ではない。
「事実」である。
その「事実」を、「風評」という言葉で、置き換えてよいものか。
さらに言えば、当該製茶組合は、風評被害による損害賠償を県や国に求めていくという。
が、ここでも大きな疑問。

 どうして東京電力にではなく、国や県に対してなのか。
東京電力では、賠償能力に限界がある。
だから国や県に対してなのか。

 今、多くの人たちは言いようのない不安、やりようのない怒りを感じている。
こうした不安や怒りを、だれにぶつけたらよいのか。
……というか、その不安や怒りは、そのまま自分に対して向かってくる。
「私たちがバカだった」と。
無念といえば、無念。

 私自身も、今回の3・11大震災が起こるまで、大津波のことはもちろん、原発事故の
可能性についても、ほとんど考えなかった。
どこかで原発反対運動があっても、他人ごととして、それを心の中で片づけていた。
そういう私たちがバカだった。
その「バカ」を棚に上げて、今、「国が悪い」「電力会社が悪い」と、どうして言えるのか。
こと電力についていえば、私たちは、使い放題電気を使ってきた。

●汚染

 とても残念なことだが、これからもしばらく、放射能汚染はつづく。
放射性物質が風に乗るたびに、それは全国各地にばらまかれていく。
それがどんどんと蓄積されていく。
原子力発電所事故というのは、そういうもの。
あのチェルノブイリ事故でも、500~600キロ単位で、被害は拡大した。
600キロといえば、福島第一原発から、大阪の関西国際空港までの距離に等しい。

 それだけではない。
同じくチェルノブイリ事故のあと、1000キロ以上離れたヨーロッパでも、がん患者は
100万人単位でふえているという(宝島社「原発事故」)。

 残念ながら、これが「事実」である。
風評ではない。
事実である。
「被害」ということになれば、すでに日本中のすべての日本人が被害を受けている。
今はまだ「国」も何とかもちこたえているが、やがてその国の力にも限界が出てくる。
「国が……」「国が……」と言っておられるのも、いまのうち。
つまり今回の福島第一原発の事故は、それほどまでに深刻であるということ。
私たちが想像しているより、はるかに深刻であるということ。
言うなれば、戦争状態。

 今回、その爆弾が、静岡市にも投下された。
それが葵地区で爆発した。
願わくは、ともかくも1日も早く、福島第一原発事故が収束すること。
放射性物質の放出が、止まること。
ただただそれを心から願うしかない。


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日中経済戦争】(はやし浩司 2011-06-10)

●中国のバブル経済の崩壊

 2011年に入ってから、中国経済が
急速のおかしくなってきた。

「11月、北京市の賃貸家賃と住宅価格の比率は500倍を突破、国際的な基準とみなさ
れている200倍を大きく上回るなどバブルが懸念されている」(「ネットの声」より)と。

500倍?
200倍?

 その国の経済はさまざまな統計的データをもとに、算定される。
しかしこんな経済指標があるとは、私は知らなかった。
わかりやすく言えば、こうだ。

 国際的な基準によれば、一戸あたり2000万円で建設された高層住宅であれば、家賃
は、200分の
1の、約10万円(月額)が、相場、それが中国では、4万円。
「安い」というのではない。
貸し手は、住宅価格の高騰を見込んで、つまり投資として高層住宅を建設する。
が、10万円では高すぎる。
だから4万円。
が、これでは元は取れない。
つまり無理がある。
その無理が、今、まさにはじけようとしている。

 ……というのは、一例。
今、「中国経済 バブル崩壊」で検索すると、60万件もヒットする。
中国経済の崩壊は、きわめて近い。
サーチチャイナのHPには、つぎのようにある。

「……投資調査会社A・ゲーリー・シリングのシリング氏はこのほど、「中国経済は201
2年に『ハードランディング』することでバブルがはじけ、世界経済が衰退する可能性が
ある」との見解を示した。環球時報が報じた」(サーチチャイナ)と。

 日本のときとちがい、中国では土地バブルは、起きない。
土地はすべて国家に帰属する。
それで「住宅」となる。
が、それにしても……!

●被害を最小限に

 とはいっても、私は何も中国経済のことを心配しているわけではない。
ただいつもこう、思っている。
「日本よ、日本人よ、お人好しはやめよう」と。

 こと経済に関して言えば、食うか食われるか。
それが現実。
サッカーの試合を思い浮かべればよい。
それが巨大化したのが、国際経済。
勝つか、負けるか。
そういう世界では、「お人好し」は通用しない。
よい例が、オウンゴール。
相手チームがヘマで、オウンゴールにしてくれれば、私たちはそれを喜ぶ。
もちろんその反対もある。
それが国際経済。

 中国のバブル経済が崩壊すれば、もちろん日本経済も大打撃を被る。
しかし日本は、中国の、これ以上の台頭を許してはいけない。
経済的脅威だけが問題ではない。
軍事的脅威もある。
そのためにも、中国のバブル経済崩壊を、歓迎はしないまでも、日本はうまく利用する。
あるいは被害を最小限に抑えるための準備だけは、今から、しっかりとしておく。

