最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

はやし浩司 休息を求めて疲れる

2012-05-31 12:52:03 | 日記
【日本企業は、留学経験者を避ける】はやし浩司 2012ー05-31

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

韓国の朝鮮日報は、こんな記事を紹介している。
「日本企業は、留学経験者を嫌う」と。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙をベースにした記事である。
鋭いというか、アメリカ人でも、日本をここまで正確に分析している!
2012/05/31

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●休息を求めて疲れる

 たいへん興味深い内容である。
というのも、私自身が、それを経験している。
日本企業が求める社員と、留学経験者との間には、大きな壁がある。
朝鮮日報はそれを指摘し、「このままでは、日本は国際競争で立ち遅れてしまう」と結んでいる。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

++++++++++以下、朝鮮日報紙の記事+++++++++++

●留学経験者の採用を避ける日本企業

 米国の大学に在学している韓国人留学生は昨年基準で7万3350人、日本人留学生は2万1290人だった。
日本は韓国の2.5倍の人口を抱えているが、米国の留学生数は3分の1に満たない。
日本では外国の大学出身者の就職が難しく、学生たちが留学したがらないためだ。

 米紙ニューヨーク・タイムズは29日付で、日本の企業は依然として留学経験者の採用を避けている、と報じた。
日本の企業には、組織に忠実で、組織から浮かない人材が適しており、外国の大学の出身者は合わないという考え方が根付いていることが、その理由だという。
グローバルな人材を採用しない傾向は、グローバルマインドが求められる金融・文化・サービスなどの業界で、日本が苦戦している状況と無関係ではない、と同紙は伝えている。

 同紙によると、日本企業は「外国の大学の卒業生は他人に勝とうという気持ちが強すぎ、同僚たちとうまく付き合えず、離職率が高い」と信じ込んでいるという。
東京三菱銀行の人事部関係者は「私たちが求める新入社員は、会社に長く尽くし、一貫性を持って働ける人。
短期的な利益ばかりを求める人は望まない」と語った。
同行が1年間に採用する社員1200人のうち、外国の大学の卒業生は20人にも満たない。
日本企業の人事担当者1000人を対象にしたアンケートでも、外国の大学の卒業生を採用する意向があると答えた担当者は25%以下だった。

 日本企業はまた、留学経験者が上下関係の厳しい日本の組織文化にそぐわないという偏見も持っている。
英国のオックスフォード大学を卒業したある留学生は、日本企業の面接にはきはきした態度で臨んだところ、面接官から「どうしてそんなにはきはきしているのか」ととがめられた。
また、米エール大学出身の留学生は、日本企業でインターンシップをしていたとき、上司の前で腕組みをしたとの理由で注意された。
留学生たちは「日本がグローバル人材を受け入れる準備ができているのか、疑わしい」と口をそろえる。

 こうした状況のため、就職活動中の大学生の中には、留学や語学研修経験をアピールすべきかどうか悩む人もいる。
米国で1年間語学研修を受けたある学生は「英語力を自慢すれば、面接官にうぬぼれていると思われるため、つらい外国生活をどう乗り切ったのかに焦点を当てて紹介した」と話した。
日本のある教育委員会の委員は、日本が留学生を「家を出た子ども」のように見なしているとし、「このままでは、日本は国際競争で立ち遅れてしまう」と危機感を募らせた。

++++++++++以上、朝鮮日報紙の記事+++++++++++

●企業型人間

 この記事を裏から読むと、こうなる。
日本企業が求める社員像というのは……

(1)他人に勝とうという気持ちが弱い人。
(2)同僚たちとうまく付きあえる人。
(3)会社に長く尽くし、一貫性を持って働ける人。
(4)短期的な利益ばかりを求めない人。
(5)はきはきせず、あいまいな返事をする人。
(6)腕組みをしたりして話さない人。
(7)英語が話せるなどと、うぬぼれた様子を見せない人。

●ポケット

 若いころ、某テレビ局の某番組に出たことがある。
そこで本番直前、ディレクターから、いきなりこう注意された。
「ポケットから手を出せ」と。
私は片手を、ズボンのポケットに手を入れていた。
無意識下の行為である。

 が、当時も今も、欧米人の多くは、ポケットに手を入れて話す。
大学の教授でも、ポケットに手を入れて話す。
何でもない行為である。
が、「それはまずい!」と。

 ここに書いた、(6)「腕組みをしたりして話さない人」というのは、それをいう。
マナーの問題というより、バカげている。
つまりそんなことを問題にすること自体、バカげている。
が、この日本では、問題?

●和をもって、貴しとなす

 要するに集団の中で、静かに、おとなしく、『和をもって、貴(とうとし)しとなす』式に仕事をする人のほうが、好ましい、と。
そういうこと。

 が、これは日本の基準であって、世界の基準ではない。
つまりこれだけグローバル化が叫ばれながら、しかも戦後65年にもなろうとしているのに、日本の社会は、ほとんど変わっていない。
私はこの記事を読んだとき、「1970代の話か」と思った。
1970年代には、たしかにそうだった。

 言い換えると、私たち日本人の体質には、骨のズイまで、封建主義思想が刷り込まれている。
「私はちがう」と思っている人にしても、そうだ。
そう思っているのは、あなただけ。
We are Japanese!

●変わった男

 こうして日本人は日本人に作られ、企業戦士となり、企業で一生を終える。
それがどういう人間かは、その人にはわからないだろう。
少し前、大学の同窓会に出たときのこと。
あとでYOUTUBEを再生してみて気がついたが、だれか※が私にこう言った。

「林(=私)は、昔から変わった男だと思っていたが、今でも変わらんな」と。

 興味のある人は、つぎのYOUTUBEを見てほしい。
前半部(2分57秒部)に、その声が入っている。

http://youtu.be/1iAyFSKXeqI

<iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/1iAyFSKXeqI" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

しかし本当に変わっているのは、どちらなのか?
……といっても、日本的な基準から見れば、私はたしかに変わっている。
自分でもそれはよくわかっている。
その友人は、それを指摘した。

●名刺
 
 今でもそうだ。
この日本では、どこかの組織に属していないと、とかく生きにくい。
相手も安心しない。
こちらも居心地が悪い。

 私が名刺を渡すと、みな、かならずと言ってよいほど、裏まで見る。
表には、「はやし浩司」と住所しか書いてない。
裏は、もちろん白紙。
つづいて、みな、一瞬、けげんそうな表情を浮かべる。

 これが日本。
私たちの国、日本。
しかし「このままでは、日本は国際競争で立ち遅れてしまう」。
(すでに、そうなりつつあるが……。)

●その結果

 皮肉なことに、その結果が、60代になると、はっきりとわかるようになる。
退職後も、退職前の会社を大切にしている人は多い。
退職前の肩書きや地位を引きずっている人も多い。
が、この(こだわり)こそが、問題。

……と私は思うが、そうでない人には、そうでない。
意識というのはそういうもの。
相対的なもの。
私のほうが、問題ということになる。

 が、私は率直にこう思う。
「みんな、会社という組織のために、犠牲になった人たちだな」と。
一度しかない人生を、会社という組織を守るために、棒に振ってしまった。
……というのは、書き過ぎかもしれないが、事実は事実。
「自分のために、自分で生きる」という原点そのものが、最初から、ない。
気がついてみたら、自分の人生は終わっていた(?)。

 ……昔書いた、『休息を求めて疲れる』という原稿を思い出した。
それを探してみる。
休息を求め、私たちは働きつづけてきたが、やっと休息を手に入れたと思ったとたん、人生は終わっていた……。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

休息を求めて疲れる

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●「休息を求めて疲れる」。

 イギリスの格言である。愚かな生き方の代名詞にもなっている格言でもある。
「いつか楽になろう、なろうと思っているうちに、歳をとってしまい、結局は何もできなくなる」という意味である。
「やっと楽になったと思ったら、人生も終わっていた」と。

 ところでこんな人がいる。
もうすぐ定年退職なのだが、退職をしたらひとりで、四国八八か所を巡礼をしてみたい、と。
そういう話を聞くと、私はすぐこう思う。
「ならば、なぜ今、しないのか?」と。

私はこの世界に入ってからずっと、したいことはすぐしたし、したくないことはしなかった。
名誉や地位、それに肩書きとは無縁の世界だったが、そんなものにどれほどの意味があるというのか。
私たちは生きるために稼ぐ。稼ぐために働く。
これが原点だ。

だから○○部長の名前で稼いだ100万円も、幼稚園の講師で稼いだ100万円も、100万円は100万円。
問題は、そのお金でどう生きるか、だ。
サラリーマンの人には悪いが、どうしてそうまで会社という組織に、義理立てをしなければならないのか。

未来のためにいつも「今」を犠牲にする。
そういう生き方をしていると、いつまでたっても自分の時間をつかめない。
たとえばそれは子どもの世界を見ればわかる。

幼稚園は小学校の入学のため、小学校は中学校や高校への進学のため、またその先の大学は就職のため……と。社会へ出てからも、そうだ。
子どものときからそういう生活のパターンになっているから、それを途中で変えることはできない。
いつまでたっても「今」をつかめない。つかめないまま、人生を終わる。

 あえて言えば、私にもこんな経験がある。

学生時代、テスト週間になるとよくこう思った。「試験が終わったら、ひとりで映画を見に行こう」と。
しかし実際そのテストが終わると、その気力も消えてしまった。
どこか抑圧された緊張感の中では、「あれをしたい、これをしたい」という願望が生まれるものだが、それから解放されたとたん、その願望も消える。

先の「四国八八か所を巡礼してみたい」と言った人には悪いが、退職後本当にそれをしたら、その人はよほど意思の強い人とみてよい。
私の経験では、多分、その人は四国八八か所めぐりはしないと思う。
退職したとたん、その気力は消えうせる……?

