最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●西浦温泉にて

2010-01-06 11:38:47 | 日記
●西浦温泉・銀波荘(ぎんぱそう)(2010年1月5日記)

+++++++++++++++++

正月の5日、西浦温泉にやってきた。
愛知県JR蒲郡(がまごうり)から名鉄電車に乗り換えて、10分。
そこから送迎バスで、10分。
家族とともにやってきた。
ワイフと長男、それに私。
泊まった旅館は、「銀波荘」。
「ぎんぱそう」と読む。

3人1部屋で、1人1泊、1万3000円弱。
料金の割には、ちゃんとした旅館。
「ちゃんとした」というのは、一流の旅館という意味。
部屋には、足袋(たび)まで用意してあった。
このあたりりでは、イチオシの旅館とか。
インターネットの某案内コーナーにも、そう書いてあった。
別注料理もあるらしいが、私たちにはどこも、量が多すぎる。
「食べたら損(そこ)ねる」を合言葉に、50~70%程度食べて、
あとは残す。
だから定額料金のみでの宿泊。
それでじゅうぶん。

++++++++++++++++++

●気分転換

 旅に出ることは、とても大切。
一日中、家の中にこもっていると、ときとして、気がヘンになる。
妄想が妄想を呼び、収拾がつかなくなるときがある。
そういうときというのは、何を書いても、暗くなる。
憂うつになる。
パソコンだけを相手に、部屋に閉じこもっていると、ときどき、そうなる。

●窓の外

 窓の外には渥美半島が横たわっている。
風は強いが、波は静か。
部屋は4階の412号室。
時刻はちょうど夕暮れ時で、西の空に日が沈みかけている。
薄水色の空に、幾重にも重なった紫色の雲が見える。
その下に、低くてなだらかな山が、紺色の影となって連なっている。
長男が、海を行き交う船を見つけた。
「変わった形の船だ」と言った。

 仲居さんの話では、近くにTOYOTAの工場があるという。
その工場から車を運ぶ船らしい。

●展望風呂

 部屋の中は、暑いほど。
こういう日は、ありがたい。
外は身が縮むほど、寒い。
寒いというより、冷たい。
「温泉に入ってこようか」と声をかけると、ワイフが「うん」と言った。

 ・・・ということで、旅行記は、ここでいったん、中断。

(中略)

 たった今、3階にある展望風呂から帰ってきた。
4階の私たちの部屋からは、歩いて30秒もかからない。
和風の、すばらしい展望風呂だった。
(旅館の実名を出して書いているため、悪口は書けない。)
露天風呂も、サウナもあった。
正月ということで、多少混んでいたが、それでものんびりできた。

●サービス

 夕食は、午後6時15分に、お願いした。
この分なら、食事も悪くなさそう。
というのも、一事が万事。
というか、1か所だけ手を抜くということはできない。
雰囲気よし、風呂よし、(今のところ)、サービスよし。
風呂を出たところでは、茶のサービスもあった。
女性がそこに立っていて、「お茶はいかがですか?」と声をかけてくれた。
こういう心遣いがうれしい。

●「来てよかった」

 ワイフと長男は何やらボソボソと話しあいながら、真っ暗になった海を見ている。
遠くに、港の灯りが見える。
目をこらせば、船も見える。
静かな海だが、波の音が聞こえてくる。

「来てよかった」と思った。

 正月3日間は、最悪(?)だった。
原因は、三男。
しかしそれについては、ここには書けない。
書きたくもない。
考えたくもない。
私より長男のほうが、キレた。
「オレが電話で怒鳴りつけてやる!」と、何度も電話機に向かった。

が、ここへ来て、そのいやな気分が吹き飛んだ。
ワイフも、そういう私を見て、うれしそう。

●銀波荘

 手元にマッチがある。
それには、ローマ字で、「Hotel Ginpaso」とある。
反対側には、「三河湾国定公園西浦温泉」とある。
電話は、0533-57-3101。
もっとも今は、電話の時代ではない。
ネットで調べて、ネットで申し込む。
側面に、東京営業所と大阪営業所の電話番号が書いてある。
かなり本気で経営しているらしい。
その本気さが、客の私にも、そうわかる。
伝わってくる。

 正月3が日の間は、年越しそばの振る舞い、おとその振る舞い、奉納太鼓、餅つき、三河万歳などの、1階ロビーで披露されるという。
(残念! ・・・今日は、1月5日!)