●アメリカ経済

 中国経済だけではない。
アメリカ経済もおかしい。
このままではデフォルト(債務超過=国家破綻)すると言われている。
この8月にも、第一の危機がやってくるという(2011)。

が、アメリカのばあい、いざとなったら、札・印刷機を回せばよい。
お金はいくらでもある。
その一方で、アメリカ・ドルをほしがっている国は、いくらでもある。
そういう意味で、「基軸通貨」というのは、強い。
強いが、いつまでも強いというわけではない。
ドルへの不信感は、そのまま貴金属価格の高騰へとつながっている。
現在、金はグラム4000円以上、プラチナは、グラム5000円以上。

 が、それだけではない。
加えてEU経済もおかしい。
もちろん日本経済もおかしい。
おかしいが、こうして書き出したら切りがないので、この話はここまで。

●上海の現状

 上海に住むMさん(友人、女性)が、こんなレポートを送ってくれた。
中国の実態経済をかいま見るようで、たいへん興味深い。

【上海のMさんより】

●不動産について:

不動産を買う事がないので、また、周囲の日本人駐在員で不動産を買う人も聞いたことが
無いので何ともいえませんが。。。
知り合いの中国人は既に上海市内に3物件、日本に2件あるそうです。
更に、もう1件、日本に買うとか。
我が家の家賃はこの3年上がっていませんが、上海市内では、少し前から家賃は上昇傾向
にあります。
賃貸に関してはまだまだ強気だと思います。

大家が店子を追い出したいがためにビルの電気を止めてしまって、お店を移転せざるを得
なくなった。。。なんて話はよくあります。
分譲は、先にも書いたように、具体例を知らないので何も言えません。
ただ、億ションは未だ、たくさんあります。

今まで住んでいたところが更新を機に値上がりするので、引っ越す、という知人が最近2
件ありました。
2人ともマンションは別の場所です。

携帯にマンションの宣伝がよく送られてきます。
今日来た物件は「72平米。頭金46万元(=570万円)」。
物件の値段は書かれてません。場所は未だ開通してない地下鉄の駅のそば、というだけ。
昨日きたのは「100万元(=1240万円)より。
地下鉄○号線××駅そば。
サービスアパートメント」。
決して上海市中心部ではありません。

ちなみにスターバックスのカフェラテ(トールサイズ)、25元(310円)。
タクシーの初乗り料金12元(149円)。
朝日が中国で生産販売している牛乳、1L、25元(310円)。
近所の果物屋の今日のスイカ、1.7元(21円)(500gあたり)。
近所のローカルパン屋の食パン、1斤7元(87円)。

2006年当時は4、5本しか通ってなかった地下鉄がいまや建設中のものを含めて13本あり
ます。
(あっという間に出来てしまう上海の地下鉄!)

Mより

1元=12・4円(2011年6月10日現在)
(以上、(かっこ)内は、私の方で計算。)


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司


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●ポポンS信者

2011-06-28 14:44:20 | 日記
●蛍(ほたる)Fire Fly ●浜名湖かんざんじ荘 ●ポポンS信者

+++++++++++++++++++++

オーストラリアには、蛍はいない。
オーストラリアの友人が、そう言っていた。
英語では、「Fire Fly(火のハエ)」と言う。

その蛍が、今ごろ、山荘の周辺で飛び交う。
静かに、ひたすら静かに、羽音もなく、
静かに飛び交う。

2011年6月26日(日曜日)の夜、
私とワイフは、庭先で、蛍を追いかけた。
時刻は午後11時ごろ。
1匹、2匹……。
追いかけていくと、その先のヤブの中で、
10~15匹が飛び交っていた。
クリアな光だった。
白い、鋭い光だった。
ホーッとため息が出るほど、美しかった。

毎年、今ごろ、ときどき蛍を見かける。
しかし今年は、格別。
私も、もちろんワイフも、これほどまでの数の
蛍を見たことがない。
何匹かは、それぞれがペアになり、まるで
戯れるように飛んでいた。
ときどき、スーッと庭を横切るのもいた。
横切るときは、一直線。
結構、速い。

懐中電灯を照らしたとたん、姿が消える。
見失う。

オーストラリアの友人にそれについて書くと、
「一度でいいから、見てみたい」と。

ビデオカメラに収めようと思ったが、
「たぶん、だめだろう……」ということで、
あきらめた。

(記録)

蛍……毎年6月の末。
今年は6月26日。
曇天で、雨がつづいたような夜。
霧のような小雨が降っているか、湿っぽい夜。
そんな夜に、山草の周辺では、蛍が出没する。

(はやし浩司 蛍 ほたる ホタル 山荘の蛍 山荘のほたる)

++++++++++++++++++

●ポポンS・信者

 友人のO医師が、こう言った。
前立腺ガンの権威である。
PSA検査の普及に努めている。
「私はポポンSの信者です」と。

 その言葉が、ずっと頭の中に残っていた。
それもあって、昨日、ワイフがポポンSを買ってくれた。
総合ビタミン剤である。

 ……というのも、その前の数日、体の疲れが取れなかった。
睡眠時間もじゅうぶん。
それほど体重がふえたわけでもない。
しかし何とも言えない疲労感。
横になっていても、だるい。
集中力もつづかない。

 そんなときワイフがO医師の言葉を思い出した。
「ポポンSを買ってきましょうか?」と。
即座に私は、ワイフにそれを頼んだ。

 で、その結果。

 昨夜は夕食後に2錠、のんだ。
今朝は、朝食後に1錠、のんだ。
たぶん、ポポンSが効いたのだと思う。
体のだるさが、消えた。
口から、ジョークがポンポンと飛び出るようになった。

 よかった!