 大切なことは、「今」をどう生きるか、だ。
「今」というときをいかに充実させるか、だ。
明日という結果は明日になればやってくる。
そのためにも、「休息を求めて疲れる」ような生き方だけはしてはいけない。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司



 だからといって、どちらが正しいとか、そうでないとか、そういうことを書いているのではない。
人、それぞれ。
企業戦士になりながらも、自分をしっかりともっている人もいる。
私のようにフリーになっても、失敗に失敗を重ね、貧乏のどん底を這っている人もいる。

 が、どうであれ、日本も変わらなければならない。
変わって、世界の標準に自らを合わせなければならない。
が、その前に一度、あの封建時代を、精算しなければならない。
それをしないかぎり、つまりいつまでもNHKの大河ドラマばかり見ていたのでは、日本には明日はない。

 このニュース記事を読んだとき、そう感じた。

(注※)「だれか」……大手I商社で、定年まで勤めた友人

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 NHK 大河ドラマ はやし浩司 休息を求めて疲れる 日本人像 日本企業が求める日本人像)


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司


思春期、一考

2012-05-31 08:58:44 | 日記
【思春期vs発情期】(子どもの心を知るために)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

英語で「思春期」は、「adolescence」という。
「adolescnence」は、もともとは、「若々しさ」「発展期」という意味。

一方、日本語の「思春期」は、「ものを思う春」という意味。
が、私は最近、この「思春期」という言い方に、疑問を持ち始めている。
たしかにそういう部分がないわけではない。
多情多感。
感情の動きもはげしく、反応も速い。
好奇心も旺盛で、同時に自分の人生を見つめ始める。
そのつど悩み、苦しみ、そして「ものを思う」。

しかしその実態は、「発情」。
発情期。
発情し、本能と理性のはざまで、葛藤する。
人間は、他の動物のように、本能のまま考え、行動することができない。
いつも目の前に、大きな壁が立ちはだかる。
それが思春期ということになる。
つまり「ものを思う」というのは、あくまでも副次的なこと。
「本能」があり、それが「発情し」、理性とのはざまで、「思い悩む」。

そう解釈すると、あの思春期を、より正確に理解できる。
子どもたちの心理を、より性格に理解できる。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●記憶喪失

 近く、こんな映画が、公開される。
予告編だけしか見ていないので、内容は正確ではない。
題名は忘れた。
(題名は重要ではない。)

 2人の若い男女が恋愛関係にある。
(婚約もしくは、すでに結婚していたかもしれない。)
女性は結婚指輪をしていた。
が、女性のほうが何かの事故にあい、記憶喪失状態になる。
同時に、男への愛を失う。

 男の方は女の愛を取り戻そうと、懸命に努力する。
女のほうも、努力する。
「たがいに奇跡を信じて……」と。

 実話をベースにしているらしい。
またこの種の話は、ときどき耳にする。
人は記憶喪失によって、記憶のみならず、ここに書いたように、相手への「愛」を失うこともある。

●絶対的な愛?

 ここで最初の疑問にぶつかる。

 よく若い人たちは、(もちろん私たちも若いころは、そうだったが)、たがいに好きになると、永遠の愛を誓ったりする。
「愛している」と。

が、この愛は、キリスト教で説く「愛」とは、まったく異質のもの。
あえて言えば、「性的欲望」をカモフラージュするためのものでしかない。
あるいは性的欲望の代名詞と考えてよい。
その一例が、先に書いた、記憶喪失とともに、相手への愛を失った女性である。
 
 もし、愛が絶対的なものであれば、つまり永遠の愛を誓うにふさわしいものであれば、消えるということは、ないはず。
仮に消えても、再び顔を合わせれば、同じ思考回路を経て、脳内で同じような愛が生まれてくるはず。

 ……少しわかりにくくなってきたので、もう少しわかりやすく説明する。

●ワイフの疑問

 結論から先に言えば、男と女が感ずる「愛」ほど、いいかげんなものはないということ。
たとえばワイフは、こんなことを言う。

 ワイフは市内の女子高校(当時)の出身である。
1クラス50名ほどいたという。
その友だちを見ながら、ワイフは高校時代にこう思ったという。

「本当にこの人たちは、みな、それぞれがそれぞれの相手を見つけ、結婚するのだろうか」と。

 で、それから十年……。
それぞれの人は、それぞれの人を見つけ、結婚していった。
ワイフは、「それが不思議でならない」と。

 性格も悪い。
容姿も悪い。
そんな友だちでも、ちゃんと相手を見つけ、結婚し、子どもをもうけた、と。

●愛の柔軟性

 となると、「愛」というのは、絶対的なものではないということになる。
もし絶対的なものなら、10人の男と10人の女がいれば、そのうち結婚できるのは、1組か2組、あるいはせいぜい、3、4組?

 が、現実には、(もちろん独身を求める人もいるが)、10組のカップルが生まれる。
つまり(相手を求めて選ぶのではなく)、(身近にいる人の中から、1人を選び、自分をその人に合わせていく)。
その過程で、「愛」という言葉が使われる。

 わかりやすく言えば、手の届かない高嶺の花よりも、身近にいる道ばたの花(失礼!)。
その花に自分を合わせていく。
もっとわかりやすく言えば、「だれでもいい。近くにいれば」と。
そういう意味では、ここでいう「愛」は、柔軟性に富んでいる。

●絶対?

 こう考えていくと、「絶対的な愛」など、もとから存在しない。
身近な人の中から、男も女も、最大限、自分にふさわしい相手を選んでいく。
結婚していく。
「その人が絶対!」というのは、その場かぎり。
そのときはそう思う。
しかし「絶対!」というのは、ありえない。
たまたまもっと(いい人?)が現われ、自分の手の届くところに入ってきたら、今度はその人と恋愛関係に陥るかもしれない。

(現実に、そういう人がいる。
私の身近にいる知人の男性である。
自分の結婚式にやってきた別の女性に、一目惚れ。
結婚式をその場で、ドタキャンし、その人は、その一目惚れした人と、結婚した。
これは本当の話だぞ。)

 「絶対」と思うのは、あくまでもその人は知る人の範囲で、という意味である。
このことは、たとえば同窓会などに出てみると、よくわかる。
あるいは若いころ、交際していた人と出会うと、よくわかる。

 ときどきこう思う。
「私は、この人(女性)を、一時は死ぬほど好きだったはずなのだが、どうしてこんな人を好きになったのだろう?」と。

●恋愛の賞味期限

 だからというわけでもないが、記憶喪失とともに、相手への愛を失ってしまう人がういても、何も不思議なことではない。
先にも書いたように、ここでいう「愛」には、それなりの柔軟性がある。
「Aさんがだめなら、Bさんで。Bさんもだめなら、Cさんで……」と。

 大切なのは、入り口ではなく、そのあと、2人で、どういう人生を組みたてていくかということ。
前にもどこかで書いたように、恋愛感情などというものは、脳内ホルモンの作用によって、生まれる。
どこかでフィーリングが一致すると、フェニルエチルアミンというホルモンが、脳内に充満する。
これを「フェニルエチルアミン効果」という。
その人は、空を飛ぶような甘い陶酔感に襲われる。

が、その脳内ホルモンにも、賞味期限がある。
長くて2年~数年と言われている。
恋愛を何度も経験した人なら、その期間は、もっと短くなるかもしれない。

 そのときほとんどの男女は、結婚へとゴールインするが、もちろん「ゴール」ではない。
「スタートライン」。
そのときから2人で、無数のドラマを経験し、夫婦としての愛を深めていく。
そういう意味では、「愛」というのは、静かなもの。
音もなく、静かに流れていく。

 が、それについても、すでに何度も書いてきたので、ここでは、もう一度、原点に立ち返って「愛」とは何か、考えてみたい。

●恋話(こいばな)

 今まで私たちは、「思春期」という言葉に、だまされてきた。
「思春期の最大のテーマは、自我の同一性(エリクソン)の問題です」などと、講演などで話してきた。
しかし今どき、静かに自分の人生を考えている中学生や高校生など、ほとんどいない。
享楽的で刹那的。
場当たり的な人間関係の中で、右往左往している。

で、中身といえば、「発情期」。
またそう考えたほうが、わかりやすい。
そのことは、ファーストフード店にたむろする、若い男女を観察してみれば、よくわかる。
(思い)を語りあっている若い男女は、まずいない。
人生論を語りあっている男女は、さらにいない。
100%と言ってよいほど、中身は、「恋話(こいばな)」。