●うつ状態

 うつ状態になると、脳みその中で、いつもとはちがう、別の脳みそが機能し始める。
自分の中に、もう1人、別の自分がいるような感じになる。
それが本来の自分と、たがいに干渉しあうようになる。
本来の自分が、「早く気分をなおせ」と命令する。
が、もう1人の自分が、それに抵抗する。
そういう自分が、たがいに行ったり来たりする。
「悶々とした気分」というのは、そういった状態をいう。

 そしてここが重要だが、うつ状態になると、グーグルマップで、どんどんと地図を拡大していくかのように、問題が大きく膨らんでくる。
ものごとを悪いほうへ、悪いほうへと考える。
ふだんなら笑ってすませるような話でも、「許せない!」となる。

 だからこうして今日、私たちは温泉はやってきた。

●現実的なものの考え方

 環境を変える・・・それだけのことで、気分は大きく変わる。
前からそういうことはわかっていたが、今回、改めて、それを確認した。
たしかに20年先を考えると、憂うつになる。
しかし20年なんて、遠い未来。
まずつぎの10年を、考える。
さらに今年1年を、考える。
現実を、考える。
ものの考え方を、現実的にする。
気分が変わると、そうなる。
つまりそういう考え方ができるようになる。

●喜び

 で、ものの考え方が現実的になると、今度は反対に、ささいなことの中に、喜びを感ずるようになる。
たとえば今朝、私のメインHPのトップ・ページを少し変えた。
そのあとのこと。
今までだと、保存するだけで、2時間弱もかかった。
2、3年前に買った、ビスタ・マシンである。
当時としては、最先端のパソコンだった。
が、今回、WINDOW7(i7、64マシン)で保存してみたら、約半分の1時間で、できた。
そんなことでも、うれしい。
今、それを思い出しながら、ワイフに、「今度のパソコンはすごいよ」と話しかける。

 で、さらに性能をよくするため、今度、高速のハードディスクに取り替えてみようと思う。
もっと速くなるかもしれない・・・。
「現実的に生きる」というのは、そういうことをいう(?)。

●新しい挑戦

 さらに今日、電車に乗る前に、パソコン雑誌を買った。
それには、(1)ファイル転送サービス、(2)ウェブアルバム、(3)オンライン・ストーレッジの記事が載っていた。
今では、無料で、高機能のサービスを利用することができるようになった。
何でもないことかもしれない。
とくにパソコンと縁のない人には、理由もわからないだろう。
しかしそういうことでも、喜びにつながる。
「家に帰ったら、さっそく試してみよう」と。

 たとえば現在、画像保存サービスとして、「FLickr」と、「フォト蔵」を使っている。
ともに無料サービス。
それを使って、写真などを、そこへ保存している。
HP(ウェブサイト)などの直接写真を張り付けると、あっという間に、HPが重くなってしまう。
そこでHPやBLOGなどでは、一度、こうしたサービスに、写真を保存しておき、そこから呼び出すようにする。
それぞれのサービスによって、内容が大きく異なる。

が、雑誌によれば、「Zooomr」(画像保存サービス)というのもあるらしい。
なかなかおもしろそう。

●夕食

 仲居さんが入ってきて、夕食の準備にかかり始めた。
私はパソコンをもって、縁側(?)のソファに移動した。
「縁側」?
「縁側」と言うのもおかしいから、仲居さんに、「こういう部屋を何と呼ぶのですか?」と声をかけてみた。
「ベランダ?」「テラス?」。
仲居さんも、「エ~と、何と呼ぶのでしょうね」と言って笑った。
だから私が勝手に、「縁側」とした。

 その縁側からは、遠くに、一直線になった橙色の灯りが見える。
それが波に揺れるかのように、チラチラと細かく揺れる。
目の前の長男は、じっと窓の外に目を凝らしている。
静かなとき。
穏やかなとき。
仲居さんが食器を並べる音、それに私のキーボードを叩く音。
それだけが、部屋の中を行ったり来たりする。

●決意

 2010年になって、ひとつ決意したことがある。
「虚勢を張らない」ということ。
ありのままをさらけ出す。
もちろんありのままを書く。
さみしい正月だったら、「さみしい正月」と書く。
飾ることはない。
偉ぶることもない。
どうであれ、私は私。
その正月。
さみしい正月だった。
だれも来てくれなかった。
電話もなかった。