私「きっと、ビタミン不足だったんだね」
ワ「夏になると、どうしても不足しがちになるからね」と。

 ということで、私もポポンSの信者になった。
これからは毎日、のむようにする。
死ぬまで、……たぶん。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●浜名湖かんざんじ荘

++++++++++++++++++

昨夜、浜名湖かんざんじ荘に電話する。
浜名湖周辺では、一押しの簡易旅館。
清潔で、温泉もすばらしい。
浴衣にも丹前にも、アイロンがしっかりと
かかっている。
料理も、よい。
この旅館だけは、いつ行っても、期待を
裏切らない。
とくにカラオケスタジオがすばらしい。
一流の劇場並み。

で、X日の夜の予約を入れる。
常連と言ってよいほど、よく利用させてもらう。
それもあって、料金は、いつも特別料金。
xxxx円(1人一泊)。
「今度もその料金でいいですか」と聞くと、
「浜松の林さんですね、いいですよ」と。

こういう交渉が、電話でできるところがすばらしい。

「また、HPで、かんざんじ荘を宣伝しておきますから」と
言うと、「お願いしますね」と。
電話口の向こうの男性は、うれしそうだった。

みなさん、浜名湖かんざんじ荘へ行こう!
はやし浩司推薦の簡易旅館。
「簡易」をつけるのは、旅館街にある、ホテル九重や、花乃井
のような豪華なホテルではないという意味。

が、浜松イチのローケーション。
ほかにない!
ホント!
料金も、たいへんリ-ズナブル。
ウソでないことは、泊まってみればわかる。

〒431-1202
静岡県浜松市西区呉松町1768-1
TEL053-487-0330(予約専用)
   053-487-0257(代)

http://www.kanzanji.com/

夏休みに利用する人は、早めに予約するとよい。

もちろんふところに余裕がある人には、ホテル九重、あるいは花乃井がお勧め。
温泉で選ぶなら、ホテル・ウェルシーズン浜名湖。
あとの旅館やホテルは、どうかな?、といったところ。


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●親子の逆転現象(子どもに謝る親たち)

2011-06-28 07:51:02 | 日記
【親と子の逆転現象】(狂った日本の親子関係)

●妙な光景

 近くの大型ショッピングセンターに行った。
ドッグフードと野鳥の餌、それに水入りのペットボトルを、一箱買った。
合計すれば、70キロ近くになった。
それをカートに乗せ、車まで運んだ。
そのときのこと。
1人の男性が、気ぜわしく車と車の間を動き回っていた。
年齢は私と同じくらい。
60歳前後。
何をしているのだろうと思った。
荷物を車に入れながら、その男性が気になった。
顔には緊張感が漂っていた。
うっすらと汗ばんでいた。

 で、ハッチバックを閉じ、車のドアを開けたところで理由がわかった。
反対側に並んだ車の間から、中学1年生くらいの子どもが、どこか不機嫌そうな顔をして出て来た。
男性はその中学生らしき子どもを見つけると、すかさず、こう言った。
「ごめん、ごめん」と。
子どもは表情を緩めることもなく、何も返事をしなかった。
ふてくされていた。

 男性は、その子どもの祖父らしかった。
どこかで迷子になった。
それでその男性は、その子どもを探していた。

●祖父と孫

 どこにでもある光景である。
よく見かける。
が、私はその光景を見ていたとき、ムラムラと怒りに似たものを感じた。
見たくもない暴力映画を見せつけられたような気分?

 2人が、どこかで行き違いになったのは、わかる。
大きなショッピングセンターである。
が、探していたのは、祖父らしき男性。
子どもの方はと言えば、「どうして迷子にしたんだ」と、どこか怒っているような様子。
私には、そう見えた。
が、問題は、そのあと。
男性は、子どもを見つけると、開口一番、「ごめん、ごめん」と。
子どもが「ごめん、ごめん」と言ったのではない。
祖父らしき男性のほうが、そう言った。

●本末転倒

 こういうケースのばあい、祖父のほうが、謝る。
威張っているのは、子ども、つまり孫のほう。
頭の中の記憶をいろいろさぐってみても、子どものほうが謝っている光景を、私は見たことがない。
この文章を読んでいる、あなたにしてもそうだろう。
謝るべきは、子どものほう・・・とまでは、書けない。
何か、私の知らない事情があるのかもしれない。
しかし同時に、たがいに謝ったところで、何もおかしくない。
が、私の見た光景は、それとはちがっていた。