 そういった話が、つぎからつぎへと出てくる。
が、若い人を笑ってはいけない。

●入り口を入ったら出口

 60歳を過ぎた同窓会(中学&高校)でも、結局はその類の話に、花が咲く。
60歳を過ぎても、同窓生に会った瞬間から、中学時代、高校時代へと、心がタイムスリップする。
その間に、40年以上もの時間的空間があるはずなのに、それがつながってしまう。
入り口と出口がつながってしまう。
入り口を入ったら、そのまま出口。
で、話すことといえば、「恋話」。
昔のままの「恋話」。

 ……同窓会には、大学も含めると、もう30~40回は出ているかもしれない。
しかし、ゆっくり話しあう時間がないこともあるが、いまだかって、人生論をしみじみと語りあったことがない。
本来ならそういう話をしたいのだが、またそういう話になっておかしくないのだが、そういう話にはならない。

 バカ話とバカ笑い。
(それが悪いと書いているのではない。誤解のないように!)
それで終わってしまう。

●結論

 要するに「思春期」と構えるから、話がむずかしくなる。
しかし「発情期」とすれば、わかりやすい。
子どもたちの心理も、ぐんと理解しやすくなる。

 ごちゃごちゃと書いてきたが、私は、これからはそうする。
思春期前夜は、発情期前夜。
思春期は、発情期。
それでよい。

●ぼたんインコの発情期

 たまたまぼたんインコを飼い始めて1か月になる。
まだ幼鳥に近いが、この先、発情期が来ると、何かと飼いにくくなるという。
「ぼたんインコの飼い方」という本には、そう書いてある。
問題点も書いてある。

 たとえば背中をさすってはいけない……発情を誘発する。
巣箱は用意しないほうがよい……発情を誘発する。
発情期になったら、放鳥に注意する……逃げていってしまう、などなど。

 だったら人間の子どもについても、同じように考えればよい。

「発情期になったら……」と。

 刺激のある写真やDVDは、近くに置いてはおけない……発情を誘発する。
お金で欲望を満足させることを教えてはいけない……発情を誘発する。
発情期になったら、外出、外泊、家出に注意する……妊娠の危険性が高くなる。

 が、どういうわけか、そういう発想で、子どもの思春期を説いた本に、出会ったことがない。
どうしてだろう?

 たとえば私のことだが、高校2年生のとき、岐阜市にある県立図書館で、女体の解剖図を見ただけで、興奮してしまったことがある。
外人相手の観光ガイドをしていたときのこと。
その娘を見ただけで、道を歩けなくなってしまったことがある。
その娘は、高校生だったが、今で言うタンクトップなる服を着ていた。
胸元が大きく開いていた。
当時の日本人で、そんな服を着ている女の子は、いなかった。

 こうした現象は、個人によってみなちがう。
が、その底流は、同じ。
「発情」。
「愛」などという言葉などは、それをカモフラージュするための、方便にすぎない。
つまり、「愛」とは、ただの言葉の飾り。
「ぼくは君を愛している」などと、回りくどいことは言わず、「ぼくは君と性KOUしたい」と言えばよい。(KOUは、「交」のこと。BLOG禁止用語に抵触するので、こう書く。)
そのほうが、ずっとわかりやすい。
それが結論。

 今度ヒマがあったら、「発情期の子どもの心理」というテーマで、ものを書いてみたい。
そのほうが、繰り返しになるが、ずっとわかりやすい。

 さて、みなさんの子どもは、どうか?

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 発情期 思春期 発情期前夜 発情期の子どもの心理 はやし浩司 愛の絶対性 柔軟性)
2012/05/30


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司

日本を救った英雄、菅直人首相

2012-05-30 08:07:45 | 日記
【菅直人前首相、吉田昌郎前所長、ありがとう!
あなたは日本を救った大恩人だ!】byはやし浩司
2012/05/30記

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

つぎの事実を知ったら、あなたも背筋が凍るだろう。
まず、それを知ってから、菅直人前首相を批判したらよい。
もしあのとき、あの場で、菅直人前首相が、あのような行動を取っていなければ……。
今ごろ、この日本は、完全に崩壊していた。
北は青森の端から、南は静岡県まで、人の住めない無人地帯になっていた。

ヘリコプター視察?
怒声?
それがどうした?
そんなことは、この事実の前では、腸から出るガス程度の意味しかない。

参考出典は、『原発事故』(宝島社)。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●原子力発電所事故

 原子力発電所が、いかに危険な存在であるかは、つぎの事実を知ればわかる。
『原発事故』(宝島社)から、それについて書いた部分を、抜粋する。

 100万キロワット(福島第一原発の原子炉1機分のみ)の加圧水型軽水炉(PWR)が事故を起こしたとする。
そのとき内蔵する核分裂精製物の量は、11577京ベクレル。
うち20%が放出されたとして、2290京ベクレル。
とほうもない量である。

 電気出力100万キロワットの原発を、数年運転すると、1万3600京ベクレルの放射性物質が生まれる。
「その量は、広島型原爆の数千発分に相当する」(瀬尾試算「原発事故」宝島社)

 数千発分だぞ!
わかるか、数千発分だぞ!
それが4機で、1万発分以上だぞ(福島第一原発)!
あの4号機だけで、それまでの核実験すべてで放出された量を超える放射性物質を抱えている※。

(注※)(週刊朝日誌より)
『 アーニー・ガンダーセンは、週刊朝日誌へのインタビューで、こう述べている。

『……(アーニー・ガンダーセンの)著書では、「4号機のプールで火災が起きたら、日本を脱出せよ」と警告していますね。
(ガンダーセン、アメリカ原子力技術者)「4号機の核燃料プールは、今も日本列島を物理的に分断するほどの力をもっています。
震災時、このプールには炉心数個分もの使用済み核燃料が入っていたのです。
大気圏内で行われた過去の核実験で放出された総量に匹敵するほどの、放射性セシウムが眠っています』(以上、週刊朝日誌より)と。

 4号機の事故は、日本だけの問題ではない。
また日本だけの問題ではすまない。
だから今、世界中の科学者たちが、4号機を問題にしている』(以上、週刊朝日)と。

 こうした事実を信ずるか信じないかは、あなたの自由。
仮に100歩譲って、その100分の1の量としても、たいへんな量である。
だから先のガンダーセンは、「4号機に注意しろ」「4号機が火災を起こしたら、日本から逃げろ」と教えている(同誌)。

●読売新聞の記事より

 これに対して、読売新聞は、つぎのように伝える。
産経新聞と並んで、日本の右寄り(=自民党寄り)新聞社として、今まで原発推進運動の先頭に立ってきた新聞社である。

++++++++以下、(2012年5月29日08時20分 読売新聞)++++++++

●菅氏の危機意識「薄っぺら」……地元首長深く失望

★原発周辺自治体の首長や避難住民らを深く失望させる発言ばかりだった。

 東京電力福島第一原発事故から1年2か月余、国会事故調による菅直人前首相の参考人聴取が28日にようやく実現したが、ある町長は、最高指揮官が示した危機意識を「薄っぺら」と痛烈に批判した。

 全域が警戒区域と計画的避難区域となっている福島県浪江町のBT町長は、菅前首相が福島第一原発をヘリコプターで視察した成果を強調したことに対し、「事故全体を大局的に見るべき立場の責任者としてふさわしくない」と批判。
原子力緊急事態宣言の発令が遅れたことを結果的に支障はなかった、とした点については、「薄っぺらな危機管理しかしていなかったことの表れ。
本当に支障はなかったのか」と憤った。

 大半が警戒区域に指定された楢葉町のMH町長は、「原発事故に対応するための管理態勢がなっていなかったのだと改めて感じた」と話した。
(2012年5月29日08時20分 読売新聞)

++++++++以上、(2012年5月29日08時20分 読売新聞)++++++++

●菅直人前首相への批判の要点

 周辺自治体の首長たちの言わんとしていることは、つぎ(読売新聞)。

(1)菅前首相が福島第一原発をヘリコプターで視察した成果を強調したことに対し、「事故全体を大局的に見るべき立場の責任者としてふさわしくない」と批判。

(2)原子力緊急事態宣言の発令が遅れたことを結果的に支障はなかった、とした点については、「薄っぺらな危機管理しかしていなかったことの表れ。

(3)大半が警戒区域に指定された楢葉町の松本幸英町長は、「原発事故に対応するための管理態勢がなっていなかったのだと改めて感じた」と話した(以上、読売新聞)。

 が、どう読んでも、ポイントがズレている。
その第一。
何か問題が起きるたびに、「国が……」「国が……」と。
私はこういう意見を聞くたびに、即座にこう思う。
「では、あなた自身はどうなのか」と。
「首長としてのあなたの責任は、どうなのか」と。
「(すべて)を国(?)に任せてきた、あなた自身には、責任はないのか」と。

 それまで原発誘致に熱心だった首長もいたという話も聞いた。
(ここに書いた首長がそうだったというのではない。誤解のないように!)
そういう首長が、事故が起こったとたん、「国が……」と。
この身勝手!