 年賀状も、例年の3分の1以下。
昨年は喪中で、1枚も書かなかった。
そのこともあって、今年はぐんと減った。
が、年賀状をくれた人には、全員、返事を書いた。
「今年の友は、一生の友」。

●自己開示

 しかしこれは私にとっては、重大な問題。
自己開示の問題と、直接絡んでくる。
「どこまでありのままを書くべきか」と。

 読者というのは、この文章を読んでいる(あなた)を含めて、不特定多数。
大半の人は好意的に読んでくれていると思う。
しかし中には、そうでない人もいるはず。
そういう人に向かって、プライバシーをさらけ出すのは、危険なことでもある。
が、ウソは書きたくない。
自分を飾った文章は書きたくない。
そういう文章は、あとで読み返しても、不愉快。

 そんなわけで、こう決意した。
「すべてを書くわけではない。しかしウソは書かない」と。

●食事

 ・・・ということで、今日になってやっと調子が戻ってきた。
こうして文章が書けるようになった。
思ったことが、そのままパソコンの画面上で、文章になっていく。
よかった・・・。
プラス、それが楽しい。

 旅行記をもう少しつづける。

 夕食は、よかった。
おいしかった。
調理人が本気で作っている・・・。
というより、真剣?
そんな感じがした。

ふつう、寿司は玉子焼きで、会席料理はそば料理で、評価が決まる。
玉子焼きのおいしい寿司屋の寿司は、おいしい。
同じように、会席料理では、そば料理で決まる。

 寿司屋のばあい、調理人の「味」と「腕」が試されるのは、玉子焼き。
一方、会席料理では、一番手抜きになりやすいのが、そば料理。
そのそば(日本そば)が、おいしかった。

●2時間

 夕食に、2時間もかかった。
のんびりと食べた。
で、今は、ワイフと長男は、テーブルの反対側でDVDを観ている。
私は、こうしてパソコンのキーボードを叩いている。
ときどきワイフと長男の笑い声が、フフフと聞こえてくる。
タイトルは、『人生は、奇跡の詩』。
イタリア映画らしい。

 ・・・というか、私は、かなり眠い。
食後はいつも眠くなる。
胃袋のほうに血が回ってしまう。
もともと低血圧ぎみ。
それで眠くなる。
しかしこうしてキーボードを叩いているほうが、私にとっては、楽しい。

●初夢

 ふと今、初夢のことを思い出した。

昔から、(もちろん迷信だが)、1月2日の朝に見る夢を、「初夢」という。
その夢が、その年の運勢を暗示するそうだ。

(しかしどうして1月2日なのだろう?)

で、私はすごい夢を見た。
今となっては、よく覚えていない。
が、すごい夢だったことは、たしか。
目を覚ましたとき、「すごい夢だった」と思った。
で、その直後は、内容を覚えていた。
が、どういうわけか、今は、覚えていない。
うっすらと覚えているのは、ハハハ・・・。
私がハリウッド映画に出てくるような、大富豪になった夢だったということ。

こういうありえない夢を見るから、人生もまた楽しい。
あるいは何かの映画のつづきだったかもしれない。
その映画の中に、私が俳優として、登場した(?)。
しかしどうしてそんな夢を見たのだろう。

●今年(2010年)の予想

 ついでに少し暗い話も。
今年の国際情勢を語るとき、不安な要素が、3つある。

(1) 中国のバブルが、再びはじけるのではないかという不安。
(2) 中東(イランvsイスラエル)が、火を噴(ふ)くのではないかという不安。
それにもうひとつ。
(3) アメリカの経済の底が抜けるのではないかという不安。

 中国のバブルがはじければ、日本の株価は、大暴落。
中東で戦争が始まっても、同じ。
中国のバブルが再びはじければ、(円)は一気に円高に向かう。
注目すべきは、上海B株。
この半年近く、上海B株は直線的に上昇しつづけている。
しかしこんな上昇がいつまでも、つづくわけがない。

 もうひとつ目が離せないのは、中東情勢。
イラン。
イスラエル、もしくはアメリカが、イランに対して軍事制裁、軍事行動に出たら最後。
原油価格は高騰し、米ドルは暴騰し、(円)は一気に円安に向かう。
こちらのほうは、「直撃」というよりは、ジワジワと日本経済に影響を与える。
「ジワジワ」といっても、1、2か月単位。