 一方的に、祖父らしき男性は謝っていた。
一方的に、子どものほうは、ふてくされ、男性を睨(にら)み返していた。

●謝る親たち

 親は、いつも子どもに謝りながら、子育てをする。
子どもにできないことを、謝る。
子どもはそれに対して、つまり親に対して、(してくれないこと)を怒る。
ある男性(30歳くらい)は、退職したばかりの親に対して、こう言って叫んだ。
「こんなオレにしたのは、テメエだろ。オレなんか、産んでくれなかったほうがよかった」と。

 前後のいきさつを省略したので、わかりにくいかもしれない。
が、どんな理由があるにせよ、この言い方は、おかしい。
今の若い人たちは、日常的に、不平、不満をかかえている。
それもそのはず。
今の若い人たちは、(そこにモノがある)という前提で生きている。
(してもらうのが当たり前)という前提で生きている。
食べ物、家、車・・・などなど。
豊かな生活を、「豊か」ともわからない。
それが(当り前)。
当り前の生活。
だから足りないモノ、不足しているモノがあると、それを不平や不満に転化してしまう。
だから「こんなオレにしたのは・・・!」となる。

●ドラ息子

 今の日本の子育ては、おかしい。
たしかにおかしい。
ある父親(私と同年齢)は、こう言った。

「息子は、一応、東京の一流大学を卒業しました。
が、学費と生活費だけでは足りず、毎月のように、10~15万円、余分に送りました。
息子は、そのつど、『就職したら返す』と。
で、就職しましたが、この不況。
今度は『給料があがったら、返す』と。
その貸した額だけでも、1000万円近くになります。
が、結婚すると同時に、ハイ、さようなら。
子ども(孫)ができたことをよいことに、借金の話は、忘れてしまったようです」と。

 こういうケースのばあい、親側の意識と、子ども側(息子側)の意識は、180度ちがう。
親は、「子どもに感謝してくれているはず」と考える。
しかし子どものほうは、感謝などしていない。
むしろその逆。
「あれをしてくれない」「これをしてくれない」と、不平、不満ばかりを並べる。
とどまるところを知らない。
不平、不満の上に、さらに不平、不満を重ねる。
たとえば「孫を産んでやったのに、それらしい祝い金もくれない」「世話もしてくれない」「妻(嫁)に、ねぎらいの電話、一本くれない」と。

●意識論

 そこで登場するのが、意識論ということになる。
常識論と言い換えてもよい。
意識にせよ、常識にせよ、それは「偏見のかたまり」(アインシュタイン)。

最近の若い人たちは、赤ん坊のときから、蝶よ花よと育てられている。
ある程度大きくなれば、「そら、音楽教室」「そら、英語教室」と育てられている。
そのこともあって、今、高校生でも、親に感謝しながら、高校に通っている子どもなど、まず、いない。
100%いないと、断言してよいほど、いない。
大学生でも、いない。
お金を親からもらうときだけは、「ありがとう」と言う。
しかし大半は、そのまま遊興費。
アルバイトで稼ぐお金も、遊興費。
そんな子どもに感謝の念を求める方が、おかしい。
無理。

 ある子どもは、結婚式の費用を親にせびった。
が、親にはその余力は、もうなかった。
定年退職をしてから、4年が過ぎていた。
そこでその親が、「少しくらいなら・・・」と、重い口を開いて言うと、その子どもは、こう言った。
「親なら、結婚式の費用くらい、出してくれてもいいだろ!」と。

 意識がちがうと、ものの考え方も、そこまでちがう。
たとえば私たちの時代には、実家への仕送りは、当り前だった。
私自身も、結婚をする前から、収入の約半分を実家へ送った。
結婚式についても、その費用がなく、断念せざるをえなかった。
私だけではない。
当時の日本では、それが常識だった。

 が、今は、ちがう。
そんな話をしただけで、若い人たちは、反発する。
「オレたちに恩を着せるのか!」と。

●逆転現象

 親が子どもに謝る。
子どもは、親を責める。
おかしな逆転現象だが、今、それが常識化している。
保護と依存の関係だけでは、説明できない。
つまりこの現象は、論理では説明できない。
つまり「狂っている」。

 行き違いになった孫を探す祖父。
それを怒る孫。
祖父は孫を見つける。
「ごめん、ごめん」と言って謝る。
それを見て、孫は、ふてくされる。
祖父を睨みつける。

 今では、こんな光景は、珍しくも何ともない。
この日本では、ごくふつうの、当り前の光景である。
恐らくその子どもは、こう思っているにちがいない。
「オレを、迷子にしやがって。この馬鹿ジジイ!」と。
子どもの顔からは、そんな言葉が読み取れた。