 私なら、(かなり多くの人たちもそうしたと聞いているが)、即座にその場から避難する。
国(?)の指示があっても、なくても、関係ない。
たとえ国(?)が「落ち着いて行動してください」と言っても、その場から避難する。
事実、私はテレビで状況を見ながら、この浜松からでさえ、避難する準備を始めていた。
(直線距離にして、420キロ離れた、浜松市からだぞ!)
その直後、オーストラリアへ渡った。
(オーストラリアへ行くことは、3・11震災以前から、決めていたが……。)
事実、名古屋からシンガポールへの便は、満席だった。

 「国の指示がなかったから、避難しなかった」というのは、首長としては、言い逃れにしか聞こえない。
原発が、いかに危険な存在であるかは、少し勉強すれば、だれにだってわかること。
それを知らなかった……とは?
原子力発電所を抱えるその町の首長が、知らなかったとは?

●ヘリコプター視察

 ヘリコプター視察?
どうしてそれが問題なのか?

 原発事故の恐ろしさを熟知していたからこそ、菅直人前首相は、現地へ飛んだ。
菅直人前首相は、東工大の出身である。
「私が首相だったら……」という言い方は、実におこがましいが、私が首相だったら、真っ先に現地へ飛んだだろう。
何はさておき、原発事故を防ぐことを考えただろう。

 当時の状況は、いろいろな報道を総合すると、こういうことらしい。
官邸も、現地福島第一原発も、地震後の大混乱の最中にあった。
たがいの連絡もままならなかった。

官邸にいた菅直人前首相は、現地の情報すら正確に把握できない状況にあった。
東京電力の会長とも、また社長とも連絡が取れなかった。
だったら、最高責任者である国家の長である首相が、自ら現地へ行くしかない。

●現場の混乱

 産経新聞によれば、あの3月11日、東京には東電の清水正孝社長(以下、清水社長)はいなかった。
そのとき清水社長は、奈良の平城京跡を視察していた。

産経新聞はこう書いている。

『勝俣恒久会長も震災当日に北京に出張中で、両トップが震災当日に「非常災害対策本部」が設けられた東京の交通網の乱れで11日中に帰京できず、本店に戻ったのは12日午前10時。

勝俣会長も、震災を受け帰国を急いだが、11日は成田空港が使えず、帰国は12日だった。
東電では震災直後に非常災害対策本部を設置したが、本部長である社長は不在で、代わりに副本部長の武藤栄副社長が指揮を執っていた』(以上、産経新聞)と。

 産経新聞ですら、こう書いている。
『財界首脳は「両トップが東京にいないということ自体が問題』と。

 まさに状況は、『刻一刻と変化していた』(産経新聞)。
で、そんなとき菅直人前首相の心中は、どうであったか?

「社長はどこだ!」「会長を出せ!」と。
そう怒鳴り散らしていたところで、何も不思議ではない。
またそう怒鳴り散らしていたからといって、どうしてそれが悪いことなのか。

 いいか、広島型原爆、数千発分の放射性物質だぞ!
数千発分!
4機合わせれば、1万発以上。
あるいはそれ以上!
わかるか?
たいへんな量の放射性物質だぞ!

●逃げる東電

 東電の言い分はこうだろう。

「私どもは、国の指示通り、かつ国の基準通り、すべてそれに従い、原発を運営してきました。だから、私どもには、責任はありません。(あとは政府の責任です)」と。

 が、菅直人前首相は、叫んだ。
「撤退は、ありえない!」と。
東電の本社に直接乗り込んで、そう怒鳴った。

 以下は、Yahoo・Newsが伝える、当日の模様である。
緊迫した状況が、この報道からもよくわかる。
歴史的にも、たいへん重要な部分だから、そのまま紹介させてもらう。

++++++以下、Yahoo・News 2012年5月29日++++++

●「唯一の功績」にじむ演出 残留、社長に念押し→1時間後乗り込み

 国会の東京電力福島原発事故調査委員会が28日(2012年5月28日)に行った菅直人前首相の参考人聴取では、東電に「全面撤退」の方針があったかどうかが焦点となった。
菅氏は「全面撤退と受け止めた」と繰り返したが、証言を元に当時の状況を追うとつじつまの合わない事実が次々に浮上する。
菅氏唯一の功績とされる「撤退阻止」までも根拠は希薄になりつつある。

【フォト】 国会事故調 菅直人前首相の聴取詳報

 全面撤退について東電は「全員がいなくなることはあの状況では考えられない」(武藤栄副社長=当時)と全否定。
政府の事故調も中間報告で「全員撤退を考えた者は確認できなかった」とした。
ただ、民間事故調は、「撤退阻止」に動いた菅氏について「結果的に東電に強い覚悟を迫り、危機対応のターニングポイントである対策統合本部設立の契機となった」と一定の評価を下した。

 国会事故調での証言を総合すると、清水正孝社長(当時)は昨年3月15日未明、海江田万里経済産業相、枝野幸男官房長官(いずれも当時)らに「撤退」方針を電話で伝えた。
海江田氏は官邸で仮眠中だった菅氏を起こし「東電から撤退したいという話が来ている」と伝えた。

 「撤退と聞き、とんでもないことだと感じた」

 菅氏はこう証言した。「清水社長が言うことは普通なら勝俣恒久会長らも相談にあずかっているはずだ」とも述べ、全面撤退が東電幹部の共通認識だと考えたことを明かした。

 清水氏の電話について海江田氏は「全員という言葉があったかは記憶にないが、社長の電話なので重い決心が背後にあると感じた」、枝野氏も「正確なやりとりは覚えていないが、全面撤退と認識した」と証言した。
3人とも「全面撤退」とは聞いていないが、そう「受け止めた」のだ。

 ところが、枝野氏は撤退情報の真偽を福島第1原発の吉田昌郎所長(当時)に電話で確認したことも証言している。
この際、吉田氏は「まだやれることがある。がんばります」と答えたという。
菅氏自身も14日夕に吉田氏と電話し、吉田氏は「まだやれる」と答えたことを証言している。

 つまり、菅氏らは東電に乗り込み「撤退阻止」する前、すでに現場幹部から「残留の意思」を確認していたことになる。
加えて菅氏は15日午前4時20分ごろ、清水氏を官邸に呼び出し、「撤退はありえませんよ」と迫った。
清水氏は「はい、わかりました」と応じたという。

 にもかかわらず、菅氏は約1時間後、東電本店に乗り込み「撤退はありえない。撤退したら東電はつぶれる」と恫喝(どうかつ)した。
全面撤退の意思はないと踏みながら、事故対応に忙殺される東電の本丸に乗り込んだ菅氏の意図は何だったのか。
「単なるパフォーマンスではなかったのか」との疑念は消えない。

 しかも菅氏の怒声はモニターを通じて福島第1原発の現場にも伝わった。
菅氏は「頑張ってもらいたいと強く言った」だけだというが、この「叱責」を「激励」と受け止めた作業員はいない。

++++++以上、Yahoo・News 2012年5月29日++++++

●パフォーマンス?

Yahoo・Newsは、「単なるパフォーマンスではなかったのか」との疑念は消えないと報道している。
しかしこれについては、こんな情報を、私はもらっている。

 菅直人前首相(東工大)と、吉田昌郎前所長(東工大)を、ともに知る人物(後述、『Breeze from Yokosuka』サイト主宰者)からである。
その人物は、東工大同窓会の会長も務めたことがあるという。
いわく、「ともに東工大出身だったから、意思の疎通ができた」と。

 たがいに面識があったかどうかは、知らない。
が、菅直人前首相が、吉田昌郎前所長と電話で話しあったとき、吉田昌郎所長は、「まだやれます」と答えた。
私はそのときの吉田昌郎前所長の心情が、痛いほど、よくわかる。
「ここであきらめたら、日本はおしまいになる」と。

 それを熟知していたからこそ、「まだやれます」と。
それが東電の官僚組の意見だったと考えるには、無理がある。

 つまり当時の状況からして、菅直人前首相に、パフォーマンスを考える余裕など、まったくなかったはず。
ものごとは、常識で考えたらよい。
あるいはあなたなら、どうするか。
そういう視点で考えたらよい。
首相といっても、1人の人間だぞ!
私やあなたと同じ人間だぞ!