 さらにアメリカの経済の底が抜けたら、どうなる?
07年のあのリーマンショック、あるいはそれ以上の大波が、日本を直撃することになる。

 ・・・ということで、朝、パソコンを開いたら、私はまずこの3つの動きを、ニュースで追いかける。
中国→イラン→アメリカ、と。

 現在の状況からすると、これら3つが、同時に起きる可能性すらある。
が、もしそうなったら、2年前のリーマンショックなど、そよ風のようなもの。
想像するのも、恐ろしい。
今は世界中が、薄い氷の上を、恐る恐る歩いているようなもの。

●隕石衝突

 ついでにもうひとつ。
 恐ろしいといえば、こんな恐ろしい話はない。
何と、巨大な隕石が地球をめざして、こちらに向かっているという。
直径は、350メートル前後とか?
地球に激突すれば、フランス1国分の土地が、焦土と化すという。
日本の内陸部に落ちれば、本州は2分、3分されるかもしれない。
そのまま日本全体が、日本海溝の底へと沈んでしまう可能性さえある。

 しかし心配無用。
我らには、ブルース・ウィリスという強い味方がいる。
映画『ハルマゲドン』で活躍したブルース・ウィリス。
彼が、何とかしてくれるはず。
・・・というのは、もちろん冗談。

●さびれた田舎町

 旅の話に戻る。

 今日は、先にも書いたように、蒲郡(がまごうり)で名鉄電車に乗り換えて、この西浦までやってきた。
蒲郡もそうだったが、西浦も、さびれた田舎町(失礼!)。
活気がないというよりは、どの店もシャッターをおろしたまま。
西浦からの送迎バスの中から見たとき、こう思った。
「これはとんでもない所へ来てしまったぞ!」と。

 が、銀波荘へ一歩、足を踏み入れたとたん、様相は変わった。
ビンビンとした活気を感じた。
そこで一考。
どこの温泉街でも、メインの温泉旅館以外は、元気がない。
とくに周辺の商店街は、元気がない。
西浦温泉街のばあいも、ここに書いたように、ほとんどの店が、シャッターをおろしている。
客がいないというよりは、客の趣向が変わった。
歩いて商店街を回る客は、いない。
みやげは、旅館やホテルの中で、買う。
旅館やホテルを抜け出て、遊びに行く人もいない。
まっすぐ目的の旅館やホテルへやってくる。
帰るときも、まっすぐそのまま帰る。

●批評

 しかしほめてばかりいては、いけない。
評論にならない。
いくつか注文というか、要望を書いてみる。

(1) 無線LANを使えるようにしてほしい。
(2) 持ち込みのDVDを、観られるようにしてほしい。
(3) 和式部屋にも、ダブルサイズのふとんを用意してほしい。
 
 今どき、無線LANは常識。・・・と思う。
ちょっとぜいたくかな?

・・・ということで、西浦温泉旅行記はおしまい。 
やっと調子がもどってきた!

(補記)

 寝る前にもう一度、展望風呂に入ってきた。
体重計に乗ったら、何と2キロオーバーの、62・5キロ!
昨日の朝は、60・5キロだったはず。
ギョッ!

 明日の朝は、どうやら食事抜きになりそう。
今夜の食事は、たしかにおいしかった!

 また来ます、銀波荘さん!

(西浦温泉の写真、ビデオは、私のマガジンと、YOUTUBEのほうで紹介しておきます。)

(はやし浩司 育児 子育て 評論 育児論 子育て論 教育 教育論 教育評論 はやし浩司 最前線の子育て論 子供 子ども 子どもの問題 育児評論 はやし浩司 旅行記 西浦温泉)

(付記)
 本気かどうかということは、たとえば、(1)浴場の中で、小鳥のさえずるBGMが流れていたとか、(2)頼んだ夕食や朝食の時間について、1分単位で正確だったことをいう。
その(本気さ)が、旅館のサービスの質を決める。


Hiroshi Hayashi++++++++Jan.2010++++++++はやし浩司


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Sulfasalazine calaneal progesterone, refutes targeting minimal-contact sequentially. (ucehulunyote)
2019-06-23 03:55:14
http://mewkid.net/buy-amoxicillin/ - Amoxicillin Buy Amoxicillin Online mjb.fgof.blog.goo.ne.jp.pdo.bt http://mewkid.net/buy-amoxicillin/
返信する

コメントを投稿