●では、どうするか

 私たちは、飽食とぜいたくの中で、子育てのあり方そのものを見失ってしまった。
その第一。

子どもに楽をさせることが、親の愛の証(あかし)と考えるようになってしまった。
楽しい思いをさせればさせるほど、親子の絆(きずな)は太くなると考えるようになってしまった。
たとえばより高価なものを買い与えれば与えるほど、子どもは喜ぶはず、と。

 が、その一方で、先にも書いたように、子どもに向かっては、「ほら、音楽教室」「ほら、英語教室」と。
子どもの意思を無視したまま、それを子どもに押しつける。
こうしたアンバランスな子育て観が、子どもの心を狂わせる。
が、親にはその意識はない。
「子どものため」と錯覚している。

 つまりこうした日常的な不協和音が、10年単位でつづき、親子の関係が逆転する。
今という時代が、そうだ。
が、これは子どものためにならない。
親のためにも、ならない。
子どもはますますドラ息子、ドラ娘化する。
そのドラ息子、ドラ娘が、つぎのドラ息子、ドラ娘を育てる……。
その一方で、親は、ますます社会の隅に追いやられる。

現在40代の人たちにしても、うち約60%の人が、やがて無縁老人、孤独老人になる。
その先で待っているのは、無縁死、孤独死。
発見までの平均日数は、約6日。
中には30日という人もいる。
(50代、60代の人の話ではない。
40代の人の話だぞ!)

 ・・・ということで、この問題は、いかに早い時期に、かついかにじょうずに子離れするかという問題に行きつく。
先日も、ある雑誌社から、こんな質問が届いた。
「子ども(小5)に勉強しなさいと言ってもしません。どうしたらいいですか」と。

 私はそれに答えて、こう返事を書いた。
「そんなヒマがあったら、自分の老後のことを心配しなさい」と。
つまりそのあたりまで割り切らないと、子離れは、完成しない。
が、それができないとどうなるか。

 あなたは一生、それこそヨボヨボの老人になるまで、「ごめん、ごめん」と子どもに謝って暮らさなければならなくなる。
それでもよいなら、私には、もう何も言うことはない。


Hiroshi Hayashi++++++++June.2011+++++++++はやし浩司

●珍奇な事件

+++++++++++++++++++

意識のちがいと言えば、それまで。
しかし時として、常識では計り知りえない
事件が起きる。

あらすじは、こうだ。

ある温泉街で、ある男性が、温泉をのぞき見していて逮捕された。
年齢は75歳前後。
それを見つけたのは男性。
65歳前後。
ともに同じ旅館に泊まる客。
(以上、事実とは少し内容を変えた。)

ここまではよくある事件。
似たような話はよく聞く。
が、さらに話を聞くと、頭が混乱してくる。

温泉といっても、男性客用の温泉。
つまり75歳の男性は、同性である男性の温泉をのぞいて逮捕された。
男性が男性の浴室をのぞいて、どうする?、と聞きたいが、そこが意識の問題。
だれしも、「そんならいっしょに、入浴すればいい」と考える。
そうすれば堂々と、男性の裸を見ることができる。

++++++++++++++++++++++++

●のぞき見

 「のぞく」という行為には、不思議な快感をともなう。
相手の秘密を知るという快感である。
それはわかる。

 私のばあいも、同じ女性でも、入浴後の女性には、そうでない女性よりも色気を覚える。
なまめかしい。
清潔感が漂う。
これは私だけの感覚かもしれない。

 が、だからといって、それがそのまま(のぞき)につながるというわけではない。
のぞきは、犯罪。
相手のプライバシーを盗むという点で、窃盗罪に準じて考える。

が、(のぞき)願望というのは、だれにでもある?
英語では「Peeping Tom」という。
英語にも常用語があることからもわかるように、これは世界人類共通の性癖と考えてもよい。

 が、それとて、相手が異性のばあい。
日本のように公衆浴場が発達したところで、どうして男性が男性の浴室をのぞくのか。
その必要性すら、ない。
つまりここがこの事件の最大の謎。

●男にもいろいろ

 男にも、いろいろある。
若いころは、それがわからなかった。
しかし半世紀も生きてくると、それがわかるようになる。
「濃い男」もいれば、「薄い男」もいる。
濃い男というのは、女性だけにしか興味をもたない男。
薄い男というのは、男性でも、女性でも……という男。
境界がはっきりしない。

 が、さらに進んで、同性愛というのもある。
温泉などに行くと、ときどきそれらしきカップルを見かけるときがある。
何となく雰囲気があやしい。
それで、それがわかる。

 が、男性が男性の浴室をのぞき、逮捕された。
しかし罪状は、何か?
罪状を、どうするのか?

●多様性

 ただ想像することは、できる。
私たちが、女性の裸体を見て、それなりに性的に刺激されるように、同性愛の男性たちは、男性の裸体を見て、それなりに性的に刺激される。
「見たい」という欲望も、生まれる。

 だから同性愛の人たちが、温泉に入るということは、私たちが混浴に入るのと同じと考えてよい。……のか?
あるいは、それとはちがうのか?