 しかも日本という国がひっくり返るかもしれないという、まさに緊急事態。
日本中に広島型原爆が、何発も落とされたような状況。

一家にたとえるなら、母屋がもうもうとした煙に包まれている。
そんなとき、近所の人たちに向かってパフォーマンスを考えるバカがどこにいる?
大声で泣き叫んで、助けを求める人はいるかもしれない。
が、パフォーマンスを考えるバカはいない。
(菅直人前首相を批判する人は、菅直人前首相を、バカと思っているかもしれないが……。)

 ついでながら一言。

 ほとんど人は、福島第一原発だけの事故を考えている。
しかしあのとき福島第一原発を、なすがままに任せていたら、福島第二原発(楢葉町)、女川原発(女川町)、東海2号炉(茨城県東海村)を含め、周辺の原発にさえ、人1人近づけなくなっていたはず。
それだけではない。

 東海2号炉(茨城県)が事故を起こしただけで、「東京都の都民、50%ががん死する」(「原発事故」宝島社・P23)と。

こうした原子炉が、無人のまま、つぎつぎと爆発、メルトダウンを繰り返す。
福島第一原発事故には、そういう可能性も含まれていた。

●『Breeze from Yokosuka』より

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

『Breeze from Yokosuka』サイトより、そのまま引用させてもらう。
この中で、当サイトの主宰者の方は、私の原稿を転載してくれている。
転載許可依頼があったので、私は喜んで応じた。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●菅総理は日本を救った(以下、「Breeze from Yokosuka」2012年1月4日記事より)

菅前首相はあらゆるところで酷評されております。
私の母校である東工大初めての首相ということで期待していたのですが、残念でありまた寂しい限りです。
そういう状況下にも拘わらず、はやし浩司さんはブログで菅さんを大絶賛していることを知りびっくりしました。

菅さんは応用物理卒です。
当時の東工大は入学試験時に類別はなく、大学2年の時に各自の志望で専攻が決まりますが、人気のある所は競争が激しく、応物に行けるのは成績が上から1割程度でないと行けませんでした。

先日、経団連の米倉会長は菅さんと野田さんを比して「首から上の質が違う」と、仮にも一国の首相を務めた人間を上から目線でバカにしきった話をしました。

野田さんは早稲田政経卒です。
経団連の米倉会長は東大法卒ですから文系野田さんと思考方法が近く、話は合うのでしょう。

私の高校同期の1/4ぐらいが東大に行きました。内訳は理系文系はほぼ半々でした。
私の若いころは「ものつくり、車」が人気で工学部志望が多かったのですが、数学が得意でない理系志望は先生から文系に転向するよう指導されました。
(一部の文学青年は何があっても文系でしたが)

それから40余年、文系に転向した一部の仲間は大企業の社長や高級官僚になりました(現在は皆天下っていますが)。
彼らより数学が良くできた理系の仲間は皆鳴かず飛ばずです。
文系があらゆる分野で(メーカーでさえ)トップに立つようになったことが、現在の日本の停滞を作った元凶と思っております。
中国では共産党のトップに理系が多い。
最新の経済学は高度な数学をマスターしていないと理解できません。
数学者がノーベル経済学賞を取っている時代です。

 ニュートンの力学さえも理解していると思われない各界のトップ(文系)たちが高度の数学・物理学によっている原発のメカニズムと、それが持つ破滅的な危険度を理解できるとは思いません。
経団連トップも経産省事務次官(文系)などの話を今もうのみにしているのでしょうし、それしかできないと思います。

話は変わりますが、ヘリコプターは兵器として、あるいは災害救助では優れたものですが、安全性についてはセスナより一桁以上悪いのです。

スーパーマンⅠでビルの屋上から離陸するヘリコプターが事故を起こすシーンがあります。
スピードが勝負のビジネスエリートは、ケネディー空港からマンハッタンの本社まで渋滞した道で戻るのは時間の無駄なので、空港からパンナムビルの屋上に飛ぶヘリコプター航路ができました。

しかし、あまりの事故の多発にその航路は取りやめになりました。
エリートの損失だけでなく莫大な補償でビジネスとして成り立たなくなったのでしょう。

ヘリコプターは負の安定で飛行しているので、絶えず操縦桿でバランスを取らないと墜落します。
セスナは正の安定なので操縦桿を機械的に固定しても安定して飛び続けます。
機体が傾いた時、セスナは上反角により下に傾いた翼の揚力が上の翼の揚力より大きくなり、機体を水平方向に復元する力が働きますが、ヘリコプターの回転翼は機体の上部についておるので、そのような機能をほとんど持たず、傾くと揚力が減り傾いたまま高度を保てなくなります。

ヘリコプターの操縦はジャンボジェットより難しいと言われています。
自由自在に走るF1も安定性は低いので素人にはとても運転ができません。
安定性は操縦性とトレードオフの関係にあります。
正の安定は谷底の平らなところに置いたサッカーボール、負の安定は尾根の平らなところに置いたサッカーボールと考えて下さい。

 原発は絶えず反応を制御しなければならない負の安定です。
もし制御に失敗して暴走したら瞬間的に膨大なエネルギーが放出され、水で冷却できるものではありません。(核爆発です)
それほどの暴走にならなくても冷却に使われた水は高濃度の放射線物質を含むことになります。

今回の福島原発の事故です。
もし菅総理が決断しなければ核爆発の段階まで行く可能性がありました。
爆発すれば首都圏を含む半径300kmぐらいは人間が住めないところになっていたのです。
吉田所長は決死の覚悟で会社の命に背き核爆発を防いだのです。
核爆発の可能性を危惧し私は3月14日に西に避難しました。
万が一に備え家族全員パスポートを持参し、3月15日はセントレア空港の下見に行きました。

 一度動き出した原発は停止する事は大きな危険を伴うので、電力需要の少ない深夜も運転を続けます。
結果として電力が余ってしまうので、深夜電力として安く販売しているのです。
(現在深夜電力も大半が火力によっていますので深夜割引は非オール電化住宅の方がオール電化住宅のユーザーに補償していることになります)

 熱源で水を加熱沸騰させ、その水蒸気でタービンを回し発電するということでは原発も火力発電も同じメカニズムです。
しかし、火力発電なら事故が起こっても燃料の供給を止めればいずれ終結します。
一部地域は燃料等による汚染が起こりますが、発電所周辺が住めなくなることはありません。

原発は言ってみればガソリン満載の巨大なタンク上にある穴に直接火をつけているようなもので、燃料の供給をカットすることができません。

 福島原発では融解した核燃料を取り出すのに数十年間はかかると言われています。
取り出すまでは原子炉に何が起こるか分かるか誰も明確には答えられません。
しかも取り出す方法もこれから検討されるのです。
近くによって原子炉内部を観察できないのですから、いつ取り出せるかは誰も分かりません。
少なくとも私の目が黒いうちはあり得ません。
今年初孫が生まれますが、ひ孫の時代になるでしょう。

 日本開闢以来の惨事を招いた原発をいまだ目先の利益にこだわり、再稼働させるなんて言う人は「首から上の質が違うのではなく、腐っている」と思います。
何しろ日本は4つのプレートの品評会場です。
「どじょう」でなくて「なまず」が首相になるべきところです。

菅前総理は自分の(物理学では当たり前の)考えを全く理解できない人たちに取り囲まれてやりようがなく、怒り散らして強引に周りを動かすしかなかったと思います。

(私もサラリーマン時代、文系の幹部たちから同じ経験を何回もしています。
もっともニュートンの力学の範囲についてですが)

 質素な生活を旨として有名だった東工大卒の故経団連土光元会長なら菅さんの考えをきちんと理解し、支援したと思います。

長くなりましたが、下のはやし浩司さんの文章もぜひ読んで下さい。
文系ですが理系的な理解力も持たれていると思います。

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●日本を救った、菅直人前首相と吉田昌郎所長

+++++++++++++++++

あの日、あのとき、菅直人前首相は、
日本を救った。
それはまぎれもない事実である。
読売新聞は、以下のように内幕を伝える。

+++++++++++以下、読売新聞、2011-9-12+++++++++++

 枝野幸男前官房長官は7日、読売新聞のインタビューで、東京電力福島第一原子力発電所事故後の3月15日未明、東電の清水正孝社長(当時)と電話で話した際、作業員を同原発から全面撤退させたい、との意向を伝えられたと語った。

 東電関係者は、これまで全面撤退の申し出を否定している。
菅前首相や海江田万里前経済産業相は「東電が作業員の撤退を申し出てきた」と説明してきたが、枝野氏は今回、撤退問題に関する具体的な経過を初めて公にした。

 枝野氏は、清水氏の発言について「全面撤退のことだと(政府側の)全員が共有している。そういう言い方だった」と指摘した。

 枝野氏によると、清水氏はまず、海江田氏に撤退を申し出たが拒否され、枝野氏に電話したという。
枝野氏らが同原発の吉田昌郎所長や経済産業省原子力安全・保安院など関係機関に見解を求めたところ、吉田氏は「まだ頑張れる」と述べるなど、いずれも撤退は不要との見方を示した。
 菅氏はこの後、清水氏を首相官邸に呼んで問いただしたが、清水氏は今後の対応について明言しなかったという。
このため、菅氏は直後に東電本店に乗り込み「撤退などあり得ない」と幹部らに迫った。

 枝野氏は菅氏の対応について「菅内閣への評価はいろいろあり得るが、あの瞬間はあの人が首相で良かった」と評価した。

+++++++++++以上、読売新聞、2011-9-12+++++++++++

●菅直人前首相の大英断

 東京工業大学出身の菅直人前首相であったからこそできた、大英断である。
もしあのとき東京電力が、福島第一原発を放棄していたら、菅直人前首相が言うように、「東京ですら、人っ子1人、いない状態になっていた」。

 もう一度、読売新聞の記事を整理してみる。

(1)東電の清水正孝社長(当時)と電話で話した際、作業員を同原発から全面撤退させたい、との意向を伝えられたと語った。

(2)が、東電側は、これまで全面撤退の申し出を否定している。

(3)しかし政府側は、東電側が全面撤退を申し出てきたと、全員が認識した。
いわく、『枝野氏は、清水氏の発言について「全面撤退のことだと(政府側の)全員が共有している。そういう言い方だった」と指摘した』と。

