今度生まれ変わったら 貴方の楽士Aになりたい

三国志、呉の大都督・周瑜様をコテコテに持ち上げまくるぶろぐ。
「蒼天」周瑜様の死亡フラグが怖い今日この頃・・・

こういうイッキミいかがです?

2011-01-30 | 映画・ドラマ
新・旧「13人の刺客イッキミ」

わたし的にはイッキミといえばレックリなんですが、
こんなイッキミもありかな~って。イイですよね。
しかも映画館で見られるなんて、なんと羨ましい・・・・
新「13人の刺客」は、普通でももう一度見たい映画なんですけど
旧「13人の刺客」も一緒に見せてもらえるなんて、なんという腹いっぱいな企画。
田舎の映画館にはまねできない芸当なんだろうなぁ・・・。
こういう企画上映、田舎でもやってみたらいいのに。結構食いつくんじゃないのかなー。
どうせ日がな一日ガラガラなんだから。

それはそうとこの「13人の刺客」ご覧になられました?←なんという今更な話題(笑)


かなりの勢いでエログロだったので、
誰もが受け入れられる映画で無い事は確かです。
冒頭から生々しく痛々しい切腹シーンを延々と見せられた時には
もう帰ろうかと思いましたよ。痛すぎて。しまいに自分の腹まで痛くなってきましたもん。

その後も目をそむけたくなる様な映像がまあこれでもかこれでもかと・・・

じゃあもう見たくなかったんじゃん、と言われそうなんですけど・・・
確かに、アレが無かったら・・・観ないかな。

アレとは何か・・・そう、
最凶の悪役稲垣吾郎(注・スマップの←当たり前)!!

しかもこの作品で
稲垣さん、助演男優賞取ってます。
日刊スポーツ映画大賞
毎日映画コンクール

ふたつも!(驚)

もうね、彼だけでも見ておくべきだと思う。
そのくらい奇跡的な仕上がりになってるんですよ!
ワタシがスマップ好きだからじゃないですよ?
そりゃ確かに、ワタシはスマップ大好きだし、
しかも吾郎担(担はいいから。笑)ですけどね、
見に行くきっかけだって「吾郎ちゃんが出てるんだから~」でしたけどね、
しかも正直なこと言うと「でもちょっと不安なんだけどさ、テヘッ」
とかファンにあるまじき姿勢だったりしたんですけどね。

たぶん、世間の下馬評だってそんな感じだったと思うの。吾郎ちゃんファンは、彼が実はとてもいい芝居をができる人だと、
舞台などを見て知っているわけですけど
「スマップの吾郎ちゃん」しか知らない人たちには、そんな印象ないと思うんです。ざんねんですが。
アイドルですから・・・。アイドルに演技なんかできるか的なね、そういう偏見みたいなのも付いて回るだろうし。

かくいう私でさえ「吾郎ちゃん、残念な殿さまになってたらどうしよう・・・叩かれたらショックだなぁ」などとヒドイ心配の仕方を(笑)余計なお世話だっつの。
そんな感じだったと思いますよ。実際。
スマップに好意的な人は「心配」してただろうし
スマップに悪意のある人は「叩きまくってやる」と、手ぐすね引いてた感じでしょう。

ところが
吾郎ちゃんはその良くも悪くもな予想を見事に裏切ったんです!
稲垣吾郎、凄いです。
・・・観たら解ります!(説明しないで放り出したな。笑)
だまされたと思って観ておくべきです!
今見ておかないと、きっと後悔します。
もしかしたら、あの「羊たちの沈黙」で、全世界が「アンソニー・ホプキンス」に驚愕した、あのぐらいの衝撃かもしれません
(スマップの吾郎ちゃんが、と考えるとそのくらいの衝撃はあると思う。笑)
本当に驚くと思います。
ビックリすると思います。稲垣吾郎に。
近代映画稀に見る悪役ぶりです。あれがスマップでしょうか?国民的アイドルの。
単なる世間知らずのバカ殿の御乱心みたいな?、と思ったら大間違いでね、
狂ってるんだけど、ある意味賢いんですね。
「戦の無い世に武士という存在」と「無条件の忠義」の持つ矛盾を突きつけてくる存在なんですよ。
きちんと考えておくべきだった所を、見ようとしないままに放置し続けて、
その結果溜まりに溜まった胎毒を一身に集めて生まれたような存在です。
・・・とか言ってるけど
そんなご託とかどうでもいいんですよ。とにかく凄いから。見たら「ああそういうことか!」って解ります(笑)

「暴君」と解説されていますが、そんな簡単なくくりではないと思いますね。
毒を持つ…ハブ?タランチュラ?ツキヨタケ?(何ソレ)・・・そんなもんじゃない、
エボラ出血熱なみのヤバさだと思います。
何としても排除しなければならない絶対的に危険な存在です。
一瞬でも観客にこの殿さまを「そんな目の敵にしなくたって・・・」と思わせたら、この映画は パー です。そういう立ち位置です。
そこが締らなければ、13人の刺客側をどれだけ名優でそろえたってただのクソ映画になってしまいます。
基本的には単純なストーリーなので・・・
ああこういう展開なワケね、基本的に時代劇ってこうよね、みたいな。
そんな、ありがちな話になるかならないかの境界線上にある存在が、稲垣吾郎の役なんです。
・・・怖いでしょ?(笑)そ、そんな大事な役を・・・(((゜д゜;))) ですよ。

しかし吾郎ちゃんはわれわれの想像の遥か上をいっちゃってくれたんです。見たら解ります(笑)

だれが彼にあんな役ができると想像できたでしょうか。ファンでさえ思いもよらなかったんじゃないかな。
ずっとず――ーっと昔、「踊る大捜査線SP」で、吾郎ちゃんは悪役をやった事があるんですが、
思い出してみればその時の吾郎ちゃんも確かに悪役がドハマりしてたんですよね。
悪役の素質(?)があったのに、その後誰もその素質を使わなかったんですね。。。勿体ない話です。
そこは、アイドルだからだったのかもしれないですね。イメージが、という。
吾郎ちゃんもすっかりいい歳になって(笑)、ようやく「アイドルとしての固定イメージ」を捨てることを赦されたのかも・・・。
それにしたって・・・
派手に脱皮しすぎです!(笑)
まじで、
スマップなんかに・・・と思ってる人は、ぜひ見たほうがいいです(いやもう上映終わってるけど)


それと・・・、何と言ってももしかしてこの人ってホントに殿なんじゃないか?と思わせる気品が!
殿なんですよ・・・。王子様と言ってもいいかもしれない。
殺す佇まいさえノーブルなんですよ・・・
幼い子供を矢で射抜くシーンがあるのですが
その時の、弓を引き絞る立ち姿の高貴さに クラっ ときます(笑)…あ、ここはファンだからかなぁ?









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