 人間の心理は、かなりの部分まで類型化されている。
心理学という学問に体系化されている。
しかしそれですべて説明できるかというと、そうでない部分もある。
そのひとつが、男女の問題。
性の問題。
1000人いれば、1000様の個性があると思われるほど、この世界は、多様性に富んでいる。
私がそれを最初に知ったのは、20歳のはじめのころ。
ある男性(当時、30歳くらい)が、こう話してくれた。

「ぼくはね、関取のような太った女性が好きだ。そういう女性の尻で、顔を踏みつけてもらうのが好きだ」と。

 私はそれを冗談か思った。
が、その男性の妻は、本当に関取のような人だった!
言い換えると、「自分が理解できない」という理由だけで、相手の心を否定してはいけないということ。
人、それぞれ。
私は、私。
あなたは、あなた。

●夫婦問題

 夫婦にしても、そうだ。
いろいろある。
千差万別。
私のワイフは、ああいう女性だから、結婚当初は、何をしても、私は「変態!」と言われた。
石部金吉(カタブツ男)という人がいた。
私のワイフは、その石部金吉。
石部金子。

 まじめなのはよいが、融通がきかない。
今でも、ときどき、こう言う。
「ほかの人は、そんなことしないわよ」と。

 そこで私が、「どうしてそんなことを知っているのか?」と聞く。
つまりワイフは、自分の常識だけで、他人を判断しようとする。
が、こと「性」の世界では、それは通用しない。
言い換えると、この多様性こそが、おもしろい。

 ……もう20年ほど前のこと。
ある会合で会った女性(当時30歳前の美しい女性)が、こう言った。
「私、毎月1回、70歳の男性の相手をしています」と。

 相手の男性には、妻もいる。
子どももいる。
孫もいる。
みなの前で、臆面もなく、そう言った。
私が驚いていると、その女性は、10歳以上も年上の私にこう言った。

「あなたは、まだお若いですね」と。

 この世界は、そういう世界。
それにしても、冒頭の事件。
いろいろ想像力を働かせてみるが、私には、どうしても理解できない。
(理解する必要もないが……。)
私には、実に珍奇な事件ということになる。


Hiroshi Hayashi++++++++June.2011+++++++++はやし浩司

●礼状

++++++++++++++++

先日、虐待についての相談があった。
その返事を書いた。
それについて、つぎのような礼状が
届いた。
こうして礼状をくれる人は、珍しい。
つまりこの礼状を書いた段階で、
その人の心の問題の大半は解決したと
みてよい。
自分を知るということは、そういうこと。

子育ての世界では、「うちの子のことは、
私がいちばんよく知っている」と思っている
親ほど、実は、自分の子どものことを知らない。

が、謙虚になったとたん、そこに自分の
姿が見えてくる。
「子どもは家族の代表」にすぎない。
それがよくわかるようになる。

++++++++++++++++++

【埼玉県のSTさんより、はやし浩司へ】(一部、プライバシーに関する部分は、改変)

何をどのように調べていいのか検索方法も正直わからないまま、先生のホームページにたどり着いた時はすがるような思いで今思っていることを書き連ねました。

その後・・・メルマガの廃止・相談は現在休止していることを知りました。
お忙しいのに、突然のメールに丁寧に返信して頂き、読みながら涙が止まりませんでした。
子どものこの状態を作ったのは、明らかに私だ!早く何とかしなくては!!と感じながら、なかなか一歩を踏み出せないまま、毎日を送りまたバトルをする・・・の繰り返しでした。

自分を振り返っても母との楽しい思い出はほとんど思い出せず、叩かれたりののしられたり・・・辛い悲しい思い出しか浮かばず、虐待は連鎖すると聞いていたけれど、子どもを授かった時に『絶対に優しいお母さんになる!!私は絶対手を出さない!』と理想の母になると決めたはずでした。

ところが子育てはマニュアルどおりには全くいかず・・・それもわかっていたはずなのにイライラは募るばかりでした。
主人は、大変子育てには協力的で、母乳以外の事はすべてやってくれます。
むしろ私以上に母親です。
子どもの事もこんな私ですら大切にしてくれます。子どもたちももちろんいうまでもなく二人ともパパっ子です。

主人は私にとっては、初めて嫌われるかどうかなど気にせず心を開ける唯一の人です。

主人の優しさに私の心はやっと開き、前向きに生きれるようになり、主人と生活するようになり生まれて初めて毎日が楽しく充実した日々をすごせるようになりました。

私と母との関係も知っています。
子どもに怪我した跡が見つかり、怪我するほど叱ってはだめだ!!とここ数年言われていましたが、
今年に入り子ども自身も今まで父親にはべたべた甘えていたのに、反抗的な態度をとる様になり、段々このままでは家族が崩壊すると心を痛めていました。
私はその主人の悲しそうな姿を見てこの人の為にも私自身が何とかしないと、本当に親子も夫婦も・・・家族がバラバラになる。
それぞれが壊れてしまう・・・ニュースで取り上げているようなことがいつか我が家にも起こる・・・・主人に申し訳ないと。