 つまり東電側は、そういう言い方をしてきた。
その後の東電側の動きを重ね合わせてみると、東電側は、事故直後早々と、「全面撤退」を考えていたことがわかる。

「政府側の安全基準を満たしていたから、(私たちには責任はない)」(報道)などという発言もそのひとつ。

(4)原発の直接責任者である吉田氏は、「まだ頑張れる」と述べるなど、いずれも撤退は不要との見方を示した。

 これはあとになってわかることだが、吉田氏は、東電側のあいまいな指示を無視、海水を注入しつづけ、原子炉の爆発を防いだ。

もしあの段階で、吉田氏の英断がなければ、福島第一原発は大惨事を招いていたはず。

(5)ここからがとくに重要。
読売新聞は、つぎのように伝えている。

『菅氏はこの後、清水氏を首相官邸に呼んで問いただしたが、清水氏は今後の対応について明言しなかったという。
このため、菅氏は直後に東電本店に乗り込み「撤退などあり得ない」と幹部らに迫った』と。

●福島第一原発・吉田昌郎所長

 「The Wall Street Journal」(2011年5月27日)、日本語版は、以下のように伝える。

++++++++++++以下、The Wall Street Journal++++++++++++

本社の停止命令に背いて注水を続けていた福島第1原発の吉田昌郎所長、彼の判断をどう評価すべきか、社会人としていろいろ考えた人が多かったのではないだろうか。
同所長は、会社の命に背いて注水を続けたことに加え、その報告を怠って政府や国会を混乱させたことの責任を問われ処分されるという話だ。
昨日、テレビに大写しになった吉田所長は、うつろな顔をしていた。
会社の判断を無視したのは確かだ。
しかし、会社の注水停止判断は、技術者なら誰でも認めるような明らかな間違いだったのだ。
確かに、もう少し早く報告できただろうという気はする。

++++++++++++以上、The Wall Street Journal++++++++++++

 この吉田氏の行為に対して、菅直人前首相は、『視察後、首相が名指しで謝意を表明したのは東京から同行した武藤栄副社長ではなく、吉田所長だったそうだ』(日本経済新聞・4月8日)とある。

 なお東京電力側が海水の注入をためらったのは、一度「海水」を注入すると、原子炉そのものが使い物にならなくなるからである。
東京電力側は、あの場に及んでも、そんなことを心配していた(?)。

●もしあのとき……

 もしあのとき菅直人前首相ならびに、吉田昌郎所長の英断がなければ、日本は完全に沈没していた。

 事実を、よく見てほしい。

 100万キロワット(福島第一原発の原子炉1機分のみ)の加圧水型軽水炉(PWR)が事故を起こしたとする。
そのとき内蔵する核分裂精製物の量は、11577京ベクレル。
うち20%が放出されたとして、2290京ベクレル。
とほうもない量である。

 電気出力100万キロワットの原発を、数年運転すると、1万3600京ベクレルの放射性物質が生まれる。
「その量は、広島型原爆の数千発分に相当する」(瀬尾試算「原発事故」宝島社)。

 数千発分だぞ!
たった1機で、数千発分だぞ!

ちなみに、チェルノブイリでは、1880京ベクレルの放射性物質が放出されたという(京大グループ調査。)
 
が、もしあのとき福島第一原発が放棄されていたら、原子炉の爆発は避けられなかった。
それが4機+2機。
つぎつぎと爆発。

 それで計算すると、11万京ベクレルx4=44万京ベクレル(以上、瀬尾試算、「原発事故」宝島社)
チェルノブイリの比ではない。
東京都も含めて、東北地方には、人はだれも住めなくなっていた!

 その深刻さを鑑みるにつけ、菅直人前首相、吉田昌郎所長を、日本を救った大英雄と言わずして何という。
ともに東京工業大学出身であったからこそ、こうした判断ができた。
だから、枝野氏は菅氏の対応について「菅内閣への評価はいろいろあり得るが、あの瞬間はあの人が首相で良かった」と評価した。

●後書き

 やがてあの事故が、詳細に検証される日がやってくるだろう。
そしてそれがわかったとき、みな、こう言うにちがいない。

 「菅直人さん、ありがとう! 吉田昌郎さん、ありがとう!」と。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 日本の英雄 日本を救った2人の英断 はやし浩司 菅直人 吉田昌郎 日本の恩人 ありがとう)


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司


 

  







●韓国で作られる反日感情(はやし浩司)

2012-05-29 11:05:49 | 日記
【韓国の新聞社の反日記事】[한국 신문사의 반일 기사]

●韓国の反日煽り記事(韓国のロケット技術は、日本の60年代レベル?)
● 한국의 반일 여파 기사 (한국의 로켓 기술은 일본의 60 년대 수준?)

韓国の新聞社の反日記事について
한국 신문사의 반일 기사에 관하여

日本は、そんなことは言っていない。
일본은 그런 말은하지 않는다.

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

どうして韓国の新聞社は、反日をあおるような記事ばかりを書くのか。

まず朝鮮日報社(5月24日)に記事を読んでみてほしい。
「日本が、韓国のロケット技術は、日本の1960年代レベルと報じた」とある。

왜 한국의 신문사는 반일을 부추기는 기사만을 쓰는가?

먼저 조선 일보 (5 월 24 일) 기사를 읽어 보면 좋겠다.
"일본이 한국의 로켓 기술은 일본의 1960 년대 수준으로 보도했다"고한다.

++++++++以下、朝鮮日報(5月24日)++++++++++

韓国のアリラン3号衛星が日本のH2Aロケットによって打ち上げられる前日の17日、日本のメディア各社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)関係者の言葉として「韓国のロケット技術は日本の1960年代当時のレベル」と報じた。
独自開発か他国の技術導入かで方針が定まらなかったことが影響し、韓国のロケット技術は今なお日本の1960年代のレベルにとどまっていることを指摘したわけだ。
日本は18日、韓国のアリラン3号衛星を積んだロケットの打ち上げに成功することで「日本のロケットは国内限定」というこれまでの見方を脱却し、世界の衛星打ち上げ市場へと本格的に参入することになった。

++++++++以下、朝鮮日報(5月24日)++++++++++

●検証

 JAXAは、本当に、そんなことを述べたのか?

 そこで「日本のメディア各社」が、述べたかどうか、調べてみた。
最初に、インターネットで検索をかけてみた。

 が、同様の記事を並べているのは、韓国系の新聞社だけとわかった。
中央日報、東亞日報、朝鮮日報の各社である。

 そこで私はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に直接、電話を入れ、問い合わせてみた。
電話は最終的に、東京都丸の内にある、JAXA広報部へと回された。
以下、広報部の言葉。

(1)17日に、朝日新聞が、そういう報道をした。
(2)それが韓国に伝えられた。
(3)しかしJAXAとしては、そういった発言はしていない。
つまり「韓国の技術レベル」の話をしたのではなく、(4)「日本も、60年代、70年代は失敗を重ねた」という意味で、そういう話をした。
(5)現在の韓国も、失敗に失敗を重ねている。

●あおり記事

 JAXAは、「韓国のロケット技術が、日本の60年代並」と評したのではなく、「日本も60年代から70年代にかけ、失敗を重ねた」という話をした。
それを朝日新聞(17日)が、「誤解して」報じたということらしい。

 常識で考えても、顧客である韓国を、「60年代レベル」と酷評する人はいない。
今回のロケット発射では、韓国製の衛星を積載した。
つまりこうした誤解……ささいな言葉尻をつかまえ、それを曲解し、反日記事につなげる。韓国の新聞社の特徴である。
お家芸とまでは言わないが、「特徴」である。

 が、この記事を韓国内で読んだ韓国人は、こう思うにちがいない。
「チクショー、日本!」と。
つまりそれこそが、こうした新聞社のねらいということになる。

 まだ朝日新聞の記事を確認していない。
(確認する必要もないが)、もし朝日新聞の記事が誤解の根源になっているなら、朝日新聞社自身が、抗議するなり、訂正記事を発表すべきではないのか。
私ではなく、朝日新聞社がすればよい。

 ……つまりこうして韓国の人たちの反日感情は、日々に増幅されている。
それをわかってもらいたかったから、この原稿を書いてみた。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

作られる反日感情。
過去にも、いろいろな例がある。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

作られる反日感情(韓国・中央日報紙のケース)2011-7月
중앙 일보사 재일 기자에

++++++++++++++++++

21日午前、仁川(インチョン)空港を出発した、
大韓航空A380旅客機が、日本の成田空港に
着陸する際に揺れ、エンジン下部が滑走路を
こすった。
A380といえば、世界最大の新型旅客機。
その旅客機のエンジンが、強風にあおられ、
滑走路をこすった。
ひとつまちがえば、大惨事になっていた。
韓国のことは知らないが、日本ではこの種の
事故は大々的に報道される。
相手が韓国であるかどうかということは、
関係ない。
「大惨事になっていたかもしれない」という
点で、事件になった。
が、韓国の中央日報は、つぎのように伝える。


+++++++++以下、韓国、中央日報より++++++++++++++

大韓航空A380航空機が日本で着陸する際、翼の下の部分が滑走路にかするという軽微な事故が発生した。
これを日本メディアが大々的に報道し、意図的な‘恥さらし’ではないかという指摘が出ている。