以前テレビで見た【Mツリー】に問い合わせました。
しかし自分でもこれだけいいのか???子どももどこかにかからなくていいのか???とても不安でした。

ネットを見ると【虐待】【アダルトチルドレン】【パーソナリティ障害】・・・・どれも当てはまりすぎるぐらい当てはまります。
子どもの荒れや自傷行為も私の関わりからだとはっきりしていますが・・・どこかわかっているのに子どもに素直に謝る事も出来ず、自分を正す事も出来ません。

先生からの返事で戸惑っている場合でないことがよくわかり、心療内科の門をくぐろうと思います。〔薬には正直抵抗がありますが・・・・〕
そして何より・・・・私たち家族の進むべき道が示されたような気がしてず~っと先に光が見えるように思えます。

私は母に色々相談したり、手をつないで出かけたり、ショッピングに行くとこはありませんでしたが娘といつか笑って並んで歩ける日がくるように頑張ります。

それとあつかましいのですが、M市でこのような心の問題に詳しい心療内科をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか??
紹介という形ではなく、特殊な問題ですので、ご存知であればそちらにかかろうかと思いまして・・・。
勝手なお願いばかりで申し訳ありません。なにとぞよろしくお願いします。
お忙しいところ本当にありがとうございました。


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●東京で大地震は起きたか? Did a big earthquale attack Tokyo on June 25th?

2011-06-27 23:18:02 | 日記
●はずれた予言(ジュセリーノ・ダ・ルース氏(51歳)の地震予見)
The Prediction did not come true that a big earthquke would attack Tokyo on June 25th!

以下は、6月20日に、書いた原稿。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司


●2011年6月25日午後8時53分に、関東地方で地震が起きる?(「週刊現代」)


++++++++++++++++++


3・11大震災以来、私は『週刊現代』を欠かさず
購読している。
今日も買った。
7・2日号。


週刊現代は原発事故について、毎週、特集している。
今週号は、「日本全国放射能汚染地図」。
すべてを信ずるわけではないが、しかし放射能汚染は、
かなりのところまで進んでいる。……らしい。
またここで放射能汚染が止まったわけではない。
目にこそ見えないが、今の今も、放射性物質は、
モウモウと福島第一原発から空へ、飛散している。
モウモウ……とだ。


で、その週刊現代の中に、こんな記事もあった。
ふだんならこうした記事には目もくれないが、
今回はちがった。
人は不安になると、心に穴があく。
その穴を通して、こういう記事が心にスーッと
入りこんでくる。


いわく、『2011年6月25日の午後8時53分、
東京の都心から8キロメートル以内で、地震が起きる。
マグニチュードは、6・1で、震源の深さは18キロメートル。
建物は倒壊し、負傷者も出る』(P39)と。


ホントかウソか?
ウソに決まっているが、今度ばかりは、否定できない。
どうも自分に自信がもてない。
私の論理力も、こと原発事故に関しては、今や、ガタガタ。


++++++++++++++++++++++


●ジュセリーノ・ダ・ルース氏(51歳)


 6月25日の地震を予見しているのは、ジュイセリーノ・ダ・ルース氏、51歳。
ブラジル人。
夢の中で未来を見るということで、「予言」ではなく「予見」と言うらしい。
週刊現代によれば、「これまでにも阪神大震災や東日本大震災、アメリカ同時多発テロ事件、さらにはダイアナ妃やビンラディンの死をも予見した」という。


 ウ~ン?


 週刊現代が、同時にこういう記事を載せるところが、?。
しかも具体的。
具体的すぎる。
6月25日(土曜日)
午後8時53分
東京の都心から8キロメートル以内
マグニチュードは、6・1。
震源の深さは、18キロメートル。
で、まず思いついた疑問が、「午後8時53分」という時刻。
日本時間なのか、ブラジル時間なのか。


●時差、11~12時間


 東京とサンパウロの時差は、11時間。
東京とリオ・デ・ジャネイロの時差は、12時間。
「午後8時53分」というのは、日本時間なのか、ブラジル(サンパウロ)時間なのか。
記事をそのまま読めば、日本時間ということになる。
が、ブラジル時間とすると、そのとき日本は、6月26日の午前9時53分ということになる。


 どちらなのだろうか?
 私はこの種の予言を、まったく信用しない。
もとからそういう思考回路が、頭の中にない。
が、もし本当にこの予言が的中したら……。
程度にもよるが、それでも私は「偶然の一致」と片づけてしまうだろう。
「程度」というのは、どの程度まで的中するか、ということ。


 時刻のみならず、距離や地震の規模、震源の深さなど。
もしそれらすべてが的中したら、私は今までの思考回路を、大幅に変更しなければならない。
当たるはずはないとは思っているが、しかしどういうわけか、今回は自信がない。
それが「心の穴」ということになる。


●疑問+考察


 ジュセリーノ氏は、夢を見て、未来を予見するという。
しかし夢というのは、ランダムに脳に飛来するもの。
意思ではコントロールできない。
「そういう夢を見たい」と思っても、そういう夢を見ることは、まずない。
また現実とのつながりは、ないと言われている。
現実とつながりのある夢を見たときは、精神に何らかの問題があると言われている。
……たとえばその前の夜に夫婦げんかをしたとする。
その夫婦げんかのつづきを夢として見たときは、精神に何らかの問題があると言われている。


 また夢といっても、目を覚ます寸前に、ごく短い時間にみると言われている。
長く感じた夢でも、実際には、短い時間でみるのだそうだ。
そのためふつうは、目を覚ますと同時に、忘れる。
夢の内容が、記憶として脳に記銘される前に、脳自体が別の活動を始めてしまうためである。
だから夢の内容を覚えていようとするなら、目を覚ました直後にでも、ノートなどにそれを書きとめておくのがよい。
事実、「夢日記」として、その朝に見た夢をノートに書き記している人は、結構多い。


 が、ジュセリーノ氏は、「現実」とつながりのある夢を見るらしい。
(つながり)というより、現実そのもの。
夢の内容もさることながら、日時、場所まで、詳しく予見する。
この現実性が、あ・や・し・い。
私もよく夢を見るが、日時が数字となって現れるということは、めったにない。
場所となると、「どこかで見たような所」という程度。


 まあ、どうであれ、6月25日の午後8時53分に注目してみよう。
あるいは6月26日の午前9時53分(サンパウロでは、25日午後8時53分)でもよい。


 ホントかウソか?
ウソに決まっているが、今度ばかりは、どうも自信がもてない。
何しろこの日本では今、想定外の、わけのわからないことばかり起きている。


(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 ジュセリーノ ジュセリーノ・ダ・ルース 予見者 予言者 地震の予言)


(補記)


 しかし「週刊現代」ともあろう週刊誌が、どうしてこんな記事を載せるのか。
もしその予見というのがハズレたら、恥をかくだけではすまない。
今までの地震関連の記事すべての、信憑性すら疑われかねない。
たいへん危険な記事と言ってもよい。(以上、2011年6月20日記)


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●結果は、ハズレ!(6月27日記)

 結果は、ハズレ!
まったくのハズレ!
その日、その時刻に、その場所で、地震の「ジ」の字も起きなかった。

こんなインチキな予言(予見)が、当たるはずがない。
予言するほうも、予言する方だが、それを活字にして全国に流す、週刊誌も週刊誌。
愚かさ。
「週刊現代」も、少しは自分に恥じたらよい。
あるいはどう責任を取るつもりなのか。

 3・11大震災以来、骨太の報道を繰り返していた週刊現代。
私は毎号、欠かさず、購入していた。
この記事で、かなりの評価を落とした。
もう買わない。
そうでなくても、読者は心理的にかなり不安定な状態にある。
心に穴が開いた状態と言ってもよい。
平和なときなら、まだよい。
それなりの判断力が働く。
しかし今は、ちがう。
こんなインチキな予言を流すべき時ではない。

 今の今も、多くの人たちが心配と不安の中で眠られない日々を過ごしている。
そういう中、そういう人たちの心を、もてあそぶ。
その罪深さ。

●予言の矛盾

 だいたい、予言と日時は、符合しない。
予言は予言。
しかし「日時」という数字は、人間が勝手に決めたもの。
便宜上、勝手に決めたもの。
数字というのは、もともとそういうもの。

 たとえば「木星と火星が重なったとき……」とかいう話なら、私にも理解できる。
それから計算して、それが「6月25日(土曜日)午後8時53分」になったというのなら、私にも理解できる。

 つまり自然界の現象と、人間が勝手に決めた日時とシンクロナイズするという発想が、おかしい。
たとえば、「東京から半径8キロメートル以内」というのも、おかしい。
何なら、緯度と経度を使って表現したらどうか。
マグニチュード6・1というのもそうだ。
「震源の深さ……」にしても、そうだ。

 もし予見(?)するなら、こういう言い方にしては、どうか。

『大震災で、津波が暴れてから、100と4日の夜(6月25日(土曜日))、
人々が眠りに就こうと、支度を始めるころ(午後8時53分)、
東洋の島国の、もっとも賑やかな町で(東京の都心から8キロメートル以内)、
街路樹も大きく揺れ動く地震が起きる(マグニチュードは、6・1)。
震源の深さは、その町を見下ろす三角形の山の、6倍(震源の深さは、18キロメートル)』と。


 ……とまあ、反論するのもバカバカしいので、この話はここまで。
こんな話を真に受けた私がバカだった。
その時刻に時計を見た、私がバカだった。

では……。


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【年中歳児】(遠い、近いの学習)
●この時期の子どもは、たいへんデリケート(繊細)です。
 注意深く、かつていねいな指導を必要とします。
 少しずつ、心を溶かすようにし、指導を重ねていきます。
 それまで、3~4か月ほどかかることも、珍しくありません。

(1)
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(2)
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(3)
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(4)
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●場面かん黙児の指導の難しさについて(小3クラスのみなさんとともに)(2011年6月27日)


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(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 年中児 予言について)


Hiroshi Hayashi+++++++June. 2011++++++はやし浩司・林浩司