(中略)

大韓航空側は「着陸時に風が激しく吹いたため、操縦士も気づかない間に機体が揺れ、(滑走路に)ややかすったようだ」と話した。

成田空港側はA380が着陸した滑走路を約20分間閉鎖し、機体と滑走路を点検した。
しかし特に大きな異常はなかった。
大韓航空は運航に支障はないと判断し、乗客と乗務員を乗せてソウルに予定時間より1時間10分遅れで到着した。

成田空港側は記者らを呼んで滑走路の写真を撮らせるなど異例の措置を取った。
大韓航空の関係者は「乗客も衝撃をほとんど感じていない軽微なものだった」とし、「ただ、日本のメディアがこれを報道したのは、独島(ドクト、日本名・竹島)をめぐる神経戦と関係があるとみられる」と述べた。

日本外務省はA380が就航前に独島をデモフライトしたことに反発し、最近、大韓航空利用自粛命令を出し、この問題は韓日両国の外交問題に発展した。

+++++++++以上、韓国、中央日報より++++++++++++++

●被害妄想

 この記事の中で、とくに注意深く読んでほしいところは、つぎ。

『ただ、日本のメディアがこれを報道したのは、独島(ドクト、日本名・竹島)をめぐる神経戦と関係があるとみられる」と述べた』と。

 つまり事故そのものは、とるに足りない軽微なものであった。
にもかかわらず、日本のメディアが報道したのは、竹島(独島)をめぐる神経戦と関係があるとみられる、と。

 ほとんどの読者(日本人)は、この部分を読んで、唖然とするにちがいない。
私もそうだが、そんなこと微塵も考えていない。
あなたにしても、そうだろう。
事故というのは、どこの国でも、どんな場所でも起こる。
つまり韓国人記者の勝手な判断。
妄想。
被害妄想。
在日の韓国人記者が、自らの被害妄想をふくらませ、こんな記事を書いた。

●韓国人はどう読むか

 こんな記事が「日本発」として、韓国で報道される。
簡単な想像力を働かせてみればよい。
もしあなたが韓国人で、韓国でこの記事を読んだら、あなたはどう感ずるだろうか。
あなたならきっと、こう思うだろう。
「あの日本人め(=イルボネめ!)、また韓国いじめをしている!」と。
つまりこうして韓国内で、反日感情が熟成されていく。
その一例として、この記事を取りあげてみた。

●中央日報社の在日記者へ

 日ごろの航空機事故の報道を見てほしい。
日本では、航空機事故に関しては、たいへんきびしい見方をしている。
どこの国の飛行機ということは関係ない。
あの123便事故にしても、その飛行機は、その少し前、同じような接触事故を起こしている。
それがあの123便事故につながったという説もある。

 私たち日本人は、韓国の人たちと仲よくしたいと考えている。
が、その一方で、こうした記事を韓国内に流すのは、やめてほしい。
簡単に言えば、被害妄想だけで記事を書くのは、やめてほしい。
「神経戦と関係がある」という部分は、まったくの妄想。
記者であるあなたはそう感じたかもしれないが、私たちはまったくそんなことは考えていない。

 むしろこれ見よがしに、A380を飛ばし、得意になっているのは、君たちのほうではないのか。
その出鼻をくじかれた。
だからこういう記事を書く。
私たちは、むしろ、そう解釈する。

●중앙 일보사 재일 기자에
평소 항공기 사고 보도를보기 바란다.
일본에서는 항공기 사고에 대해서는 매우 엄격한 견해를하고있다.
어느 나라 비행기는 것은 상관 없다.
그 123 편 사고해도 그 비행기는 얼마 전 같은 접촉 사고를 일으키고있다.
그것이 그 123 편 사고로 이어졌다는 설도있다.
우리 일본인은 한국 사람들과 사이 좋게 지내고 싶다고 생각하고있다.
이, 반면에 이러한 기사를 국내에 흘리는 것은 그만두면 좋겠다.
간단히 말하면, 피해 망상만으로 기사를 쓰는 것은 그만두면 좋겠다.
"신경전과 관계가있다"라는 부분은 전혀 망상.
기자인 당신은 그렇게 느낀지도 모르지만, 우리는 전혀 그런 것은 생각하고 있지 않다.
오히려 보란듯이에 A380을 비행하고 자신되어있는 것은 너희들의 편이 아닌가.
그 出鼻을 くじか했다.
그래서 이런 기사를 쓴다.
우리는 오히려 이렇게 해석한다.

Hiroshi Hayashi+++++++July. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●作られる反日感情(もう1例)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【日韓経済戦争】作られる反日感情(はやし浩司 2010-11-01)

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今度日本が、ベトナムの原子力発電所建設
プロジェクト(第2期事業)で、その
パートナーに内定した。
そのニュースもさることながら、韓国の中央
N報(11月1日)は、つぎのように国内で
報道している。

『…… 日本メディアは「新興国の原発建設に
政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に
対応するため、日本が構成した‘官民合同体’
が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じ
た』(中央N報、11月1日、原文のまま)と。

この中で、「韓国に対応するため」という文言に
注目してほしい。
そこで日本では、どのように報道されているか、
調べてみた。
本当に「韓国」を名指しで、「快挙」と報道して
いる報道機関があったのか。
私もこのニュースは、新聞、ネットで知っていた。
韓国の連合体と競っているいる話は聞いていた。
しかし……?

ともあれ、あちこちのサイトで、このニュース
を調べてみたが、「韓国に対応するため」と書いた
報道機関は、見あたらなかった。
以下、事実だけを並べてみる。
誤解、偏見をなくすため、削除することなく、
全文を転載、並べて比較してみる。

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●韓国中央N報はつぎのように伝えた(11月1日)

*************以下、韓国・中央Nより***************

韓国・フランス・日本が競合するベトナムの原子力発電所建設プロジェクト第2期事業で、日本がパートナーに内定した。

ベトナムのグエン・タン・ズン首相と日本の菅直人首相は31日、ベトナム・ハノイで首脳会談を開き、このように明らかにしたと、日本経済新聞が報じた。同紙は「これは日本が新興国の原発建設を受注した事実上初めてのケースであり、規模は1兆円にのぼる」と伝えた。

ベトナムは2020年代初期までに4基の原発建設を終える予定で、4基の原発のうち第1期事業の2基はすでに年初にロシアが受注している。今回の第2期事業の2基はベトナム南部地域での建設事業で、その間、韓国・フランスのコンソーシアムと日本が激しく競合していた。

日本は原発建設を受注する代わりにベトナム側の港などのインフラ建設に790億円の借款を供与し、原発関連技術の移転を提供することにした。また両国首脳は戦略物資であるレアアース(希土類)の研究および開発も共同で協力することにした。
菅首相は「原発とレアアースの二つの問題について両国がパートナーになったのは真のパートナーシップが始まったという象徴的な意味を持つ」と強調した。

今回のベトナム原発建設プロジェクト第2期事業は、先月22日に官民合同出資で発足した「日本国際原子力開発」を中心に進行された。東芝・三菱重工業・日立製作所が参加している。

日本メディアは「新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応するため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた。

*************以上、韓国・中央Nより***************
***************以下、J-Castより*************

●J-Cast(11-2)

菅直人首相は2010年10月31日、ベトナム・ハノイ市内でグエン・ダン・ズン首相と会談、原子力発電所2基の建設を日本側が受注することが決まった。
ベトナム北西部にあるレアアース(希土類)の開発を共同で進めることにも合意した。菅首相は、港湾建設などに総額790億円の円借款を新たに供与する意向を表明した。

*************以上、J-Castより***************
*************以下、読売新聞より*****************

●読売新聞(10-31)

【ハノイ=宮井寿光、永田毅】菅首相は31日、ベトナムのグエン・タン・ズン首相とハノイ市内の首相府で会談し、両国関係に関する共同声明に署名した。
 ベトナム政府が予定している原子力発電所建設計画について、日本を「協力パートナー」とすることで合意し、日本勢の受注が事実上決まった。日本が新興国で原発建設を受注するのは初めて。

 日本はこれまで、新興国で激化する原発建設の受注競争で相次いで敗北してきたが、今回は官民一体で集中的に受注活動を展開したことが奏功した。
 対象となるのは、南部のニントゥアン省に予定されている第2期工事の原発2基分。ベトナム側は条件として、低金利での優遇貸し付け、最先端技術の利用、廃棄物処理協力などを示し、日本側も応じた。ズン首相は会談で、日本の受注について「政治的、戦略的決断だ」と語った。

 両首相は省エネ家電などの部品に不可欠なレアアース(希土類)についても共同開発で合意した。レアアースの生産量は中国が世界の9割以上を占めるが、輸出制限が世界的に問題となっており、「中国依存」からの脱却を図る狙いがある。

*************以上、読売新聞より*****************
*************以下、NHKサイトより***************

●NHKニュース(10月31日)
ハノイを訪れている菅総理大臣は、31日にベトナムのズン首相と会談し、現地で計画されている原子力発電所の建設を日本の企業に受注させるよう求めるのに対し、ズン首相は日本側の要請に応じることを表明する方向で調整を進めています。

ASEAN=東南アジア諸国連合などとの一連の首脳会議に出席するため、ハノイを訪れている菅総理大臣は、ベトナム訪問の最終日の31日、ズン首相と会談する予定です。この中で菅総理大臣は、ベトナムで計画されている原子力発電所2基の建設事業で、日本企業に受注させるよう要請する方針です。

ベトナムの電力公社は、高い技術力などを評価して日本に発注する方針を固めていましたが、関係者によりますと、ズン首相は菅総理大臣に対し、ベトナム政府として日本側の要請に応じることを表明する方向で調整を進めているということです。

日本政府は、アジアでのインフラビジネスを成長戦略に掲げており、外国企業との競争が激しい原発事業で、今回ベトナムから受注を得る方向となったことで、今後の海外展開の弾みとしたい考えです。

また、菅総理大臣は希少資源の「レアアース」について、中国への過度な依存から脱却するため、日本企業と現地企業が合弁で手がけることが決まっているベトナム北部の鉱山開発について、できるだけ早く生産が始められるよう、協力を求めることにしています。

*************以上、NHKサイトより***************
*************以下、朝日新聞サイトより***************

 【ハノイ=高野弦】ベトナムの最高意思決定機関である共産党の指導部は、同国南東部に建設を予定している原子力発電所について、日本企業に発注する方針を決めた。複数の関係者が明らかにした。正式決定すれば、原発を新たに設置する新興国で、日本が受注する初のケースとなる。

 31日の日越首脳会談で、ズン首相から菅直人首相に発注の意向が伝えられる見通し。
 日本企業への発注方針を決めたのは、南東部ニントアン省の原発2基(出力計200万キロワット)で、2021年の運転開始を目指している。

 ベトナムは2030年までに14基の原発の建設・稼働を計画。このうち具体化しているのはニントアン省の4基で、最初の2基は昨年12月にロシアが受注した。

 インフラ輸出を成長戦略の軸にすえる日本は、残る2基の受注を目指し、今年に入って受注活動を展開。経済産業相らが8月、経済界とともにベトナム入りし、人材育成や資金援助などを提案していた。また、10月には新興国での受注を目指した官民共同出資の「国際原子力開発」を立ち上げていた。

*************以上、朝日新聞サイトより***************

●一事が万事

 中央N報を読んだ韓国の人たちは、どう思うだろうか。
日本があたかも韓国を叩くために、ベトナムでの原子力発電所建設工事を受注したと
解釈するだろう。

「快挙」、つまり「日本人は、韓国に勝ったと喜んでいる」と。

 受注競争の過程では、たびたび韓国の名前が出てきたのは事実。
中央N報にもあるように、韓国は政府と民間が一丸となって受注合戦を繰り広げていた。
で、日本もそれに対抗して、(あくまでも対抗して)、政府が受注合戦に乗り出した。
その結果、日本が受注に成功した。

 が、成功したあとは、どの報道機関も、「韓国」の「カ」の字も書いていない。
が、韓国では、『新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応するため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた』と。

 こうした報道操作は、日常茶飯事。
ことあるごとに国内の反日感情をかきたてている。
しかしこれは天下の報道機関として、あるべき報道姿勢ではない。
中央N報は、日本の報道機関のどれをさして、「一斉に報じた」としているのか。

 一事が万事というか、韓国の新聞を読んでいると、この種の情報操作があまりにも多い。
少し前は、自前で気象衛星をあげたことについて、「これで日本の世話にならなくてすむ」
と。

 今までさんざん日本の世話になっておきながら、この言いぐさはない。
せめて「今まで、ありがとう」の一言くらいは、あって当たり前。
それではいけないということで、あえて今回のニュースを取りあげてみた。

●追記

 対する日本は、どうか?

たまたま同日(11-2)TBS-iニュースは、こんなニュースを報道している。
こちらは、重要なニュースではないので、一部、省略させてもらう。

***********以下、TBSーiニュースより*************

●第二次韓流ブーム

 最近、日本で新たな「韓流ブーム」が社会現象になりつつあります。
次々とデビューしてチャート入りを果たす韓国のガールズ・グループ。
その背景には、ブームを作り出す、ある壮大な「戦略」がありました。

(中略)
 
 4か国語が飛び交う会見場。1日、韓国・ソウルの外国特派員協会に姿を現したのは、人気ガールズ・グループ「少女時代」です。
19歳から21歳までの9人からなる「少女時代」。3年前にデビューし、韓国でトップに登りつめた後、台湾やタイなどのヒットチャートでも1位を獲得。
中国でもツアーを行うなど、アジア全域で活躍中です。そして9月、満を持して日本デビュー。第2弾シングルが先週、日本を除くアジアの女性グループとして史上初のチャート1位を記録しました。

 日本の韓流ブームといえば、これまで比較的高い年齢層の女性たちに支えられてきました。
この新たな韓流ブームの特徴は、日本の若い女性の心を捉えていることです。
美脚が売りの少女時代だけでなく、大人の魅力を強調するグループ「BROWN EYED GIRLS」、ヒップダンスを得意とするグループ「KARA」などが、今年に入って次々と日本デビューを果たしています。

 1日の会見のテーマは彼女たちの世界戦略でした。

(中略)

 周到な準備の下、続々と上陸する韓国のガールズ・グループ。しかしその目は、すでに日本のはるか先を見据えているのかもしれません。(01日22:48)

***********以上、TBSーiニュースより*************

 日本人のノー天気ぶりには、あきれるばかり。
緊張感がまるでない!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 韓国の報道機関による情報操作 反日感情 はやし浩司 作られる反日感情)

Hiroshi Hayashi++++Nov. 2010++++++はやし浩司・林浩司

●後記

 韓国内で作られる(=あおられる)反日記事。
これからも注視していきたい。
同時にこうした反論が韓国の国内の人たちに届くよう、韓国語に翻訳して、BLOGにUPしていきたい。2012/05/29記


(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 作られる反日記事 反日感情)


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司


●5歳児に立体図を教える

2012-05-29 08:49:55 | 日記
●インコのピッピ(2012/05/29)

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Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

インコのピッピが、我が家へ来て、3週間。
日々に、利口になる。
驚く。

おととい、3D迷路を模造紙で作ってやった。
1回目は迷ったが、2回目からは、スイスイ。
そこで……ということで、今度はさらに
複雑な3D・立体迷路を作ってやった。
称して「ピッピの要塞」。

が、これも10~20分足らずで、完全制覇。
そのあとは、その要塞の中を、左右、上下、
自由に走り回っている。
外へ出そうとしても、いやがって出てこない。
インコの知的能力に、またまた驚く。

明日、午前中が空いているので、さらに
複雑な立体迷路を作ってみる。
ピッピに遊ばせてみる。
どんな反応を示すか、楽しみ。

人間とインコを同一視することはできない。
しかし今が重要。
生後2か月のインコだが、今をおいて、
知的能力を伸す時期はない。
好奇心が、きわめて旺盛。
その好奇心を利用し、知的能力を伸す。
この時期をのがすと、好奇心は急速に薄れる。
同時に、学習させても、効果は、ほとんどない。
脳の思考回路が、硬直化するためと考えてよい。
決まったことはできるが、それ以外のことはできない。

人間とインコのちがい。
つまり、その知的好奇心旺盛の時期が長いか、短いか。
そのあたりにあるのではないか。
人間は長い。
インコは短い。

言い換えると、いかにしてその知的好奇心を持続させるか。
さらに言えば、いかにして新鮮な刺激を与えつづけるか。
それによって、その子ども(インコ)の能力は決まる。

42年間してきた私の経験が、インコの飼育で役に立つとは!
考えもしなかった。
一説によれば、インコの知的能力は、人間の3歳児(某サイト)とか。
であるなら、それを私は自分で確かめてみたい。
同時に、それを4歳、5歳まで伸してみたい。
おもしろい実験ができそう。

と、同時に、我が家が急に明るくなった。
インコのピッピを中心に、家族の話題が多くなった。
息子も、あれこれいろいろなおもちゃを、手作りしている。
ピッピを楽しませている。

毎日、家に帰るのが楽しみになった。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【年長・5歳児に3D(立体図)を教える】

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途中、反復作業をさせましたが、子どもたちは驚くべき集中力を見せてくれました。
早めにきりあげ、つぎのレッスンに移りたかったのですが、そのまま作業をつづけさせました。

「幼児だから、学習態度も幼稚」というのは、まったくの偏見です。
ノーカットでお見せしますので、お楽しみください。
幼児のもつ能力は、本当にすばらしいです。

AERAの記者は、「早期教育は、どうせ追いつかれるから意味がない」(2011年10月)というようなことを書いていた。
ひらがな学習を例にあげて、そう書いていた。

(幼児期にあわてて文字、数を教えても、どうせ追いつかれるから意味がない。
かえって学校の先生が教えにくくなるから、やめたほうがよいという内容の記事だった。)

幼児教育の「ヨ」の字も知らない、また幼児を教えたこともない記者が、古い論文だけを根拠に、さらに言えば、想像だけで、そう書くから、恐ろしい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 AERA AERA 幼児に立体図 インコの知的能力 好奇心)


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司

●5月29日(火曜日)

 



Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司